本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

認知症の徘徊

2022-09-30 07:15:01 | Weblog
 レンタルビデオでアメリカの医療ドラマを観ている。話題となる二大病名は、Cancer(癌)とDementia(認知症)である。日本もそうだろう。期せずして、今朝の新聞の広告記事も癌と認知症だった。
 
 その認知症の話になる。
 認知症のある高齢の女性は、徘徊すると昔学んだ小学校校舎に行くそうだ。記憶に懐かしむものがあって足が向くのでしょうね。
 
 竹馬の友や幼馴染といった時代の子どもに帰るのかな。となれば学んだ校舎だけではなく、河川敷や原っぱの遊び場所が懐かしくなるわけだ。

 小生のように生まれ故郷を離れ、他郷に住めば認知症になって徘徊すればどこに向かうことになるかな。旅に出る駅か。

ガンボ―

2022-09-29 08:39:06 | Weblog
 BSプレミアムの世界ふれあい街歩きの「ニューオーリンズ」を観た。再放送だろうが前回は見逃した。
 ニューオーリンズはアトランタから来て、メキシコシティに向かう途中に寄ったことがある。それで懐かしい街だが、話はそのことではない。
 ただ、「欲望という名の電車」という映画があったが、実際に走っている路面電車に「Desire」(欲望)の表示があってびっくりしたな。

 さて、街歩きで「ガンボ―」という人気食べ物が出ていた。話はそれについてのことだ。
 過日に話題にした小説『ジェファーソンの死』に、このガンボー・シチューが出ていたのだ。

 こんな文章だ。「「おいしいガンボー・シチュー(ガンボーはオクラの意)を持ってきたよ」ミス・エマが言った」「小エビのほかに燻製ソーセージとチキンも入ったガンボ―・シチューで、シャロットとサフランと黒胡椒で味つけている」

 読んでいてどんなものかイメージできなかったが、テレビの映像でわかった。
 ニューオーリンズはジディープサウス(アメリカ深南部)といわれる都市のひとつだ。ここにはクレオール料理という複数の食文化が混合して独特の料理がある。「ガンボー」もそうだろう。私もクレオール料理をたべたが、どんな料理かとんと覚えていない。
 
 ついでだが、今年はオクラを結構食べた。好きな野菜ではないけれど、板摺りしてから茹でて、刻んで納豆と混ぜたり、天ぷらにしたり、ミョウガと酢の物にしたりした。

紹介する本の価格

2022-09-28 09:02:40 | Weblog
 毎週日曜日に本の紹介ページがある。購読している二紙ともそうだからほとんどの新聞にも紹介ページがあるだろう。となれば相当の数の本が掲載されることになる。
 
 本を評価する執筆者は学者、作家、評論家その他専門分野のエキスパートである。高い評価のお墨付きを得た本ばかりだ。

 それでも新聞の一般購読者は書店に買いに走るだろうか。私見だが買わないだろう。本の値段が高すぎるのだ。
 
 讀売新聞のこの月の日曜日から本の価格を拾ってみた。(円は省略)
 9/4 2530、2750、2970、4840
 9/11 2970、2970、2200、8580
 9/18 3960、2740、2420、1980
 9/25 4235、3850、3630、3080

 高価格4位までだが、残りの3、4冊も1,500円以上である。本の購入は内容が決め手と思うが、興味があってもこんな価格では一般読者には二の足を踏む。むろん、私も買う気がない。つまり、新聞購読者のどんな人をターゲットに紹介する本なのか。

手ぐすね

2022-09-27 08:51:13 | Weblog
 大相撲九月場所(秋場所)は平幕の玉鷲が優勝した。玉鷲関に非はないが、横綱の途中休場、大関陣の体たらくで、競馬に喩えれば本命と対抗がこけたから平幕の番狂わせになったといえる。
 
 そうそう七月場所(名古屋場所)も平幕の逸ノ城が優勝した。両関取はモンゴル出身。横綱はともかく平幕優勝もモンゴルでは日本力士は情けない。
 
 ところで士たる者には六芸が求められたそうだ。礼・楽・射・書・御 ・数という。中国の儒家の教えらしいが、いくつかは力士でも大事な芸と思う。

 ことに「射」に関係が深いと思う。これは弓を射ることだ。この秋場所の初日に、ブログで弓取式や千秋楽の三役勝ち力士に与える弓矢の話を書いた。大相撲と弓矢は宴がるということだ。

 それはそれとして、「手ぐすねを引く」ということばがある。しっかり用意して待ち構えることだが、特に大関陣は万端整えて待つどころか、気力が萎えたまま土俵に上がっていた感じだった。
 
 手ぐすねの「ぐすね」とは漢字で「薬煉」と書く。松脂に油をまぜて煮て練り上げたものをいう。これを弓の弦に塗り固めると弦が強くなるそうだ。
 
 来場所、負け越しの三役力士はスネに「ぐすね」を塗りたくって出場してはどうかと思ってしまう。

在日

2022-09-26 09:28:38 | Weblog
 昨日のエッセイの後半は、朝鮮人の話だけに切り替わる。
 
 GHQの命令で、在日国民の祖国帰還事業が行われたそうだ。生まれ故郷に返してあげたいという親切心ではない。

 アメリカは日本人を生かさず殺さずにしてだんだん衰退させようとする魂胆だったという。戦争を仕掛けられた恨みのリベンジの根が深いのですかねぇ。

 とにかく、日本人以外の他国(圧倒的に多いのは朝鮮人だったろう)を帰還させる必要があったということらしい。
 それで、戦前にいた朝鮮人のほとんどは帰還したそうだ。

 今の在日の二世以下は、帰還しないで居座っていた三国人(在日朝鮮人の総称だった)と戦後の混乱期に密入国してきた韓国人(北朝鮮の人もいたか)の子孫というのだ。なぜ、居座っていたか知らない。多分、戦勝国民の扱いだったようだからおいしい仕事があったのだろう。
 
 日本も朝鮮半島の人たちにひどいことをしたと思うが、いまだに韓国は慰安婦や徴用工の問題でゴールポストを下げて文句をぶりかえす。うんざりだ。

 日本は戦前に投資したインフラ資産(鉄道、道路、橋、校舎、デパート、工場等々)を放棄した。今のカネで10兆円の資産といわれる。国民にその事実を知らせていないのではないか。