本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

疲れ

2023-01-28 09:03:31 | Weblog
 ウクライナ疲れという言葉を目にする。心配疲れや支援疲れなどだろう。この言葉をもじると小生は「チューブ疲れ」の毎日である。
 
 既述の繰り返しだが、急性胆のう炎で入院し、胆のうにチューブが差し込まれ、今でも右の横腹からチューブの反対側の端(出口)が突き出ている。いっとき、そこから排出液(胆汁だろう)が出ていた。
 今は、排出液は出なくなったが、様子を見るためチューブを抜去していない。(実は一度抜去したが、排出液が体内に滞留して胆のうが悪化した)
 
 排出の出口はチューブをしっかり固定されているが、その真ん中から3センチほどのキャップをはめた突端チューブがぶらぶら揺れる。これが気になる毎日でチューブ疲れになる次第。

 風呂に入るときはチューブをガーゼで包んでさらにサランラップで覆っている。石鹸水でも体内に入っては困るからだ。気遣って入浴しているが、風呂上りは疲れが抜けるどころか、疲れが倍加する。最悪の疲れである。

タイム誌の石原裕次郎記事

2023-01-25 08:33:36 | Weblog
 ものの本に、タイム誌の1963年9月6日号にロケで渡米した石原裕次郎の記事が出ていたとあった。
 なんの撮影か調べてみた。同年10月末に公開された『太平洋ひとりぼっち』だろう。
 
 例の堀江謙一の太平洋単独無寄港横断の快挙の映画化だ。寄港先はサンフランシスコ。
 記事は撮影現場に行ったタイムの支局の記者でも書いたか。

 裕次郎の面貌をこう書いているという「そっ歯、平べったい鼻、カミソリの刃のような眼、ねずみのような耳」

 たしかに歯並びはわるかったが、ひどい侮辱だ。アジア系への人種差別かね。
 当時は20代後半の若者だ。スクリーンで見るかぎり愛嬌のある親しみやすい顔立ちだったが。

電気代に悲鳴

2023-01-21 08:35:36 | Weblog
 今月請求を受けた電気代に驚いた。7万円台である。前月は3万5千円台だったから倍増の電力を消費したことになる。寒さ回避をエアコンに頼りすぎたか。それにかみさんはネコの面倒を見すぎだ。エアコンの下に寝そべっているからOFFにしないのだ。

 エアコンは一階のリビングと2階の部屋に活用している(客間や仏間のエアコンは不活用)。二階は私が根城にしているので、家庭内別居のごとくひねもすエアコン二重の暖房になる。

 冷蔵庫3台の利用はともかく、利便性からIHクッキングヒーター、電気温水器や機能充実(暖房便座、自動開閉、温風乾燥) のウォシュレットなどの電化推進に親しんできた。ふたり所帯だから電気代にさしてうろたえることはない。
 それにガスコンロや灯油ストーブなどはうかつな使い方で火事の元になりかねない。

 とはいえ、これからの電気代を思えば、節電に努めなければいけない。防寒衣の着ぶくれは結構、可能な限ファミレスのドリンクオンリーで読書時間を持つのもよさそうだ。

たまご

2023-01-17 09:06:13 | Weblog
 たまごは「物価の優等生」といわれているようだが、本当にそうだろうか。
 200円以下の価格もあるだろうが、400円台いや500円もする価格もある。つまり、値上げは今始まったことではないし、価格に格差のある食品なのだ。

 断っておくが、高いからといって地方名のブランドを冠した鶏のたまご ではない。ブランド名のない普通の鶏の生んだたまごである。多分、500円のような高価格の理由は、厳選したエサや飼育期間に配慮して育てていた鶏のたまごだろう。

 以前、道の駅に「放し飼いのたまごあります」の商品案内があった。「へぇたまごがごろごろ放し飼いになって、ミミズでもついばんでいたのか」とひそかに笑ったものだ。広い野原でも自由奔放に放し飼いしている鶏のたまごが短絡的な表現になったわけだ。

 最近のたまごの値上げはエサのとうもろこし価格の高騰にあるようだが、たまごの値上げの特異の原因は鳥インフルエンザにより殺処分にされるからではないか。

 とにかく、たまごはどんなヘマな割り方をしても、黄身はふっくらとして型ずれしないものがよい。このためには、ある程度値が張ってもやむを得ない。
 新聞に「卵欠けごはん」という風刺が掲載されていた。生たまごは割って黄身がくずれるようでは「卵掛けごはん」に向かないだろう。

蛮行

2023-01-16 09:18:15 | Weblog
 安倍元首相を殺害した山上容疑者が起訴されたタイミングで、新聞の社説に「蛮行を許さない」とある。一紙だけでなく「蛮行」とする論調がほかにもあった。
 
 蛮行を辞書で引くと「野蛮な行為とある」(大辞泉、日本語大辞典)。なんとも素っ気ない。語るまでもなく、辞書は特段、蛮行なる語を首相経験者に対する不法な行為と限定しているわけではない。

 親殺しや出会い系やストーカーに起因する無残な犯行も蛮行といえる。ところが、新聞では元首相のような著名な政治家にだけ使う特殊用語にしているような気がする。
 
 この用語は使わないほうがよさそうだが、ましてや安倍事件の場合は、この事件をきっかけに統一教会による社会問題が露呈した。こうした背景があるから蛮行だけで収めては事件は矮小化する。