「ガーシー氏、本会議で陳謝」する予定と報じている。「陳謝せよ」というのが懲罰のひとつのようで、それに応えることらしい。ごていねいに陳謝文まで用意されている。これが良識の府といわれる参議院の制度だからあきれる。
議員の歳費は月額130万円ほど。それに「調査研究広報滞在費」という手当もある。一度も登院せず税金の濡れ手に粟が、単にごめんなさいで一件落着。どうやら議員という職業は法的保護に包まれているようだ。
わたしゃ、彼は選挙民いや国民に対する背信いや詐欺行為であると思いますね。少なくとも歳費を直ちに停止するような法改正が必要ではないか(徴収ずみの税や社会保険は有効にする)。
警察官は同僚のカネを盗むと、その額が議員歳費のたった2%程度でも懲戒処分を受ける。結果退職することになる。なかには懲戒免職になる者もいる。
そりゃあ、警察官には殊に厳しいかもしれないが、議員はそれ以上に立法の立場にいるという責任があるではないか。
この両者の始末の仕方の落差はすごい。せめて陳謝後に議員辞職するならば落差は縮まるけれど。