マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

豪徳寺から三軒茶屋へ(その1)

2011年11月01日 | 東京散歩

 10月最後の日曜日の30日、富士前福寿会の健脚3人組で、小田急線豪徳寺駅から田園都市線三軒茶屋駅までを散策して来ました。
 巡ったコースは
 小田急線豪徳寺駅→豪徳寺→烏山川緑道→世田谷城址公園→世田谷区立郷土資料館→烏山川緑道→松陰神社→世田谷線松陰神社駅→キャロットタワー→千代の湯→田園都市線三軒茶屋駅   です。


 豪徳寺駅到着後、商店街中程にあるラーメン店「味壱」で、通常価格1050円のラーメンを、オープン記念価格(?)500円で食し、まずは腹ごしらえをします。豪徳寺へ向かう道沿い右側に東急世田谷線が2両編成で走ります。この世田谷線、都電荒川線とともに東京都内に残っている路面電車形式の軌道線です。環状七号線との交差部の若林踏切のみが併用軌道であるほかは、ほぼ全線が専用軌道となっていて、駅間距離はすべて1km未満、総延長5Kmの短い路線です。見た限りでは、車両の色は全て異なっていました。(写真:スマートなスタイルの世田谷線)


 世田谷線沿いに暫く歩み、左手方向に曲がると豪徳寺の森が見えてきて、寺の周りをぐるりと進むと豪徳寺正門に出ました。この寺の謂われも規模も知らないでの訪れで、慌て、立て札からその概要を学びます。
 この大谿山豪徳寺、寛永十年(1633年)彦根藩世田谷領の成立後、前身の高徳院が井伊家の菩提寺として取りたてられ、藩主直孝の法号により豪徳寺と改称されました。それ以前に宗派も臨済宗から曹洞宗へと改修されました。(写真:豪徳寺正門)




              (本殿)



(5年前に建てられた三重塔)



    (参道入口)


 境内が実に広いお寺様でした。仏殿・本殿・鐘楼の他、新築後5年の三重塔などが配置され、一目見て非常に格式高き寺院であることが分かります。井伊家の墓所には藩祖直政や、安政の大獄で名高い、十三代藩主井伊直弼の墓もありました。


 豪徳寺から世田谷城址公園への道は、烏山川緑道を辿ります。烏山川は既に暗渠となり、道が整備され始めています。暗渠を歩くのは大好です。かっては清流が流れていたであろうこの下は、今はどうなっているのだろうと想像しながら、蛇の様に曲りくねりった道を辿ります。





 この烏山川の北側を流れる北沢川も暗渠となり、三宿で合流し、目黒川と名前を変えても暗渠は池尻大橋まで続きます。ここから下流はその流れを現しますが、ここからの目黒川の様子は4月14日のブログに書きました。20分弱は歩いたでしょうか、辿りついた先が世田谷城址公園でした。(写真:曲がる烏山川緑道)