都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
根津美術館と山種美術館を結ぶ「青山美術館通り」が開通!
日本・東洋の古美術品で定評のある根津美術館と、近代日本画では国内随一コレクションを誇る山種美術館。
前者は港区南青山、後者は渋谷区広尾、また最寄り駅もそれぞれ表参道駅と恵比寿駅と、一見かなり離れているように思えますが、実は両美術館の距離は約1キロ程度に過ぎません。
これまでは両美術館をともにスムーズ結ぶ道路がなかっただけに、あまり「ハシゴ」することはなかったかもしれませんが、この3月、六本木通りと骨董通りを結ぶ道路、通称「青山美術館通り」が開通し、道一本で行き来することが可能になりました。
「補助第5号線(南青山地区)交通開放!」(東京都) 案内図(PDF)
正式名称は都道補助第5号線です。詳細は都の上記リンク先報道資料にも出ていますが、こういうのは実際に行くのが一番。ということで先日私も根津→山種と歩いてみることにしました。
起点は根津美術館、おおよそ表参道駅から骨董通りを歩いて約5分ほど。現在はKORIN展の熱気も静まり、次回展の「中世人の花会と茶会」展(6/2~7/16)の準備のため、休館中です。
進むは美術館を正面に向いた右手側、ちょうど上の写真の方角です。ここで時計をセットして、並木道の整備された歩道をのんびり歩きます。
そういえば岡本太郎記念館もこの近くにありました。
さて2~3分ほど歩くとはじめの大きな交差点が見えてきます。今まではここで行き止まり。つまりこの先の直進方向が、今回新たに開通した部分というわけなのです。
開通箇所は約150メートル、一段と広い歩道が緩やかな左カーブを描いています。
すると約1~2分で開通部分の終点、上に首都高3号線が走る六本木通りとの交差点、「南青山7丁目」に到達しました。
この交差点、今歩いて来た左側の歩道には歩行者用の信号がありません。と言うわけで一度右側に渡り、さらに向きを変えて前方の歩道を渡る必要があります。
そしてさらに真っすぐです。ここからはアップダウンがありますが、ひたすら山種を目指して前へ前へと進みます。
一つ目の交差点、「東4丁目」が見えてきました。
山種美術館は向かって道路の左手にあるので、早めに反対側に渡っておきましょう。
その後も道なりに進んでさらに真っすぐ、今度は若干の上り坂です。住所はいつの間に青山から広尾へと変わっていました。
広尾3丁目に到着。そうです、こここそ渋谷駅から都バス(日赤医療センター前行)で山種へ向かう際の最寄バス停のある交差点です。と思ってバス停の方を見ると、ちょうどバスが信号待ちで停車中でした。
ここまで来ればもう山種も目と鼻の先。黄色で目立つ「山種美術館100メートル先」の看板も登場しました。
余談ですが前からこのお米屋さんがちょっと気になっていました。
それはともかくずんずん進みましょう。あと50メートルです。
無事に山種美術館に到着。根津美術館から私の足で約15分ほど、ただこうして写真を撮りながらの移動だったので、実際はもっと早く着くかもしれません。
ちなみにiPhoneのアプリで計測したところ、移動の際に消費したカロリーは80カロリーでした。超・お手軽なウォーキングです。
開催中の展覧会は「福田平八郎と日本画モダン」展。実はこの日プレス内覧に参加してきましたので、その様子も近日中にまとめたいと思います。(追記:下記リンク先にまとめました。)
「福田平八郎と日本画モダン」 山種美術館
ちなみに山種美術館から恵比寿駅へは緩やかな下り坂で約10分ほどです。根津美術館との「ハシゴ」を考えると、全体的になだらかな下りの多い「表参道→5分→根津美術館→15分弱→山種美術館→10分→恵比寿駅」というコースがベストかもしれません。
またこの「青山美術館通り」、根津美術館から乃木坂方向へも繋がっています。乃木坂といえばもちろん国立新美術館。実は以前、この通りを使って国立新美から根津美まで歩いたことがありましたが、こちらものんびり散歩がてらで約15分弱ほどでした。
さらに目を向ければ六本木、ミッドタウンのサントリー美術館、そして六本木ヒルズの森美術館も視野に入ります。
ということで、この「美術館通り」の全通で、「森美術館・サントリー美術館」(六本木)→3~5分→「国立新美術館」(乃木坂)→15分弱→「根津美術館」(青山・表参道)→15分弱→「山種美術館」(広尾・恵比寿)と結ばれたというわけでした。
さすがに全部「ハシゴ」するのは大変かもしれませんが、歩いて行けると分かれば組み合わせは自由。美術館巡りの選択肢がさらに拡大されたと言えそうです。是非お試し下さい。
前者は港区南青山、後者は渋谷区広尾、また最寄り駅もそれぞれ表参道駅と恵比寿駅と、一見かなり離れているように思えますが、実は両美術館の距離は約1キロ程度に過ぎません。
これまでは両美術館をともにスムーズ結ぶ道路がなかっただけに、あまり「ハシゴ」することはなかったかもしれませんが、この3月、六本木通りと骨董通りを結ぶ道路、通称「青山美術館通り」が開通し、道一本で行き来することが可能になりました。
「補助第5号線(南青山地区)交通開放!」(東京都) 案内図(PDF)
正式名称は都道補助第5号線です。詳細は都の上記リンク先報道資料にも出ていますが、こういうのは実際に行くのが一番。ということで先日私も根津→山種と歩いてみることにしました。
起点は根津美術館、おおよそ表参道駅から骨董通りを歩いて約5分ほど。現在はKORIN展の熱気も静まり、次回展の「中世人の花会と茶会」展(6/2~7/16)の準備のため、休館中です。
進むは美術館を正面に向いた右手側、ちょうど上の写真の方角です。ここで時計をセットして、並木道の整備された歩道をのんびり歩きます。
そういえば岡本太郎記念館もこの近くにありました。
さて2~3分ほど歩くとはじめの大きな交差点が見えてきます。今まではここで行き止まり。つまりこの先の直進方向が、今回新たに開通した部分というわけなのです。
開通箇所は約150メートル、一段と広い歩道が緩やかな左カーブを描いています。
すると約1~2分で開通部分の終点、上に首都高3号線が走る六本木通りとの交差点、「南青山7丁目」に到達しました。
この交差点、今歩いて来た左側の歩道には歩行者用の信号がありません。と言うわけで一度右側に渡り、さらに向きを変えて前方の歩道を渡る必要があります。
そしてさらに真っすぐです。ここからはアップダウンがありますが、ひたすら山種を目指して前へ前へと進みます。
一つ目の交差点、「東4丁目」が見えてきました。
山種美術館は向かって道路の左手にあるので、早めに反対側に渡っておきましょう。
その後も道なりに進んでさらに真っすぐ、今度は若干の上り坂です。住所はいつの間に青山から広尾へと変わっていました。
広尾3丁目に到着。そうです、こここそ渋谷駅から都バス(日赤医療センター前行)で山種へ向かう際の最寄バス停のある交差点です。と思ってバス停の方を見ると、ちょうどバスが信号待ちで停車中でした。
ここまで来ればもう山種も目と鼻の先。黄色で目立つ「山種美術館100メートル先」の看板も登場しました。
余談ですが前からこのお米屋さんがちょっと気になっていました。
それはともかくずんずん進みましょう。あと50メートルです。
無事に山種美術館に到着。根津美術館から私の足で約15分ほど、ただこうして写真を撮りながらの移動だったので、実際はもっと早く着くかもしれません。
ちなみにiPhoneのアプリで計測したところ、移動の際に消費したカロリーは80カロリーでした。超・お手軽なウォーキングです。
開催中の展覧会は「福田平八郎と日本画モダン」展。実はこの日プレス内覧に参加してきましたので、その様子も近日中にまとめたいと思います。(追記:下記リンク先にまとめました。)
「福田平八郎と日本画モダン」 山種美術館
ちなみに山種美術館から恵比寿駅へは緩やかな下り坂で約10分ほどです。根津美術館との「ハシゴ」を考えると、全体的になだらかな下りの多い「表参道→5分→根津美術館→15分弱→山種美術館→10分→恵比寿駅」というコースがベストかもしれません。
またこの「青山美術館通り」、根津美術館から乃木坂方向へも繋がっています。乃木坂といえばもちろん国立新美術館。実は以前、この通りを使って国立新美から根津美まで歩いたことがありましたが、こちらものんびり散歩がてらで約15分弱ほどでした。
さらに目を向ければ六本木、ミッドタウンのサントリー美術館、そして六本木ヒルズの森美術館も視野に入ります。
ということで、この「美術館通り」の全通で、「森美術館・サントリー美術館」(六本木)→3~5分→「国立新美術館」(乃木坂)→15分弱→「根津美術館」(青山・表参道)→15分弱→「山種美術館」(広尾・恵比寿)と結ばれたというわけでした。
「美術館通り」各美術館の展示開催情報
国立新美術館
「セザンヌ パリとプロヴァンス」(~6/11) *拙ブログでの感想
「大エルミタージュ美術館展」(~7/16) *拙ブログでの感想
根津美術館
「コレクション展 中世人の花会と茶会」(6/2~7/16)
山種美術館
「特別展 生誕120年 福田平八郎と日本画モダン」(~7/22)
国立新美術館
「セザンヌ パリとプロヴァンス」(~6/11) *拙ブログでの感想
「大エルミタージュ美術館展」(~7/16) *拙ブログでの感想
根津美術館
「コレクション展 中世人の花会と茶会」(6/2~7/16)
山種美術館
「特別展 生誕120年 福田平八郎と日本画モダン」(~7/22)
さすがに全部「ハシゴ」するのは大変かもしれませんが、歩いて行けると分かれば組み合わせは自由。美術館巡りの選択肢がさらに拡大されたと言えそうです。是非お試し下さい。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 「呼吸する環... | 「福田平八郎... » |
すると、泉屋博古や大倉集古へも恵比寿駅から歩いて行かれるということですよね。
余談ながら大震災の時、僕は恵比寿駅にいて、渋谷までみなとぞろぞろ歩きました。
山種美術館のツィッターやFacebook、館長さんがやっておられるんですよね。
歩いていけるんですね!
知らなければ別々に日に予定を組むところでした。
情報ありがとうございます。
福田平八郎のアップ、楽しみにしています。
こんばんは。
>新しく道が開通したなんて全然知りません
実は私も昨年度末に開通していたとは知らず、
ついこの前に初めて歩いた次第です。
ですがびっくりするほど近く…。
これはと思い、ブログでも紹介することにしました。
>山種美術館のツィッターやFacebook、館長さん
良いですよね!
@ベルマーチさん
こんばんは。
>根津&山種、いく予定です。歩いていけるんですね!
ゆっくり歩いても15分ほどです!
同じ最寄が恵比寿駅とはいえ、山種→写美よりは絶対に近いと思います!
こらからはハシゴしたいです。