平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

高難度プログラムの無意味さ

2008-12-17 19:55:27 | Weblog
 フィギュアスケートの現在のシステムは、得点の操作がしやすいように、不確定要素を満載にして、ジャッジの不正を隠蔽するために考えられました。大きな要素として、加点(減点)とジャッジの名前非公開の二つです。この中でも、一番問題になっているのは、システムを悪利用した日本潰し、真央潰しの加点(減点)システムです。これにより、日本選手の高難度ジャンプが不当に下げられているのです。

 減点システムの根幹にあるのは、エッジエラー判定と回転不足の判定です。特に、回転不足の判定がなされると、チャレンジしたジャンプより一段階低い回転数の失敗と判断されます。これが問題になっている二重減点のシステムです。これを悪用する事により、韓国選手の回転不足は見逃し、日本選手の回転不足は厳しく取る事で、本来の結果と正反対の点数に操作できるのです。こんな便利なシステムがあるうちは、韓国サイドの買収はなくなりません。では、この欠陥システムに対応するにはどうしたらよいか。それは簡単です。どこからも文句が出ないように、難度を下げて完成度を上げる事なのです。実際、難度を下げても点数は変わらないのですから。

 例えば、この間のファイナルですが、真央ちゃんの難度を下げた構成でどれだけの高得点が叩き出せるのか見てみましょう。データの最初はファイナルのショートプログラム。2番目が3フリップ+3ループ(3F-3Lo)を3フリップ+3トゥループ(3F-3T)に変えた構成。3番目はファイナルのフリー。4番目は、トリプルアクセルを一度にして、3フリップ+3ループ(3F-3Lo)を3フリップ+3トゥループ(3F-3T)に、トリプルアクセル+2トゥループ(3A-2T)をダブルアクセル+3トゥループ(2A-3T)に変えたものです。加点はファイナルのままです。変えた部分は加減点なしです。

Mao ASADA SP 65.38 35.70 29.68 (ノーミスは70.68点)
Program Components 29.68
Executed Elements 35.70
1 3F+3Lo <<  7.00 -1.80 5.20
2 3Lz     6.00 0.80 6.80
3 SpSq4    3.40 1.40 4.80
4 FSSp4    3.00 0.20 3.20
5 2A      3.50 1.00 4.50
6 CiSt3    3.30 0.60 3.90
7 CCoSp4    3.50 0.50 4.00
8 LSp3     2.40 0.90 3.30
基礎点  32.10
加点    3.60

セカンド3Tの場合(加点減点無し)
Mao ASADA SP 69.68 40.00 29.68
Executed Elements 40.00
1 3F+3T     9.50 0.00 9.50
2 以下同じ
基礎点  34.60
加点    5.40

Mao ASADA フリー 123.17 64.57 59.60 (ノーミスは134.85点)
Program Component 59.60
Executed Elements 64.57 (ノーミスは75.25)
1 3A+2T    9.50 0.80 10.30
2 3A     8.20 1.40 9.60
3 3F+2Lo+2Lo 8.50 0.40 8.90
4 FSSp3    2.60 0.30 2.90
5 SpSq4    3.40 1.60 5.00
6 3S     4.95x 0.60 5.55
7 3F<<     1.87x-1.00 0.87 (予定は3F-3Lo 11.55点)
8 3T     4.40x 1.00 5.40
9 2A     3.85x 0.40 4.25
10 FCoSp4   3.00 0.60 3.60
11 SlSt3    3.30 1.00 4.30
12 CCoSp4   3.50 0.40 3.90
基礎点 57.07 (連結成功なら66.75)
加点  7.5  (転倒無しなら8.5)

3A一度の安全策の場合 フリー 131.8  * 変更箇所
Program Component 59.60
Executed Elements 72.20
1 2A+3T    8.25 0.00 8.25 *
2 3A      8.20 1.40 9.60
3 3F+2Lo+2Lo 8.50 0.40 8.90
4 FSSp3    2.60 0.30 2.90
5 SpSq4    3.40 1.60 5.00
6 3S      4.95x 0.60 5.55
7 3F+3T   10.45x 0.00 10.45 *(3F-3T基礎点は9.5点×1.1)
8 3Lo     5.50x 0.00 5.50 *
9 2A      3.85x 0.40 4.25
10 FCoSp4   3.00 0.60 3.60
11 SlSt3    3.30 1.00 4.30
12 CCoSp4   3.50 0.40 3.90
基礎点 65.50
加点  6.70

SP、フリーの合計は 131.8 + 69.68 = 201.48
基礎点数だけ見ても1点程度しか下がらない


 このように、トリプルアクセルを一度に、昨年から回転不足を取られるセカンド3ループを3トゥループに変更しても、ショートで1点、フリーで3.05点の合計4.05点の差しかないのです。こんな点数差は、難度を下げも計算では加えなかったGOEの加点で逆転可能なのです。回転不足の二重減点リスクを考えると無謀というレベルです。

3A→2A の場合 9.60-5.25=4.35のマイナス(加点は同じとして)
合計は 201.48-4.35=197.13

 ファイナルのショートで回転不足を取られなかったとして(加減点無し)、合計は70.68。フリーもノーミスなら134.85、総合点は205.45点です。しかし、トリプルアクセルを一度にしてジャンプの難度を下げても総合点は201.48点で、たった4点差です。トリプルアクセル無しのセカンド3Lo無しでも、197.13点で楽々の優勝です。真央下げがあったとしても、構成を下げてノーミスなら、この点数は保証されているのです。完璧なら、加点が増えますから200点は超えます。それを、毎回自滅して点数を下げているのが真央サイドの現状です。

 相撲の横綱の土俵入りには、雲竜型と不知火(しらぬい)型の二つありますが、右手だけを上げて左手は腹に添えてせり上がる雲竜型は、攻めの右手と守りの左手を表しています。対して、両手を上げてせり上がる不知火型は、攻撃一辺倒を表したものです。そして、攻撃型の不知火型土俵入り横綱の寿命は、往々にして短命なのです。勝負事は守りが大切で、守りの強さが本当の強さなのです。真央ちゃんは、短命横綱の典型的なパターンで走っていますから、守りの安全策で勝てるように、雲竜型の横綱を目指して欲しいものです。韓国サイドが一番怖れるのは、真央サイドが難度を下げてパーフェクト女王の称号を手に入れる事です。マスゴミサイドに煽られて、それに気が付かない愚かさは何とかなりませんかしらん…。

     エフライム工房 平御幸
コメント
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