都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「藤芳あい - flower under flower」 ラディウム
ラディウム-レントゲンヴェルケ(中央区日本橋馬喰町2-5-17)
「藤芳あい - flower under flower」
7/4-26
「Swimming Pool」からまた一歩進化しました。「水」の次のモチーフを「植物の根」に定め、関連する樹脂のオブジェ、またはペインティングなどを展示しています。藤芳あいの個展です。
2フロア化した展示スペースがまた巧みに利用されていました。1階、入口ドアを開けてすぐ目に飛び込んで来るのは、Swimming Pool同様、樹脂による植物の根のオブジェです。ちょうど天井の部分より、まるでタコの足のようにだらんとぶら下がっていました。また半透明の素材感を生かし、光を吸収、もしくは反射させ、あたかもシャンデリアのような朱色の輝きを放っています。これはきらびやかです。
上へあがってみましょう。2階には、水と根のイメージが交錯するペインティングが紹介されています。中でも「flower pot」が秀逸です。ソーダ水を思わせる水中に根を浸したようなそのモチーフは、この時期にぴったりな清涼感が感じられます。また画廊HPによれば、根は「通常は見る事が出来ない」とありますが、別にそれは常に土の中に埋まっているだけのものではありません。ヒヤシンスの根を連想すればぴったり当てはまります。かの根のオブジェのぶら下がる天井は、ひょっとすると水面だったのかもしれません。
今月26日まで開催されています。
「藤芳あい - flower under flower」
7/4-26
「Swimming Pool」からまた一歩進化しました。「水」の次のモチーフを「植物の根」に定め、関連する樹脂のオブジェ、またはペインティングなどを展示しています。藤芳あいの個展です。
2フロア化した展示スペースがまた巧みに利用されていました。1階、入口ドアを開けてすぐ目に飛び込んで来るのは、Swimming Pool同様、樹脂による植物の根のオブジェです。ちょうど天井の部分より、まるでタコの足のようにだらんとぶら下がっていました。また半透明の素材感を生かし、光を吸収、もしくは反射させ、あたかもシャンデリアのような朱色の輝きを放っています。これはきらびやかです。
上へあがってみましょう。2階には、水と根のイメージが交錯するペインティングが紹介されています。中でも「flower pot」が秀逸です。ソーダ水を思わせる水中に根を浸したようなそのモチーフは、この時期にぴったりな清涼感が感じられます。また画廊HPによれば、根は「通常は見る事が出来ない」とありますが、別にそれは常に土の中に埋まっているだけのものではありません。ヒヤシンスの根を連想すればぴったり当てはまります。かの根のオブジェのぶら下がる天井は、ひょっとすると水面だったのかもしれません。
今月26日まで開催されています。
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