新書版

　今年は新書版に凝った。小説やエッセイ以外の新書ジャンルともいうべき分野のものを意識的に読んだ。いくつかそれらのタイトルを挙げよう。
　
　「外国人が見た日本」、「日本の同時代小説」、「土　地球最後のナゾ」、「炭水化物が人類を滅ぼす」、「長大橋の科学」、「死刑執行人サンソン」、「ある明治人の記録」、「世界は邪悪に満ちている　だが日本は…」

　以上はほんの一部だ。新刊以外はBOOKOFFで買った。また、友人や後輩の著書もある。
　とにかく明日からも、というか来年もまぜこぜの書物を紐とくつもりでいる。

とんこつラーメン

　うろ覚えだが、ラーメンのおいしい秘訣は「鶏ガラ、豚骨ガラ、人柄」とか。
　大昔の若い頃、博多に出張した時、とんこつラーメンを注文して持て余した。臭いといい味といいこのラーメン、私には受けつけなかった。
　
　年齢にトウが経ってから、とんこつラーメン発祥地の九州に転居したわけだが一度も口にしていない。最初の衝撃でトラウマになったか。もともと、私は正調醤油ラーメン派なのだ。
　
　昨日の新聞にイスラエルのテルアビブでとんこつラーメンの店が繁盛しているとある。なんでも、店主が新宿で食べて文字通り味をしめたらしい。
　ハラール制のあるイスラム教と同様に、ユダヤ教の戒律でも豚肉を「不浄のもの」として食べることを禁止しているそうだ。ただ、豚の食材に柔軟に対応する人々もいるようだ。

　テルアビブに行ってとんこつラーメンを勧められて断れば、ユダヤ教はともかくイスラム教信者か疑われるかな。

訪日韓国人

　博多に行ったことの続きになる。
　目立つのは韓国人観光客である。面貌から一見で分かる。面貌はわからなくても、この時期サングラスをかけている若い女性は間違いなく韓国人だ。
　
　天神辺りをうろついていたが、ソウルに行って明洞をうろつくのと大して変わりはないではないか。いや、お国と大違いの日本のきれいな街、深い人情に魅了されたか。
　韓国人は反日で騒ぐが、憧れの日本という「憧日」もあるのではないか。

　昨2017年の訪日韓国人は7,140,200 人だったとある。例年より地震などの災害で減少したらしいが、それにしても多い。
　なかには金塊を隠し持った者や対馬で仏像をかっぱらう者などよからぬ目的で来日した者もいるが、こいつらも統計に参入されているでしょうね。

博多で買い物

　昨日、2か月ぶりに博多に行った。福岡(市)というより博多と言うほうが馴染む。
　そもそも博多どんたくや博多祇園山笠といった大きな祭りがあるではないか。博多市に改変してはどうかと思う。

　博多行きは正月用の買い物のためで、私は運転手にすぎない。かみさんは岩田屋、三越、大丸と回るが、その間、私は紀伊国屋と喫茶店のハシゴで時間をつぶす。
　地方の小都市のしかも周辺部という過疎地にいるので、デパートや地下繁華街に行くと人酔いする。それで喫茶店で本を読んでいる。殊に「歩きスマフォ」の多さにむかつくことも避けられる。
　
　唯一、私にとって大都市でなければできないことは、都市銀行(今はメガバンクというか)の通帳記帳である。地方小都市には地方銀行かゆうちょ銀行しかない。これらのATMでは通帳の記帳ができないのだ。提携銀行としてカネの引き出しはできるが消費税を盗られる。
　都市銀行口座は東京在住につくったもので、今さら地銀に口座開設する気にならない。大して収支の頻度も少ないし。

　寒波来襲の歳末になるようだ。

竹島のこと２

前日の日記を再掲する。
　「石州の澳(おき)ニ、竹島トイエル地アリ。朝鮮ニ近シ。其地ニ刀剣類ヲ持行、韓人ト八幡ス事覚、家老二名切腹。公儀ノ吟味甚厳ナリ。切腹ニテハ不済、必削地ナルベシト申事ナリ」
　
　ここにある「竹島」は江戸時代に呼んでいた呼称という。現在の「鬱陵島」(韓国語のウルルン島)のことだ。今の竹島は、その当時「松島」と呼んでいた。
　
　「其地ニ刀剣類ヲ持行、韓人ト八幡ス」の「八幡」は「ばはん」と読み、国禁を犯して海外との密貿易のこと。つまり、刀剣類を交易品として韓国人と密貿易をしていたのだ。

　「家老二名切腹」以下は、二人の家老が切腹し、藩は削られて添封となったいきさつである。
　以上は島根県の竹島担当セクションからEメールで知った。

この史料がなぜ重要かと言えば、公儀は韓国領土の鬱陵島への渡海はご法度としていたが、竹島は日本領土だから別段渡海を禁止されていないという裏付けになっている。
たまたま見つけた史料だが、これ以外に竹島が我が領土である事実については外務省のHPには詳しい説明がある。