本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

主人なき犬の世話

2022-02-28 09:07:03 | Weblog
 飼い犬マルが彼岸に行って4か月半になる。
 今も1人ながら散歩をしていて、途中の道すがらの家々のワン公におやつをやっている。

 散歩コースによって週に出会うのは1回か2回程度だが、今ではすっかり気に入られ猛烈に尻尾を振っておやつを待ち構えている。
 
 こんな折、地域に住む方が亡くなって、飼主のいないリトリーバーが残された。十数キロ離れた場所に住む娘さんが時折戻ってエサの世話をするそうだが、それがつらいらしい。
 
 貰い手はいないかという話が来て、かみさんと犬を見に行った。歩いて15分ほどの場所の地続きだが母屋から離れている小屋にいた。大型の黒いレトリーバーはおとなしいオスである。

 その時点で、我が家で飼ってもよいと思ったが、犬の齢が14歳になると知った。さすがに犬好きのかみさんも二の足を踏んだ。なにしろ癌の手術などマルの病院通いで数十万円もかかり、荼毘にも費用がかかった。7歳や8歳ほどの歳なら飼う気にもなるが、高齢だから飼ってすぐに病院通いではたまらない。

 そこで、家では飼えないが、散歩やエサをやるなどの世話をすることにした。電話にでた娘さんは願ってもないことと喜んだ。

エルミタージュ美術館

2022-02-27 08:50:16 | Weblog
 今日27日の読売新聞日曜版に「犬追物」という綴織壁掛の記事があった。明治天皇から来日のニコライ皇太子に送ったものとある。今、エルミタージュ美術館が所蔵しているとか。

 サンクトペテルブルクに行ったのは20年も前である。
 その際、エルミタージュ美術館を観覧した。さすが世界三大美術館のひとつだけに絢爛豪華な造りや展示品に眼を奪われた。なかにはドイツ占領時にナチがユダヤ人から奪取した絵画をごっそり持ち帰ったものもあるらしい。
 
 ロシアは奪い取るともう返さないのですね。北方四島もそうだし、リトアニアの国土の突端のロシアの飛び地(カリーニングラード)もそうだ。

 話を戻すと、館内に美術品写真集を抱えた中年男(美術館の者ではあるまい)が何人もいた。10ドルで買えとしつこい。館内で歩き回って売るような美術館はまずないだろう。

 おそらく、ロシアマフィアのような組織が、美術館の黙認のうえで取り仕切っているのではないか。売り上げの米ドルは、ルーブルと交換して美術館にわたることが条件と思う。なんたって米ドルがほしいだろうから。
 
 ちなみに、写真集はなかなかよかった。至宝の美術品だから当たり前だけど。

井戸水

2022-02-26 08:41:24 | Weblog
 この地域全般の生活用水は井戸水である。何世帯かの共同井戸もあれば、自宅敷地に専用の個人井戸がある。井戸掘り資金の有無によるのだろう。
 
 昔の家(私の生家もそうだ。)では、台所の流し台の脇に井戸水汲み上げポンプがあった。水が上がってこないときは誘い水を入れてポンプの柄をギコギコ上下させたものだ。

 また、ポンプの口には布袋をかぶせていた。吸い上げられた水に細かい砂や土が含むこともあろう。それを塞ぐためだ。袋の底は赤く変色していた。多分、鉄パイプの赤さびかもしれない。
 
 今は電気の力でキッチンに限らず洗面所や風呂やトイレに水道管がつながり、蛇口から勢いよく水がほとばしる。
 
 井戸水は保健所の水質検査で合格の御墨付きを得ている。地域では背後に山が連なり、そこからの伏流水が井戸水になるのだからほんとうにおいしい水である。カルキ臭いことはないし、浄水器の必要もない。
 
 井戸水は一定の水温を保持しているから冬は暖かく、夏は冷たく感じる。早い話、気温による体感のせいで井戸水の水温が変化するわけではなかろう。
 
 井戸水はまことによろしい。かといって水道水使用の都会ではままならないね。

プーチンの暴挙

2022-02-25 08:38:25 | Weblog
 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナに侵攻した(日本時間24日正午) 。血迷ったね。まさかワリエワ選手のドーピング問題の眼をそらすためではあるまい。

 ウクライナ東部の親ロシア派支配の2地域を勝手に独立国家として承認したときからそのつもりだったか。
 
 日本政府は制裁のひとつとしてこの2地域の関係者のビザ発給を停止するとか。素朴な疑問だが、この地域の新ロシア派の人々の国籍はどこにあるのだろうか。

 ロシア国籍なのか、あるいはウクライナ国と二重国籍なのか。ロシア人だがウクライナ国籍だけか。また、その地域の住民でウクライナ国籍のウクライナ人もいるだろう。

 これらの面々が関係者かどうかどうやって識別するのか。ウクライナ国籍ならすんなりビザ発給で入国させるか。これでは穴のある制裁になるな。
 
 国連はじめ各国は、その地域「ドネツク共和国」とか「ルガンスク共和国」とかと言うらしいが、承認するわけはない。いや、中国だけはわからない。早速、台湾に侵攻したりして。
 
 3月4日から開催するパラリンピックに、ロシアはどうするのだろう。中国だからいけシャアシャアと参加するのか。そうなれば西側諸国はすべてボイコットするべきだ。それでも参加する国はリトマス試験紙のように文字通り「赤」になる。
 
 もたもたしていると、ベルリンの壁もどきの防壁を建てられるぞ。

コロナ後の舵取り

2022-02-24 09:02:47 | Weblog
 GOTOトラベルやGOTOイートはどんな具合かな。
 観光庁の2019年の調査「旅行・観光消費動向調査」と「訪日外国人消費動向調査」よると、国内旅行22兆円、インバウンド観光4.7兆円、海外旅行1.2兆円の合計27.9兆円とあった。すごい旅行市場規模ですね。

 コロナ発生直前のこの規模がコロナ禍により大幅に減少していよう。HIS(子会社だったか)をはじめ大手旅行会社が補助金の不正受給に走るのもわからないではない。とはいえ補助金は税金だからよろしくない。
 
 ただ、メーカーと違って在庫品で食いつなぐことはできない。これでは人件費を賄えない。旅行会社の在庫は旅行パンフレットと旅のノウハウだけですものね。
 
 もっとも、旅行業界ばかりではない。どこもかしこも値上がりラッシュで生活防衛がたいへん。

 どうする今後の国の舵取り。やれ「文書通信交通滞在費」というお手盛りとか、やれカネをロンダリンクして地方議員に配るとか、政治家に都合の良い舵取りの気がするが。