質問1
あなたの身近な産科・産院について入院予約がとれない、
産院を探せない、産院閉鎖の予定、人手やベット数が足りない・・・
など、現状をお書きください。
ある解答
北海道の一つの支庁から産婦人科勤務医がいなくなります。
現在、私一人しかいませんが、派遣元から病院長へ9月一杯で
派遣を打ち切ると通告がありました。
近隣の病院までは、救急車で3~4時間かかる地域です。
分娩は、あらかじめ10ヶ月になったら分娩施設の周辺に滞在すればいいの
ですが(大変ですが)、子宮外妊娠破裂を起こすと、今後、この地域では
確実に死にます。
外科医でも手術は可能でしょうが、子宮外妊娠破裂を診断できる医師は
現在は産婦人科医師以外にいないでしょう。
診断できなければ、手術はできません。自宅で早剥を起こすと、胎児は
死亡するか重度障害児になります。母体は、死ぬか、助かったとしても、
子宮が残っていることは少ないでしょう。
このような事態になります。広大な地域に少数の人が住む地域では集約化
しようがありません。
仮に、私が派遣元をやめ、現在の病院に残ったとしても、派遣元
からの応援なく365日、24時間拘束ではやっていけません。
必要なのは、個人の頑張りではなく、永続して産婦人科医師を
確保するシステムなのです。【北海道郡部/産婦人科一人医長】
(引用終了)
「どの支庁」かは記述してないが、
よねには、何箇所かこころあたりがあった。
宗谷支庁、日高支庁、檜山支庁、根室支庁のいずれか。
そして・・・・
【産婦人科】
平成18年9月から産婦人科の外来診療は、毎週火曜日と木曜日の週2日、
釧路赤十字病院産婦人科の派遣医師による診療となり、他の曜日は
産婦人科医師が不在となります。
このため、市立根室病院では、分娩や産婦人科の入院診療ができなく
なります。
産婦人科受診の皆様へ 2006.8.28
患者様から問合せの多い項目についてまとめましたので参考にして下さい。
Q陣痛や出血等が起きた時はどうしたらいいでしょうか?
A出産予定病院へ連絡をして、指示を受けて下さい。
(事前に出産予定病院の電話番号等、連絡方法を確認しておいて下さい。)
直接、市立根室病院へ来ても産婦人科医師がいないため対応できません。
Q陣痛が起こったら救急車を呼んでいいでしょうか?
A出産は病気ではありませんので、基本的には救急車を要請出来ません。
さらに・・・
【内科・消化器科】
消化器科外来は、現在、週1回、木曜日あるいは金曜日に診療を行っておりますが、都合により、当分の間休診となります。
*よね註)夜中に胃潰瘍で出血したら、胃全摘か、助からない。
まだ、話は続く・・・・
市立根室病院 内科医不在の恐れ 4月から 旭医大が引き揚げ
北海道新聞 平成19年1月31日 (記事はリンク切れ)
【根室】市立根室病院(羽根田俊院長、百九十九床)で内科に常勤する
四人の医師が四月から不在となる恐れがあることが三十日、分かった。
旭川医大が内科への派遣を三月末で打ち切るなどするためで、
市は道などに新たな医師派遣を要請している。内科医を確保できなければ、
年間延べ五万人を超える外来患者や入院患者の多くは百二十キロ離れた
釧路市などでの受診や入院を余儀なくされるほか、救急患者にも影響が出る。
市立病院は内科、外科、小児科など十七診療科がある総合病院で、
道の地域センター病院に指定されている。常勤医師は現在十一人。
内科の医師四人のうち三人を派遣している旭医大は、新人医師に二年間の研修を義務付ける臨床研修制度の影響で同大学自体の医師不足が深刻化
したため、四月からは派遣できなくなったと市に通知。もう一人の医師も
退職する意向だ。
*要約:「内科医がいなくなる」
棟木がたわんでも、誰も手が出せない。
よねにもどうしようもない。嗚呼・・・・・。
北海道の一つの支庁から産婦人科勤務医がいなくなります。
現在、私一人しかいませんが、派遣元から病院長へ9月一杯で
派遣を打ち切ると通告がありました。
近隣の病院までは、救急車で3~4時間かかる地域です。
分娩は、あらかじめ10ヶ月になったら分娩施設の周辺に滞在すればいいの
ですが(大変ですが)、子宮外妊娠破裂を起こすと、今後、この地域では
確実に死にます。
外科医でも手術は可能でしょうが、子宮外妊娠破裂を診断できる医師は
現在は産婦人科医師以外にいないでしょう。
診断できなければ、手術はできません。自宅で早剥を起こすと、胎児は
死亡するか重度障害児になります。母体は、死ぬか、助かったとしても、
子宮が残っていることは少ないでしょう。
このような事態になります。広大な地域に少数の人が住む地域では集約化
しようがありません。
仮に、私が派遣元をやめ、現在の病院に残ったとしても、派遣元
からの応援なく365日、24時間拘束ではやっていけません。
必要なのは、個人の頑張りではなく、永続して産婦人科医師を
確保するシステムなのです。【北海道郡部/産婦人科一人医長】
(引用終了)
「どの支庁」かは記述してないが、
よねには、何箇所かこころあたりがあった。
宗谷支庁、日高支庁、檜山支庁、根室支庁のいずれか。
そして・・・・
【産婦人科】
平成18年9月から産婦人科の外来診療は、毎週火曜日と木曜日の週2日、
釧路赤十字病院産婦人科の派遣医師による診療となり、他の曜日は
産婦人科医師が不在となります。
このため、市立根室病院では、分娩や産婦人科の入院診療ができなく
なります。
産婦人科受診の皆様へ 2006.8.28
患者様から問合せの多い項目についてまとめましたので参考にして下さい。
Q陣痛や出血等が起きた時はどうしたらいいでしょうか?
A出産予定病院へ連絡をして、指示を受けて下さい。
(事前に出産予定病院の電話番号等、連絡方法を確認しておいて下さい。)
直接、市立根室病院へ来ても産婦人科医師がいないため対応できません。
Q陣痛が起こったら救急車を呼んでいいでしょうか?
A出産は病気ではありませんので、基本的には救急車を要請出来ません。
さらに・・・
【内科・消化器科】
消化器科外来は、現在、週1回、木曜日あるいは金曜日に診療を行っておりますが、都合により、当分の間休診となります。
*よね註)夜中に胃潰瘍で出血したら、胃全摘か、助からない。
まだ、話は続く・・・・
市立根室病院 内科医不在の恐れ 4月から 旭医大が引き揚げ
北海道新聞 平成19年1月31日 (記事はリンク切れ)
【根室】市立根室病院(羽根田俊院長、百九十九床)で内科に常勤する
四人の医師が四月から不在となる恐れがあることが三十日、分かった。
旭川医大が内科への派遣を三月末で打ち切るなどするためで、
市は道などに新たな医師派遣を要請している。内科医を確保できなければ、
年間延べ五万人を超える外来患者や入院患者の多くは百二十キロ離れた
釧路市などでの受診や入院を余儀なくされるほか、救急患者にも影響が出る。
市立病院は内科、外科、小児科など十七診療科がある総合病院で、
道の地域センター病院に指定されている。常勤医師は現在十一人。
内科の医師四人のうち三人を派遣している旭医大は、新人医師に二年間の研修を義務付ける臨床研修制度の影響で同大学自体の医師不足が深刻化
したため、四月からは派遣できなくなったと市に通知。もう一人の医師も
退職する意向だ。
*要約:「内科医がいなくなる」
棟木がたわんでも、誰も手が出せない。
よねにもどうしようもない。嗚呼・・・・・。
本土でも、地方では似た状況のところもあります。(距離は短いですが)
一刻も早い国の対応を望みます。>研修制度廃止も視野に入れた
釧路赤十字病院への集約化がはじまりました。
小松先生の「医療崩壊」によると、
これは「終わりの始まり」であると述べてました。
私は「ねこまんま」で楽観論を言ってましたが、
他地方の動きからみて、小松先生の方が正しい。
釧路赤十字病院の崩壊が「終わりの終わり」です。
国の姿勢は「北海道と根室市と医大の問題」です。
まさか、ここまで「医療崩壊」が早いとは。