「ブタペスト覚書」というものがある。ウクライナの核兵器放棄による安全保証を米、英、露により署名された。1994年のことらしい。
ウクライナが核保有国とはしらなかったが、ソ連時代の置き土産とか。この話は先日のテレビで知った。
それでで、ウクライナは核保有を放棄した。今でも親ソのベラルーシは保有しているそうだ。
ところが、ロシアはクリミヤ半島の収奪に続き、今年も軍事侵攻してきている。覚書を反故にされ米英は面目丸つぶれではないか。
先のテレビで、当時の米国国務長官が語っていることには、覚書ではGuarantee(保障)をしていない。Assurance(保証)しただけと。日本語でいえば保障も保証も同音でややこしい。前者は守ることだが、後者は請け合うことに過ぎない。
つまり、ロシアに反故にされても、軍事介入して防衛する義務はないのだ。
そうそう、ウクライナが核を放棄しなければ、ロシアの侵攻はなかったかもしれないという話題は耳にしていた。
その点について先のテレビでは、プーチンのことだから侵攻を躊躇しなかっただろうという見解が圧倒的であった。
ただ、ウクライナとしては核を放棄して丸損したというわけではないようだ。核を持たないから、世銀や欧州国の銀行からスムーズに融資を受けることができていたそうだ。
以上、テレビを見落とした人に受け売りです。記憶違いがあるかもしれないけれど。