東京五輪の開催は既定化された。過半数を超える国民の反対を無視して、G7で開催を国際表明した。各首脳はやめろと言いにくいから同調圧力を仕掛けたようなものだ。
7月24日から8月9日までウイルス禍の渦中で医療、警備に物凄い負荷がかかる。
かてて加えて、猛暑のさ中になろう。このところ二酸化炭素の排出による温暖化の影響が大きい。気が遠くなるような何十年先の温室効果ガスゼロと違って、酷暑対策に直面するのだ。しかも東京ではヒートアイランド現象で暑さが増すだろう。皮肉で言えば、暑さで密接は避けられるか。
せめて、先の東京五輪のように秋季(同じく10月10日から)に延期する考えが浮かばなかったか。
秋はスポーツ行事が立て込んでいるとして、IOCは夏場に開催設定したらしいが、このコロナの災いを考えればバッハ会長だって延長を拒否できなかったはずだ。拒否してパンデミック事態になって責任をとれるわけはない。