英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

バンクーバー五輪雑感⑨ フィギュアスケートその2

2010-03-31 17:58:33 | スポーツ
 今回の五輪(もう1月以上前の話になってしまいましたが)、たぶんたくさんの方が採点について疑問を感じられたことと思います。この採点の妥当性ですが、2つの観点から考えたいと思います。

A採点方式
 採点方式だけに絞っても、いろいろなポイントがあります。技術点と芸術(表現)点の比率や審判の選出の仕方や、採点の採用方法などがありますが、その前に、採点方式の変遷を振り返ってみたいと思います。

 2002年のソルトレイク五輪までは、順位点方式でした。
 選手すべての演技を総合評価して順位を決め、それをポイント化したのが順位点です。ショートプログラムは順位×0.5、フリーは順位がそのまま順位点となります。総合成績はその合計点で決まります。(もっと以前は、規定(3週8の字にすべりその軌跡が綺麗に一致するかなど)があって、確か規定順位×0.6、ショートプログラム順位×0.4、フリー順位×1だったと思います)
 で、ジャッジの際、技術点と芸術点を6点満点で採点します。ただ、これは「あなたの演技を私はこれくらい評価しています」という意味で、順位には全く関係しません。審判が順位をつける上での基準の参考という意味合いはあると思います。

 非常におおざっぱで、順位の基準もあいまいな気がしますが、それはそれで、理にかなった採点方式だったと私は思います。
 料理を例にしますが、料亭の料理にしても家庭の料理にしても、その評価はいろいろな要素がありますが、とどのつまりは「おいしい」か「まずい」かです。その要素として、焼き加減、味付け、ネタの新鮮さ、盛り付け、雰囲気などあり、それらが独立して加点されるのではなく、それらが影響し融合して判断されます。
 フィギュアスケートも同じような気がします。ジャンプ、スピン、ステップ等の難易度、曲との協調や滑らかさやスピードや高さなど、いろいろな要素がすべて統合されて、評価が決まるのではないでしょうか。
 ひとつひとつを点数にして評価して合計するよりも、統合的評価でどの演技が上かを判断する方が、理にかなっているような気がします。
 もちろん欠点があり、その欠点がソルトレイク五輪で顕著に現れてしまいました。(私は欠点が3つあると考えています)



①審判の主観に大きく左右される。また、その審判の主観が正しいものであっても、数値として示されないので納得がいかないことが多い

 ソルトレーク五輪では、ペアの判定でノーミスで演技したカナダペアより一度着氷で乱れたロシアペアの方が順位が上と判定された。9人の審判のうち、ロシアペアを1位としたのが5人、カナダペアを1位としたのが4人。
 イメージ的には、ミスのなかったカナダペアのほうが上のようだが、それぞれの技の難易度やスピンなどのシンクロ性などがロシアペアのほうが上回っていて、着氷の乱れのマイナスをカバーしていたのかもしれない。ジャッジも5対4なので、本当に僅差なのだろう。とにかく、審判の主観によって決められ、その判定のよりどころを示すものはなかった。
 アメリカとカナダのマスコミが不当な判定と騒ぎたて、このジャッジの一人であるフランス人審判が「『アイスダンスでフランスペアがロシアペアに勝たせるかわりに、ペアではロシアペアを勝たせるように』という上からの指示があった」と証言し、両ペアが金メダル扱いとなった。
 この件が起因となり、判定の基準や数値をはっきりするべきと判定方式の変更がなされた。



②最後まで順位が確定しない
 女子シングルでもスルツカヤ(ロシア)の点数(評価)が抑えられたのではないかという疑惑が起こったが、ペアほどは大騒ぎにはならなかった。私個人の印象では、フリーはスルツカヤが2位かどうかは微妙(どちらでも不思議ではないが、どちらかというと1位)だったが、ショートプログラムは1位と思ったのが2位だったという記憶がある。
 それはともかく、この項では、小見出しの「最後まで順位が確定しない」ということのみの焦点を当てます。

 「最後まで順位が確定しない」というのは、現方式においても同じなのだが、順位点方式は「ねじれた不確定さ」という特徴がある。

 この大会にその特徴が絶妙な具合で現れた。

 ショートプログラムの結果は
1位 クワン(米国)    順位点0.5
2位 スルツカヤ(ロシア) 順位点1.0
3位 コーエン(米国)   順位点1.5
4位 ヒューズ(米国)   順位点2.0

 そして、最終演技者のスルツカヤの直前の時点でのフリーの暫定順位が
1位 ヒューズ       順位点1.0
2位 クワン        順位点2.0
3位 コーエン       順位点3.0

 で、暫定の総合順位は
1位 クワン        順位点2.5
2位 ヒューズ       順位点3.0
3位 コーエン       順位点4.5

 であった。

 現行のような普通の総得点方式であれば、スルツカヤの得点が確定し、スルツカヤの下位の選手の順位がひとつずつ押し下げられる。つまり、順位は確定しなくても、スルツカヤ以外の選手の上下関係は変化がない。
 ところが、順位点方式だとスルツカヤのフリーの順位によって、他の選手の順位の上下関
係が逆転する可能性がある。


★スルツカヤのフリーが1位の場合
 フリーの順位点は
1位 スルツカヤ      順位点1.0
2位 ヒューズ       順位点2.0
3位 クワン        順位点3.0
4位 コーエン       順位点4.0

 となり、総合順位は
1位 スルツカヤ      順位点2.0
2位 クワン        順位点3.5
3位 ヒューズ       順位点4.0
4位 コーエン       順位点5.5



★スルツカヤのフリーが2位の場合
 フリーの順位点は
1位 ヒューズ       順位点1.0
2位 スルツカヤ      順位点2.0
3位 クワン        順位点3.0
4位 コーエン       順位点4.0

 となり、総合順位は
1位 ヒューズ       順位点3.0
2位 スルツカヤ      順位点3.0
3位 クワン        順位点3.5
4位 コーエン       順位点5.5

 ヒューズとスルツカヤは順位点が同じだが、フリーの成績が優先される


★スルツカヤのフリーが3位の場合
 フリーの順位点は
1位 ヒューズ       順位点1.0
2位 クワン        順位点2.0
3位 スルツカヤ      順位点3.0
4位 コーエン       順位点4.0

 となり、、総合順位は
1位 クワン        順位点2.5
2位 ヒューズ       順位点3.0
3位 スルツカヤ      順位点4.0
4位 コーエン       順位点5.5


 スルツカヤのフリーの成績によって、金メダルはスルツカヤ、クワン、ヒューズの可能性がある。最終演技者スルツカヤの演技直前の時点でクワン、ヒューズの上下関係が、スルツカヤのフリーが2位のときのみ、二人の上下関係が逆転するのだ(スルツカヤのフリーが4位以下の場合も変化なし)。
 こういった現象の原因は、スルツカヤの順位がヒューズとクワンの間に入る2位のときだけ、ヒューズとクワンのフリーの順位点の差が2になり、それ以外のときはスルツカヤが上位でも下位でも、ヒューズとクワンのフリーの順位点の差は1のままだということによる。
 通常の総合得点方式の感覚なら、最終演技を前にして、暫定1位のクワンと最終演技者のスルツカヤの金メダル争いのはずだ。ところが、神様のいたずらか、あるいは作為的なものがあったのか、スルツカヤがフリーで2位となり、ヒューズに金メダルが転がり込んだのである(感覚的に)。

 当時の日本の実況も、その可能性に気づいていず、スルツカヤのフリーが2位になった瞬間、ヒューズの喚起する様子が国際映像に映し出されたが、状況が把握できず言葉が出ない状況に陥った。



③ショートプログラムが僅差の内容であっても、順位が低いと逆転は不可能に近い

 私は、これが一番の欠点だと考えている。
 たとえば、ショートプログラムが
1位 A選手 得点 71点
2位 B選手 得点 70点
3位 C選手 得点 69点
4位 D選手 得点 68.5点
5位 E選手 得点 68.4点
6位 F選手 得点 68.2点
7位 G選手 得点 68.1点
と僅差だった場合、現行方式だと7位のG選手も逆転優勝は充分に狙えます。

ところが、これが順位点方式だと
1位 A選手 順位点 0.5点
2位 B選手 順位点 1.0点
3位 C選手 順位点 1.5点
4位 D選手 順位点 2.0点
5位 E選手 順位点 2.5点
6位 F選手 順位点 3.0点
7位 G選手 順位点 3.5点
となります。

 6位のF選手が金メダルを取る可能性を考えると、相当難しい。
 F選手がフリーで1位だったとして総合の順位点は3.0+1.0=4.0となる。この場合、SP1位のA選手がフリーが3位でも総合順位点は3.5となりF選手を上回る。
 仮にA選手が4位となってF選手を下回っても(総合順位点4.5)、SP2位のB選手やSP3位のC選手が2位になってしまうと、F選手は優勝できない。見た目以上に逆転優勝(あるいは大きな順位の挽回)は難しいのである。
 現行方式だと、他のすべての選手に対して3点上回ればよいので、逆転優勝の可能性ははるかに大きいと言える。


 私は順位点方式は、大雑把で主観的であるが、それなりに有効な採点方式だと思っているが、③の欠点が大きくて支持できない。
 ショートプログラムを予選(フリー演技者の数を絞ったり、フリーの演技順を決める)にして、フリーのみの決勝順位点方式なら有り得るかなと思っている。


 嗚呼、これだけ書いても、本題に辿り着けない……
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春の雪

2010-03-30 22:33:51 | 気象
 昨日は全国的に雪が降ったようで、福井(越前市)も午前中雪が舞いました。昼からは日差しもあったのですが、夜遅くには雪が降って、道路もうっすら積もりました。

 で、今朝の様子です。



 3月に雪が降るのは珍しくありませんが、月末になって降る、しかも、積雪を記録するのは珍しい部類に入ります。
 詳しくは3月の雪(3月10日)をご覧ください。
 しかし、同日のコメント欄に書いたように、4月にも雪が降ることも稀にあるので、騒ぎ立てることではないのかもしれません。


 しかし、夜明け前から晴れていて放射冷却が強かったのと(午前6時、-1.5℃)、この雪で、今朝の運転は少し緊張しました(タイヤは普通タイヤ)。




 少しだけ雪が降った寒い朝は、樹の枝に綺麗に雪が付きます。このような木々が立ち並ぶ見事なポイントがあるのですが、カメラに収める機会がありません。今朝も綺麗でした。
 時間的に限られて(朝の7~8時)撮る余裕がないのと、交通量が激しく、車を停めにくいのです。

 今回の寒気が去って、ようやく春めいてくるようです。しかし、実際は土曜日(3日)あたりにやや強い寒気が北日本に南下するので、週末、北陸は寒いかもしれません。
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募る政治不信 普天間基地問題とゴールデンウィーク分散化

2010-03-28 14:56:48 | 時事
 今さら書くまでもないとは思いましたが、あまりにもひどいので。

①普天間基地移転問題
 国家間の取り決め、県政・市政、実際に影響を受ける住民と、複雑な問題があって、私は言及する立場ではないと思います。しかし、1点だけどうしても言いたいことがあります(ほんとはたくさんあるのですが)。

 民主党は選挙前に「基地の移転は県外(国外)」を公約(演説)しています。しかし、マニフェストや連立政権合意書などには、基地移転について「見直し」とか「検討」という語句はありますが、「県外(国外)移転」という語句はないようです。
 イメージとしては、「新政権=県外移転」で、しかも、社民党を仲間に入れたため、さらに、世間には「県外移転」のイメージが強まってしまいました。
 八方美人的な民主党に不信感を強く感じていますが、基地移転に関しての自民党の姿勢には、さらなる不信感を感じます。

 政権を担当し、15年間に及んで進められてきた米国との国と国との取り決めをしたのは自民党にほかなりません。
 それを政権を失ったからといって、県外移設が実現できない民主党をマニフェスト(公約)違反と責め立てるのは、おかしいです。自民党は自らの施策を否定しているのですから。

 民主党の八方美人性も不信感を強く感じますが、一貫性がなく無責任な自民党には嫌気を感じます。

 選挙>政治という図式はいい加減にしてもらいたいです。



②ゴールデンウィークの分散化
 柔軟な発想で少し感心しました。しかし、改善や発展のため、いろいろと考えことは意義がありますが、実情を考えると有効な施策とは思えません。頭のいい人や見識のある方たちが知恵を絞ったのかもしれませんが、とてもそうは思えません。施策案が公表に至ったことも驚きですが、先日、地域限定、あるいは学校限定で、夏休みを5日程度短縮して、別の時期に5日程度の連休を実施という社会実験を行うと発表しました。
 学校は可能かもしれないが、保護者はどうなるのかと思っていたら、企業や社会全体に有給が取れるように働きかけると説明していました。
 私には有給という制度は遠い存在ですが、そんなに簡単に取れるのでしょうか?(本来は取れるべきだとは思います)
 それに、5日連続の有給なんて取れるわけがないという業種があるはずです。というより、実現困難な業種の方が多いと思うのですが。就学児(生徒)を持つ親というのは働き盛りと考えられますが、その人たちが大量に一度に5連休というのは、地域限定(学校限定でも)難しいのではないでしょうか?

 本当に真剣に考えているのでしょうか?公表後、世間の反応をリサーチしたのでしょうか?


 第2次事業仕分けが実施されるそうですが、この施策案を進めている組織も対象にしていただきたいものです。



 高速道路無料、子ども手当など、目先の効果(人気取り)はいい加減にしてほしいです。
「犯罪人引渡条約」が数カ国としか締結されていません。他にしなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか?


②の2 ゴールデンウィーク分散化のデメリット
 渋滞緩和や景気刺激というメリットはあるかもしれませんが、デメリットのほうが大きいです。

Ⅰ 全国展開する企業が、地域別に連休を設けるのはいろいろ支障をきたしそう
   例えば、北陸で受注したが、工場のある四国は連休中の場合

Ⅱ 観光地の2番手3番手宿泊施設が落ち込む
   ゴールデンウィーク中にその地域では1万人の宿泊があったとします。全国の述べ休日数は一定なので、宿泊数も全体では変わりません。ゴールデンウィークに集中する現在では1番手の施設におさまらないお客さんが2、3番手にこぼれていると考えられるが、連休分散化によって、そのこぼれるお客さんが減る。(マイナス思考ではありますが)

   同様な理屈が観光地同士にもあるかもしれない。そう単純ではないと思うが、少なくともディズニーランドは喜びそう。


Ⅲ レジャー関係の従事者は休みが減りそう

Ⅳ ゴールデンウィークに実施している全国規模の祭りや大会に支障が出る


まあ、他にもいろいろありそうです。
とにかく、連休の分散化は、相当な悪手のように思います。 
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Vプレミアリーグ福井大会(大村選手お疲れ様)

2010-03-22 23:32:45 | スポーツ
 バレーボール、Vプレミアリーグ福井大会を観に行きました。
 20日(土)、21日(日)と開催され、私は2日目を観ました。この2日目は第4レグ(総当たりリーグの4回り目)の最終日、つまり、レギュラーリーグの最終日です。なお、今期から8チーム4回戦制(昨年までは10チーム3回戦制)となっています。28戦を戦い、上位4チームが総当たりで準決勝リーグを戦い、さらにそこで上位2チームがファイナルを戦います。
 今期は既に準決勝リーグ進出チームが決定しており(JTマーヴェラス、東レアローズ、久光製薬スプリングス、デンソーエアリービーズ)、最終戦の重みはやや薄れているのですが、下位チームにとっては最終戦、上位チームにとっては準決勝リーグを見据えた試合です。

 この日の試合は
デンソーエアリービーズ×パイオニアレッドウィングス
久光製薬スプリングス×岡山シーガルズ
 の2試合。

 実は2年前の福井大会も観戦に行っており、その時はJT×東レ、NECレッドロケッツ×デンソーでした。実は、昨日観に行くまで、ずっと昨年の3月だと思っていました。時の経つのが速いのか、私の記憶回路が狂っているのか…
 その時と比べると、若干観客が少なかったです。前回は超満員でした。これは参加チームの関係か、バレーボール人気が下降しているのか、一昨年1回来ているからなのか、前回とは1週間遅いからなのか(前回は15、16日)、それとも、深い意味はないのか。


 ★第1試合 デンソー×パイオニア

 パイオニアは栗原選手の欠場(手術したと聞いています)が寂しいです。今期はまだ3勝(24敗)と元気がありません。



 佐々木選手(写真右)、成田選手(写真左)、多治見選手など全日本代表経験者がズラリ。しかし、この成績は、若干衰え?なのでしょうか、あるいは、チーム状況がよくないのでしょうか。
 この試合、第1セットは終始リードしていましたが、セット終盤、連続失点してセットを落としました。第2、第3セットは競り合うこともなく、ズルズル敗北。苦しいラリー中にも頼るエースがいないのは、やはり痛いです。
 成田選手が盛り上げようとしますが、チーム全体に覇気がないように感じました。成績が上がらず、栗原選手の欠場もあり、仕方がないのかもしれません。




 デンソーは写真の桜井選手と井上選手が全日本の経験者。繋ぎがよいのとセンター線の強いチーム。フラッシュ撮影が禁止されているので、シャッタースピードが遅いので私の腕ではいい写真は無理です。

 このチームでは矢野選手が目を引きました。



 後ろ姿で申し訳ありません。ブロックのタイミングがよく、サーブの変化も大きい選手ですが、何より体格がいい。最近の選手はスマートで、テレビで見るより線が細いです。華奢というわけでなく、しなやかという感じ。無駄な肉がなく、締まっていて、美しい身体という印象です。
 あ、いや、その、矢野選手が美しくないというのではありません。東レの荒木選手、大山選手タイプで、肉感があって頼もしいです。

 あと、細田選手の動きがよかったです。サーブの変化の切れもよかったです。いつもは、サービスエースも多いけれど、サーブフォルトも多いです。


 ★第2試合 久光製薬×岡山シーガルス

 シーガルスは決定力に欠けるが、バランスの取れた選手が多く、全員が拾い、全員が打ち、ラリーに強いチーム。(写真がなくて申し訳ありません)
 久光は過去4年、準優勝、優勝、3位、準優勝と、上位の常連。先野選手、佐野選手、石田選手、狩野選手(故障)などタレント豊富。また、オリヴェイラ選手のスパイク、サーブは破壊力抜群です。



 一番人気は佐野選手で、最もカメラが向けられていました。


 試合は、終始久光ペースで3-0のストレート。オリヴェイラ選手が絶好調でスパイクやサーブをビシビシ決めていました。バックアタックも凄かったです。あと、先野選手のサーブは良く曲がりました。
 シーガルスは少し元気がなかったです。
 この試合、実はあまり集中して見れませんでした。それはなぜかと言うと…


 第3セット途中から、先野選手に代わって大村選手が起用されました。大村選手は今シーズンが最後だそうです。京都の高校の教師になるそうです。

 

 私は大村選手のファンです。しかし、もともとはそうではなかったのです。末期の日立(エーススパイカーは福田選手、多治見選手の全盛期)のファンだったのですが、大村選手にはよくシャットアウトを食らっていました(ブロックされた)。彼女のポテンシャルは高く(Vリーグの公式選手紹介では、最高到達点は319センチで日本選手ではたぶん一番)、センタープレーヤー(ミドルブロッカー)としてもウイングスパイカーとしても一流でした。ただ、その分、抜きんでた数字を残すことはありませんでした。
 評価は高くて、全日本にも長く在籍したのですが、レギュラーポジションを得ることはなかったです。万能であったことが裏目に出たのかもしれません。

 全日本での使われ方は、ワンポイントブロッカーとしてが多く、ワンチャンスでブロックを決めなければならないという、非常に酷な状況でした。起用されて、「さあ」という時、サービスミスで、何もしないまま交代ということも多かったです。また、相手スパイクをブロックにかけてラリーに持ち込んでも、セッターに代わって出ているので、オープントスがウイングスパイカーに上がることはあっても、センターの彼女にはトスが上がることはほとんどなかったです。
 そういえば、レシーブされたボールが彼女のところに来て、トスを上げなければならないこともあったのですが、さすがにトスは下手で、よく、ドリブルを取られていました。
 とにかく、彼女のポテンシャルを考えると、全日本では不遇だったと思います。


 今シーズンが最後ということは知っていたので、この日がレギュラーラウンド最終戦なので、最終試合(引退試合)なるのではないかと思っていました。久光は準決勝リーグ進出が決まっているので、シーズン最終戦ではありませんが、最近の彼女の活躍度を考えると、準決勝リーグで彼女の出番はないかもしれないと。
 試合に出た彼女でしたが、ほとんどトスが上がらず、当たり損ねのスパイクが1本決まっただけでした。1本ジャストミートのクイックがありましたが、相手レシーバの正面で、決まりませんでした。
 それでも、必死にレシーブする姿、おとりジャンプに飛ぶ姿、ブロックに飛ぶ姿は、私の目に焼きつきました。
 センターなので、後衛に下がってサーブをした後は、リベロと交代するのですが、皮肉なことに、そこから、久光が連続ポイントを重ね、ベンチに下がったまま試合が終了してしまいました。最後まで、不遇でした。空気を読めよ、オリヴェイラ!

 チームサイトの自己紹介で、
 バレーボール以外の得意なことの欄に「水泳・走り」、自慢できることは「大食い」とあります。それにしても「走り」って…


 試合終了のインタビューで、キャプテンの先野選手が涙で言葉に詰まり、佐野選手やその他多くの選手が涙を流していました。明るくて、凄く愛されていた選手です。

 大村選手、お疲れ様でした。

 きっと、素晴らしい先生になると思います。
コメント (2)
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○番

2010-03-22 16:13:26 | ドラマ・映画
『ブラッディ・マンデイ シーズン2』を観ました。

初回スペシャルは突っ込みどころ満載でしたが、面白かったので期待していたのですが、徐々につまらなくなり、最後のほうはどうでもよくなっていました。惰性で最終回まで到達したという感じです。

本来なら、いつもの箇条書きで書き連ねるのですが、切りがなさそうですし、その価値も気力もないので、一言だけ。

まったくの黒番、いえ、赤番、いえ、茶番としか言いようがないです。


あ、もう一言だけ。

ブラ・マン(ブラッディ・マンデイ)なだけに、「ひーはー」





……それは、ブラ・マヨ(ブラック・マヨネーズ)!
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例の桜10年冬~早春+土筆、ふきのとう

2010-03-22 11:45:23 | 歳時
例の桜です。
アップをさぼっていました。

まず、1月の様子です。(1月21日)



1月は寒い日が続き、雪も割合降ったので、「どうかな(咲いていないだろう)」と思ったのですが、花弁は小さいですが咲いていました(年始辺りはほとんど咲いていなかったと思います)。

 昨年はと言うと『寒桜と雪灯り』『寒桜②と日本海』で、だいたい同じような感じですね。

 この日は、雪がかなり積もっていたので、近づけませんでした。拡大したのが次の写真ですが、画像はあまりよくありません。




 2月はほとんど咲いていなかったと記憶しています。
 ちなみに昨年は2月25日の記事『早春桜』で1月より咲いていると書いていますね。


 で、3月になって、行ってみると(3月12日)


かなり咲いています。
少し角度を変えたものが次の写真です。


本格的に咲いていると言っていいような気がします。

花弁も



しっかり、八重についています。
ただ、すべてが元気に咲いているのではなく、花弁がしおれていて弱弱しいものもあります。


さらに1週間後の3月20日です。



12日と同じ写真ではないかと言われそうですが、違います。(地面の雪が違いますよね)
どちらかと言うと、この日のほうが満開感が強いです。





おまけにもう1枚、



腕が未熟なので、つぼみにピントが合ってしまってます。
(少しでも風があると、枝が揺れて難しいんですよ)
とにかく、まだまだ咲きそうです。


 ちなみに、昨年の3月は
『早春桜2』をご覧ください。


 「桜ばかりヒイキだと」声が聞こえてきました。
この日(3月20日)の桜の根元に



ふきのとうが出ていました。


ついでに、これはうちの近くの空き地の土筆です。




今年の春は引っ込み思案で、寒い日が多いですが、あちこちに春が顔を出していますね。

一昨日は春の嵐(南風)、昨日は冬の嵐(北風)、
さらに春の厄介者の黄砂が吹き荒れました。
今日は、洗車とガラス拭きにおわれています。
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意気消沈しています

2010-03-17 22:52:35 | 将棋
 タイトルで、内容の予想がついた方は、当ブログの常連さんです。ありがとうございます。

 負けてしまいました。羽生名人。
 第6局は先手番だったので、なんとか勝てるだろう。最終局に持ち込んでと思っていましたが……


 羽生マジックが第1局と第5局に飛び出し、面白いシリーズでした。

 第1局は苦戦模様の中、飛車捨てのマジックが飛び出し盛り返しましたが、勝機をつかみ切れず敗北。
 第2局は難解ながらも猛攻で押しつぶしました。快勝と言っていいでしょう。
 第3局は中盤、飛車の逃げ方を誤り、防戦一方。終盤、必至かと思われた局面で、奇手を放ち、久保八段の包囲網を振りほどきかけましたが、及ばず敗退。
 第4局、週刊将棋では「久保完勝」という見出しでしたが、非常に難解の将棋で、翌日の羽生名人の感想では「問題の局面では先手(羽生)の勝ちのようだ」とのこと。ただ、その前に、羽生名人に錯覚があり、急転直下の敗局。
 第5局、久保九段の快調な攻めの前に、羽生玉も王将位も風前の灯と思えたが、飛車取り放置のマジックが出て、流れは一気に羽生に傾き、久保八段も勝負手を逃し、羽生名人の勝利。
 で、シリーズの流れは羽生名人かと思われ、今日の一局も羽生ペースだと思われた。後手玉に詰みありと▲6五香と打った手が、古典詰将棋のような逃れの筋があり詰まず、敗北。王将位を失う。

 今シリーズ、久保の芸術的捌きの振り飛車に、羽生名人がどう対応するかが見所でした。シリーズを通して見ると「強気に対抗」がテーマだったように思いますが、第1局、第3局、第5局、つまり後手番ではうまくいっていなかったようです。
 それに加えて、第4局と第6局は勝ちと思った局面が、そうでなく、誤算に気づき長考した時には、すでに修正不能の局面に陥っていたという、羽生名人らしくない将棋でした。時間もあったのに、「短気」な印象です。
 強気で強引な将棋は今までもありましたが、そういう将棋でも実にち密な読みのうえに構築されていたのですが、今シリーズは緻密さ、丁寧さが足りなかったように思えます。
 ただ、本日の第6局で、たいてい棋士は▲5八香と打ちそうなところで、▲5八桂と打ったあたりは、羽生名人らしさが出たと思いましたが、それから数手後に敗着(▲6五香)が出てしまいました。(局後の検討では、▲5八香の方がよかったそうです)

 今度の名人戦は、今シリーズを払拭するような将棋を指してほしいです。
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バンクーバー五輪雑感⑧ フィギュアスケートその1

2010-03-17 12:57:45 | スポーツ
 今五輪で日本国民が一番期待し、一番関心を持っていた競技のフィギュアスケート。
 ただ、この競技は、過去に幾度もその採点で物議をかもしてきました。

 採点方法・方式の問題点と採点の偏りがその主な要素ですが、今五輪もその例に漏れなかったように感じました。
 順序としては、まず採点方式について取り上げるべきですが、「採点の偏りについてぶちまけろ」と私の感情が命じていますので、とりあえず、その大まかなところから述べさせていただきます。


 採点の偏りというのは、キム・ヨナ選手の爆発的な加点と地元びいきの採点。
 キム・ヨナ選手については、後に詳しく取り上げるとして、まず、地元びいきのさいてんについて。これは、主観的な採点競技にはどうしても付きまとう問題で、観客の後押しのある演技に、どうしても点が高くなる傾向というのは、仕方ないかもしれません。これは採点競技だけでなく、柔道などの格闘系も同様な傾向があります。といっても、スポーツである以上、あってはいけないことです。

 フィギュアスケートに関しては素人なので、採点について論じる目がないかもしれません。地元びいき採点といっても、偏見によるものかもしれません。
 そういう反論があるかもしれないので、今回の地元びいき採点の根拠をまず示しておきたいというのが、今日の記事の目的です。

 さて、その根拠ですが、カナダ期待のパトリック・チャン選手の表情です。
まず、演技直後の表情がこれです。

 落胆の感情があふれています。



 写真は転倒のシーンですが、この他にもぐらつくことが度々。
 演技の出来は、本人が一番わかるはずです。



 採点が出る前の表情です。うつろな表情。
 シーズンベストの演技と比べて、ジャンプでどれだけのマイナスか、ステップやスピンはどうだったか、など自己判定でも行っているのでしょうか。どんな点が出るのか、不安そうです。




 得点発表の直後です。得点が理解できていないような表情。他の選手なのか、あるいは合計点なのか、よくわからないという感じなのでしょうか。



 ようやく、高得点であったことが理解できて、歓喜の表情になりました。



 満面の笑みで観客に答えるチャン選手となりました。



 今回の五輪、ペアでもカナダペアの点が高すぎるなあと思っていました。
 そして、このチャン選手の高得点。どこをどのように採点したら、小塚選手より9点近くも高い点が出るのでしょうか。

 チャン選手の表情が、すべてを物語っているように思えます。
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バンクーバー五輪雑感⑦の2 『国母問題』の訂正・補足

2010-03-17 01:20:36 | スポーツ
魔法使いさんから、ご指摘(バンクーバー五輪雑感⑦のコメント欄)がありましたので、訂正・補足をします。



服装問題の拡大の経緯に関する記憶がちょっと曖昧になっていました。
それで、調べてみました。


まず、「国母選手」「入村式」で検索をかけたところ、『日テレNEWS24』
http://www.news24.jp/articles/2010/02/11/09153378.html
がヒットしました。

  *******************************
 バンクーバーオリンピックに出場するスノーボード・国母和宏選手(21)が、服装の乱れを理由に注意を受けた。
 カナダ・バンクーバーへの移動の際に国母選手の服装に乱れがあったとして、日本オリンピック委員会(JOC)は、スノーボード・萩原監督に口頭で注意した。そのため、国母選手は、選手村で行われた日本選手団の入村式への出席を自粛した。
  *******************************

まず、叱られたのがスノーボードの監督だったようです。

 

 さらに、2月13日の夜7時のニュース(記事にするつもりだったので、録画して残しておきました)を、見てみると


 まず、入村式の後に、記者会見があって、この時は他の選手も数名同席していたので、謝罪会見ではなく、一般的な会見だったようです。
 その場で、服装問題についての質問を受け、その応対がひんしゅくを買ったようです。

「選手団の一員として、ふさわしくない」と一般の人などから声が寄せられ、事態を受けて、全日本スキー連盟は、開会式の朝、選手団の橋本聖子団長に対し、出場辞退を申し出たとのことです。

 これに対し、昼過ぎ、国母選手と共に記者会見した橋本団長が
「スタートラインに立たないまま終わるのは逆に無責任だ。しっかりと国母らしさを競技で出すことによって、責任をまっとうしてもらいたい」
と、出場させることを明らかにし、国母選手も
「いろいろな方々に心配とご迷惑をお掛けしまして、すみませんでした。応援してくださる方々に雪の上でいい滑りができるように頑張ります」
と、謝罪の言葉を述べました。
 完全に、納得しての言葉ではないように感じましたが、神妙に謝っていました。

 会見は2度あったんですね。忘れていました。謝罪会見で態度が悪かったというのは、記憶違いで、最初の一般会見でした。



 上の立場の人は、簡単に出場停止とか辞退という方向にもっていきますが、安易だと思います。
 今回、国母選手が参加できてよかったです。
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バンクーバー五輪雑感⑦ 国母問題

2010-03-14 23:42:54 | スポーツ
今更という気もしますが、私にとって「今更」は日常。気にしない気にしない。

①ファッション性について
 若者向けのドラマ(←おっさんくさい表現だ)、例えば『ROOKIES』や、10代の情報番組やドキュメントのせいか、多少の服装の乱れには麻痺している。
 実生活でも長男の高校時代の腰パンスタイルでした。内心、やめてほしいと思っていたが、きつくは注意せずじまいだった。
 私は制服は嫌いで、強制的に画一化させられている気がして、嫌だった。あ、でも、女性の制服姿は好きですな。
 で、制服を自分流に着こなすのは、ある程度許されるのではないかなあと思っている。

 しかし、最近の流行りは、ダボダボ、ゆるゆる。ボタンを二つ以上はずし、ネクタイも緩め、腰パンで、シャツも背中を出すといった具合で、「だらしがない」としか感じられない。
 まあ、感覚がずれていると言ってしまえば、その通りなのかもしれないが、かつて大流行したファッションを振り返ると、「なんであんな恥ずかしい恰好を」と思うことが多いのではないだろうか。パンタロン、肩パット、ルーズソックス、濃くて太い眉、厚底靴、ガングロ……。
 極端なものは排除され、洗練されたものが残ると願いたい。

 それはともかく、国母選手のファッションは個人的には好きじゃないが、大問題になるほどのものじゃないと思った。国母選手の風体に、あの選手団の制服をきっちり着るのは、似合わない。

 ただ、ああいう着こなしが世間的に「だらしがない」と諌められたのは良かったのではないか。(ああいうファッションが、一般的には「だらしがない」と認識された)

②選手団、マスコミ、世間の対応(反応)
 なぜ、あそこまで大騒ぎになったのか不思議だった(私が知ったのは、国母選手の空港での服装の映像が流れてから、2日後)。
 まず、反応したのは世間。あの映像を見た視聴者が、「だらしがない」という批判や苦情が起こった。先述したが、そういう批判が起こったのはいいんじゃないだろうか。それにしても、わざわざ苦情や批判するというのは、マメだねえ。
 そういった批判に対して、選手団が過剰に反応してしまった。まあ、本人にそういう批判があったから、今後、気をつけるようにと注意しておくだけでよかったのではないか。団長や協会などが質問を受けても、「注意しておきました」と答えておくだけでよかったのではないか?自ら公式に会見する必要もないと思う。まして、本人を伴っての謝罪会見は全くする必要はない。
 確かに、非難はあったが、法に触れたわけではない。表立っての世間の意見は、「だらしがない」という批判だが、容認、受容の範囲と思っていた者だって多いはず、わざわざ表明しないだけなのではないか。

③国母選手の態度、信念
 国母選手はあの制服をきっちり着るのは「似合わない」と自覚?していたのだろう。で、自分流に着こなした。
 それなのに、世間から非難?を浴び、選手団からは注意され、謝罪会見まで開かなければならない。とても、納得はできなかったのではないか?
 で、会見のああいう態度になってしまった。なにしろ、納得していないのだから、謝罪するにも気持ちがこもっていない。質問も鬱陶しいだけ。そして、その態度が、問題を数十倍拡大してしまった。 
 気持ちは分かるが、未熟。

 せっかく、会見の場が与えられたのだから、自分の意見を示せばよかった。
 「自分には似合わないと思ったので、自分流に着こなしたつもり。『だらしがない』と感じられたのは残念だが、そう思われてしまったことは反省している。今後はもっと考え改善したい。しかし、自分らしさを少しは出してしまうかもしれないが、許してほしい。ひどいと思ったら、また注意してほしい」
 と、自分の考えを主張すればよかったのだ。

④国母擁護論について
 こういう持論を振りかざしていると、
「彼らは、厳しい寒さのなか、血と汗を流して、五輪代表を勝ち取ったんだ。こたつの中でぬくぬくテレビを見ているものが、口をはさむべきではない」
 と、突っ込まれてしまいそうだ。
 実際、こたつに入ってぬくぬくしているので、一瞬、グッと言葉に詰まってしまいそうだ。

 しかし、それはちがう。
 確かに、代表選手が人一倍の努力で今の座を勝ち取ったのは間違いない。しかし、その陰には、彼らに敗れ去ったものがいる。夢破れ彼らにその夢を託した者。無念の思いで引退した者。直接敗れた者もいるが、それ以前に自分の限界を感じ、早めに違う道に進んだ者だって多いはず。もっとも、大した努力もしないものも多いだろうが。
 とにかく、代表選手はそういった者の思いの上に立っているのだ。それを胸に留めてほしいのだ。もちろん、そういう者のために頑張る必要はないし、国のために頑張る必要もない。

 さらに、子どもたちは、代表選手、一流選手を見て、夢を持って目指すのだ。そういう子どもたちの夢を背負って、行動をとってほしい。

 さらに、個人的な気持ちを言わせてもらえば、PTAや自治会や自警隊や子ども会などのイベントや会議や奉仕作業に駆り出され、雑用に追われる。そんな経験はないだろう、君たちは。もちろん、若いし子どももいない人も多いので当然なのだが、そんなことを露ほども考えたこともないだろうし、引退してもそういうことに関係しない選手も多いのではないか?



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 プレイ環境が伴わず転職を繰り返す人、バイトしながら遠征費を稼ぐ人、そういった環境の選手も、五輪選手の中にもいます。
 なので、最後の主張は的外れかもしれません。お許しを。
コメント (6)
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