ロシアのウクライナ侵攻は凄まじい。テレビ画像を見ると、滅多やたらに撃ちまくった砲撃で建物は破壊され、ローラー的に焦土化する意図を感じる。
プーチンはウクライナを「家族の一員」と呼んでいたそうだ。それが西側になびこうとするので可愛さから憎さ百倍に換わったか。
ソビエト連邦が崩壊したが、不正な投票が横行する擬似的民主化にすぎない。
だが、識者によるとアメリカはこれで良しとしたという。
要するにアメリカは敵がほしかったそうだ。なるほど、軍事予算の増額も軍事産業の抱きこみも若者による徴兵も、敵がいなければ名分が立たない。
それで当面の仮想敵国はロシアだったが、それが中国の台頭でロシアは目こぼしになった。
他方、ヨーロッパは安穏としていたようだ。ベルリンの壁は壊れ、東欧諸国はこぞって親ロシアから転換したのだからタガが緩むわけだ。
それで、クリミア半島占拠もロシアの裏庭争い程度の認識だったらしい。だからプーチンにはウクライナ併合は好機だったと仕掛けたのだろう。
日本は三方(中国、北朝鮮、ロシア)から照準を合わせられている。ゆめゆめ油断してはならないということだ。