英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

それは違うと思うよ、内館さん (『将棋世界』9月号)

2010-08-29 22:57:49 | 将棋
『将棋世界』9月号で、内館牧子氏が「孤独ということ」の中で、
 創作家は孤独だと思われていて、私(内館氏)はそんなことは感じちないのだが、孤独だと決めつけられてしまい困っていると。そんな時、『週刊現代』での羽生名人のコメントを読んで、非常に感心されている。

【以下、引用】
 将棋は孤独な戦いだろうと聞かれた羽生さんは、次のように答えている。
「将棋は相手がいる勝負ですから、孤独になることはないはずです」
 どうだ、この答!もう完璧!さすが羽生!私はもう大喜びである。インタビュアーは間違いなく、勝負師の孤独というものを語らせたかったと思う。そしてそれは、何時間もの長考や、たった一手の悪手で落ちる地獄等々を、すべて一人で背負う孤独として語ってほしかったのだと思う。
 そして間違いなく、羽生さんはそれらを十分に理解した上で、あの答をさらりと言ってのけた。もうみごとすぎて、声もない。
 これはあくまでも私の勘だが、羽生さんはたとえ孤独でも、そう答えることを潔しとしなかったのではないか。これぞ、日本の精神文化である。私は羽生善治という天才棋士の、その美意識に打たれた。
【引用、終わり】

 羽生名人がインタビュアーの意図を理解していたと私も思う。しかし、羽生名人の孤独ではないという言葉は本心だと思う。

 確かに、敗れるのは悔しくてつらい。タイトル戦の敗者は、スポットライトを浴びる勝者の陰になり、孤独を味わうこともあるだろう。
 大きな勝負を前にして、相手の強さに怯えたり、研究で勝利の道筋が見つけられない時なども孤独を感じることも多いかもしれない。
 しかし、羽生名人は勝負師としての棋士の一面のほかに、探究者としての棋士の一面を持っていて、それがかなりの部分を占めている。
 「将棋は難しい、だから面白く、真理を知りたい、究めたい」その気持ちが本当に強いのだ。
 以前、
「朝起きて、将棋を研究して気がついたら、夕方になっていた」
と答えていたが、研究を苦労と感じることはないのだろう。将棋が面白くて仕方がないのだ。
 研究していて≪解からない≫、対局していて≪分からない≫という局面でも、対局者がその答、あるいはヒントをくれると思い、対局者とふたりで探究する、あるいは、将棋を作ると考えているのだ。
 自分の読みを上回る手を指され、敗れた時でも、もちろん悔しさは感じるであろうが、きっと、驚き感心する気持ちの方が強いのではないか。

 もし、羽生名人が将棋で孤独を感じることがあるとしたら、羽生名人がひとり別次元の高みまで登りつめ、対等に相手ができる棋士がいなくなってしまった時であろう。
コメント (2)
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『GOLD』 第8話

2010-08-28 23:04:51 | ドラマ・映画
今回のテーマ(演説)(母としての)子どもの育て方です。
兄弟げんかの効用……1自分自身が痛みを知ること
           2相手の痛みを知ること
           3それによって、加減を知ることができる
②兄弟を育てるうえでやってはいけないこと……ひいき
③一度だけ、そのひいきが最終兵器になる

 ①については、実演ビデオ付きでした。(蓮見(反町隆史)が聖子(エド・はるみ)の引き篭もり息子に実践)


 さて、本題のドラマは、『早乙女親子、崩壊まっしぐら!』の回

長男:洸(松坂桃李)
 先週登場した「願い下げ女」沙織(佐藤めぐみ)の「五輪で負けて傷ついて勝ちを下げるくらいなら、怪我をして出なければいい。たかがスポーツぐらいで」という言葉をまともに受けて、自ら道路に飛び出し怪我を追う。
 病室では、沙織に「君のせいだ!」と叫ぶほど、自分を見失っていた。

 それに対し、シラを切った沙織は、さっさと洸に見切りをつけ、妹の麻衣子(南沢奈央)に「私のお古でよければ、あげる」と言い放つ。
 洸の人生観を惑わせ、勝手に所有物扱いしたうえ、ポイ捨て。いったい何様!

長女:晶(武井咲)
 宇津木(綾野剛)が何も言わずに姿を消してしまったことに大きなショックを受け、さらにそれが母親によるものと思う。
 宇津木を探し、危うくレイプされそうになる。夜の街を宇津木を求めて彷徨い、そして行き着いた行動は、宇津木と同じ蝶の刺青を彫ることだった。

 それを知った悠里は、激怒。
女性は自分の体を傷つけてはいけない。その理由は
・自分のため
・いつか母になった時、その子どものため

と諭す。

 でも、あれだけ平手打ちを連発した後では、説得力が乏しい気が…
 まあ、一時の恋愛感情で、今までの生き方を自ら放棄してしまった娘に対し、分からないでもないが。

廉(矢野聖人)
 心臓に疾患があり競技をあきらめた廉だが、悠里に最終兵器の「あなたしかいないの」攻撃を受けてしまう。


 連はともかく、英才教育で順調に育ってきたサラブレットの弱さを露呈し、爆発してしまった子どもたち。
 これでは、どっちにしても金メダルは無理だったように思える。


悠里
 相次ぐ子どもたちの自爆に、崩壊し続ける。

・洸の怪我を「いい休息だ」と前向きに信じ込もうとする
・事故を自分ではなく、祖母(悠里の母)・真理恵(倍賞美津子)に真っ先に連絡したことにショックを受ける。自分の知らないところで、真理恵と連絡を取り合っていたのではと
・兄との思い出に浸る
・晶に平手打ちの連発
・真理恵に「母親失格」と宣告される
  離婚して自ら母親を放棄した真理恵に言う資格はあるのかな
・「どこで間違えたのか、わからない」と蓮見(反町隆史)に弱音を吐く
・ひとりで子どもたちのビデオを見て嗚咽する
・リカ(長澤まさみ)に励まされ、立ち直ったと思われたが、連に最終兵器を使用してしまう
 きっと、兄・修一がなくなった時、父・惣一(夏八木勲)に「お前しかいない」と言われたんでしょうね。


新キャラ登場
 悠里の母がいきなり登場。あまりにも唐突で、ドラマを軽くしてしまった。
 リカのいじめ方は強烈。悠里に対しても「母親失格」と宣告。

 しかし、先にも書いたように、母親云々は全く説得力無し。
 リカへのいじめの論理も、芸術を全く理解していないリカの上辺だけのお世辞に腹が立ったとはいえ、絵の評価(価格)を押しつけるのは傲慢と感じてしまった。
 私がリカの立場なら「芸術の分からない私には、10万円でも高く感じてしまう」と反撃します。

 これはこれで大きなテーマです。
 つまり、専門家が感嘆する作品(芸)がいいのか、万人が感動する作品(芸)がいいのか?
 最近見た(1年ほど前?)韓国の大河ドラマ?の舞踊でもテーマになっていました。
 スポーツでは、ちょっと違うかもしれませんが、キムヨナと浅田真央?
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『警視庁継続捜査班』 第6話

2010-08-27 22:05:34 | ドラマ・映画
 今回は、犯人(赤い通り魔)・梅野(やべきょうすけ)の行動の分析で、ヒロイン・貴志真奈美がプロファイリングで活躍?した。「でしゃばり」もやや控えめだった点は評価できる。まあ、事件を追うのに精いっぱいで、でしゃばる時間がなかっただけなのかもしれない。
 また、継続捜査班のメンバーの岩瀬が事件の当事者だったので、継続捜査班が出張(でば)る不自然さもなかった。
 
 それはともかく、相変わらず脚本は甘い。
 今回の甘さは無関係の2つの事件を強引に絡ませたことにある。これによって、今回のドラマでは奇跡的な偶然(都合の良い偶然)が当たり前のように起こってしまっている。

都合の良い奇跡的な偶然
①護送中に運転手がたまたま心臓発作を起こし、たまたま梅野だけが無傷。…事件の発端には偶然は必要と思われるので、これには目を瞑ろう
②過去の強盗殺人犯・「黒い鼠男」の古池と「赤い通り魔」の梅野がたまたま遭遇し、梅野が古池を射殺。しかも、その直前、古池の強盗殺人時のアリバイを偽証した塚本(布施博)にたまたま出会っていた。
③塚本は岩瀬の娘の婚約者の父親。
④古池が真奈美に残したダイイングメッセージ「マ・ク・ベ…」は、当時の塚本の役名の「マクベス」を示していたが、古池を殺害した梅野の父親の姓がたまたま「真久部」だった。
 これについては偶然性の他に突っ込みも。
 まず、「真久部」という性、ない姓ではないが、かなり珍しい。これはいいとして、古池が真奈美に託した言葉が何故「マクベス」だったのかが理解できない。自分を殺した犯人の名前なら分かるが、過去に自分のアリバイを偽証し、そのことでゆすろうとした相手のあだ名を言う必然性があるのだろうか?

 今回の主題は「刑事の娘」であるようだが、このダイイングメッセージ「マクベ」によるミスリード(見え見えだったが)とその裏側にある真実の暴露にある。
 ダイイングメッセージで興味を引き、二つの事件を絡み合わせて複雑にして、ドラマを面白いように見せかけただけに過ぎず、奇跡的な偶然のご都合主義が蔓延したドラマになってしまった。



 あと、梅野の行動の一貫性の無さが引っかかる。
 護送車事故の際、必要のない殺人を犯した。
 その後、岩瀬のいるホテルで古池を射殺したのも不可解。岩瀬が標的ならあまりにも人目を引く行動だ。一応、強盗目的だったと思われるが、それなら、岩瀬のいるホテルでする必要がない。
 と、ここまでは、非常に凶悪。しかし、その後の行動は、事件を大きくして射殺されるのが目的で、人命を奪う気は全くないようだった。真の標的である父親を呼びつけようとしないのも不可解。
 これに関しては、梅野は岩瀬が好きだったのかもしれない。父親に関しては、捻じれた父親への思慕で、憎み切れていないと解釈すべきかもしれない。

その他の突っ込み
・矢吹(筒井道隆)が簡単に梅野を逃がし過ぎ。しかも、責任を感じていない
・古池が「真久部」と言ったと勘違いしたが、それならば、古池と真久部の関係を調べようとしないのはおかしい
・梅野が塚本家に電話したのは、母親が精神的に追い詰められているのを見せるためとしか思えない
・岩瀬が塚本家に謝りに行くのに、真奈美が同行するのは不自然。やはり、真奈美はでしゃばり?
・塚本を取り調べるのは、真奈美で良いのでは?
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近況

2010-08-26 17:27:31 | 日記
暑い、眠い、忙しい~
……理科研究ぅぅ~
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『GOLD』 第7話

2010-08-21 16:24:33 | ドラマ・映画
 今週はドラマの谷間に当たるのでしょうか、盛り上がりは小さくて書くことも少ないです。

 今週のテーマ(主張)
 子は宝(母親の愛)

 それを浮き出させる事象として(いつもの演説)
・1億のダイヤを身につけることより、子どもの幸せのほうがうれしい
・子どもの命や幸せを奪う戦争を起こすことは絶対に許さないと、政治家に釘を刺す

その他の悠里の行動(思想)
①兄というブランドを守るために、兄・修一と宇津木の親子関係を隠すことを決める
②成功するには運も必要(人事を尽くして天命を待つ)
③世の中(特に政治)には灰色である必要がある(悠里とは相容れない思想)
④占い師に会う


①②についてはがっかりしました。

女を見る目?
 宝石商・神代洋治(名高達男)に出会い、彼の娘である沙織(佐藤めぐみ)と麻衣子(南沢奈央)を紹介された長男の洸(松坂桃李)は、容姿端麗な姉に惹かれた模様。
 それを見た神代は「若いから仕方がないが、女を見る目がない」と言う。

 姉については、後で罵るとして、妹が幸運の女神だということは年を食っていても見抜けないと思います。それに、幸運の女神かどうかというのが「女を見る目」とは違うでしょう。

 占い師に会うことも悠里の性格にしっくりこないです。
 このイベントは「子どもを一人失う」という言葉(予言、過去の暴露)を言わせたかっただけのようです。
 そんな大事なことを、別れ際にぽろっと言うなよな

 この占い師?リカと同じように、人の想いを見ることができ、それを基にしてアドバイスをするらしいのですが、想いが見えるだけで成功につながるのかなあと思いましたが、本人が本当にしたいことを勧められると、成功するような気もします。


「子どもを一人失う」
 この言葉は悠里の子どもたちの過去と未来を暗示しています
・長男は金メダルの重圧から逃げようとする
・長女は恋人を失った悲しみから突発的な行動をとるおそれ
・次男は心臓疾患(何の病気か自信なし)により倒れる
さらに
・三男は、実は流産していてこの世にいない(思いの具象化)

 三男については、悠里とリカ以外は空気のような存在だったので、予想はついていました。演奏の練習の際指揮をしていましたが、指揮のリズムがまったくあっていませんでしたし。


こんな女は願い下げ
 「女を見る目がない」と言われた洸ですが、これは当たっていました。
傷が付いて値打ちが下がるなら、オリンピックなんて出なければいい。
選考会が何も言わない程度にケガをすればいい


おいおい、何ていうことを言うんだ!
さらに「たかがスポーツ」を連発。
洸の生き方を全否定ですか。
傷はなくても自ら輝かなければ煌かないでしょう。

修一の自殺のことが影響しているのか、洸は沙織の言葉をまともに受けてぐらついてしまいました。

 「一人失う」という言葉が的中するのなら、誰かに悲劇が起こります。裏を返せば、あとの二人は幸せになるのでしょうが…

 でも、私には先週の予告シーンで「ひとり失うことになるわ」という言葉を流したかったからのようにも思えます。

 いろいろ、問題や考えさせられるドラマですが、今回はイマイチでした。
 と言うか、だんだん(どんどん?)面白くなくなってきています。
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『警視庁継続捜査班』 第5話

2010-08-21 13:38:13 | ドラマ・映画
今回は事件の展開自体は面白かった。
………………………しかし、捜査班(捜査)がグタグタなので帳消し(帳消し以上のマイナス)だった。

やはり、このドラマの2つの弱点
①継続捜査班の存在の定義の曖昧さ
②主人公・貴志真奈美の魅力の薄さ

が解消されていない。

そして①②の両面から
③継続捜査班の不可解な捜査態勢
④納得できないプロファイリング

が発生している。


①継続捜査班の存在の定義の曖昧さ
 1年前の誘拐事件を継続捜査班が引き継いで捜査しているらしいが、ドラマの中では初めて捜査している印象。被害者夫婦の近況さえも知らない状態。
 さらに不思議なのは、今回の誘拐事件で、1年前と関連があるのかはっきりしない段階で、継続捜査班が誘拐の対応が任されている。
 娘が家を出たのが8時、その1時間後の9時に犬と遊んでいるのを目撃されていて、さらにその1時間後の9時過ぎに母が電話を掛けるが繋がらない。11時に1度だけ繋がるが、すぐに切れる。11時3分に通報。
 消息不明から2時間(親にとっては3時間)で、身代金要求もない段階なので、家出、あるいは事故の可能性も高い。なのに、犬と遊んでいたという証言と同地区に住む同年齢の少女というそれだけの条件で、誘拐と決めつけ、1年前と関連ありと見て、継続班に対応を任すというのは、あまりにも強引な展開だ。
 しかも大がかりに機材を導入して逆探知の準備、さらに、モニタリングまでするなんて、迅速過ぎ。

②主人公・貴志真奈美の魅力の薄さ
 信憑性のないプロファイル(思いつき)を断言し、先頭を切って(でしゃばって)捜査陣を引っ張る(振り回す)


③継続捜査班の不可解な捜査態勢と捜査
・24時間以内に救出しないと生還率が低くなるという統計から、まるで時限爆弾のタイムリミットや身体的制限(一定時間内に薬を飲まないと生命が危険)があるかのようにせかされている。真奈美の推測からの言葉「残された時間は21時間です」によって。
 よくよく考えると誘拐を実行したのは、この時点の2時間前なのでは?
 とにかく、犯行状況の判断や捜査方針を真奈美がリードするのは違和感あり過ぎ。

・逆探知成功で文京区と判明したが、それについて捜査(探索)しないのはなぜ?
・引っ越し業者のユニフォームをすぐ脱いで、被害者亭の内外を動き回るのはまずいのでは?

④納得できないプロファイリング
 11時に携帯が繋がり、そのきっかり3時間後に身代金要求の電話ということから
捜査班長の「時間に正確で、きっちりした時間に掛けている」の言葉を受けて
「はい、強迫性障害です」と言い切っている。
え、それだけで、「強迫性障害」?まあ、特徴といえばそうかもしれないけれど。
 さらに、1年前の誘拐では、携帯に出たのが午後2時ちょうど。その2時間後の午後4時ちょうどに犯人からの電話。かかってくる電話に2時きっかりに出るのは相当な偶然と、根気が必要。ジャストの時間に着信するまで、ずっと待っていたとすると、それは病的といえるかも。

 電話の様子から犯人に2面性があるという分析だが、犯人役の演技力不足かもしれないが、ピンとこなかった。


⑤よくわからない犯人像
・次の誘拐(本当のターゲット)まで1年間を開けたのは何故?
・身代金引き渡しの際、警察を振りほどく計画は見事だが、あの犯人たちには無理のような気がする。誘拐する娘を間違うような犯人なのに。


その他の突っ込みどころ
・被害者が縛られてもがいているシーンと捜査班が1年前の被害者宅を訪ねるチャイムの音を重ねるのは悪質(しかも以前も同じ手口(演出)を使った)
・駐車違反の犯人を問い詰める府警の高圧な態度にはむかついた
・車にはねられ即死状態の犯人に、「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と声を掛ける真奈美は間が抜けている
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尾張小牧ナンバー(最近はそんなことはないです)

2010-08-19 15:40:57 | 日記
(最近は尾張小牧ナンバーで乱暴な運転を見ることはなくなりました。なので、もう少し経ったら、この記事は削除します。
今すぐ、削除した方が良いような気もしますが、「最近は乱暴な運転はなくなった」という記述をしばらく表示する方が良いと思いました)



 今日の記事は、腹立ち紛れに書いています。
 まあ、本来は載せるべきではないと思いますが、私の精神衛生上アップします。ご容赦ください。

 山村を抜け山道に差し掛かるところで、脇道から入ってきた車のため減速しました。そこへ後ろから猛烈に迫ってきた尾張小牧ナンバーのワゴン車、直前の直線道路ではバックミラーに映っていなかったので、相当なスピードだったのでしょう(時速80~90キロ)。
 その車が、ほとんど躊躇することなく私と前の車を抜き去っていきました。その部分はまだ直線で道幅もあるので抜くにはそれほど無理を感じませんが、その100m先はカーブで道幅も狭くなっています。
 で、そこから対向車が来ました。ややきわどいタイミング(間一髪というほどではない)でこちらの車線に入ってかわしました。対向車の有無やこの先の道の形状を見極めずに追い越したと思われます。
 まあ、この程度でいちいち腹を立てていては、今の日本で車の運転はできません。「しょうのないやつだなあ」
と思いつつ、運転をしていると、随分先を走っていたその車は、追い越し禁止区間(黄色のセンターライン)にもかかわらず、前を走る車を追い越していきました。

 先の追い越しで肝を冷やしたはずですが、少しも懲りてないようです。走りなれない県外の山道での無謀運転。
 いずれ事故を起こすんだろうな。そんな運転に巻き込まれるのは勘弁してほしいです。


 もちろん尾張小牧ナンバーの車がすべて無謀運転をするのではありません。「尾張小牧ナンバー」と明記したのは、「腹いせ」です。ただ、過去にも何回か尾張小牧ナンバーの車に腹を立てたことがあります。私の気のせいで、運転の質に地域性はないのかもしれません。
 「福井ナンバー」の車の運転もマナーが悪いように感じています。質の高い運転をしたいものです。
コメント (8)
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『GOLD』 第6話

2010-08-14 15:02:53 | ドラマ・映画
このドラマは、脚本家・野島伸司氏の主張のために作られているっぽいのですが、今回は氏の主張が最大にボリュームアップされていました。

今週の小テーマ男性の言葉(話す言葉)でした。
・男は結論付けられる会話しかしたがらない(女は話すことに意味がある)
・男のおしゃべりは不誠実の証(9割は嘘、気持ちがこもっていない)、無口の方が信用できる

  そのテーマで、早乙女悠里(天海祐希)とリカ(長澤まさみ)がコントを繰り広げ、
 「綺麗だとか、愛しているとか、言われたくないですか、嘘でも」というリカの突っ込みに、つい顔をほころばす悠里が面白かった。

 ここで、女性の皆さんにお聞きしたいです。
 嘘でも言ってほしいの?

人によると思いますが、あの悠里(天海祐希)が、そうだったら、これは言ってみる価値があると思っちゃいます。


 今週は、宇津木洋介(綾野剛)と長女の晶(武井咲)の禁断の恋と、DNA鑑定で宇津木と修一(悠里の兄)との親子関係の真偽がはっきりするという重要な話なのですが、小テーマを発展させた刑務所慰問のイベントがすべてをぶっ飛ばしてしまうほどの破壊力で展開されました。

 お抱えの運転手・保坂次郎(志賀廣太郎)が一切口を利かないのは、過去の悲しい事件のせい。
 早乙女家に2人組の強盗が入り、お手伝いさんとして勤めていた保坂の新妻が機転を利かせて幼い悠里をベッドの下に押し込んで守ったものの殺されてしまった。顔を見られたという理由だけで。

 悠里は演奏を終えた後、受刑者に向かって

 人間としての尊厳を、利己主義を超えて達成するために生きて、愛して、生き切っていくという命題を放棄し、自分の利益、快楽しか追求できないあなた達はケダモノだ
 罪を犯す人間の本質は変わらない!
 裁判で反省した様子を見せても、それはうわべだけ!

 徹底的に糾弾する!
 (局にクレーム・非難・苦情が殺到するのではと思うほど) 


 脚本としては、野島氏が言いたかったことを悠里に代弁させた。
 ドラマとしては、悠里は受刑者よりも保坂に聞かせたかったのだろう。

そして、保坂は「明日は晴れますよ」と口を開いた。(お約束の感動シーン)


 このドラマ、メインは野島氏の主張で、メインのストーリーはどうでもいいのである。リカとのコントは、趣味であろう。
 以前、リカ(長澤まさみ)が、ドラマのアクセント兼進行の小道具と述べたが、悠里(天海祐希)も野島氏の小道具に過ぎないようだ。


おまけの考察
 悠里が受刑者たちを糾弾するシーン、暴動寸前のところで悠里が退避して終了する。まあ、現実的に考えて、妥当な線であろう。
 私的にいろいろなパターンを考えてみました。

①青春ドラマ風
 悠里の糾弾に、場は暴動寸前、しかし、悠里の言葉に打たれたリーダー格の受刑者が「よさねえか!」と一括。
 パターン1「あんたの度胸に免じて、ここはひとつ、手打ちと行こうじゃねえか」
 パターン2「俺たちが間違っていた。真人間になって、あんたを見返してやるぜ」
 パターン3 壇上に駆け上がった受刑者が悠里にパンチを。
       悠里は、よけようとせず、顔で受け止め、顔色を変えずににらみつける。
       「おみそれしやした」
    めでたし、めでたし (臭いですな~)

②リカをやり込める要領で
 リーダー格を舞台に上げ、徹底的に論破する



 個人的には、受刑者の反応をもう少し細かく見せてほしかった(受刑者にもいろいろな受け止め方があるはず)のが、テーマがぼけてしまうので、あれぐらいでよかったのかもしれない。
 糾弾前半で、激怒した受刑者が何人も立ち上がるが、必ず隣の受刑者が止めていたのは面白かった。
 
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『警視庁継続捜査班』 第4話

2010-08-13 23:20:40 | ドラマ・映画
 書かずにいられない題材(底が浅い・突っ込みどころ満載)なので、書いてきましたが、そろそろ離脱しようかと考えています。

 (私が)面白くないと感じる要因は、主に
Ⅰ ヒロイン・貴志真奈美刑事(木村佳乃)に魅力を感じない
Ⅱ 継続捜査班の存在意義が曖昧

が、挙げられる。


Ⅰ ヒロインに魅力を感じない

①プロファイラーという繊細さを要求される(と思われる)仕事をしているのに、無神経かつ独断的

 ・拳銃を奪われた警官・森谷(半海一晃)に事情を聞く際、ズバズバ質問する。
 ・過去に拳銃に関してトラウマを持っている矢吹刑事(筒井道隆)に、
  「私は警察官として、銃の持つ恐ろしさを忘れて欲しくないの」と言い放ち、思わず歩を止める矢吹に怪訝な顔をする。
 ・犯人の標的のひとりの相良?相楽?(さがら)に事情聴取している際、いきなり割り込んできて、「この3人を殺したのは、古川よ」と勝手に捜査情報をばらし、真相を聞き出そうとする。しかも、言った内容は間違っている。わざと、カマを掛けてという技法もあるが、この時の真奈美(貴志刑事と表記すると男性に思えるので名前で)は、自信満々に言いきっている
 ・さらに罪を重ねようとする犯人に、「復讐は何も生まない。あなたが今すべきことは、生きて罪を償うこと。亡くなった彼女の分まで一生懸命生きること」と涙ながらに?訴えますが、彼女を殺され復讐心に燃えた男に、「今すべきことは、罪を償うこと」って言われても…。
 しかも、涙ながらに訴えるというのも、なにかピントがずれているような気がする。
 矢吹に肩を撃たれた犯人に、半泣きで「お願いだから、死ぬなんて言わないで」と懇願する真奈美。
 独断的ででしゃばりな真奈美とは別人のようだ。キャラに一貫性がない。過去に誤ったプロファイルで罪のない人間を死なせてしまった過去はあるが、今回、その件には少しも触れていない。ヒロインを魅力的に見せようとする演出に思えるが、逆効果。あるいは、木村さんの演技力に問題があるのかもしれない。

・ラストシーンで、矢吹刑事にしおらしく礼を言う真奈美だが、魅力的に見せる演出としか思えなかった。

②プロファイリングが信憑性が薄い

・森谷巡査から拳銃を奪う際、スパナを使って背後から襲っていることから、「肉体的に自信がない証拠で、小柄か何らかの障害を抱えている可能性がある」と断定?している。
 拳銃を奪うのが目的だとすると、つまり、殺害するのが目的でなければ、顔や体格的特徴を見られないようにするため、後ろから襲うのは当然の行為。それに、弱そうに見えても警官、正面から襲うのは危険

・そのうえ、30~50代の男性と断言。その根拠を示して欲しい

Ⅱ 継続捜査班の存在意義が曖昧
・拳銃による殺人事件が起こり、その拳銃が過去に警官が奪われた拳銃と判明し、『我々の事件」と継続捜査班は息巻くが、新たに事件が起きないと、捜査を継続しないの?
 継続して捜査されていなかったようで、これでは「継続捜査班」ではなく「再開捜査班」と言った方がいいのでは。
・犯人と思われた容疑者が自殺して、「これで終わりですね」「お疲れさまでした」と終了しかける……継続捜査班の捜査対象って、奪われた拳銃とその犯人ではなかったの?ほんと、仕事しないんだね、この連中は。
・「継続捜査ドラマ」の宿命として、初期捜査のずさんさは見逃すべきだろうが、拳銃を奪われると言う大失態、もっと本腰を入れて捜査したはずで、森谷巡査に対する恨みという線から、犯人逮捕は容易だったのでは?

その他の突っ込み
・相良を警護する刑事、「バイク便か?」と納得して、相良に接近を許すって…、まあ、引き立て役の一課だから仕方がないかも
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高速道路渋滞解消策

2010-08-13 17:33:05 | 時事
 盆です。帰省ラッシュの渋滞は大変そうですね。
 私は田舎に住んでいるので、私には「帰省」という言葉には縁がありません。また、北陸道自体、「渋滞」という現象はほとんど起こりません(最近「土日上限1000円」制で、多少の渋滞が見られるようになりました)。
 観光地にいく場合は、渋滞に合う事もありますが、せいぜい10キロぐらいです。なるべく避ける(出かけない)ようにしています。(妻と不仲の原因にもなっています)

 そんなわけで、「渋滞」とは縁が薄いわけですが、帰省ラッシュの渋滞のニュースを見るたび、「皆さん、我慢強いなあ」「偉いなあ」と思います。

 そこで、「高速道路渋滞解消策」で検索してみました。
 すると、「的外れな公団の渋滞解消策」というページがヒットしました。
 この方は、『高速道路無料化を22年間訴え続ける! 新党フリーウェイクラブ 和合秀典』というサイトを運営している方らしいです。無知な私は、初めて存在を知り、どういう方かはまったく存じ上げておりません。(私はこの方を宣伝しようと言う意思はありません)


 で、その記事の内容ですが、

東名高速の渋滞を緩和するためとして、今は厚木-御殿場などを現行 の片側二車線から三車線に拡幅工事をおこなっているが、途中のパイプをいくら太くしても、出口部分が細いままであっては、太くした途中の流 れがよくなるわけはない。

 と指摘しています。

 確かにそうです。高速道路から出て行く車の量が同じなら、通行量が同じであれば、出口付近で待たされる時間は変わらないはずです。まあ、車線が増えるので、渋滞の距離は短くなりますが。
 まして、「3車線になると渋滞解消」と謳っているわけですから、通行量は増える可能性が高いです。


 また、氏は、横浜料金所が渋滞の要因になっていると考えた公団の改善策の意味の無さも指摘しています。

 第1の改善策として、料金所へのアプローチ道路を2車線に拡幅した。しかし、出口の処理能力が同じなので、意味が無い。
 それで、公団は第2の改善策として、料金所ブースを全面改造するとともに、レーンの 数を従来の十三から十八へとふやして処理能力を高めようと試みた……しかし、料金所からでたあとの車が一般道でつかえてしまい、効果は上がらなかった。

 なるほどです。

 で、この方は、サイトの題名でわかるように、「高速道路の無料化」を訴えていらっしゃるみたいです。
 「高速道路の無料化」が「渋滞解消」につながるという理論は、サイトを深く読んでいませんので、私には理解できていません。


 この方の理論はさておき、私には明快な渋滞解消策があります。それは…

高速道路の料金を現行の2倍(3倍)にする

です。

 あ、石を投げないで下さい!
 利用者の負担や経済のマイナス効果などは一切考慮していません。
 単純に「料金アップ」→「利用者減少」→「渋滞解消」という点のみです。

 でも、「高速(短時間)で移動する利点を料金で買う」という観点では理にかなっているでしょう。
コメント (2)
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