英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その141「多数の知事が言う《99%が軽症・無症状》のは本当か?」

2022-07-30 14:53:25 | 時事
――7月28日の全国知事会議で、複数の知事が新型コロナウイルスについて感染症法上の分類を見直し、厳格な制限を伴う「2類相当」から「5類相当」に引き下げるよう訴えた――
「99%が軽症・無症状」という知事の発言をよく聞くが、本当だろうか?

「オミクロン株 99%が軽症・無症状 知事」で検索(2022年7月以降をピックアップ)
北海道の鈴木知事……「オミクロン株では99%が軽症・無症状」と知事会で発言。7月28日新たに確認された感染者は5676人、
沖縄県……療養中の感染者計675人(7月4日時点)において92.3%が無症状か軽症で、中等症は7.7%。人工呼吸器などを装着した重症者はいなかった。(厚生労働省の専門家組織に提出された資料)
石川県発表(7月13日)……709人が新型コロナウイルスに感染したと発表。前週同曜日と比べ2倍。99%の705人が軽症か無症状
大分県発表……7月12日~14日の3日間の感染者数は3,339名ですが、中等症の方はわずか6名で、残りの方は全て軽症若しくは無症状(99.8%)
(軽症者であっても、発症後、高熱(39~40℃)が出る方もいます。高熱は長くても2~3日で下がります)


新規感染者の症状の重さについて発表している都道府県は意外と少なかった(他に情報があれば、お知らせください)
 この記事を書く前から、疑問に思っていたことがある。
 新型コロナウイルス感染症の「軽症」「中等症」「重症」の区分だ。
 かなり以前(おそらく、2年ぐらい前)に、専門家(コメンテーター)が「“中等症”と言うが、一般の方が思う以上に重症なんです」と言っていた記憶がある。また、東京都などは“独自の重症の定義”をして、話をややこしくしている。
 なので、《「99%が軽症・無症状」の指す“軽症”は、どのくらい軽症なのか?》によって、新型コロナの感染症法上の扱い……「いつまでも『2類相当』では実態とあわず、社会経済活動が止まってしまう。季節性のインフルエンザと同じ「5類」に見直すべきだ」という議論も方向が違ってくる。

 そこで、注目したいのは、大分県発表の「軽症者であっても、発症後、高熱(39~40℃)が出る方もいます。高熱は長くても2~3日で下がります」だ。
 高熱(39~40℃)が出ても、軽症に含まれるらしい。若くて元気な者でも。39℃の高熱が出れば、そうとう辛い。高齢者や他に疾患のある人は大丈夫なの?

 全国知事会議でこういう議論をするのなら、この軽症の区分を「自宅療養で済む軽症」「医療機関で治療が必要な軽症」と細分化して、感染者の重症度の詳細なデータを提示すべきである。今回ネットで検索しても新規感染者の重症度のデータは少なかった。(各県庁の厚生関係のデータを詳しく調べればわかるかもしれないが…)
 知事も提言するのなら、簡単に「99%が軽症・無症状」が無症状と言い切らず、もっと慎重に考慮してから言うべきであろう。

 また、「1%が中等症以上」だとしても、全国の新規感染者が1日20万人だとすると、その1%=2000人。これが10日間だと20,000人。東京都だと1日30,000~40,000人でそのうち300~400人が中等症以上となる。
 強く提言した鈴木知事の北海道は7月20日~29日の新規感染者は43,618人。このうち、何人が39℃以上の高熱になったのだろうか?……教えていただきたい。
 私は、「2類相当」から「5類相当」に引き下げることに全面反対しているわけではない。《データを簡単に取り扱ってはいけない》というのがこの記事の主旨である。
 
 
ちなみに、こういうデータもヒットした。
宝塚市発表……7月23日~7月29日 計2,315人【無症状23人、軽症2,238人、中等症54人】
       7月16日~7月22日 計1,905人【無症状17人、軽症1,862人、中等症26人】


症状の区分が、県レベルとは違うようだ。
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鎌倉殿の13人 第28話「名刀の主」

2022-07-29 14:49:08 | ドラマ・映画
「梶原景時の変」……視聴して…ぐったりしてしまった。
13人の宿老会議……頼家への訴訟取り次ぎ選定会議(私が適当に名付けたので、正式名称ではありません)

 義時と景時が頼家の負担を軽減するため考案したが、北条と比企の権力争いに巻き込まれ、5人衆が13人に膨れ上がったメンバー(前話参照)、私欲と私情を先行させるために、まとまらないことこの上ない
 そんな状況に、頼家の宿老たちへの不信感がますます高まる。

 そんな中、2つの事件が……
①結城朝光、謹慎
 景時は、実衣の琵琶の師匠・結城朝光が頼朝を懐かしんだ言葉や「忠臣は二君に仕えず」(曲解すれば頼家否定に繋がる)を《謀反あり》と謹慎させる
②頼家「安達盛長・景盛を斬首」の命を下す
 景盛の妻・ゆうを我が物にしようと、夫婦の離縁を命じたが、これを拒否。頼家が激怒。

 景時、政子、義時の必死の諫言で斬首は思いとどまった頼家だが、思い通りにならない頼家は怒りが収まらず、爆発寸前。
 このままではまずいと判断した景時は、結城朝光の斬首を提議。謀反に対し厳しい処分を下すことで、《頼家の忠義を示す》《見せしめ処分で、御家人たちの反感を恐怖で抑え込む》のが狙い。


 しかし、これに御家人たちの不満が爆発、朝光と懇意の実衣の願いが発端となった連判状に66人の名前が連なることとなった。
連判状に纏わる人間模様
りく…「四郎様(義政)の名は御家人の重しになります。一番最後にデンと」→連名の署名が出そろった時に、時政の名前の部分を切り取る。頼家と景時が結託した場合を考慮しての用心だった。
比企能員…時政の名が最後にあるのを訝しがったが、「比企殿に先頭を譲ったのです」という説明に気分よく署名。
畠山重忠…「お前は裏で動くには見栄えが良すぎる」という義村の言葉に、「やはり見栄えが…」と真顔で納得。
和田義盛…景時嫌いで、嬉々として署名集め。「裏で動く」と言っていた割には、義村も同行。
千葉常胤…戦の匂いに、心を躍らせる
土肥実平…連判状騒ぎに「どうしてまた、身内同士でいがみ合わねばならぬのかっ!」と一喝。正論だが、宿老に誘ってもらえなかったことへの、腹いせにも思える?
大江広元…景時を不憫に思い、穏便に済ませられないか苦悩する
三浦義村実衣発端の連判状と思われたが、謹慎処分を受けた朝光に実衣に相談するよう依頼していた!


梶原景時……退場 
 御家人も頼家も操れると思ったが、どちらにも背を向かれてしまった。(連判状の訴状により、謹慎処分)
景時は過信だったとしたが、
《本人が思う以上に皆から嫌われていた》
《頼家が、思う以上にゲスで短気だった》のが誤算だった



 後鳥羽上皇からの誘いの文を見せ「鎌倉に居ても先が見えた」と
 義時は「居てもらわねば困る」と引き止める……
が……
頼家に呼びつけられ、「上皇に誘われたことを、なぜ黙っていた。二君に仕える気持ちがあるからであろう」と流罪を言い渡される。
 景時はこれを受け入れず、一幡(頼家と側室・せつの息子)を人質に取って京に向かおうとする


 事態を知った義時が景時と対峙、説得するが……景時は上皇の誘いの件を頼家に知らせた義時を信用できない
景時「ひけらかすものではないな」
・上皇の文をもらった時点では、京に行くつもりはなかったと感じさせる言い回し
・鎌倉では皆に拒絶されたが、《自分を買ってくれる者はいる》ということを義時に誇りたかった。自分の価値を示すことで、義時に今後の復帰の道を作って欲しかった

義時「誰にも見せず、破り捨てるべきでした」
・景時が京に行けば、頼家は景時を許さず、鎌倉と京の戦が起こる
・景時に京に行く気がなくても、その可能性をつぶした方が良い。それには、早く“上皇からの誘い”の件を発覚させて、景時を身動きできないようにする

景時「刀は、斬り手によって、名刀にもなまくらにもなる。なまくらで終わりたくはなかった」
(このセリフについては後述)
景時「これより、流罪先の外ヶ浜へ参る」
 しかし、景時は西(京)へ向かうつもり。追討を受け、武士らしく戦で散りたかった。
 その気持ちを義時は汲み、頼時に「すぐに兵を整えよ」と命じる



“13人衆”、早くも11人に! 
・政子の次女・三幡が闘病の末、帰らぬ人に。三幡の乳母夫だった文官・中原親能は出家し、鎌倉を離れた(親能は朝廷との連絡・調整役に尽力していた)
・梶原景時の変……景時、死去

頼家、予想以上にゲス過ぎる! 
・好き合っていれば、人の道を外れても良い
・狩り(武士にとって大切な軍事訓練らしい)に行ってばかりで、病床の肉親(今回は三幡)を放ったらかし
 以前の巻狩りの不甲斐なさ(第23話)がトラウマになっている?



【疑問点】
・景時が京に誘われていることを、なぜ義時は頼家に知らせたのか?
《朝廷(京)との戦を避けたい》という理由は間違いないが、頼家に知らせれば、景時は只では済まなくなるのは必至。
景時の有能さ、冷静な判断力を一番理解しているのは義時で、頼家の愚かさ、身勝手なものが多い御家人などを考えると、景時を失うのは大きな損失。
なので、他者(京からの使者など)から勧誘の件が頼家に知らされる前に、景時自ら頼家に伝え、義時ともども、「景時が二君に仕える気持ちはない」と訴えればよかった。

・《「名刀の主」……刀は斬り手によって、“名刀”にも“なまくら”にもなる》の解釈
 景時は“なまくら”で終わることを良しとせず、京に向かった(蟄居せず戦をして武士として散りたい)
 景時の気持ちや行動の意味は理解できるが、「名刀の主」という言葉とはズレている
 「刀は斬り手によって、“名刀”にも“なまくら”にもなる」を踏まえるなら、名刀でありたいと思う景時は“刀”であり、その刀の主は景時の主君(=頼家)ということになる。
 《頼家(愚君)に仕えていては“なまくら”になってしまうので、名君(この場合は後鳥羽上皇?)のもとへ行きたい》
……景時は後鳥羽上皇と面識がないので、ピンとこない。頼家があまりにも愚かなので、嫌気がさしたのか?
・源氏は飾りか?
景時「小四郎殿、そなたは上総広常の前で、こう申した。我らは坂東武者のために立ち上がったのだと。源氏は飾りに過ぎぬと。忘れてはおらぬな」
 上総広常の粛清以後、この義時の志は置き去りにしてきたが、義時はその志を心に秘め続けてきたのだろうか?
 だとすると、頼朝の死を契機に、政治の場から退こうとした行為は、矛盾している



第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
第22話「義時の生きる道」
第23話「狩りと獲物」
第24話「変わらぬ人」
第25話「天が望んだ男」
第26話「悲しむ前に」
第27話「鎌倉殿と十三人」

【ストーリー】番組サイトより
北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)との争いにより、義時(小栗旬)と梶原景時(中村獅童)の構想から大きく逸脱し、13人まで膨れ上がった訴訟の取り次ぎを行う宿老たち。鎌倉殿となり気負う源頼家(金子大地)はこれを自身の力を侮っている結果だと捉えて憤慨し、北条時連(瀬戸康史)・頼時(坂口健太郎)ら若い御家人をそばに置いてけん制する。そんな中、13人の宿老たちが集まり常陸の御家人の土地争いについて評議を……

脚本:三谷幸喜
コメント (2)
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鎌倉殿の13人 第27話「鎌倉殿と十三人」

2022-07-23 17:58:45 | ドラマ・映画
後鳥羽上皇(尾上松也)登場!
“頼朝、死去”の報を聞き、《早すぎる》(普通の死ではない)と。
……年末に倒れ、翌年(1199年)1月13日に死去(出家は11日)
(実際のドラマでは、倒れてから死去まではもっと短いように感じた)
殺害された?…いや、事故? …微視の頭領にあるまじき落馬か……
以前上洛していた時に、よく水を飲んでいた……飲水の病?(水が足りないとめまいを起こす)

………などと、『ミステリーと言う勿れ』の主人公・久能整(ととのう)ばりの推理を披露



早すぎた頼朝の死
・京での通親暗殺計画が発覚、一条高能と文覚らが捕らえられ、その対応(見捨てることに)
・和田義盛と梶原景時の侍所別当を巡る争い
・頼家の正妻・つつじと側室・せつの不仲
・その他多くの裁定
……経験も浅く、御家人たちの人物関係も把握していない頼家は困惑。独自の路線を構築しようとするが迷走気味。
 そこで、義時は、頼家を補佐するシステム・5人衆……文官4人が訴状を見極め、景時がリーダーとなり大まかな指針を決め、頼家に提示、裁定を仰ぐ……考案。
しかし……
“5人衆”のはずが……“13人衆”に!……怒る梶原景時!

北条時政と比企能員の主導権争いで、ひとり、またひとりと増えていった……
13人衆
梶原景時(中村獅童)……頼家に信頼されている。5人衆の筆頭となるはずだったが…
大江広元(栗原英雄)……文官。頼朝の参謀役であった。
三善康信(小林隆)……文官。比企能員のもてなしを受け、懐柔?
中原親能(川島潤哉)……文官。比企能員のもてなしを受け、懐柔?
二階堂行政(野仲イサオ)……文官。比企能員のもてなしを受け、懐柔?
比企能員(佐藤二朗)……「梶原がいるのに、なぜ自分がいないのだ?儂も入れろ」
北条時政(坂東彌十郎)……「梶原と比企がいるなら、儂も入れろ」

さらに、どこぞの党の数合わせ的にひとりふたりと…(「もう一人くらいいっとく?」を連発)
安達盛長(野添義弘)……頼朝が死去したので出家していたが、盛長の妻が比企の出ということで……
三浦義澄(佐藤B作)……時政とは若いときからの悪友
和田義盛(横田栄司)……「難しいことは分からんぞ」と言うが(即座に「皆、知っている」と義村)、「和田殿、勢いが欲しいの」(りく)の声に即承諾
八田知家(市原隼人)……比企がどういう理由で招へいしたのか不明だが、誘いに乗る見返りに砂金?を懐に。それでいて、“俺は俺”宣言
足立遠元(大野泰広)……畠山重忠の代わりに北条方に引き入れられる。比企や畠山と同じ武蔵だが、比企からは誘われもせず、クギも刺されなかった
北条義時(小栗旬)………「12人も13人も一緒でしょ」と政子から命令?される

青・太字…北条派、青…北条寄り、赤太字…比企派、赤…比企寄り 
足立遠元は北条派に入れるべきかもしれないが、ただ“居るだけ”の存在なので「北条寄り」とした
安達盛長は“頼家の為”に動きそう
八田知家は予測不能


頼家は補佐役に13人もついたので、《そんなに自分が頼りないのか?》と立腹。
《自分を一番支えてほしいのは義時だ》という心の内を訴えるが、義時はこれにうまく応えることができず、頼家を傷つけてしまう。
源義孝(義仲の嫡男)の時も、うまく心を通わすことができなかったが、今回もその時の二の舞となってしまった。


13人衆発足の時、義家は
「小四郎、端からわしはおまえたちを信じてはおらぬ。父上は最後まで御家人に心を許してはおられなかった」と言い、
小笠原長経、比企宗朝、比企時員、中野能成、北条頼時、北条時連(リフティング・蹴鞠が得意)を「手足となって働いてくれる者たちだ。信じられるのは、こやつらだけよ」と披露



【その他の家人たち】
三浦義村(山本耕史)……三浦から二人出すのは角が立つと辞退。外部にいる方が動きやすいと思ったのかも
畠山重忠(中川大志)……比企からクギを刺されていたので拒否。重忠は有能で和田以外からは人望がありそうなので、比企から警戒された。重忠も武蔵で比企に逆らうのは得策でないと判断。
土肥実平(阿南健治)……どちらからも誘ってもらえず寂しそう。(いい人なんだけどなあ)

【山本耕史の独壇場!】
北条派を選定中、義村の毒舌が炸裂!(和田義盛への突っ込みも秀逸)
佐々木秀義は?……「もう死にました」
千葉常胤は?……「もうすぐ死にます」
「じいさんはやめておきましょう」



第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
第22話「義時の生きる道」
第23話「狩りと獲物」
第24話「変わらぬ人」
第25話「天が望んだ男」
第26話「悲しむ前に」

【ストーリー】番組サイトより
土御門通親(関智一)から源頼朝(大泉洋)の死を知らされ、思案する後鳥羽上皇(尾上松也)。鎌倉では宿老たちが居並ぶ中、新たに鎌倉殿となった源頼家(金子大地)が自身の方針を表明。これに北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)は共に困惑し、梶原景時(中村獅童)は賛辞を贈る。その様子を政子(小池栄子)に報告した義時(小栗旬)は、弟・北条時連(瀬戸康史)と愛息・頼時(坂口健太郎)を頼家のもとへ送り出し……

脚本:三谷幸喜
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新型コロナウイルス その140「《コロナを“一疾病”に》または、《感染症法上の扱いを「2類相当」から「5類」に変えていく》には?…『クローズアップ現代』」

2022-07-23 14:53:38 | 時事
――『クローズアップ現代』(7月20日放送)の中での3つ目の案件 ――
諸外国ではマスク着用義務が解除、観戦後の隔離期間の短縮 など制限の緩和が進んでいるが、亡くなる人も多いという状態も続いている
日本の方向性は?(新型コロナウイルスを“一疾病”扱いにするのか?)


番組では、各分野の専門家が意見を述べていた
大竹文雄氏(大阪大学 特任教授)
①隔離期間の短縮(感染者、濃厚接触者)
・これだけ感染者が増えてきているので、短縮しないと社会経済活動や医療機関も維持できない
・重症化リスクが低いのであれば、できる限り、隔離を短く、行動制限を小さくする
②全数把握をやめる
・かなり多くの人が軽症あるいは無症状なので、そういう人たちまで国が管理するのは大変である

坂本史衣氏(聖路加国際病院 感染管理室マネージャー)
 法律上の分類を変えても病気の性質は変わらない。
 オミクロンはそれ以前の変異株より軽症だが、第6波の3か月間で一万人以上が亡くなったというのも、また事実。
 《新型コロナウイルスが引き起こす症状の辛さ》《広がりやすさ》《合併症、後遺症といった長期的な影響》《それを治療したり予防したりする手段の手軽さとか選択枝》、こういったものを考えると、今現在は風邪やインフルエンザと同等とは言えない段階である
 もし今、対策を緩和するということであれば、それによってどれくらいの人が重症化して亡くなるのか、また、医療体制が維持できるのか?そういった結果(予測)をまず示すこと、そして、それを受け入れるのか否か、方針を国が明確にするのが大事


冷静に論理的に施行する人のように感じる。尾身氏に代わって分科会の会長を引き受けていただきたい。

藤谷茂樹氏(聖マリアンナ医科大学病院 医師)
医療体制の構築
①医療体制をひっ迫させない
 医療体制がうまく回れば、経済活動を活性化させることもでき、それが“一疾病”に繋がる
 具体的には、ベッドコントロールをどのようにしてベッドを回転させていくか、また病床の確保をきちんと体系的に行っていくこと
 高齢者をいかに守っていくか?…高齢者や基礎疾患のある患者に接する時は、家族を含めて感染予防をしっかり守っていけば、一疾病に繋がっていく
②ベッドコントロール
 病棟単位でゾーニングしていたが、病床単位で行う。よりインフルエンザ等と近い形に徐々に対応をしていく
(分科会でも議論され、それが明記された。厚労省からも通達。あとは医療機関の対応

【私見】藤谷氏の主張は机上の空論で、すでに医療はひっ迫している。病床ごとのゾーニングも、「BA.5」の感染力の強さを考えると無理であろう。


(最後に、尾身会長の説明を挙げておく)
「コロナを“一疾病”に」の意味は?
【尾身会長】
 オミクロン株になって、感染の伝ぱの速度は非常に速いですが、感染しても多くの人が軽症であることもわかってきた。
 感染がどのようにして起こるかも含めて、この病気に対する理解が深まりました。完璧ではないけれどもワクチン接種率も上がってきた。当初、情報が限られていたので、人々の生命を守るために厳格にやる方向になってきましたが、いろんなことがわかってきて少し弾力的にやる必要が出てきた。
 今のオミクロン株の実態と、求められる対応が少しかい離してきているので、そこを埋める必要がある。社会経済のいろんなところに無理がきて、人々に不必要な負担をかけることもあるので、少しそのギャップを埋めるということで、普通の疾患になる方向に少しずつ変化したほうがいいのではないかということです。

「コロナを5類に」ありきではない(「感染症法上の扱いを「2類相当」から「5類」に変えていくということか?」に対する説明)
【尾身会長】
 本来厳格な対応をしていたけど、これまでやってきた対応と、オミクロン株の実情に合わせて求められる対策とのあいだにかい離があると申し上げました。
私は、そのかい離を少しずつ埋めるために、どんな変更が必要か、どんな新たな対応が求められるか、十分議論する必要があると思います。どのようなギャップの埋め方をすれば、いちばん適切な対応になるかという議論をしっかりすべきです。
 「2類相当か5類か」を最初に決めるのではなくて、どのようなギャップの埋め方をすれば、いちばん適切な対応になるかという議論をしっかりすべきです。全数報告するかどうか、健康観察をするかどうかなど、法律の実態的な運用という意味では徐々に5類に少しずつ近づいていることは現実にあると思います。
 今ただちに、5類にすると断定的に決めた場合、「すべて個人の責任で対処してくださいよ」ということになる。たとえば、いま、感染してもいろんな費用は個人負担はないわけですね。
 しかし、5類になると、自分で費用を捻出することになる。そういうこともあるので、しっかりと、法律はどういうことか、何がそのギャップを埋めるために求められるかの議論をみんなでしっかりすることが大事だと思います。

コロナを“一疾病”として扱うために必要な条件は?
【尾身会長】
“一疾病”になるためには、医療体制も少しずつアジャスト(調整)しなければいけないので急にはできません。きょう決めて、あすできるわけではない。
やや中・長期のスパンで見ると、文字どおり本当の意味で“普通の疾患”になるために必要なのは、インフルエンザと同じように、ワクチンがあるだけではなくて、感染した場合、すぐにでも一般の人がアクセスできる治療薬、安価で、簡単にアクセスできる治療薬が出てくることが重要な条件の1つだと私は思います。

※番組上では、尾身氏の言葉は文脈がおかしく、意味不明(分かりにくい)のモノが多かった。
 上記の3氏と同じ論旨のようだが、番組での氏の言葉は、文脈がブレるというか…分かりにくかった。あくまで、個人的な印象だが、分科会などで、3氏あるいは3氏と同機関・同団体に所属する専門家の意見を聞き、それを参考にして説明していたように感じた。


分かりにくい尾身氏のコメントの例(番組での尾身氏の言葉)
「社会経済、マスクのことも含めて、急激に開放した国は、ワクチンの接種率なんか日本と同じようにかなり高いんですけど、死亡者だとか入院者の数が今まで日本より少なかったのが、日本よりもぐうっと多くて、対策はしっかりやりながら社会を少しずつ動かすというそのバランスの取れた1か0かというんじゃなくて、そういう方法が日本は求められているのではないか」

その場で質問に答えるという状況なので、きちんと主語述語が合致しないとか、1文が長くなるのは仕方がないと思うが、後半部分は、言葉を抜かしたり、説明が飛んだり、抽象的な表現になったりして、何を言っているのか分からない
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新型コロナウイルス その139「『クローズアップ現代』(7月20日放送)での尾身会長の説明……それでいいの?」

2022-07-21 21:53:44 | 時事
昨日(7月20日)の新型コロナウイルス新規感染者が15万人を超えた。
スポーツ界でも、大相撲では休場者続出、プロ野球や世界陸上でも欠場者が多数………


 第6波時のまん延防止措置等重点措置の発令(3月21日解除)で、飲食店の時短措置、各種イベント・大会の自粛、無観客試合など、感染拡大防止策を講じ、新規感染者数は減少し、沈静化の傾向を示した。
 しかし、それに伴い、各種イベントの再開や有観客試合などかつての日常に近づきつつあり、マスク使用の屋外では外す動き(これがいけないと言っているわけではない)もあり、世間の新型コロナへの警戒心が緩みつつあった。
6月下旬から、新規感染者数が上向きベクトルを示し始めたにも拘らず、新型コロナ感染注意を呼び掛ける動きはなく、新規感染者数の実態などコロナ関連報道も極端に減少した。少し前までは”GO TO トラベル”に代わる事業の実施の動きさえあり、新型コロナへの警戒心は更に希薄になった。
 さらに、入国制限の緩和、濃厚接触者の特定や待期期間の縮小は感染拡大の抑制力を低下、スポーツ中継(実際の観戦ではない)を観ているとコロナ前の日常に戻った錯覚を誘引する。
 参議院選挙も人の異動や接触機会を増加させた……などなど感染拡大の要素は増えていた。
 それでも、前記事でも述べたが、コロナ感染の注意を喚起しなかった……政府と報道の怠慢である。
 (私は是が非でも、行動制限を掛けろと言っているわけではない。世間に感染拡大の傾向が出てきたという情報の提示。感染防止の注意を喚起すべきと言っている。重症化率が低下している現状で、行動制限をするのはナンセンスという説も否定しない。しかし、これだけ感染力が強く、感染が蔓延する現象が起こった場合、重症化率が低いことが、行動制限をしなくてよいという論理が成立しなくなる。出来れば、後述します)


 前記事でも述べたが、7月11日の段階で
「新しい波に入ったのは間違いない」と述べ、流行「第7波」との認識を示した。まん延防止等重点措置などの行動制限については今のところ必要ないとしている

オミクロン株の変異種「BA.5」は、
 感染が拡大するスピードがこれまでの「BA.2」より30%程度速く、ワクチンや感染で得た免疫をかいくぐる“免疫逃避”の性質がある

 とされていて、新型コロナへの警戒心の緩みが相まって、感染の急拡大に繋がった。
 なのに、「県民割」の継続、尾身会長も「行動制限なしでよい」と言っている……いいのか?

 その考えは、昨日(7月20日放送・7月19日取材)の『クローズアップ現代』でも変わっていないようで、
「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの行動制限の必要はない。しかし、出さないかわりに、私は、感染のレベルを一定程度に抑えるために必要な対策はすべてやる必要があると思っています」
 これまでの報道では《必要な対策》とは何か、具体的に示すような報道はされなかった
しかし、昨日の『クローズアップ現代』で説明があった。(詳細は、NHK『NEWS WEB』の「新型コロナ過去最多 感染急拡大の夏どうすれば 尾身会長に聞く」で)
 出演者
尾身 茂氏(新型コロナウイルス対策分科会会長)
藤谷 茂樹氏 (聖マリアンナ医科大学病院 医師)
大竹 文雄氏 (大阪大学 特任教授)
坂本 史衣氏 (聖路加国際病院 感染管理室マネージャー)
桑子 真帆氏 (キャスター)

対策の5つの柱として
①ワクチン接種の加速化
②検査の更なる活用
③効率的な換気
④国・自治体による効率的な医療機能の確保
⑤基本的な感染対策の再点検と徹底
が示されていた
 言葉は悪いが……“ちゃんちゃら可笑しい”とはこのことだ。

①ワクチン接種の加速化について
 大規模接種会場での閑散とした状況、若年世代での3回目接種率の低さなど、ワクチン接種の鈍化傾向が強い。
 「BA.5」はワクチンや感染で得た免疫をかいくぐる“免疫逃避”の性質があるという報告もあるので、ワクチン接種が簡単に進むとは思えない

②検査の更なる活用について
 検査キッドが各所で枯渇していて、本来必要と思われる人の検査ができない危険性が出てきた(感染が不安な人、旅行を計画がある人の陰性確認のための検査が多い)
 分科会の会長は「検査の更なる活用」と謳っているが、それに反する現状。謡っているだけで、これまで検査環境の充実はなされなかったのだろうか?そういう現状を尾身会長は把握していなかったのか?


③効率的な換気について
 「空気の流れを妨げる間仕切り(アクリル板)の削除」「会話をする人は風下」など効率の良い喚起を紹介していた。
 医療関連感染対策専門の坂本史衣氏(聖路加国際病院 感染管理室マネージャー)が説明。その他、番組内での氏の説明は非常に論理的で興味深かった。出来れば、次記事で紹介したい

④国・自治体による効率的な医療機能の確保について
 これはずっと指摘されていたこと。何を今更…
・実際、生命に関わる医療従事者を一朝一夕で増やすことはできない。
・重症化率が低いと言っても、感染拡大すれば診察数、検査数は増える。感染拡大抑止の為、ワクチン接種数も増える……
・コロナ関連の医療を拡大すると、通常の医療に齟齬が生じる


それはともかく、救急車の稼働率は100%近くになっている地域もあり、病床使用率も高くなってきており、診療が受けられない、待ち時間が長い地域も増加しているらしい

⑤基本的な感染対策の再点検と徹底について
 かなり注意していても「BA.5」は感染してしまうケースが多く、家庭に感染者がいる場合、感染せずに同居するのは困難。


尾身会長が宣った「対策の5つの柱」は形骸化した見かけだけの理屈である
 前々から思っていたが、今回の「対策の5つの柱」を見て、はっきりと思った。………尾身会長は無能
 会長を解任するのが、まずやるべき感染防止策ではないだろうか?


★「重症化率の低さ」と「行動制限」との関係について
(従来株と比べて「BA.5」の重症化率がどれだけ違うのか?……これによって、考え方が大きく異なってくるが……)
昨年夏(第5波)の全国の一日の新規感染者数は約15,000~25,000人で、今回は昨日150,000人、今日180,000人で7~10倍。もし、重症化率が昨夏の3割だったとすると重症者数は2倍以上。仮にもっと重症化率が低いとしても、軽症、中等症患者は相当多いはずなので、医療が麻痺してしまう危険性が高い。
 尾身会長の言う「対策の5つの柱」では感染防止が望めないので、経済が停滞のは困るが、ある程度の行動制限を掛けた方がいいように思う。
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新型コロナウイルス その138「感染拡大の予兆はかなり前から」

2022-07-13 09:40:29 | 時事
新型コロナウイルス その137「コロナ感染に関する行政と報道……現状で良いのか?」(4月18日記事)以来、久々の新型コロナウイルスの記事だ。
この記事から現在に至るまでも、行政と報道に対する不満を感じていたが、さぼってしまった。(本当は10日ぐらい前に書こうと思っていて、書けなかったことを後悔している)

★新規感染者数は6月下旬ごろから増加に転じている

NHK新型コロナウイルス特設サイト・『「第7波」につながる可能性は?コロナ感染者 全国で増加傾向』(6月30日記事)より
これまでの新規感染者数のグラフは新型コロナウイルス日本国内感染者数・死者数・重症者数データ(NHK新型コロナウイルス特設サイト)をご参照ください

増加の原因
まず、上図(6月の新規感染者数グラフ)の記事では(詳しくは、その記事をご覧ください)
①ワクチン効果 時間の経過とともに低下
②「BA.5」への置き換わり
 オミクロン株自体、感染力が強くなっているが、それが、更に感染力の強いタイプに変異、置き換わりつつあった
 オミクロン株は重症化率は低いらしいので、初期ほど警戒する必要はないという考え方もできるが、BA.5に関しては重症化のリスクも高くなっているという説もある。

そして、その他の要因としては
③入国制限の緩和
④感染抑制対策の緩和
・濃厚接触者の範囲の縮小・指定の疎漏(厳密の対義語)化
・イベントにおける規制緩和
  スポーツの有観客・上限も緩和(Jリーグは声出し応援の段階的緩和)
・経済活性化策の実施
  県民割など(他にあったら、ご教授ください)

警戒心を低下させる流れも要因の一つであろう
⑤マスク着用の除外例の議論(「野外や会話のない室内では着用しなくてよい」など)、日常生活の復活傾向
 マスクに関しては熱中症との兼ね合いもあって、仕方がないとは思うが、新規感染者の減少もあって、《新型コロナ感染は沈静化した》という気分が強くなった

そして、私が声を大にしたいのはここから
前回記事「コロナ感染に関する行政と報道……現状で良いのか?」でも述べたが、報道と政府の怠慢さに大きな疑問を感じる

 先にも述べたように、6月下旬から新規感染者の増加傾向があった。
 6月23日にNHK『ニュース7』で、東京都のモニタリング会議で「新規感染者の前日までの1週間の平均が増加に転じた」という報告があったと報道。1週間前と同曜日との比較も6日連続(6月18日~23日)で増加している
 ところが、NHKの『おはよう日本(午前7時台)』『ニュース7(午後7時~』において、警鐘を鳴らす報道はほとんどなかった。全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況を報じるだけ。
6月16日 県民割の国からの支援額の増加などの報のみ
6月17日 コロナ関連ニュースなし
6月18日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(40秒)
6月19日 動物実験などのコロナ治療薬の効果の検証報告
6月20日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(30秒)
6月21日 なし
6月22日 なし
6月23日 上述の東京都のモニタリング会議で「新規感染者の前日までの1週間の平均が増加に転じた」の報(たった43秒)
6月24日 なし
6月25日 インフルエンザと同時流行の懸念
     コロナ感染傾向については「大型連休明け以降は、5週連続減少傾向だったが、今週は横ばい。23都道府県においては前週より増加」
6月26日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(40秒)
6月27日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(36秒)
6月28日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(40秒)
6月29日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(40秒)
6月30日 都のモニタリング会議「感染再拡大を指摘、警戒レベルを1段階引き上げる」
7月 1日 (学校現場での)新型コロナ感染予防と熱中症対策の両立の難しさ
7月 2日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(46秒)
7月 3日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(40秒)
7月 4日 全国地図で都道府県ごとの新規感染者数の状況(40秒)
7月 5日 感染急拡大の報(6分27秒)

 減少傾向にあるときならいざ知らず、増加傾向に転じているのに、報道の希薄さが著しい!感染者数の報なしは酷すぎる。
 主観的なことを言うのは難しいのかもしれないが、感染者数が増加傾向にあることを再コメントして、注意勧告のコメントをするべきだ。

 政府からの注意喚起はあったのだろうか?
 6月下旬の段階で行動制限を促さなくてもよいが、注意喚起を呼び掛けるべきだった。それだけでも、大きな違いがあったと考える。


小池都知事は7日に「第7波に入ったか」と述べ、尾身会長に至っては11日に、「新しい波に入ったのは間違いない」と述べ、流行「第7波」との認識を示した。まん延防止等重点措置などの行動制限については今のところ必要ないとしている(by 『YAHOO!ニュース』)
 感染拡大の認識、更に対応も遅すぎる。行動制限しなくても大丈夫なのだろうか?

元の日常に近づきつつあった生活、イベントやスポーツの開催・観戦、政府や報道の警戒心の減少による注意喚起不足………それらが人々の感染に対する気の緩みを生じさせた。
これだけ感染が拡大してしまうと、感染力の強いBA.5を抑え込むのは難しそうだ。相当な高波であった第6波よりを第7波が超えるかもしれない
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自民大勝 2022年参議院選挙

2022-07-12 18:02:49 | 時事
自民大勝は予想通りだったが、今回も選挙結果にがっかりしてしまった。(これも予想通り)


★景気対策(消費税率5%、廃止はやはり霧散。ゼロ金利政策も続きそう)
 ……野党が勝てば…勝てないまでも、議席数を増やせば、消費税が軽くなるという淡い期待を抱いたが、やはり、幻だった。

ロシアのウクライナ侵攻、円安などによって、物価が高騰。
岸田総理は「エネルギー分野と食料分野にピンポイントで、特化した対策をしっかり用意する」と述べているが、ピンポイントに税金が投入されるのは不公平ではないのか?
消費税軽減ならば、万人公平に恩恵を受けられるのでは?

私は個人事業主なので、物価が高くなれば物が売れなくなり、売り上げが落ち、収入源。それに、原価がアップした分、売価に反映できるかというと、なかなか難しい。
消費税率が下がれば、物が売れるし、私の生活費も抑えられる。

世論調査で「今回の選挙で重視することは?」というアンケートで一番多かった回答は「経済対策」だった。
岸田総理の先の言葉は、選挙前から言っており、政策を行っている。今回、自民が大勝したということは、岸田総理の政策が支持されたということ。野党の消費税率軽減、廃止は指示されなかったことになる。

★立憲民主党の後退
 2009年、政権交代を果たした民主党だったが、その政策がガタガタで、その信用度、期待度は地に落ちてしまった。
 なので、自民党が好き放題の政策をしても、「民主党が政権を取るよりはマシ」「民主党の政策・主張は期待できない」となってしまった。
 その上、自民党が政権を奪回した後、自民党を批判するだけの姿勢を取り続けたため、さらに、国民の心は離れてしまった。だから、「消費税5%」と主張しても国民は期待を持てないのだろう。
 分裂の際も、“民主党”の名に拘り、「立憲民主党」「国民民主党」と名前だけ増殖。国民は「民主党」という響きは、悪いイメージしかないというのに……
 最近、自民批判一辺倒という姿勢を改めたようだが、「民主党」という名前は捨てた方がいいような気がする。

★こんな人が国会議員になるのか!……
敢えて名前は出さない……
有名人が有利な比例代表制はなくしてほしい

★日本維新の会
 選挙後、引退の意思を示した松井代表だが、確か、以前にも政界引退したような気がする。嘘だったのか、幻だったのか?
 NHKが行った立候補者アンケートの維新の会の候補者の回答傾向は、私には怖く感じた(そう感じたのは私だけかもしれません)。

 
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安倍元首相銃撃

2022-07-12 17:16:06 | 時事
安倍元総理のご冥福を心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 通算3188日もの期間に渡って総理を務め、(個人的には疑問を感じることも多かったが)その間の氏の功績は高く讃えられるべきものである。
 こんな形で、人生の幕を閉じてしまうことは氏にとっては非常に無念であろう。日本にとっても大きな損失である。今回の件は、残念で仕方がない。


今更だが、今回の銃撃について思うことがあるので、書き留めておきたい。
1.警護の不備
奈良県警の鬼塚友章本部長「本部長として極めて重大かつ深刻に受け止めており、責任を痛感している。27年余りの警察官人生で最大の悔恨です」
 人の失敗を取り立てて批判するのはどうかと思うし、素人の私が言う立場でもないが……
★油断……どういう襲撃が予想され、どんな警戒を、そして、事が起こった場合、どんな対応をしなければならないか……そんな心構え、準備が足りなかった
 ただ立っていて、元総理を観ているいるだけの警護だった。
 今回、背後から銃撃を受けたが、犯人が容易に近づくことができた。元総理の背後にいて、背面方向に厳しい視線を飛ばしていれば、犯人も躊躇したかもしれないし、挙動の不審さも増したかもしれない

★最初の発砲後の対応
 最初の発砲から2発目まで3秒しかなかったが、元総理を守ろうという動きがほとんどなかった(元総理に駆け寄ろうとした動きや、カバンを犯人と元総理の間に投げたというネット記事もあったが)。
 ≪襲撃の気配があったら、要人を蹴飛ばしても伏せさせる》というのがSPのすべきことらしい。
 (守ろうとする動きはあり、間に合わなかったのかもしれないが)そういう心構えがあったのか? そもそも要人を蹴とばせるだけの位置にいたのだろうか?

2.犯人の詳細を取り上げすぎ
 今回に限ったことではないが、動機など犯人の詳細を取り上げすぎ。
≪自分の境遇に不満を持ち、それを世間に訴えたい》……そんな気持ちから、凶行に及ぶことが多い。
 悪い言葉で言えば、“カマッテちゃん(構ってチャン)”……そういう類の者が、テレビなどで連日、報道されている状況を見て、《ならば、自分も》と思わないか?
 さらに、「手製の銃を使用」などの犯行手段などの詳細が報じられ、模倣する者も出てくる可能性もある

3.演説の場所は適正だったのか?
 演説していた場所は、交差点の中。
 ガードレールで囲われていたとはいえ、そういう場で演説しても良いものなのか?




本筋と離れた疑問で申し訳ないが……
 本記事を書くに当たり、「安倍元総理銃撃」というキーワードで検索したのだが、ヒットした記事は「安倍元首相銃撃」というタイトル。
 また、これを書いている部屋にはテレビもついていて、「安倍元総理」と表現されている。

「総理」と「首相」……日本においては同義語になるが、厳密には違うらしい。詳しくはこの記事
この記事からの引用】……
「首相」は、首席宰相(しゅせきさいしょう)の略語で、国の行政機関のトップを指します。ニュースでは、文字で表示される時に使われることが多いです。
対して、「総理」は、内閣総理大臣の略語で、日本の行政機関のトップのことをいいます。ニュースでは、音声として読み上げられるときに、用いられる傾向にあります。
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新投票システムを提唱

2022-07-05 18:47:32 | 時事
選挙カーがにぎやかだ。
私の市は、参議院選挙に加え、市議会議員選挙もあるので、余計にぎやか。

「どうか、どうか、○○をよろしくお願いします」
酷暑は収まったようだが、それでも暑い。その暑さの中、頑張っているのだから、無下にもできない。市議会議員なので、候補者は勿論、支援者にも知った顔が多い。
でも、選挙カーで名前を連呼されても、それが投票動機に繋がるとは思えない。アナウンスの仕方によっては、逆効果ではないかと思うことも多い。
まあ、当選したいという意欲を感じることはできる。意欲はあっても…という気もするが……

狭い視野で考えると、自分の住む地区の候補者が当選すれば、地区にとってはプラスになるような気がする。
市会議員のレベルなら、有権者の目が届くので、当選者も阿呆なことや、怠惰をむさぼることはできないだろう。それでも、時折、変な議員の報道が各地から聴こえてくるのだが……


これが、国会議員になると、普通の議員がさぼったり、阿呆なことやあくどいことをしても、よほどのことがないと有権者には分からない。
とは言え、最近は、インターネットでの情報量が増え、テレビの報道もネタにするので、けっこう、なんだかんだと情報が入って来る。

それでも、議員になってから非常識なことが知れ渡っても、病気療養などと言って、議員であり続けることができる。そんな議員の給与や賞与に税金が使われるのは、馬鹿みたいだ。

なので、新投票システムを提唱したい
これはと思う候補者に投票するのは勿論そのままだが、
それに加えて、
《なって欲しくない、なってはいけないと思われる候補者にはマイナス票を入れることができる》
というものだ。

比例代表もこのシステムを導入。《主張がおかしい》《選挙の公約を守らない》…そんな党にはマイナス票を投じる……
そうすれば、《なんでこんな人が国会議員なんだ》と開票速報で思うことが減るのではないだろうか




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鎌倉殿の13人 第26話「悲しむ前に」

2022-07-04 14:34:54 | ドラマ・映画
頼朝の昏睡状態から火葬まで、周囲の心情や儀礼・代替わりの手続きなどのエピソード回

政子
頼朝を最も愛した女性
回復を信じ、付きっ切りで介抱(他の者すべて、"頼朝は長くない”と思った)
ふたりの出会いの際、食した小骨抜きのアジを手にしている頼朝の幻?を見て喜ぶが、直後、絶命していた頼朝を目にする(床から出て、縁側で倒れていた)
義時に諭され、今後の鎌倉を支えていく心を決め、頼家を鎌倉殿に指名する。

安達盛長
頼朝を最も慕った人物。家人(従者)であったが、頼朝にとって友人、叔父のような存在でもあったような気がする
ひたすら、死にゆく頼朝を悲しんだ

頼家
父の危篤・死去を悲しんではいるようだが、その感情があまり感じられない。
政子から鎌倉殿に推挙され、一旦は辞退するが、強く推されて決意する(一旦辞退したのは、梶原景時の助言による)

北条時政
娘婿の頼朝を盛り立てた。朴訥な性格で、私欲はあまりなく裏表なく頼朝と接した
頼朝の昏睡状態に、三浦義澄、稲毛重成(違うかも)を巻き込んで、回復祈願の水ごりをする(寒さで断念)。この件で、頼朝危篤が御家人に広まった?
 頼朝の死によって、頼朝の乳母の比企が力を持つことに、北条の危機を思い、頼朝の異母弟・阿野全成(実衣の夫)を鎌倉殿に擁立しようとする(りくの扇動)

(以下の者は、頼朝は長くないと思い、頼朝の回復や危篤に陥った悲しみよりも、以後の動向を思案する)
りく
中央欲(都での権勢)など権力欲があり、欲のない夫・時政に物足りなさを感じていたが、夫の気持ちを立てて、おとなしくしていた。
頼朝の死により、北条家の危機を感じ、夫を煽った。

実衣
《全成を鎌倉殿に》という動きに、「信頼のないことでは、(まだ若い頼家と)私の夫も良い勝負です」と辞退の意を表していたが、”御台所”の響きと権力に目がくらみ、政子に「実衣は御台所は無理だ」と否定され、ひねくれてしまう。

阿野全成
実衣に推されて、その気(鎌倉殿に就く)なるが、自分の身の程を考え、辞退しようとする

比企能員
頼朝の死により、《義家が鎌倉殿になれば、頼家の乳母である比企の勢力は大きくなる》と“しめしめ状態”

三浦義村
義時から、《頼家とつつじの子の乳母を三浦から出せ》、《今後、大きくなるであろう[北条vs比企]の調整役として鎌倉を支えてくれ》と頼まれる。
皆が納得するよう《乳母の件は、頼朝からの依頼》とするのを条件に、承諾

畠山重忠
頼朝危篤の状況を梶原景時と共に知らされ、今後の対応を依頼される(さすが、“武士の鑑かがみと謳うたわれる武者”と番組サイトで紹介される男だ)
危篤の報が広まらないよう依頼された時、医者の口を封じる為に、景時が善児を使用するのを察知し、穏便な手段(砂金で口止め)に留める

梶原景時
義時から畠山重忠と同等に思われているようだ。
いつの間にか、頼家に接近し助言を与える(接近は、狩りの時の毒餌助言がきっかけか?)

北条頼時……頼朝の危篤の状況を、着衣の汚れから《昏倒→落馬》と推理
和田義盛……武士の大将が落馬で死んだと蔑む
大江広元、三好康信、中原親能、二階堂行政……次代の鎌倉殿を継ぐ際の朝廷との調整役となった

義時
《鎌倉殿の引き継ぎの段取り》、《北条と比企の調整役を義村に》、《死後の安息を得るための臨終出家の儀》、《火葬の手はず》、《政子に今後の鎌倉を支えていくよう説得》など、多方面で奔走。
平家を追い出すため頼朝を補佐し盛り立てる。それが、ひいては板東の平和に繋がる…(頼朝を補佐することが、目的の大半となっていたが……)
父・時政は「北条あっての鎌倉だ」と主張したが、義時は「鎌倉あっての北条」と主張。「板東の為に」が「鎌倉の為」に若干変化したが、根本的には変わっていない。
頼朝の為に、非道なことも行い、自分を“汚い人間”と卑下したが、《皆で幸せになりたい》という心根は失っていないようだ。

とは言え、頼朝が死去して、自分の役目は終わったと……
上記のいろいろな段取り・骨折りは、鎌倉・板東の安寧を思ってのことではあったが、自分が身を引くための準備だった。


しかし、政子に「私に“御台所”の役目を押し付けたのだから、義時も手伝え」(←実際のセリフは違います)
さらに、臨終出家の儀の際、髷から出てきた観音像を政子から託されて、心を決める。頼朝の観音像から、「政子や頼家を頼む」という声が聞こえたのかもしれない。



第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
第22話「義時の生きる道」
第23話「狩りと獲物」
第24話「変わらぬ人」
第25話「天が望んだ男」

【ストーリー】番組サイトより
安達盛長(野添義弘)が涙に暮れる中、義時(小栗旬)は先を見据え、大江広元(栗原英雄)らと頼朝の嫡男・頼家(金子大地)を次の鎌倉殿とする新体制作りを始める。しかし、比企能員(佐藤二朗)の力が増すことを嫌うりく(宮沢りえ)が、夫・北条時政(坂東彌十郎)をたきつけてこの流れに対抗。鎌倉に不穏な空気が流れる中、狩りから戻った頼家は……

脚本:三谷幸喜
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