英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

Wリーグプレーオフ 2023-2024 ファイナル 第2戦

2024-04-15 11:56:55 | スポーツ
「富士通、勝利」なんて、予想を書くんじゃなかった。
いや、第1Qまでは予想通りだったのだが……

 やはり、デンソーは高田、エブリン、赤穂ひまわりの3人が強力だった。
 特に3番ポジション(スモールフォワード)は、デンソー・赤穂ひ(184cm)、富士通・内尾(177cm)と高さで劣るので、ペイントゾーンでは1組のミスマッチ状態が常時起きてしまう。
 なので、赤穂ひまわりにオフェンスリバウンドで“やられっぱなし”という感触が強い(実際はそれほどではないかもしれないが、11リバウンド(ディフェンスリバウンド6、オフェンスリバウンド5)は痛い(特にオフェンスリバウンド)
 さらに、ペイントで勢力が希薄なので、エブリンへのプレッシャーも弱くなり、痛いところで3Pなどのジャンプシュートを決められてしまった。
 第1戦は、その弱点を全体ディフェンスの厳しさで補っていたが、このゲームでは、ボールへの執着や集中力でもデンソーが上回り、ルーズボールなどの競り合い負けで劣勢となってしまった。
 ディフェンスは両チームとも良かったが、デンソーはエネオス戦で見せたような激しいチェックが復活。手の出し方は“ウザい”ほど。

 富士通としては、第1Qで主導権を握っていたので、勝機も充分にあった。
 2桁リードになり、却って動きが硬くなり(リードを守ろうと守勢になった?)、嵩にかかれなかったのが響いた。
 それと、シュートセレクトが良くないことが多かった。パスを回して、半分フリーになっているのに、わざわざ、ディフェンスがいるリング下にドライブするのは良策とは思えない(ボールをもらった瞬間は、ドライブコースが見えているのだろうけれど)。半分フリー状態なので、ジャンプシュート確率が50%ぐらいがあると考えられるので、打つべきだと思う。外れても、シュートを打ったという事実が、今後、ドライブ時に生きてくる(はず)。

 第3戦は、戦力的に体力的に富士通は苦しい。
 ただし、充分勝機はある。厳しいディフェンスとボールへの集中力が必須。

 具体的な策の1案としては、デンソーガード陣へ、コートの早い段階でプレッシャーを掛ける(時にはダブルチームでターンオーバーを誘う)
 要望としては、3Pやドライブで頑張っている林が、町田のようにペネトレイトしてからのパスアウトするプレーも増やしてほしい。


 疑問の笛(判定)が多いような気がする。
 このゲームでは、第1Q終了間際の町田のシュートは、“タイムアップ”で無効とされたが、終了0.2秒前には手から離れていたように見えた。人間の目では判断が無理だが、ビデオで再チェックしてのタイムアップは不思議。もちろん、オフィシャル映像とテレビ中継映像では違うかもしれないが……
 対照的なのは、第2Q終了間際の赤穂ひのブザービーター。これは、タイムアップ前なのは間違いないが、この2プレイのプラスマイナスが結果的には大きかった。片や、町田の得点が認められれば「第1Qを富士通12点リードで終了」、片や赤穂ひまわりのブザービーターで「デンソーが6点差から4点差に詰めて、前半終了」である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Wリーグプレーオフ 2023-2024... | トップ | 女流棋士考 その18「2024年4... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事