「国語を考える議員懇談会」なるものが発足したとか。喫茶店で、チラッと新聞に目を通しただけだから、詳しくは覚えていない。なんでも、日本は言霊を大切にする国だからとかなんとかと言っていた。
なるほど、柿本人麻呂は「磯(し)城島(きしま)の日本(やまと)の国は言霊の幸(さき)はふ国ぞ真(ま)幸(さき)くありこそ」 (日本は言霊が幸いをもたらす国である。ご無事にお出でください) と詠んだ。
だから忌み言葉を避けて良い言葉に切り替えた。すり鉢の「すり」は金をするの「掏る」に通じるから当たり鉢にした。蘆(あし)は悪しで不吉だから良しに通じる葦(よし)にした。こんな例はいくつもある。もっとも、議員諸氏が言霊を持ち出したのはこんなことではなく、正しい日本語を考えようということでしょう。
でも、一体、何を懸念してそんな懇談会を立ち上げたのでしょうかね。もしかしてKYといった言葉に目くじらを立てたかな。そんな泡沫の言葉なんぞに懇談会はないでしょうねぇ。
後期高齢者の「後期」とか、ン十年も続けている暫定税率の「暫定」とかといった言葉を考えるのなら、まだしもですけど。
なるほど、柿本人麻呂は「磯(し)城島(きしま)の日本(やまと)の国は言霊の幸(さき)はふ国ぞ真(ま)幸(さき)くありこそ」 (日本は言霊が幸いをもたらす国である。ご無事にお出でください) と詠んだ。
だから忌み言葉を避けて良い言葉に切り替えた。すり鉢の「すり」は金をするの「掏る」に通じるから当たり鉢にした。蘆(あし)は悪しで不吉だから良しに通じる葦(よし)にした。こんな例はいくつもある。もっとも、議員諸氏が言霊を持ち出したのはこんなことではなく、正しい日本語を考えようということでしょう。
でも、一体、何を懸念してそんな懇談会を立ち上げたのでしょうかね。もしかしてKYといった言葉に目くじらを立てたかな。そんな泡沫の言葉なんぞに懇談会はないでしょうねぇ。
後期高齢者の「後期」とか、ン十年も続けている暫定税率の「暫定」とかといった言葉を考えるのなら、まだしもですけど。