英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

気象データの罠 ~今回(2020年1月29日)の寒気~

2021-01-30 17:04:48 | 気象

 上図のように日本海の低気圧と、それが寒気を引き込み、暴風や暴風雪の荒天となった。
 上空1500mの寒気は日本列島を覆い、東海地方にも雪雲が流れ込み、岐阜市の10cmの積雪など、太平洋側でも各地で降雪があった。
(28日の東京の雪は別の要因だと思われる……北海道の東方沖からの高気圧の張り出しによる寒気の南下)
 ただし、上空5000m付近の寒気はそれほど強くなかったので、北陸の雪はそれほどではなかった。(日本海の低気圧も猛烈に発達はしなかった。通常北海道を通過し、北海道東方で猛烈に940hPaぐらいまで発達する)

 北陸に於いては、上空1500mで-6℃になると平地で雪が降り、-9℃とか-12℃ぐらいとなるとかなり寒くなり(真冬日並)、大雪の恐れが出てくる(気温が1~2℃くらいまで下がると、降った雪がそのまま積もる)。
 しかし、大雪になるかどうかは、上空5000m付近の寒気が要因になる。-36℃以下の寒気が南下してくると、1日20cm以上積もる可能性が非常に高くなる。


 
 今回、1月8~10日の大雪と車の立ち往生があったこともあり、気象予報士や各種報道も暴風や大雪予測を強調していた。予報内容はほぼ合っていたが、北陸地方に関しては、強風は吹きまくったが、富山県を除いてそれほど降らなかった。富山県に於いても、「平野部は40~50cm」と予報したが、実際は半分弱だった。福井県に関しては、「平野部10cm」という予報はほぼ的中。
 さて、1月8~10日の立ち往生で「3年前の教訓が生かされていない」と批判を浴びた“中日本高速道路”は、今回の予報を受けて、北陸道の福井県全域で予防的通行止めを行った(予防的通行止め……“大規模立ち往生”防止の除雪を行うための通行止め)
 その為、高速道路を迂回した大量の車で、国道など各地で大渋滞が発生した。

 この間のような大雪なら納得もできるが、福井市は10cm弱、今庄16cm、敦賀12cmとよくある降雪だった。もちろん、もっと山間部だと降雪はアメダスデータより多くなるので、今回の予防的通行止めが意味のあるものだった可能性もある。そこら辺は、実際に除雪作業を行った現場の人たちしか分からないが、中日本高速道路の通行止めの決定を下す部署は、その実態を検証しておく必要がある。
 それに、もし「大雪」と呼べるほどの降雪があったとしても、高速道路の通行止めは意味のあるものとなるが、一般道に締め出された車はどうするのだろうか?高速道路を利用する車は大型トラックが多く、もし、大雪だったら、渋滞によって通行が滞っている間にどんどん雪が溜まり、一般道の各所でスタックを起こし、大規模立往生が起きてしまう。
 中日本高速道路は高速道路を通行止めにした時の一般道の大渋滞を考えないのだろうか?まさか、「高速道路で立往生が起きなければ、それでいい」と考えているのだろうか?

 中日本高速道路は1月18日の福井県災害対策本部会議で、今後の対応策として、除雪のための「予防的通行止め」を即座に実施する方針を明らかにし、同社の片岡慎一金沢支社長は「ちゅうちょなく予防的通行止めを行い、集中的に除雪を行う」と説明し、より早期に対応することで実質的な通行止め期間を短くする考えを示した。
 しかし、“躊躇なく予防的通行止めを行う”と言っているが、あらかじめ予告してくれないと大変なことになる。(“あらかじめ予告”……重複表現か?)
 それに、「北陸道と国道8号線の両方を通行止めにする」という立往生予防策も実施するという話もあるが、この場合、経済(流通)を止めないと単なる“浅はかな策”に終わってしまう。そんな社会への多大なる影響を及ぼす決定の判断材料となる現在の気象予報がそこまで信頼のできるものなのか?……気象庁さん、自信ありますか?

 おっと、今回の記事の動機は上記ではなかった。
 実は、今日のお昼ごろ、NHKの名古屋放送局から気象ニュースあった。岐阜市10cmの積雪など、東海地方の各地で降雪があり、そのことの警戒を呼び掛けが目的のニュースだったが、その情報のデータとして、「富山市53cm、福井市27cm」という数値が示された。
 これ、普通の人は「富山でまた50cmも降ったのか」と思うはずだ。

 このデータは誤りではないが、今回の降雪の「降り始めの時点の富山市の積雪は30cm、福井市は19cm」なので、実質は「富山市23cm、福井市8cm」である。

 《情報(データ)を鵜呑みにしてはいけない》という良い例である。
 名古屋局の放送スタッフは、理解していて報じたのだろうか?
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相棒 season19 第14話「忘れもの」

2021-01-28 16:49:25 | ドラマ・映画
 今回の脚本担当は山本むつみ氏
 氏に関しては、season17 第6話「ブラックパールの女」で、《“社会派ドラマ的・心情的要素”に重点を置き、心情ドラマとしては面白いが、“ミステリー要素”は薄い》と評している。
 上記エピソード以降も、心情ドラマとして面白い時もあるが、ミステリーとしては物足りなさを感じることが多い。また、人物設定や行動理由に独りよがりさを感じることも多かった。

 今回も、上記のような傾向であったが、過去の“思い人”であった中迫(宮川一朗太)が、最後に自らの身の危険を顧みずに自分を助けようとしてくたことが、小手鞠(森口瑤子)はとても嬉しいようだった。そんな彼女の様子が、私も嬉しかったりして……(クライマックスで中迫がどちらの選択をするか、ドキドキした)
 ミステリーとしてはいろいろ不満を感じた。
 「中迫が税理業務を行っていた企業が、実は暴力団のフロント企業で、マネーロンダリングをしていて、それを告発しようとしていた」と、小手鞠に説明したが、「自らもそれに加担しており、その金をネコババしており、暴力団から追われていた」というのが真相だった。脚本的に小手鞠が真相を悟る必要があるので、行動を共にする中迫に不審な行動をとらせる必要があり、それを視聴者にも見せる必要があるので、視聴者には真相が見えしまうので、ドラマの進行にじれったさを感じる視聴者も多かったのではないだろうか?
 特命係が小手鞠の行方を追跡する際、多少の推察を駆使したが、青木のパパラッチ行為に依るところが大きかったのも、ドラマを平易にした。

 あと、非常に個人的な印象で申し訳ありませんが、小手鞠の笑顔や穏やかな表情の裏に、何か妖しげなモノを感じてしまう。
 芸者時代、内閣官房長官・鶴田翁助 (相島一之)と懇意の仲だったことに影響されているだけかもしれないが、森口瑤子が裏に妖しさを感じさせる演技をしているのかもしれない。
 その真偽はともかく、今回のエピソードでも、そう言った妖しさを感じてしまった(私の思い込み?)


【その他の疑問点など】
・暴力団の追跡が甘い。2人だけで、探していたのは三千万円だけ。マネーロンダリングの証拠も消去しなくていいのか?
・小手鞠が特命係と連絡を取らなかったのは、中迫の自首を成立させたかったと考えるが、特命係から彼女に電話をしようとしないのは不自然。スマホの電話番を知らなかったのだろうが、小手鞠から料理屋「こてまり」に電話を掛けたので、店の電話に着信履歴が残っているのでは?


第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話(元日SP)第12話第13話

【ストーリー】番組サイトより
運命的な再会から窮地に陥った小手鞠
命を懸けた逃避行の行き着く先は…!?


 ある夜、中迫(宮川一朗太)という男性客が、雨宿りのために飛び込みで小手鞠(森口瑤子)が営む小料理屋『こてまり』にやってくる。中迫が店を出た後、ハンカチを忘れていることに気付いた小手鞠は、追いついたところで、彼が高校時代の同級生だったことに気付く。
 ところが、再会も束の間、中迫は切迫した様子で、小手鞠は半ば強引にタクシーに乗せられ、その場から連れ去られてしまう。事情を聞くと、中迫は税理士で、ある事情から暴力団とかかわり、命を狙われているのだという。話を聞いた小手鞠は、手助けを決意するが、殺人さえいとわない危険な追跡者が、すぐそばまで迫っていた。
 いっぽう、小手鞠の異変を察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、わずかな手掛かりから、彼女の行方を追い始めるが…!?

逃避行に巻き込まれた小手鞠に
危険な追跡者の魔手が迫る!
救出に動き出した特命係は間に合うのか!?


ゲスト:宮川一朗太

脚本:山本むつみ
監督:片山修
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相棒 season19 第13話「死神はまだか」

2021-01-23 17:06:13 | ドラマ・映画
噺家の師匠・椿家團路(笹野高史)と弟子たちのやり取りや、突然死に介入してきた右京と弟子たちの駆け引きなどは、面白かった……かもしれない。
パワハラ・セクハラ師匠がこれ以上晩節を汚す前に、一門全員で殺害したというのが真相。

 でもその動機が弱いし、師匠の人徳や求道心や話芸の巧妙さなど、尊敬できる点が感じられなかった。
 いつか誰かに殺されるかもしれないが、弟子全員で罪を犯すとは考え難い。
 高齢でがんを患っているのなら、殺人を犯すリスクの方がはるかに大きい一門で相談するなかで、誰かが制止するのではないだろうか?高弟の小ん路(林家正蔵)に逆らえないなどの事情はあるかもしれないが…
 それとも、よほどトリックに自信があったのだろうか?
 でも、解剖されたら毒殺であることが明らかになる。確かに、《高座の最後、衆目の前で倒れたのだから怪しまれない。毒殺の可能性はあるが、演目のラストなので、カプセルを使用したとしてもタイミングが合わない》と考えたのかもしれない。しかし、本人が合意して倒れる振りをしたとは考えにくいが、一応、変死なので、解剖はするだろう。
 今話の場合は、正義に目覚めた刑事部長が、「根拠のない司法解剖は許さない」とした為、行政解剖となったが、もしかしたら、今話のために、第10話の乱闘→仮死→新生があったのかというのは、深読みしすぎか?
 でも(今回、「でも」が多いなあ)、行政解剖だと毒殺が判明しないの?犯罪による死亡とは考えていないだけで、死因を究明するのは同じなので、毒殺かどうかは分かるように思えるのだが。
 そもそも、小ん路たちは、刑事部長が正義に目覚めたことは知らず、司法解剖されないとは考えないはず。

 さて、今回、師匠に死んだふりの悪ふざけをさせ、それに乗っかって本当に殺害するという“被害者自身に協力させるトリック”だが、こういったトリックはよくある気がするが、こういうトリックの被り(ダブり)は仕方がないだろう。
 ただし、今話においては、上記の殺害動機の弱さに加え、その他の推理も貧弱だった。

 カビの生えた和菓子が1か月も放置されていたことから、女性にセクハラで訴えられていたことにたどり着いたが、普段の動線とは外れた位置に置かれていたとはいえ、1、2日ならともかく、普通部屋の掃除をするはずで、気がつかないのが不思議。
 怪路(遠山悠介)の師匠の死の悲しみ方が臭い芝居だとか、駄々々團(水沢林太郎)の破門の理由が食い違う云々のやり取りもモタモタしていたし、右京の想像のみで一門たちを追い詰めていただけだったのも不満。師匠の死が他殺だと疑う根拠もなかったような……


 今回、笹野高史さんが演じた椿家團路の良いところを描かずパワハラ・セクハラ三昧というクズ。その上、噺家の世界の古い気質・体質を描いていたが、落語協会からクレームがつかないのだろうか?
 

第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話(元日SP)第12話

【ストーリー】番組サイトより
人気落語家が高座のさなかに客前で絶命
ただ一人、事件性を疑う右京の勝算とは?


 噺家の椿家一門の師匠である椿家團路(笹野高史)が、公演中、高座で古典落語『死神』をやっているさなか、突然倒れ、そのまま息を引き取った。
 『死神』は、今にも消えそうなろうそくが、「お前の寿命だ」と死神に宣告された男が、死神から渡された新しいろうそくに火を移そうとするが、うまくいかず、そのまま命を落とすという演目。團路は、そのオチの部分で、高座に倒れ込む“仕草”をしたまま、動かなくなってしまったのだった。
 團路は高齢の上、がん闘病中で余命宣告を受けていたことから、病死と判断されたが、たまたま現場に居合わせ、一部始終を目撃した右京(水谷豊)は、事件性を疑う。亘(反町隆史)や捜査一課の面々は、右京の見立てに半信半疑だったが、それでも右京には確信があるようで、独自の捜査を始める。
 調べると、團路の周囲には、弟子たちをまとめる小ん路(林家正蔵)、團路のセクハラに悩んでいた路里多(立石晴香)のほか、テレビでの活躍に苦言を呈されていた弟子や破門されたばかりの若手など、クセモノ揃いの弟子たちがいて…!?

舞台上で倒れた落語家の死は、病死か殺人か!?
疑惑の渦中には、それぞれに動機を抱えた弟子たちが…
右京が落語になぞらえた“死神”の正体を暴き出す!


ゲスト:林家正蔵 立石晴香 笹野高史

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
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相棒 season19 第12話「欺し合い」

2021-01-22 13:54:15 | ドラマ・映画
タイトルの「欺し合い」は何と読むのだろう?
「欺」という漢字の意味は、「あざむく」「だます」だが、「あざむ(く)」とは読んでも「だま(す)」とは読まない。正規の読みに則って読むと「あざむしあい」となってしまう。(番組サイトの「ストーリー欄」は“騙し合い”になっている)
 非常に気になるわけではないが、少し気になる……


 さて、タイトルの「欺し合い」だが、伝説の詐欺師Ⅹ、伝説の詐欺師Z、そして特命係(プラス“暇か課長”、新捜一トリオ)の3者入り乱れての、大乱闘?だった。
 スリル、緊迫感漂う頭脳戦で楽しめた。

 ただ、視聴者を欺くことに重点があったので、腑に落ちない点もいくつかあった。


①詐欺師Zに係わった(騙された)2人の証言
 「すごく頭が切れて、用意周到な奴」(投資家)
 「杖を突いて足を引きずる老人」(目撃者?)
 被害に遭った投資家の方は本当の被害者かもしれないが、偽りの容貌を語っていた目撃者は、Zが用意した“さくら”なのだろうか?(視聴から時が経ったので、記憶も曖昧)

②XとZの面識
 過去にZに騙されたXは少年がZであることは当然知っていた(その仕返しのため、Xが自宅に帰らないことを利用した架空の誘拐をでっちあげ、今回の詐欺事件を発覚させZを逮捕させようとした)
 Zは今回の詐欺グループの影のヘッドだったが、冠城をマークしていたが、Xに関してはノーマークだったので、正体には気づいていなかったと考えられる。
 ZがXを騙したというが、どういう類のモノだったのだろう?

③割と“ちゃち”な詐欺グループ
 少人数で手数料をかすめ取る。その後、法人にたどり着いて、大きな詐欺を仕掛けるというが、その割には少人数だし、表向きのヘッドも武闘派の暴力団崩れで、本当に大きな詐欺ができるのかと心配?になる
 冠城が潜り込んだ段階でも、それほど大きな成果が上がっていないようだが、グループの一人が掠め取ろうとした札束はかなりの大金。

④詐欺師X(マギー)の演技
 鈴木(マギー)は、ただの下っ端だと思っていたが、”暇か課長”を刑事と知りつつ詐欺に遭わせ、警視庁を介入させZを逮捕させようとしていた。
 つまり、冠城の正体に感づいていた上で仲間に引き入れたのだが、その経緯での鈴木の応対には、冠城を怪しむとか正体を承知していたという素振りはなかった。
 《さすが、伝説の詐欺師Ⅹ”と感心したいところだが、演出としてはどうなのか?
 どういう疑問なのかと言うと、マギーが《下っ端の鈴木として、冠城の正体を疑わないで仲間に引き入れることになってしまった》という演技をしたのか、それとも《Zとして冠城の正体を承知したうえで、アジトに引き入れた》という演技をしたのか?……これが前者だというと、視聴者にとってはフェアな演出ではないなあと。
 それはともかく、今回の場合、マギーの演技が、マギー自身の判断なのか、脚本家or演出家or監督の指示だったのか、知りたいところだ。
 もちろん、フェアかアンフェアかは微妙で難しい問題で、たとえ前者だとしても、視聴者は《見事に騙されてしまったぁ》と感服するのが正しい視聴の仕方のような気もする。

 制作サイドとしても、ヒントのさじ加減が難しい。
あまり、ヒントが少ないと“後出しジャンケン”のだまし討ちになってしまうし、ヒントが多いと視聴者にネタを見破られてしまう。
 今話の場合、鈴木:詐欺師Ⅹが詐欺師ⅩとZの因縁を語ったこと、鈴木がスマホで競馬中継を聞いていた(スズキの説明)よ別件に思えた誘拐事件がヒントとなっていた。


【その他の些細な疑問】
・Z(少年)はどのようにして表向きのヘッドを従わせたのか?暴力団の武闘派?なので、簡単に従属しないようなタイプだが。顔は知らないようだし……伝説のZの手腕で、『世にも奇妙な物語』張りの恐怖を植え付けたのだろうか。
・暇か課長、簡単に騙され過ぎ
・“伝説の詐欺師X”の次は“伝説の詐欺師Y”にならないのだろうか? でも、“伝説の詐欺師Y”だと威厳を感じないか。

第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話(元日SP)

【ストーリー】番組サイトより
亘が給付金詐欺グループのメンバーに!?
特命係が究極の“騙し合い”に挑む!


 角田(山西惇)が給付金詐欺に引っ掛かっていることを察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、詐欺グループと連絡が取れる状況を利用して、主犯を捕まえようと動き出す。
 角田の息子と偽って、鈴木(マギー)と名乗る詐欺グループの一員と接触した亘は、アジトを突き止めるため、「雇ってほしい」と頼み込む。亘に言いくるめられた鈴木の口利きで、アジトへの潜入に成功した亘だったが、目隠しで連れ回されたため、アジトの正確な場所までは特定できない。ただ、そこでは未成年と思われる佐藤(山﨑光)という少年ら、数人が軟禁状態で働かされていることが分かった。
 そんな中、亘は鈴木から、グループのボスが“伝説の詐欺師Z”であるという噂話を聞く。Zは相当な切れ者で、“伝説の詐欺師X”を出し抜いたことで名を上げたという。隙を見て外部と連絡を取ることに成功した亘から、それを聞いた右京は、詐欺グループに“ある罠”を仕掛けるべく、角田や捜査一課を巻き込んで行動を開始するが…!?


都市伝説のような大物詐欺師は実在するのか!?
騙し、騙され、事件は極限の頭脳戦に…
二転三転する状況の中、意外過ぎる結末が!


ゲスト:マギー 山﨑光

脚本:徳永富彦
監督:橋本一
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2021年全日本卓球選手権大会

2021-01-20 21:40:40 | スポーツ
 卓球の記事を書くのは「石川佳純、代表決定 ~卓球グランドファイナル2019~」
 2人目の東京五輪代表が大激戦の末、決定したという記事だが、既に1年以上経過していたのは、驚き。
 そうかかぁ、五輪開催が1年遅れたため、時の流れが半分止まっているように感じる……そうだよなぁ…本来なら、とっくに五輪が終わっていて、次の五輪を目指している状況のはずなのに……

 全日本卓球選手権について書くのは、2017年以来。この時の女子の決勝は石川佳純ー平野美宇。
 その記事の冒頭で、
「私には、その人が負けると、気持ちが沈んでしまうような存在がいる。
 羽生善治、内村航平、ロジャー・フェデラー、石川佳純、里見香奈の5人である」
と書いている。
(最近では、この5人に加えて、バドミントンの山口茜選手)
 当時でもこの5人は、ピークを少し過ぎた感はあったが、トップを争っていた。それから、4年経っているが、若干後退したものの、いまだにトップクラスに位置している。(ファンとしては悔しい思いをすることが多くなってきているが、それでも、気持ちを強くさせてくれる存在であるし、ゲーム(対局、競技)内容にも心躍らせてもらっている。


 今大会は、コロナ感染を考えて、シングルスのみの開催となった(ジュニアもシングルスのみ)。
 女子シングルス、準々決勝の組み合わせは
早田ひなー佐藤瞳、伊藤美誠ー長崎美柚、木原美悠ー平侑里香、石川佳純ー横井咲桜
 五輪団体代表の平野美宇(2016年度優勝)は6回戦で木原(2,018年度準優勝)に敗れベスト16に止まっている。また、昨年ベスト4の橋本帆乃香は初戦の4回戦で平に敗れている。
 準決勝早田ー伊藤、石川ー木原となり、伊藤、石川が勝ち上がった。
 伊藤ー早田は3年連続の準決勝での対決。一昨年は伊藤、昨年は早田が勝ち、そのまま優勝している。
 この準決勝は大激闘。第1ゲームは早田が圧倒し、第2ゲームも早田がラリーを支配していており、このまま早田が押し切るかと思えた。しかし、伊藤が第2ゲーム途中から早田の強打やサーブに対応できるように感じ、早田のサーブの2本に1本を得点できるようになり、互角以上に戦えていた。といっても、どちらが勝ってもおかしくない内容で、息もつかせぬ激闘だった。
 「事実上の決勝戦と言ってもおかしくないぐらい」とこの準決勝の開始前に解説の福原愛氏が述べていた。“事実上の決勝戦”と言って良いのか?と思った。だが、伊藤の実力は言うまでもなく、ここ1年以上の早田の充実ぶりを考えると、そう考える人は多いだろう。
 実際、この準決勝は非常にレベルの高い白熱の名勝負であった。

 もう一方の準決勝は石川が4-2で勝利した。中継はされなかったが、石川が安定したプレーで確実に勝利した模様。準々決勝の対横井戦も主導権を渡さず押し切った。
 コロナによる自粛期間はバック打ちを強化していたようで、カウンターでないバックドライブが威力を増し、単独で決定打になるシーンが増えたように思う。
 とは言え、早田、伊藤を連破するのは相当な難易度だと思われるのだが、伊藤、早田が準決勝で激突してしまうのは、石川にとってはラッキーと言える。今大会の石川なら、決勝の1ゲームなら、石川にも勝機があるとみていた。
 伊藤と早田にとっては、3年連続、準決勝でぶつかるのは不運である。1度目の準決勝は仕方がないが、準決勝で敗れた方はその翌年は第2シード以上にならないので、ふたりが準決勝でぶつかってしまう確率が1/2となってしまう。(第1シードと第2シードならば、決勝でしか対戦しない)

 決勝。第1ゲームは伊藤が石川を圧倒。
 しかし、第2ゲーム以降、ミスが増えた。
 それでも、第2ゲームを取られたが、第3、第4ゲームはゲーム後半で集中力を高め、終盤、得点を重ねゲームを連取し、ゲームカウント3-1と優勝に王手。
 第4ゲームは接戦だったが、中盤以降、得点を先行した石川がジュースに持ち込まれたものの12-10でこのゲームを制した。
 ここまで、石川が伊藤に圧倒されている雰囲気は感じない。それは、伊藤にミスが多いことに起因する。いつもは、石川がベストなプレーを続けて必死に得点を上げて食らいついていく感じだったが、何となくいい勝負になっているというムード。
 これまで石川は必死に目一杯張りつめ、リードされると悲壮感が漂ったが、今大会は悲壮感を一度も感じなかった。


 伊藤はミスが多く、それを引きずり、乗り切れない。
 ミスが多い理由はいくつか考えられる。
 
・石川のバックドライブの強化により、守勢になっても石川の返球に威力があったり、深く返されたりして、それをやや強引に強打しようとしていた。
・時折、ミドルへのループドライブを織り交ぜられ、それに対応しきれなかった
・ラリーにおいて、石川にいつもより1球多く返球され、プレッシャーを感じた
・プレーに集中できていなかった。その一因として……
  準決勝でもよく見られたが、卓球台への汗のしたたりで審判にふき取りを何度も要求していた。
  伊藤がナーバスになっていたのか、伊藤の発汗量が多いのか?
  審判に何度も卓球台を拭かせて、申し訳ないという気持ちで、集中できなかったのかも
 
最終ゲームは、石川のプレーが素晴らしかった。
 あと1ゲームと追い込まれてから凌ぎ、最終ゲームに持ち込んだ勢いもあった。
 さらに、ゲーム前半を得点をリードして、優位に立ち、さらに伸び伸びとプレー。
 9-5とあと一歩まで迫ったが、そこから伊藤が反撃し9-9。
 この間、石川は点が取れそうで決まらない。この間の伊藤の返球は見事だった。
 しかし、この後の2プレー。石川が渾身のスイングで勝利を呼び寄せた!

【試合後のインタビューの石川の言葉】
「決勝まで進めて、伊藤選手と久しぶりの対戦で、“今日は胸を借りて戦おう”と思ったので、“リードされても、最後まであきらめずに頑張ろう”と最初から決めていたので、それができて嬉しいです」
「苦しい試合になることは、最初から分かっていたので、序盤リードしてもなかなかゲームを取れないいつものパターンが続いていたんですけれど、“あきらめずに”と途中から自分に言い聞かせてプレーすることを心掛けたのと、“もっと思い切りやりなよ!”と自分に言いました」
(最終第7ゲームの9-5から、4ポイント返されたあの最終盤の思いを訊かれて)
《あ~あ、1点取れない!》ていう、なんか、、もう緊張しちゃって…というのはあったんですけど、《いや、そうなだよな》《9オール、大丈夫、まだまだ、ここから》という気持ちに、切り換えられました」
(5年ぶりのチャンピオンですが、前回の優勝から多くの若い選手が力を付けてきた中で、また改めて、返り咲きました。この優勝はどう感じてますか)
「う~~ん……(色々な思いがこみ上げてきた様子)…………………………
 …………………………
 ……うれしいです。たくさんの人に感謝したいです」
(伊藤選手と戦ったその思いを訊かれて)
「こんなに強い選手と戦えて、すごく自分の力を試すことができて、楽しかったです。決勝は特に楽しかったです。ありがとうございます(運営サイドへの感謝の気持ちも含む)
 伊藤選手は国際大会ですごく活躍されていて、中国の選手にもたくさん勝っていて、見習うところがたくさんあって、歳は私が上なんですが、《負けてもともと》という気持ちでコートに立ったので、そこは気持ちの面では有利だったかなと思います》
(全日本チャンピオンとして、東京五輪に挑む気持ちを訊ねられて)
「久しぶりのチャンピオン、うれしいです。あの…そうですね…恥ずかしくないように、五輪までしっかりと自分のできることを準備して、五輪で最高のプレーができるように、更に頑張っていきたいと思います」

《昔は勝ち上がっていくと、いつも自分だけ年下だった。“私だけ14歳”とかだったのが、いつの間にか、“自分だけ27歳”みたいな…》という石川、優勝、おめでとう!
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新型コロナウイルス その90「インフルエンザと同等な新型コロナウイルス感染症の為に経済を停滞させた政府を非難する三浦瑠麗氏」

2021-01-19 21:01:58 | 時事
今日(1月19日)の『とくダネ!』で三浦氏は、
 「新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザ(五類)と同等な感染症なのに、感染症の分類で二類に当てはめ、強い制限を加えたのは失政だ」という主旨の発言をしていた(以前から言い続けている)。
 確かに、
三類……腸管出血性大腸菌感染症、コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス
四類……E型肝炎、A型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病、炭疽、鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く。)、ボツリヌス症、マラリア
と並べられると、《新型コロナは二類で妥当なの?》と思ってしまいそうだ。
 しかし、他の感染症との比較はともかく、新型コロナウイルス感染症がインフルエンザが同等とはとても思えない。
 はっきりとした数値は挙げられないが、致死率は新型コロナの方がかなり高いようだし、治療法も難しい。
 そのうえ、感染力も強く、感染防止が難しい(無症状患者が多いのも一因)。

 その証拠に、新型コロナウイルスの感染防止のマスクや手洗いの徹底などにより、今シーズンのインフルエンザの感染者は非常に少ない。

 もし、新型コロナウイルスに対しての感染防止の施策がインフルエンザ並だったら、現状の数十倍、感染が拡大しているのではないだろうか?
 医療崩壊が起こり、助かる患者も助からなくなり、その数は膨大なものになる……三浦氏は、そういう予測ができないのだろうか?
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相棒 season19 元日スペシャル 第11話「オマエニツミハ」

2021-01-18 15:41:45 | ドラマ・映画
仁江浜「この国は少年犯罪に対して、甘すぎる。未成年だからと言って、厳罰に処されないのは、どうしても納得できない」
右京「“人間形成のできていない少年に矯正教育を施し、社会へ送り出す”…この方針は間違いではない」
仁江浜「教育ではどうにもならない奴は大勢いる。ろくでなしは、ろくでなしのまま社会に放たれることになる」

…………………今話のテーマをこの会話が語っている。
 未成年という理由で刑が軽くなったり、加害者の身元を明らかにしなかったり(当時は被害者家族は裁判にも立ち会えなかったらしい)と、被害者関係者にとっては納得のいかないことが多い。

 今回の一連の事件は、過去の事件の被害者や関係者の未成年犯罪者への復讐だった。
 テーマを重視した為か、犯行の仕組みはストレート。その点で元日SPとしては物足りなかった。尺が長いので、単調で退屈に感じてしまった。

 その中で際立ったのは、仁江浜(岸谷五朗)の存在。――本名:大沼浩司・フリージャーナリスト
 謎の多い仁江浜だったが、犯行の途中、わざと防犯カメラに映り、右京を挑発。また、現被害者(過去の少年犯罪者)と加害者の関係を調べ、仁江浜の正体に気づく。
 右京に接近し、少年犯罪に対する甘さを述べ、右京に問いかける。右京に執拗に付きまとったのは、右京の信念を確かめるためで、確認したうえでラストの犯行に及んだのだろう。それと、仁江浜との因縁を右京に思い出させるためでもあった。
 その因縁とは………………
……12年前、仁江浜の中学生の息子が、クラスメートに対する不良グループの虐めを正そうとしてリンチに遭い、その時、不良グループのリーダー・柚木が発砲した銃弾がガス管に当たり、爆発火災を起こす(リーダーの親は暴力団員)。
 他の事件現場に急行中に、仁江浜の息子が廃ビルに連れ込まれるのを目撃していた右京がその現場に到着した時、その爆発が起こり、仁江浜の息子と柚木のどちらを先に救出するかの選択に迫られ、助けられる可能性の高い柚木を選び、新居浜の息子は命を失ってしまった。


「直樹君を助けられなかったことは、悔やんでも悔やみきれません。
 しかし、あの時点で、救える命から救うという判断は間違っていなかったと思っています」


 結果論になるが、右京が助けた“ろくでなし”(柚木)が、更生せず、世の中に害を為し続けた。(他の少年犯罪者も同様)
 右京の行為が岸谷の心の傷を深くし、やり場のない怒りから、犯行に及ばせた。


 右京は自分の判断は間違っていなかったと今も思っているが、本当にそうだろうか?
 柚木の生命が危うくなったのは、仁江浜の息子をリンチしようと思って廃ビルに連れ込み、さらに、銃を撃ったからで、自業自得
 仁江浜の息子は、クラスメートの窮地を救うため、不良グループに立ち向かったため命を失いそうになっていた。助かる可能性という問題はあるが、助けるという行為は両者にとって同等だとすると、仁江浜の息子を助けるという選択は妥当なのではないだろうか?
 仁江浜の息子を助ける選択をしようとしたが、その困難さから自分の命が危ないので断念したという理由なら、仁江浜も右京に対して怒りを抑えることができたはずだ。

 まあ、あくまで論理的に行動する右京があの選択をしたのは、右京らしい判断であり、その点は仁江浜も理解していたようだ。
 ただし、上記したあの状況に至る柚木と仁江浜の息子の行為の善悪度と、その後の柚木ら今回の被害者(少年犯罪者)が改心せず、世の中に害を為し続けたことを糾弾し、右京に本当に右京の選択は正しかったのかを問いかけてほしかった。(まあ、ここまで掘り下げてしまうと、脚本としては可笑しくなるかもしれない)
 ドラマとして結論を出すのは難しいと思うが、少年犯罪者が未成年というだけで刑が軽くなり、更生せずに早く世に放たれて、犯罪を起こし、その被害者が出るという図式には、憤りを感じてしまう。そもそも、躊躇なくバールや鉄パイプで人を撲る奴が改心するとは思えない。
 もちろん、更生する少年も多く、その点のフォローとして、こでまりに魚を卸している魚屋の兄ちゃんが描かれているのだろう。ひねくれている私は、彼こそ柚木の現在かと思っていた。
 
 ラストシーン……右京に、《“ろくでなし”と小出茉梨(森口瑤子 ・こてまり女将)のどちらを助けるか》の選択を仁江浜が迫る。右京に12年前と同じような選択を迫った。

「撃つのなら、僕を撃ちなさい!」
 《命の重さは善人も悪人も同じ》と考える右京にとっては、選べない選択だ。
 上記の右京の言葉は、当然の帰結かもしれない。でも、ありがちなパターンで、《脚本家が逃げたな》と思ってしまった。
 私なら、「巻き込まれてしまっただけの女将を選ぶのは当然です。あなたも柚木を撃ちたいのでしょう」と言わせたい(笑)。


その他の点として…
①右京さん、アナグラムが好きだなあ
 仁江浜光男(ニエハマミツオ)→オマエニツミハ(お前に罪は)って、ピンとくるものなのか?
 それに、「お前に罪は」というフレーズも少し変。「お前の罪は」なら分かる。
 将棋が好きな私は、「お前の(玉の)詰みは」と連想してしまった。
 
②美彌子(仲間由紀恵)のセリフに違和感
「隠ぺいが事実だとすると、お二人(刑事部長と参事官)にも、どこかでけじめをつけていただくことになるかもしれませんねえ。
 警視庁も多少は風通しを良くしないと……加齢臭が充満していますからねえ……あ、失礼、今のは独り言です」
 言葉に毒があり過ぎだろう


第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話

【ストーリー】番組サイトより
殺害された青年に許されざる過去が…
右京を追い回す謎の記者との関係は!?


 ある日、都内の河川敷で、鎌田(永嶋柊吾)という区役所に勤める男の撲殺死体が発見される。さっそく捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知る。
 そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付く。その男が『こてまり』にまで現れたため問い質すと、仁江浜(岸谷五朗)というフリージャーナリストだと名乗る。聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”という噂を聞き、取材させてもらうつもりだったという。すげなく断わった右京だったが、仁江浜はすんなり引き下がりそうになかった。
 さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっかけてくる。そこには、別の狙いがあるようにも思えた。
 ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明。
 捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行。すると、鎌田の暴行で大怪我を負い、人生を狂わされた被害者の一人である瀬川(趙珉和)という男が浮かび上がる。
 伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、目撃証言とも人物像が一致する瀬川にあたりをつけ、接触を試みるが、その矢先、まったく予想していなかった緊急事態に見舞われる。さらに瀬川は、次の犯行を予告するようなことを口にしていた。そして、再び右京の前に現れた仁江浜は、またも右京を試すような言動を取り…!?

十数年前の少年事件と複雑に絡み合う現在の殺人
動機はかつて少年法で守られた加害者への復讐!?
右京を嗅ぎ回る怪しげな記者の“真の狙い”とは?
衝撃のラスト!右京が命を懸けた究極の選択を迫られる!


ゲスト:岸谷五朗

脚本:瀧本智行
監督:権野元
コメント (2)
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新型コロナウイルス その89「質問に正対して答えない尾身会長」

2021-01-17 09:29:04 | 時事
『NHKスペシャル』の「“感染爆発”をどう乗り越えるか」(1月16日)に、政府分科会の尾身会長も出演していた。

 その中で、「西村大臣が宣言解除の条件を都の1日の新規感染者が500人としたが、西浦教授のシミュレーションによると100人未満に抑えないと意味がない(500人ではすぐに感染拡大がぶり返す」という考察を取り上げ、武田キャスターが
「尾身さん自身は、緊急事態を解除する条件はどんなことがあると考えでしょうか?」と質問
したが
「私は条件というのは3つあると考えている。
 ➀感染レベル、医療体制の負荷という点で、ステージ3のレベルに下げる
 ②ステージ3になったうえで、感染状況医療負荷の改善傾向が一定期間続くこと
 ③ステージ2に下がる見込みができる
 このことは、一言でいえば、宣言解除後に起こる感染のリバウンドをなるべく低く抑える形で解除することが重要だ」

これって、一般論を述べているだけである。
 なので、武田キャスターは重ねて質問した。
「ただ、私たちはどこをゴールとして認識していればいいのか?東京で1日500人という目安はどう捉えるのか?」

「感染者数は一つの目安となりますが、それ以上に医療機関、保健所への負荷が十分に軽減されることが重要だと思う。
 例えば、感染者数をX(エックス)と仮定して、その数をクリアしたとしても、実際に医療機関、保健所の負荷が改善されなければ、目標を達成したとは言えませんよね。従って、我々のゴールは既に限界に達している医療機関、保健所の負担をなるべく早く軽減することだと思う」

 
 ……質問に対する答えになっていない。
 確かに、数だけの問題ではないというのはそうなのだが、新規感染者数が最低限どの程度に抑える必要かを考える必要がある。
 今の政府の方針だと、都の新規感染者が500人以下になったら、宣言を解除してしまう。それでもいいのか?
 感染状況、医療体制を分析して、適切な施策を提言するのが分科会の役割ではないのだろうか?
 政府が宣言解除の目安500人とするのなら、分科会はその数値の妥当性に責任を負わなければならない。

 言及することや責任から逃げてばかりの尾身会長は辞めてほしい。
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新型コロナウイルス その88「無責任な人たち(奴ら)」

2021-01-17 08:55:30 | 時事
『NHKスペシャル』の「“感染爆発”をどう乗り越えるか」(1月16日)を見て、ぞっとした。

 自宅療養者(ホテル待機者)が増大する一方。容体が悪化しても受け入れ先の見つからないというケースも増えてきている。
 その一方で、陽性が判明した人と連絡がつかないケースも増え、多い時では6人に一人が電話に出ないという(港区保健所)

 また、PCR検査の結果を待つ間に外出するケースもあるという。


 陽性が判明した30代女性に連絡したところ、出勤していた。その女性の職場では感染が広がった。
 PCR検査を受けたということは、《コロナかもしれない》と思っているはずなのに、出歩き職場に行くというのは、どういう了見なのか?
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近況報告

2021-01-15 17:36:37 | 日記
例年通り、駅伝(実業団、箱根)、『相棒・元日SP』、『芸能人格付けチェック』などの視聴に追われる正月三が日。
年越し寒波で雪かきを強いられましたが、無事視聴はできました。でも、相棒のレビュー記事を書く余裕はありませんでした。

まあ、相棒は1週間休みがあるし、そのうち書こうと思っていました(できれば、箱根駅伝も)
しかし、コロナの影響で12月に組み込まれるスポーツ大会があり、その視聴で年末から睡眠不足気味。
さらに、春高バレー&高校サッカーを何とか視聴。

そして、先日の大雪で時間と体力を大消耗……今日に至っています。

『相棒・元日SP』のレビューは記憶が薄れてしまったうえ、第12話も未視聴……
何とか頑張って、記事を書きたいと思いますので、待ってる方はあまりいないと思いますが、しばらくお待ちください。
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