本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

国語の議員懇談会

2008-05-30 16:45:36 | Weblog
「国語を考える議員懇談会」なるものが発足したとか。喫茶店で、チラッと新聞に目を通しただけだから、詳しくは覚えていない。なんでも、日本は言霊を大切にする国だからとかなんとかと言っていた。
 
 なるほど、柿本人麻呂は「磯(し)城島(きしま)の日本(やまと)の国は言霊の幸(さき)はふ国ぞ真(ま)幸(さき)くありこそ」 (日本は言霊が幸いをもたらす国である。ご無事にお出でください) と詠んだ。
 だから忌み言葉を避けて良い言葉に切り替えた。すり鉢の「すり」は金をするの「掏る」に通じるから当たり鉢にした。蘆(あし)は悪しで不吉だから良しに通じる葦(よし)にした。こんな例はいくつもある。もっとも、議員諸氏が言霊を持ち出したのはこんなことではなく、正しい日本語を考えようということでしょう。

 でも、一体、何を懸念してそんな懇談会を立ち上げたのでしょうかね。もしかしてKYといった言葉に目くじらを立てたかな。そんな泡沫の言葉なんぞに懇談会はないでしょうねぇ。
 後期高齢者の「後期」とか、ン十年も続けている暫定税率の「暫定」とかといった言葉を考えるのなら、まだしもですけど。

そら豆

2008-05-29 10:15:18 | Weblog
 この地方では、そら豆は今が旬である。それにしても収穫まで時を要する。11月に植えたタネが、今やっと太いさやが垂れ下がった。
 都会では結構な値段になるが、付近の道の駅では一袋百円である。畑で作ることもなかった。
 大量に買ってきて、ポタージュにした。ブイヨンで煮込んでから裏ごしして、牛乳を加えた。それを塩で味を調えて、冷やして出来上がりだ。
 そら豆は高いから、そら豆ポタージュなんぞはなかなかお目にかかれまい。これ、田舎暮らしの自慢としておこう。
 口の中に、濃厚なそら豆の味が広がる。至福であった。
 何度も作って、近所の八十を越えるおばあさんに届けた。

校歌のメロディー

2008-05-27 17:19:01 | Weblog
 さる高校の校歌は、日本海軍の行進曲であった「軍艦マーチ」のメロディーである。その校歌の作詞は、明治41年、旧制中学の在校生による。明治13年の創立校だが、41年以前はどんな校歌だったか知らない。とにかく、在校生の作詞による校歌とは珍しいらしい。

 ところで、話はメロディーのことだ。戦後、GHQは、この校歌が軍国主義的なイメージにつながるとして廃止の槍玉にあげたようだ。しかし、在校生、OBをはじめ、市民の頑強な抵抗で、結局、校歌の存続が許されたとか。(『「坂の上の雲に隠された歴史の真実』にあるエピソード)
 このメロディーにこじつけた眉唾の話と思いますけどねぇ。

 実は、この学校、我が母校であります。

花火大会

2008-05-26 16:40:59 | Weblog
 先の土曜と日曜は、恒例の川開き花火大会。2日間で1万発を打ち上げるというから、この時期としては見応えがあろう。なにしろ、市の人口の4倍の人出を予測している。
 
 その土曜日は雨降り。しかも雨足が速く、尋常なら中止である。ところが、予定通り花火を打ち上げたらしい。横車を押したのは、川端に建ち並ぶ旅館が結成する旅館組合という。宿泊客は浴衣を着て、一杯呑みながら花火見物ができるわけだ。だから1年も前から予約が入る。宿泊料も高くなる。その花火大会が中止となっては、客に相済まぬ。割高料金も取れないだろう。花火見物料を織り込みだろうから。
 しかも、これらの旅館は屋形船もある。こちらも予約で埋まる。二重の掻き入れ時だから、中止となれば大打撃ということだ。

 かくて、雨の中、花火は打ち上げられた。傘をさして、あるいは雨合羽を着て花火を見物する人々はどれだけいたのか知らない。
 ただ、遠来の泊まり客をがっかりさせないことにも一理ある。

 なお、西国はなかなか日が暮れない。花火の打ち上げ開始は関東以北より1時間は遅いのではないか、とあらためて思ったことでした

ホタルが出た

2008-05-24 11:45:55 | Weblog
 昨夜、イヤに蒸し暑い。こんな晩はホタルが出るという。時季は早いのでそんなこともあるまいと思いながら、家の前の川を覘くと五つ、六つ飛び交っていた。初ホタルにちょいと気を良くした。

 今朝、鼓笛が一段と響く。小学生の鼓笛隊の仕上げの練習である。本日、市の川開きのイベントがあって、各小学校の鼓笛隊がパレードする。あいにくの空模様だが、午後のその時間帯はもちそうだ。夜の花火大会まで降らなければありがたい。
 花火を見たいわけではない。臨時の電車が10時過ぎにある。ゆっくり呑めるということだ。何度も書いたが、最終電車は8時44分。これではおちおち呑めない。結局、タクシー利用となってバカらしいのだ。

 この臨時を恒常化してほしいと願っており、県政モニターの提言の一筆になる。県がJRに申し出るとも思えないが。
 市の一角とは言え、市街地から外れた田舎人のつぶやきであります。