Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

杜撰(ずさん)・・・

2008-10-24 01:01:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今月初め、東京都内の救急指定病院が夜間、脳内出血の合併症に陥った妊娠中の女性を診療拒否した事が一因でこの方が落命された事をきっかけに、産科・婦人科の医療危機が再び注目されています。
以前より指摘されていた医師不足、特に夜間の当直態勢のそれに加え、亡くなられた方のかかりつけ医と救急病院との病状を巡る連携に問題があった模様。こうした問題は過日大阪府下でも生じており、医療危機が最早地方だけの問題ではない事を我々に告げていると強く思います。
こう申したくはないが、医療行政をも含めた一つの「杜撰(ずさん)」の形が露呈しているのではと思いますね。

さて当地の近場にも形こそ違え「杜撰」が露見しています。
来春に開港する予定だった、富士山静岡空港が滑走路の安全上の問題で、どうも遅れそうな気配です。
原因は滑走路周辺の飛行予定コース内に安全基準を上回る高さの樹木が存在し、放置しては国の空港施設完成検査をクリアできない為だとか。
報道によりますと、静岡県は問題の樹木が生長前の低い時に計画を策定しており、樹木が延びて高さが空路を支障する事を想定していなかったとか。その為に樹木の立つ土地の地権者より土地を取得する意思もなかったとか・・・。

一体これは、どう言う事ですか?小学生でもすぐ分る、後あと樹木が生長して高さを増す事を理解していなかったとは!

空港と言う大公共施設を建設する以上、国の許可基準を満たす事はもとより、将来空港の安全にとって不利益となるであろう事共を事前に予測してあらゆる安全策を講じる事は、地域住民の貴重な血税を投じて計画を執行する行政当局の当然の義務のはず。
それができなかったと言う事はそうした行政のプロとして失格であり、何よりも地域住民、そして我々国民の信頼を裏切る重過失行為でありましょう。

静岡県は当面、滑走路の運用を当初予定の2500mより短縮して運用する事で開港に漕ぎ着けたい意向の様ですが、その為には滑走路初め空港施設の仕様を変更する作業が必要で、その為に何億円と言う追加投資を強いられる見込みの由。全く杜撰な計画と揶揄されても仕方がないと強く思います。
そうでなくても旅客・貨物需要の見通しが適切でない事が指摘される富士山静岡空港。今のままでは喜劇グループ、スリムクラブの決め台詞「大丈夫か?フランチェン!」をそのまま静岡県に投げつけざるを得ない所ですが・・・。*(飛行機)*

コメント
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