鏡板にはどうして松が描かれているのか? 2012-07-01 07:49:01 | 能はこうなの、と明生風に能の紹介 能舞台の後ろにある板を「鏡板」といい、松の絵が描かれている。 どうしてあのような松になるのだろうか? この松は舞台正面先にあると想像される「影向(ようごう)の松」が舞台側に写ったものとされている。影向とは神仏が姿を現すことで、影向の松は神仏が現れるときの依代(よりしろ)となるものだ。 奈良の春日若宮神社のお祭りの初日、田楽や猿楽などの芸能者が鳥居の傍らにある一本の松の前で芸を披露したが、その . . . 本文を読む