本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

日本の農業

2022-06-08 08:27:46 | Weblog
 灌漑用水の水門が開き、田んぼに水が供給し始めた。いや、とっくに水田になり田植えずみもある。一方、放棄地か休耕地か知らないが、動きのない田面もある。
 
 農家は最盛期から4割も減少しているという。当然農地は放置されたままか住宅地に転用されているかになるだろう。

 日本は食料輸入大国だが、さらに国内農業は衰退の一途になっていると危惧していたが、農業専門家の報告によると、農産物の問題は生産性で、1960年の農業従事者1200万人の生産量が4700万トンだったが、2015年の従事者170万人に過ぎない(7分の1に減少)のに生産量が5300万トンとあった。実に生産性は8倍も高いという。農家の稼ぎは飛躍的に向上しているのだ。あまり心配しなさんなということらしい。
 
 興味ある指摘があった。農業人口が4割も減っているのに農水省の職員の数はいささかも減っていない。横ばいで推移しているそうだ。
 対象農家が減っているのだから、農業行政の仕事量も逓減するだろう。それなのに職員の数は減っていない。それがおかしいという指摘だ。なにやら意図的に農業危機を煽って、だから職員はキープするということか。

 もっとも、官公庁の課長は仕事を作り、人を増やすのが手腕といわれている。まして、人を減らすようでは出世からはずされるだろう。