オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2018年通信簿 1 清田育宏

2018-10-31 01:02:05 | 千葉ロッテ

 

1 清田育宏 外野手 32歳 年俸5000万円

【2018年成績】 96試合 261打数 18得点 59安打 打率.226 10二塁打 1三塁打 2本塁打 27打点 2盗塁 32四死球 63三振 得点圏打率.246

ちょっと意外だったのですがこの数字にして昨年とほぼ横ばい、気持ち上向いているのが、ある意味で清田の現状を如実に表しています。
師匠の井口監督は「レギュラーで出られるかな」と特別扱いはしないようなことを言っていましたが、一方でそのプレーに対するイメージは悪いものの数字だけを見ればまだマシな加藤が酷い仕打ちを受けているのに比べればやはり優遇をされたのでしょう、2月下旬に左ふくらはぎ肉離れは全治二週間で開幕二軍、その二軍で2割ちょいしか打てずとも2カード目に一軍復帰で開幕5戦目にスタメンと、こういったことはある程度は仕方ないとは思います。
ただ井口監督もそうは言っても自分に跳ね返ってくるところがありますのでいつまでも甘い顔はできず、交流戦明けぐらいまではぎりぎり.250を維持していましたがそこを切ってからは出番を減らして、それが平沢の外野手としての台頭を許したきっかけでもありますから清田の来季は首のかかったシーズンになるでしょう。

出足は4月半ばまでは打数が少ないのであれですが3割を維持し、5月いっぱいぐらいはその期待に応えてまずまずのバッティングを見せてくれてはいました。
ただ身体能力の衰えと言いますか、球際に強かったはずの守りで消極的なプレーが目立ったのは瞬時の判断、瞬発力の衰えの自覚があったのかもしれません。
それなりの脚力があったはずが代走を送られることも少なくありませんでしたし、ストライクを見逃してしまったという表情をすることが増えてきたのは動体視力の衰えもあるのか、悪気はないのでしょうがそれでいて苦笑いがなくならないことでファンの神経を逆なですることも多々ありました。
年齢的にも厳しいところ、もうひとネジ巻くか巻かないかで今後の野球人生は大きく変わってくるはず、夏場に差し掛かったころからの失速はスタミナ切れもあったのでしょう。
それだけに秋季練習、秋季キャンプへの不参加は本人だけでなく球団も現状認識が緩いのではないかと、そんなことを思ってしまったりもしています。
また春先の好調時に「舌を出して体の力を抜く」などとその理由をぺらぺら喋る甘さも改めないとダメ、ニーズがあるかどうかは怪しいところですが地元出身であっても立川の例もありますし、ドラフトの目玉だった藤岡貴のトレードと井口監督がむしろ清田を出すことでチームを引き締める可能性もありえます。
ちなみに5月にFA権を取得し、また出場給が高いロッテですのでここまでの減額はありえないとは思いますが、荻野より高給取りはしっくりこないので最大幅のダウンとしました。

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2018年通信簿 0 荻野貴司

2018-10-30 03:10:42 | 千葉ロッテ

 

0 荻野貴司 外野手 33歳 年俸3800万円

【2018年成績】 78試合 317打数 52得点 91安打 打率.287 15二塁打 3三塁打 2本塁打 25打点 20盗塁 22四死球 25三振 得点圏打率.217

昨年に大きな故障なくシーズンを乗り越えられたので今季こそ、の願いも虚しく、怪我から逃れられない宿命を再認識させられた一年となりました。
7月に入って早々に投球を手に受けて右手第二指基節骨骨折で全治二ヶ月、死球ならまだしも空振り三振を喫したときのそれとなれば脱力しかありません。
順調にいけば閉幕までに復帰ができたはずが間に合わないままに以上終了、ここのところは離脱に絡むのは下半身ではなく上半身に故障が集中をしているのは巡り合わせなのか、また小さなものではオープン戦で左足の張りによる途中交代もありましたし、どちらにせよ荻野と故障は縁が切れないものと諦めるしかないのでしょう。
せっかくのオールスター初出場もこの故障で流れてしまい、気がつけばもう来季は34歳、このまま「いい選手だったんだけどな」で終わってしまいそうで寂しすぎます。

秋季キャンプでの紅白戦や台湾遠征ではライトを守っていたので井口監督の構想から外れているのかとも思っていたのですが、シーズンに入ってからは核弾頭でセンターと定位置を確保し、ロケットスタートに成功した春先は3割を超える打率でファンの夢は大きく膨らんだのもつかの間の夢、5月になって急ブレーキがかかってしまいました。
金森コーチの復帰で金森打法への回帰が不安視をされたものの昨年の夏場以降の前で捌くスイングは大きく変わることなく、しかしそれでも下半身でくるっと回るところはやや戻ってしまったような、それによる下半身の疲労もあったのでしょう、スタメン落ちもあるなど井口監督もかなりその起用に悩んだのではないかと思います。
ただ幸いなことにここで交流戦に入ったことで.360と打ちまくっての再浮上、これがあったのでルーキーイヤーを除けばキャリアハイの打率となったのは額面どおりには受け取れないもののまだいけるとの思いは本人だけではなくベンチも抱いたはず、それだけにここぞというところでのリタイアが痛すぎました。
このリタイアの穴埋めで岡を緊急補強しましたが井口監督には荻野さえ戻ってくれば、との考えはあるはず、秋季練習に参加をして勘を取り戻すような練習をしていますのでまだ完治には至っていないのかもしれませんが、さすがに春季キャンプには間に合うでしょうからそこからの再スタートになります。
気になるとすればとりあえず走れ、の風潮があったにせよ自己ワーストの盗塁死で成功率が8割を切ったことで、通算ではこれまで9割に近く今季は100%で50盗塁の宣言をしていた荻野にとってはショックだったのではないかと、岡田のあっという間の衰えを見ているファンとしても不安が募ります。
また早打ちが相変わらずで出塁率が上がらないのも核弾頭としてはマイナスポイント、そして当面のライバルは岡でしょうが藤原の加入を意識しないわけにはいきません。
荻野には藤原が超えなければならない高く厚い壁であってもらいたい、そのためにもおそらくはラストチャンス、規定打席到達が最低ノルマになります。

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2018年通信簿 シーズン総括 野手

2018-10-29 01:52:12 | 千葉ロッテ

 

【2018年成績】 143試合 4700打数 534得点 1159安打 打率.247 207二塁打 35三塁打 78本塁打 510打点 124盗塁 486四死球 888三振

もう伝統にすらなりつつある貧打は今季も解消できず、投手陣を見殺しにする試合に飽き飽きしたシーズンでした。
昨年に比べれば打率は1分ほど上がって得点も1割程度増えましたが、ここぞというところで得点できないことでの競り負け、あるいは序盤にリードをしても中押し、だめ押しができないことでの逆転負けと勝負弱さが目立ったのは繋ぐ野球の限界、一発で流れを変えることができないのが最たる理由でしょう。
井上が覚醒したもののペーニャをリリースしたことも響きソフトバンクの半分以下、5位のオリックスにすら3割近くも少ないホームラン数ではどうにもならず、それでも得点数でオリックスや楽天に見劣りしなかったのは盗塁数を大きく増やした走る野球によるものですが、しかし走る野球と長打は攻撃の両輪、片側のみでは前に進めずぐるぐる回るだけです。
それもあってかホームランラグーンを導入するという愚策は投手陣をさらに追い詰めるだけのような気がしますし、野球がつまらなくなる危惧への不安の方が強く、これ以上に見るのが辛くなる野球になってしまえばかさ上げの観客動員数がどうなるのか、それはそれで興味があったりもします。

春季キャンプからとにかく走れ、とケース打撃でもアウトになるのを気にせずに走りまくっていたのは意識を変えることが目的だったのでしょうから、そういう意味では目標の143には届かなかったものの昨年より5割以上も増えて、また企画数がリーグトップだったことからして一定の成果はあったと思います。
盗塁王争いをした中村は15、藤岡も13とリーグで最多、二番目の失敗も、これを糧に活かしてくれれば勉強代ですし、相手バッテリーに与える影響を考えればロッテの攻撃のイメージを変えられたのではないかと、オープン戦のときのようなダブルスチールは決められませんでしたし、華々しかった春先に比べれば中盤戦以降はやや勢いを落としたところもありましたが、それでもこれまでのような発作的な走りではなくチームに根付きつつあることは大きな収穫です。
ただ一方でバントが相変わらずに下手でミスるとサインを変えるのも西村ロッテ、伊東ロッテと同じだったのが残念、スリーバントをさせる、失敗を繰り返すようであればレギュラーであっても交代させる、ぐらいの厳しさを見せなければ自己犠牲たるバントに身を入れる選手などはいないでしょう。
盗塁もバントも得点圏に走者を進めてプレッシャーをかけることに変わりはなく、査定も含めて球団、ベンチの姿勢を改めなければ改善しそうにもありません。
肝心の打撃については金森打法への回帰に懸念がありましたが前回就任のときほどに金森コーチが一様に押しつけているような雰囲気はなく、模範生だった荻野も昨年中盤ぐらいからの前で捌くスイングに大きな変化はありませんでしたし、とは言いながらも鈴木のような生真面目な選手には多少なりとも影響があったようには思います。
それでも引き付ける意識があってこそプルヒッター中村の変化、あるいはセンターから右方向への打球こそが持ち味の井上の台頭に繋がったのでしょうし、全体として早打ちの印象は否めませんが四死球が増えて三振が大きく減っているのも手元までしっかりとボールを見るようになったことによるものであれば功罪相半ばと言ったところか、その金森コーチの一年での退任が何を意味するのかが気になりますが、これもホームランラグーン導入への対策の一環なのかもしれません。
新任の河野コーチは長打に意を置いた指導をするとの評もあるようですし、筒香を育てたとの肩書きが重そうな大村コーチとともに大砲育成が急がれます。
攻撃の作戦面では左打者が多い陣容であるにせよ左対左に意を介さないスタメンが多かったのは好印象で、これはもう慣れの問題ですので継続をお願いしたいです。
地味に響いたのは守備の乱れ、開幕から暫くはノーエラーが続いて鳥越効果と喜んだのもつかの間で、スローイングミスや野手の連携ミスによる落球などエラーなどはそんなものなのですがつまらないプレーが目立った一年でもあり、サードベースマンになりきれなかった鈴木などその配置にも疑問があった守備陣でした。

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2018年通信簿 シーズン総括 投手

2018-10-28 00:41:51 | 千葉ロッテ

 

【2018年成績】 143試合 59勝81敗30S 8完投 7完封 6無四球 防御率4.04 1276回2/3 1289被安打 129被本塁打 481与四球 30与死球 908奪三振 33暴投

数字的には昨年とほとんど変わらず、足踏みといった感じの投手陣でした。
ただ全体的には攻めきれていないように感じたのは田村に限った話でもない外中心のリードが影響をしているのか、実際問題として単純に考えられるものでもありませんがリーグ最少の与死球も気になりますし、力押しではなく打たせてとるピッチングが幅を利かせていたようにも思います。
それもピッチングの一つですので否定はしませんが、貧打線の虎の子を守ろうとして結果的に大量失点に繋がった印象も強く、投手だけではどうにもならないのかもしれません。

先発、リリーフともにピリッとしないシーズンも、来季に向けて不安が大きいのはやはりリリーフ陣です。
大谷、益田、松永、内と同じ顔ぶれによる勤続疲労が顕著で、有吉が先発に回ったのもリリーフ陣としては痛手で、また南が難病を患ったことで勘定には入れられません。
シーズン序盤には頑張っていましたが中盤以降は先発の勝ち星を消しまくり、これは投げさせるべきところでないところでも投げさせた、継投の拙さによる過負荷だと考えます。
井口監督が丸投げをしているとも言われていた小林コーチは春季キャンプでの個別指導は熱血、熱心で好印象だったものの、こと投手起用については自分を基準にしているのではないか、とこれまた井口監督と同じく名選手が陥りがちな罠にはまってしまったように思えてなりません。
一時期に清水直コーチとの配置転換で改善の兆しがあったのに短期間で元に戻してしまった理由が分からず、それでいて小林コーチは退任ですので妙な成り行きでもあります。
そして清水直コーチも二軍で留守番コーチに配置換え、ここにきて野村、吉井と新任コーチの名前も出てきましたが現時点では一軍には川越コーチの昇格の一人体制ですので井口体制が強化をされるのが良いのか悪いのか、相変わらずに丸投げになるのかどうか、注意深く見守りたいです。

また先発陣も涌井に衰えが見え始めながらもそれっぽい数字になったのが微妙と言えば微妙、ピッチングスタイルを変えるチャンスを失ったようにも思えます。
とんとん拍子で白星を重ねて二桁が確実と思われた石川が謎の肩に力が入らない、以降にストレートが戻らずに炎上を繰り返したのも不安材料、唐川も先発から外されてローテーションはボロボロ状態、ボルシンガーの確変が無ければ昨年よりも酷い最下位だったでしょう。
そのボルシンガーはオープン戦からシーズンに入ったところまでは打たせてとるタイプにあるまじきコントロールのアバウトさでハズレかと思っていましたが、あれよあれよと順応をしての13勝の貯金二桁で最高勝率のタイトルをゲット、来季も軸としての活躍が期待されます。
ただ下半身を中心とした小さな故障が多いのが気がかりではあり、シーズン終盤に失速をして翌年に撃沈となったマーフィーにならないことを願わずにはいられません。
そんな中でも二木は数字こそ伸びませんでしたが打線の援護があれば二桁近くまではいったはずですし、ようやく最終盤になって抜擢をされた岩下、種市が力でねじ伏せるようなピッチングを見せてくれたのが来季への希望で、この二人を我慢して使う覚悟があれば唐川だけではなく有吉も中継ぎに固定をすることでのリリーフ陣の立て直しもできます。
どうやら有吉は来季も先発として使うようですのでそれであればシェッパーズは中継ぎで、そうでなければ新外国人投手との入れ替えでよいでしょう。
土肥、渡邉あたりはまだ難しそうですが酒居が立ち直れば頭数だけは揃いますので、個人的には先発推しですが陳冠宇も含めてまずリリーフ陣に意を置いた布陣がよいと考えます。

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ヒアリングがむずい

2018-10-28 00:07:42 | 独り言

怪しくない夜のアルバイトで外国人と会話をすることがままあるのですが、中国語や韓国語、フランス語などは端っから諦めて通訳サービスに任せていますが英語ぐらいは、と学校英語を駆使して定型的なものは何とか凌いでいるものの、イレギュラーなものになってしまえばもうお手上げです。
自分にとっての一番の難関はヒアリングで、相手が日本人だからと意識をして話してくれないネイティブな発音にはついていけないレベルでしかありません。
ただ慣れと言いますか度胸はついたかなと、ギリギリまで通訳サービスに頼らず相手からすれば迷惑でしょうがつたない英語で奮闘しています。
それで耳も慣れてくれればいいのですがそもそもの語彙量が足りていないのもその理由だろうと、稚拙なものではありますがボケ防止も兼ねて五十の手習いをする今日この頃です。



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秋季キャンプに参加をしない選手は何処に

2018-10-27 03:16:10 | 千葉ロッテ

今月末からの秋季キャンプの参加メンバーが発表されました。
二年続けての不本意な結果に全員参加でやる気を見せてくれ、との期待も虚しく不参加の選手がそこそこいるのにガッカリ、それらの選手が何処にいってしまうのかも気になります。
体を鍛え上げるのでなくてもシーズン中に気になった点をチェックするなどベテランでもやれることはあるはずで、出足から肩すかしを食らった感じです。

2018年鴨川秋季キャンプ参加選手について (10/25 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)

10月31日(水)からスタートする鴨川秋季キャンプのメンバーが決まりましたのでお知らせします。

投手:石川、関谷、唐川、東條、酒居、山本、西野、土肥、渡邉、島、成田、岩下、高野、永野、種市、二木
捕手:田村、吉田、江村
内野手:藤岡裕、安田、中村、平沢、三木、井上、香月一
外野手:荻野貴、加藤、菅野、岡、和田

名前が無いのは外国人選手を除けば佐々木、大谷、涌井、内、松永、大嶺、南、有吉、田中、益田、原、阿部、森、宗接、柿沼、鈴木、福浦、高濱、細谷、李杜軒、大木、清田、角中、伊志嶺、三家で、秋季練習とは違ってリハビリ組が外れたのは分かりますがその他は年齢で一直線に線引きをしたわけでもなさそうです。
基本的には30歳以上なのでしょうが荻野は参加ですし、同じ89年組でも唐川と井上が名を連ねたり、復帰を目指す、何らかの明確なテーマがある、が理由なのかもしれません。
それにしたって高濱や清田、伊志嶺は休んでいる場合ではありませんし、石川が参加で有吉が不参加、森や宗接、柿沼に大木、三家の名前が無いのも引っ掛かります。
それぞれ事情があるのでしょうが外からは見えづらいかなと、いずれにせよ期間も短いですし来春の石垣島もありますから今年も鴨川はパスすることにします。



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藤原に救われたドラフト

2018-10-26 01:34:12 | 千葉ロッテ

今年のドラフト会議が終わりました。
育成枠を含めて6~8人程度と報じられていましたので9人の指名は喜ばしく、何より事前公表までして欲しかった藤原を3球団の重複で当たりくじを引けたのが大きかったです。
半数が事前公表をしたことが結果的に過剰な被りを避ける、あるいは被りが薄そうなところの予想に繋がったのか根尾と小園も4球団で一本釣りをした西武以外の11球団が高校生3人に集中をしながら適度に割れたのが意外でもあり、各球団の駆け引きがいい塩梅に落ち着いたといったところかもしれません。
根尾は準地元の中日、小園はポスト田中で年齢的にいい感じの広島、そして藤原も外野手不足に苦しむロッテですからファン目線で言えば最高の結果でしょう。
世間とマスコミが煽ったかのような吉田フィーバーは一気に冷めましたが日本ハムがハズレで獲得、狂想曲第二幕にこれでまた鎌ケ谷から足が遠のくかと思うと気が滅入ります。
また近本、清水はちょっと意外でしたが甲斐野や上茶谷、辰己らは前評判どおりに1巡目、一方で笹川や米倉、伊藤や山下などが指名漏れをするなど悲喜こもごもでもありました。
その中でもドラフトフリークが好きそうな指名をしたのが日本ハムで、即戦力の生田目、地元枠の福田を除けばずらりと高校生の吉田、野村佑、万波、柿木、田宮は育て甲斐があるでしょうし育成力があるだけに手強い、西武は2巡目で渡辺を獲れたのは美味しかったのではないかと、ソフトバンクの野村はポスト松田なのでしょうし、楽天が下位で渡辺、小郷、鈴木と当たればめっけものの連発、オリックスも親子鷹に即戦力重視と、パシフィックは概ね思いどおりの指名ができたのではないかと思います。

そしてロッテですが、個人的にはやや不満が残ります。
来年は高校生の投手が豊作とされていますので今年は野手中心であって欲しかったのですが、その野手は4人抜けたのに指名は3人、むしろその数を減らしています。
藤原のくじが外れていれば救いようがなかったかもしれず、残り物には福がある、初めてのくじ引きで真中監督じゃないかと心配になるぐらいに素早いガッツポーズの井口監督の喜び=ロッテファンの喜びでもあり、昨年の安田よりは多めの笑みを浮かべてくれた藤原の入団が待ち遠しくてなりません。
その流れで野村佑にいって欲しかったのですが山口の指名が濃厚だったので見送りは想定内、高齢化と過負荷が喫緊の課題となっているリリーフ陣に東妻はジャストフィット、大きく胸を張ったフォームは走られまくりそうな気もしますが、気持ちが強そうなパワーピッチには期待が高まります。
引っ掛かったのはここからで、ここまで左腕が伸び悩むのであれば右左にこだわる必要もないと思うのですが小島、中村と大学生左腕の指名は両投手とも特徴をあまり感じられない小さくまとまった印象があり嬉しい誤算であってくれればいいのですが、どうしても左腕であれば横川、そうでなければマリーンズジュニアの石橋か田宮でいって欲しかったのが正直なところでもあり、5人しかいない捕手の指名が無かったことで細川の悪夢にうなされることだけは勘弁をしてもらいたいです。
一方で古谷、土居は二木、種市に続けと素材型は楽しみ、やや腕が横から出てくる古谷はロッテにはいないタイプですし、コントロールに難があるものの190センチオーバーで角度のある土居を8巡目で獲れたのはラッキー、また古谷とともに地元出身の鎌田は東妻と同じくパワーピッチで早い段階で支配下登録をされるかもしれません。
そして希少な野手は山口が二刀流を口にしたようですが右肩を痛めて今夏は投げていないはずなので大人しく外野手一本で右をアピールしてもらいたく、また中川の代わりなのでしょうが松田にはパワフルな打撃で目指せ井上、こちらもきっちりと右打者ですのでチャンスはそこそこあるはずです。
そんなこんなでファーストインプレッションではありますが、プロは入ってからが勝負、9人ともに大きな期待を寄せていますし楽しみにしていますので、来春の石垣島で会いましょう。



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1巡目 藤原恭大 外野手 左 18歳 大阪桐蔭 181cm・78kg 予想背番号2


2巡目 東妻勇輔 投手 右 22歳 日体大 172cm・80kg 予想背番号17


3巡目 小島和哉 投手 左 22歳 早大 177cm・81kg 予想背番号25


4巡目 山口航輝 外野手 右 18歳 明桜 182cm・85kg 予想背番号55


5巡目 中村稔弥 投手 左 22歳 亜大 177cm・86kg 予想背番号51


6巡目 古谷拓郎 投手 右 18歳 習志野 182cm・76kg 予想背番号65


7巡目 松田進 内野手 右 24歳 Honda 188cm・95kg 予想背番号50


8巡目 土居豪人 投手 右 18歳 松山聖陵 191cm・84kg 予想背番号69


育成1巡目 鎌田光津希 投手 右 23歳 徳島インディコソックス 180cm・91kg 予想背番号121

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いくぞ藤原をつぶやく

2018-10-25 17:09:28 | 千葉ロッテ

いやあ、パソコンが固まってどうなることかと思った。
いきなり波乱の幕開けとなってしまいましたが、自分の周りの小さな事件には関係なくドラフト会議が始まりました。
ロッテが入札を表明した藤原には阪神がくるなどの噂もありますし、楽天の石井GMのとぼけた感じが不安だったりもして、また因縁の広島だって油断はできません。

きたね、やっぱ藤原に楽天がきた。
阪神まできてこれでいきなり藤原に3連続、いやはや、こりゃ厳しい。
ほー、DeNAまで小園か、こりゃ3人に集中しそうな流れになってきたのでハズレたときの戦略がかなり響きそうだ、これはもう外せないけど残りくじだからなぁ。
お、予想どおりに西武は即戦力投手の一本釣りになりそうだね。

残りくじに福があった!

大丈夫だよね、ちょっと見逃したけど当たりくじを係員がチェックしたよね。
初めてのくじ引きだから真中監督の二の舞はないよね、あまりにガッツポーズが早かったので心配になってしまうぐらいの運の強さだ。
藤原の笑みは昨年の安田のそれに比べればいい感じだったのは事前公表のおかげかな。
その事前公表が結果的に楽天と阪神を引き寄せた感もありましたが終わりよければ全てよし、興奮に浮かれずに2巡目もきっちりいきましょう。

根尾は中日か、公表したチームが順調に当たりくじを引いてるようでビックリ。
そうなると小園はオリックスとソフトバンク、時間的にどちらが先に公表をしたのかが気になる(笑)
それともこの流れの中で広島が強運となれば日本シリーズに向けて勢いが付くので、うん、小園の行き先が注目になりそうだ。

広島は強いな~きたか。
ソフトバンクvs広島の前哨戦は広島の完勝、工藤監督は残り物に福がなかったのではなくくじ運がないこと証明してしまった。
緒方監督の言っていたように今年は先か後か、極端な結果ですね。
珍しく重複をした目玉がセントラルに集まった、とは言っても1対2ですからハズレ抽選でどうなるか、吉田に集まるのか即戦力投手にばらけるのか、どっちだ。

辰巳に4球団もくるとは思わなかった、それだけ外野手が球界としても足りていないってことか。
楽天は藤原、辰巳と一貫していたのがよかったのか、阪神もそうだけど今回も先が当たりくじを引いてしまえばどうにもならない。
目先は辰巳>藤原なんだろうけど勝負は三年目以降、平沢とオコエもそんな感じの流れになっているので藤原の勝利で決まりでしょう。
マスコミが目玉に祭り上げた吉田は「一番いい選手に入札する」日本ハムのハズレ入札なんだから、手強い敵になりそうだ。
うーん、これでまた来年の鎌ケ谷は酷いことになるんだろうな、二軍戦の観戦がまた5試合に届かないかもしれない・・・つまらん、球団にクレーム入れとこう。

ロッテの1巡目は藤原(大阪桐蔭)!

あ、うっかりして忘れてた。
あれ、でも藤原の記者会見がスルーされたような、さっきトイレに行ったときにやっちゃったのかな。
さあ次は2巡目、きっと即戦力投手なんだろうけど残っているのは斎藤、梅津、東妻、鈴木あたりか、野村佑にいってくれないかな~

栄光の1巡目、楽天は辰巳(立命大)、阪神は近本(大阪ガス)、中日は根尾(大阪桐蔭)、オリックスは太田(天理)、DeNAは上茶谷(東洋大)、日本ハムは吉田(金足農)、巨人は高橋(八戸学院大)、ソフトバンクは甲斐野(東洋大)、ヤクルトは清水(国学院大)、西武は松本(日体大)、広島は小園(報徳学園)です。

ロッテの2巡目は東妻(日体大)!

そうきたか。
先発と中継ぎを天秤にかけて、過負荷で世代交代が急がれる中継ぎを優先したということか。
野村佑にいって欲しかった、日本ハムってのが凄く悔しい。

それにしても会場が盛り上がらない2巡目は各球団ともに前評判とは違った選手の指名が続きましたね。
楽天は大田(大商大)、阪神は小幡(延岡学園)、中日は梅津(東洋大)、オリックスは頓宮(亜大)、DeNAは伊藤(立正大)、日本ハムは野村(花咲徳栄)、巨人は増田(明秀日立)、ソフトバンクは杉山(三菱重工広島)、ヤクルトは中山(法大)、西武は渡辺(埼玉栄)、広島は島内(九共大)です。

ロッテの3巡目は小島(早大)!

どうしても左腕が欲しかったのか、東京六大学はレベルが低いから大丈夫かな。
てか投手がもう二人きたぞ、野手はどうした野手は、4巡目に山口にいくのかな、ここでまた投手だったらがっかりだから野手でいってくれ。

3巡目も淡々と、広島は林(智弁和歌山)、西武は山野辺(三菱重工岡崎)、ヤクルトは市川(明徳義塾)、ソフトバンクは野村(早実)、巨人は直江(松商学園)、日本ハムは生田目(日本通運)、DeNAは大貫(新日鉄住金鹿島)、オリックスは荒西(Honda熊本)、中日は勝野(三菱重工名古屋)、阪神は木浪(Honda)、楽天は引地(倉敷商)です。

ロッテの4巡目は山口(明桜)!

やっぱきたね、山口。
これがあったので野村佑をスルーしたんだろうな、うーん、やっぱここまでに野手がもう一人欲しかった。
石橋も持っていかれたし千葉枠は大丈夫かよ、高校生の投手も欲しいし米倉が残ってないかな~、さすがに無理か、5巡目以降が全体の評価を左右しそうな感じ。

静かに4巡目は続き、楽天は弓削(SUBARU)、阪神は斎藤(Honda)、 中日は石橋(関東一)、オリックスは富山(トヨタ自動車)、DeNAは勝又(日大鶴ヶ丘)、日本ハムは万波(横浜)、巨人は横川(大阪桐蔭)、ソフトバンクは板東(JR東日本)、ヤクルトは濱田(明豊)、西武は粟津(東日本国際大)、広島は中神(市岐阜商)です。
万波でちょっとわいただけで、うーん、静かだ。
柿木が横川に先を越されたってのが意外だし、富士大の二枚がスルーされてるね。

ロッテの5巡目は中村(亜大)!

また投手かよ。
しかも左腕で技巧派タイプ、ロッテが好きそうな感じだな~
これで来季から中村は中村奨か、うーん、藤原の興奮がだんだん冷めてきたのは昨年にどこか似ている。

5巡目も流れるように、広島は田中(菰野)、西武は牧野(遊学館)、ヤクルトは坂本(新日鉄住金広畑)、ソフトバンクは水谷(石見智翠館)、巨人は松井(折尾愛真)、日本ハムは柿木(大阪桐蔭)、DeNAは益子(青藍泰斗)、オリックスは宜保(未来沖縄)、中日は垣越(山梨学院)、阪神は川原(創成館)、楽天は佐藤(山形中央)です。

ロッテの6巡目は古谷(習志野)!

またまた投手かよ。
地元枠が出たってことはこれで打ち止めだね、6人で投手4人てふざけんな~って感じ。
どうすんだよ、二軍はまた捕手が一塁とか守るのかよ。

着々と6巡目が、楽天は渡辺(明大)、阪神は湯浅(BC富山)、中日は滝野(大商大)、オリックスは左澤(JX-ENEOS)、DeNAは知野(BC新潟)、日本ハムは田宮(成田)、巨人は戸郷(聖心ウルスラ)、ソフトバンクは泉(金沢星稜)、ヤクルトは鈴木(日本文理)、西武は森脇(セガサミー)、広島は正隨(亜大)です。

ロッテの7巡目は松田(Honda)!

お、7巡目にいったね、内野手か。
噂をされた中川を獲られたのでその代わりかな。
マリーンズジュニアの石橋、田宮も獲らずに捕手は要らないとでも言うつもりなのか。
松田は大型の右打者なので、こちらは期待したい。

そろそろ選択終了が出始める7巡目、広島は羽月(神村学園)、西武は佐藤(富士大)、ヤクルトは久保(九共大)、ソフトバンクは奥村(三菱パワーシステムズ)、巨人は選択終了、日本ハムは福田(星槎道都大)、DeNAは選択終了、オリックスは中川(東洋大)、中日は選択終了、阪神は選択終了、楽天は小郷(立正大)です。

ロッテの8巡目は土居(松山聖陵)!

支配下で8人目は評価したいけど、また投手か。
ホームランラグーンを導入して打ち勝つ野球を目指すかと思いきや、守りの野球でもやるつもりなのかしら。
これで育成枠の指名はないのかな~

最終になるか8巡目、楽天は鈴木(富士大)、オリックスは選択終了、日本ハムは選択終了、ソフトバンクは選択終了、ヤクルトは吉田(明治安田生命)、西武は選択終了、広島は選択終了です。

ロッテは選択終了!

支配下で8人の指名だから頑張った方かしら。
でも野手が少ない、あれだけ失敗しても左腕にこだわりすぎ、藤原を獲れなかったら愕然としたかもしれない。
当初の予定を変更して育成枠でも野手を獲ってくれればいいけど、映像で見る限りはロッテが参加するかどうかはよく分からない・・・
ヤクルトと楽天も選択終了で今年の支配下でのドラフト会議は終了、ここから育成枠に入ります。

それにしても前評判とプロの評価の違いは毎年のようにあるもので、斎藤(Honda)が4巡目、柿木(大阪桐蔭)が5巡目、鈴木(富士大)が8巡目に本人はショックだろうな、また細川(明秀日立)、米倉(埼玉栄)、山下(健大高崎)、伊藤(国際武道大)、堀(NTT東日本)、岡野(東芝)、笹川(東京ガス)の指名漏れも意外。

ロッテの育成1巡目は鎌田(IL徳島)!

お、育成枠に参加したね。
でもまた投手、うーん、どうするつもりなんだろう。
それにしても会場で盛り上がるのは独立リーグの選手が指名をされたときばかり、なんか違和感がある。
鎌田は地元枠ってのもあったのかな、古谷とともに来季はワールドハウスのうちわに登場だね!

ロッテは選択終了!

育成枠込みで6人から8人とも報じられていたので、9人は頑張った方なのでしょう。
ただバランスが悪い、野手中心のドラフトに期待をしていただけに藤原の喜びが半減してしまうぐらいにショックを受けています。
もちろん指名をした選手には大きな期待をしていますし、石垣島で若い力を見せつけてくれるのを楽しみにしています。



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バチスタではなくバティスタ

2018-10-25 09:08:55 | 千葉ロッテ

ドラフト会議の直前に、新外国人選手の情報が流れてきました。
地味にロッテに強いスポーツ報知に機関紙と複数から報じられていますのでそれなりの確度があるのか、右の外野手ですから補強ポイントからすれば大王よりもはまってはいるものの、来季に39歳という年齢は日本人と同等に考えるのはナンセンスにしてもやはり気になります。
メジャーで2年連続ホームラン王で通算344発は凄い実績ですが2015年の40本をピークに右肩下がりは年齢からくる衰えと考えるのが妥当でしょうし、昨年も23本ですが2割そこそこの打率に170三振とこれだけの実績がありながらも今季が54万5千ドルという評価が現状を物語っているように思います。
今季もほとんどの試合で守っていますので動ける、のがアドバンテージではありますが、当然にプライドも高いのでしょうからNPBへの順応は厳しいかもしれません。
何となくバチスタと同じぐらいの結果になりそう、なんて懐かしいオリオンズ時代を思い出したりもして、あるいはユーキリスみたいに途中で帰ってしまうのか、そんな心配も獲ってからしろよと突っ込まれそうですので狸もほどほどにしておきますが、これで大王だけではなく丸にも手を挙げないことが決まりっぽいです。
そんなこんなでドラフト会議まであと8時間、ここにきて山口(明桜)の名前が出てきましたので藤原が獲れたら2巡目は即戦力投手になりそうな、あるいは藤原を外してもそうなるのか、各チームともちょこちょこと名前が出始めて情報戦に勝利するのはどこになるのかが楽しみです。



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根尾ドラフトは意外にばらけるかも

2018-10-25 00:31:58 | 千葉ロッテ

ここにきて各球団の駆け引きが活発になってきました。
ソフトバンクとオリックスが相次いで小園への入札を公表、オリックスはあると思っていましたがソフトバンクは今宮がまだ27歳ということを考えればやや意表を突かれたこともあり、これでやはり小園とも言われていた広島が手を挙げづらくなってきたような、そうなれば藤原にくる可能性もあります。
一番人気の根尾への公表はここまで中日、ヤクルト、巨人とセントラルがぞろり、ここにパシフィックは日本ハムと楽天がくるかどうか、話題の阪神はどうするのか、DeNAは得意の一本釣りに走るのか、西武の即戦力投手は煙幕なのか、前評判としては全体的に不作とも言われているだけにそれはそれで面白い展開になりつつあります。
はしごを外された感もある吉田に入札があるかどうかも注目ですし、例年よりもドラマとして盛り上げるべくマスコミは腕を撫していることでしょう。
ロッテファンからすれば藤原を一本釣りできるかどうかが気がかりですが、何の根拠もありませんが3球団の重複になりそうな気がしています。
昨晩に見た夢は因縁の広島とのくじ対決で破れたもので、これは逆夢であってもらわなければ困りますが、藤原云々よりトータルとして充実の指名になることをそれ以上に夢見ます。
そんなこんなで例年どおりに16時ぐらいから全指名の終了までつぶやきをしますので、よろしくお付き合いをいただければ幸いです。



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藤原への入札表明で駆け引きが始まる

2018-10-24 01:26:42 | 千葉ロッテ

ロッテの入札は藤原、と井口監督が公表をしました。
外野手が補強ポイントの第一であることは明らかでしたので当然と言えば当然ですが、林球団本部長の発言があっただけにホッとしたのが正直なところです。
平沢、安田、あるいは香月や和田など左打者が多い若手の構成を考えれば引っ掛かるところがないわけではありませんが、そこは2巡目以降での調整を期待したいです。
気になるのは一本釣りができるかどうか、これまで人気一番の根尾への入札を公表しているのは中日とヤクルト、入札が濃厚とされているのが巨人、阪神、ソフトバンク、日本ハム、楽天で最大7球団の重複とも報じられていますが、関西圏であることからして阪神、工藤監督の物言いが怪しいソフトバンク、野手中心と打ち出した楽天が藤原にくる可能性もありそうで、ロッテの公表は「藤原でも重複なら根尾で」との考えを誘う駆け引きの側面もあるのでしょう。
藤原であればヤクルトと西武があるかと思っていたのですが吉田ではなく根尾にいったヤクルトにはちょっと意外、また西武はCSでの投壊もあり松本あたりになるのだと思われ、そうなれば昨年に外しまくったソフトバンクが重複を嫌うこと、田中の台頭と茂木の足踏みで楽天が内野に目を向けること、を願わずにはいられません。
それでも2~3球団ぐらいの被りは覚悟をして、そうなると外しそうな気がしてしまうのですがそのときの戦略、二の手、三の手をどうするかがポイントになります。
一転して甲斐野らの大学生の投手にいくのか、外野手に徹して辰巳や野村佑をチョイスするのか、個人的には後者であるべきですし辰巳は加藤が増えるだけだと見ているので野村佑で、藤原を獲れたとしても2巡目で獲って欲しい、またマリーンズジュニアの石橋(関東一)か田宮(成田)も確保をしたいところです。
どうしても高校生ばかりになってしまいますが米倉(埼玉栄)、横川(大阪桐蔭)、万波(横浜)、土居(松山聖陵)、小幡(延岡学園)、古谷(習志野)、相川(館山総合)も気になっていますし、大学生であれば4年前に推していた小郷(立正大)が今のロッテに必要かどうかは微妙ながらも井口監督が好きそうなので指名があるかもしれません。
気になるのは投手と野手の比率はもちろんですがその人数、報じられるところでは育成枠を含めて最大で8人とのことで、外国人選手の頭数をそのままとすれば現有戦力は59人、最大8人の指名の全員が支配下であっても67人、和田や森の昇格枠を残すにしてもまたゆるゆるの体制で臨むのか、筑後に走って補充に勤しむのか、どちらにしても気が滅入ります。
三拍子にこだわればその人数が精一杯なのでしょうが中位以降にそんな選手が転がっているわけもなく、下位こそ一芸に秀でた選手にチャレンジで10人、の心変わりを願います。



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さっそくに暗雲が漂う

2018-10-23 03:02:05 | 千葉ロッテ

今日から来季に向けた第一歩、秋季練習が始まりましたが、さっそくにその来季への暗雲が漂ってきました。
大王については先日にデイリーが名も無き球団幹部のコメントとして「非常に魅力的な選手です。前向きに検討したい」「もちろん、調査は続けています。面白いと思っている」と報じましたが、今日に一転してニッカンでやはり名も無き球団幹部が「調査はしましたが、うちの補強対象にはなっていない」の終結宣言です。
やはり撤退が報じられている丸とともにホームランを打てる外野手はバリバリの補強ポイントのはずが途中で諦めて手を下ろすどころか最初から挙げることすらしない、もちろん巨人やソフトバンクなどには条件面で太刀打ちはできませんのでロッテファンも半ば願望レベルでしかないのですが、ファイティングポーズすら見せないのであればガッカリすぎます。
また林球団本部長はドラフトに向けて「うちは井口監督の方針でDHではなく、走る、守る、打つの三拍子揃った選手を求めている」「やはり投手ですかね。高校生、大学、社会人と満遍なくだが、投手の割合をどうするか。いずれにしても半分は投手ですから」と不安いっぱいのお言葉を漏らしてくれました。
編成として左というのが気になりますが藤原、あるいは野村佑といった外野手を獲りにいかなければならないはずが、松本や甲斐野、上茶谷あたりにいくつもりなのか、これが一本釣りに向けたブラフであればいいのですが林球団本部長にそんな芸当ができるとも思えません。
狙う選手像についても三拍子揃った、という名の「どれもそこそこ」というロッテな選手にはもう飽き飽き、多少の短所はあっても一芸に秀でた選手を獲り育てないと何も変わらないわけで、せっかく井上が好例を見せてくれているのに、上がこういう意識であれば中村や山川、森といったタイプの選手をロッテが指名することはないのでしょう。
あれだけ競争を排除してのレギュラー固定だった井口監督の「レギュラーは毎年死守していくもの。大地だって、安田も、大河もいる。どうなるかわからないが、外国人もいるし、争っていかないとならない」との言葉も虚しく響き、「うちは若手を育てる方針だから」と外国人補強の打ち切りを宣言した7月の繰り返しでの、補強ではない補充のオフが怖すぎます。
これらがいずれも杞憂であればいいのですがドラフト会議まであと3日、そこで絶望の淵に立たされるのか歓喜の渦に包まれるのか、心臓ばくばくで倒れそうです。



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2018年通信簿 シーズン総括 ベンチ

2018-10-22 01:01:18 | 千葉ロッテ

 

【2018年成績】 143試合 59勝81敗3分 .421

終わってみれば昨年よりはマシだったものの2年続けての80敗を喫しての5位は、井口監督の思い描いていたものとは違ったでしょう。
ただその昨年が昨年でしたし目を見張るような補強があったわけでもありませんでしたからファン目線からすれば想定内ではあり、そこにどうこう言うつもりはありません。
残念だったのは期待をしていた中長期的な視野でのチーム作りができているようには見えなかったことで、一握りの選手でどうこうしようとしていたようにも思えます。
もっとも引退即監督の一年目ですから多くを期待しすぎたところはありますので勝負は来年以降にどうするかで、もう少し柔軟性が欲しいのが正直なところではあります。

鳥越ヘッドを招聘しての意識改革、走塁改革は春季キャンプから目に見えてチームに浸透をしていましたし、充分に期待をさせるものでした。
それが選手たちの深層までたどり着いていたか、にはシーズンを終えてみれば疑問は残りますが、これまでも発作的に走りまくることはあっても長続きはしなかっただけに目標には届かなかったものの昨年の78盗塁から124盗塁への大幅アップは大収穫、ようやくに足を使った野球が根付きそうです。
ただ盗塁が増えるだけではなく相手バッテリーが走者を気にすることでの打者へのアドバンテージも生じますし、警戒をされることで春先に比べればそのペースは落ちましたがとにかく継続は力なり、ここで手を緩めてしまえば井口野球の根底が崩れますので来季こそは143盗塁をクリアしてもらいたいです。
それも含めて井口監督の「短所を直すより長所を伸ばす、そうでないと平均的な選手ばかりができてしまう」「ファーボールとヒットは一緒」「練習施設、練習内容、選手のモチベーションの低さ・・・厳しい言い方をすれば、これじゃあ上手くならないだろうな、というのが正直な感想」「一軍と二軍の環境や待遇に大差がないから、選手たちはどうしてものんびりとしてしまう。閉塞感がありながら、緊張感はなく、ある意味で居心地が良くなってしまっているんです」など、ある意味で球団、前政権をディスりながらも理想を語る姿への期待は大きく、それだけにシーズンが始まってからの理想と現実とのギャップ、に戸惑い、苦しんだであろうことは想像に難くありません。
試合後のコメントで個別の選手を責めることはしない、はずが中盤戦以降はそれを繰り返していたのも一例で、また名選手にありがちな自分ができたのになぜできない、と自分のレベルで物事を考えすぎている嫌いがあったような、「痛がる選手は使わない、僕がレギュラーに求めているのは何があっても試合に出続けるということ」により全試合出場がリーグ11人中の4人は球団新記録ながらも無理矢理感があり、底辺の広がりに欠いた側面もありました。
前年まで選手として周りを見ていただけに先入観もあったはずで、フラットな競争と標榜したのとは反するオープン戦での結果とは裏腹なレギュラー固定、報じられたところを信ずれば投手起用については小林コーチに丸投げで限られた選手を使い潰すことにもなってしまい、それが中盤戦以降の息切れにも繋がったのでしょう。
荻野の故障離脱で一気に戦力が落ちたのは控え層が地蔵と化していたことも理由の一つで、清田や大隣、李杜軒などのお友だち起用はほどほどでしたが加藤や吉田など一見すると好き嫌いがハッキリとしていたようにも思えて、我慢の度合いが選手によって差がありすぎた、のは来季に向けての大きな改善点だと考えます。
チームの軸となるセンターラインを固める、との方針に異を唱えるつもりはありませんし、一定の結果も出たとは思いますが、そこは程度問題です。
また春季キャンプから選手の自主性を重んじた練習を打ち出しましたが、宿舎までのランニングにいかにズルするかを考えているのが今のチームだという現実を受け止めて、今は首に縄を付けてでも厳しい練習を課す、そうでなければ出足はよくとも右肩下がりで転げ落ちていく展開を来季も見ることになるでしょう。

期待が大きかっただけにかなり手荒になってしまいましたが、こと戦術面においてはその期待どおりにチームを導いてくれたと思いますので、あとは三年、五年スパンでチームをどう作り上げていくかという戦略面に心を砕いてもらいたく、またホームランラグーンの導入という愚策への対応も急がれます。
そのあたりの井口監督の考え方はまずドラフト会議での指名傾向に見て取れるでしょうし、外国人選手やFA選手に対する球団のアプローチがどうなるのか、塀の中から出てきた重光ジュニアもまだ野球どころではないでしょうから資金的なバックアップは期待薄なだけに、目先に囚われない長い目で考えていくしかありません。
就任一年目の最低勝率、リーグ新の地元14連敗、球団初の全球団負け越し、とある意味で昨年に勝るとも劣らない底辺を体験したのですから、ここは焦らずに開き直りましょう。

2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿
2012年通信簿 2017年通信簿



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2018年通信簿 元ロッテ戦士たち

2018-10-21 00:02:56 | 千葉ロッテ

 

オールスター前の中間報告ではシーズン中の退団となった大嶺翔、ペゲーロは対象外、昨年末までにチームを離れた選手を対象としていましたが、期限ギリギリにトレードで移籍をした藤岡貴、そしてペゲーロもその後に新しいチームでプレーをしていますので取り上げることとしました。
この両選手についてはシーズン半ばからと言うこともありその真価を問われるのは来季以降でしょうから、やや異例ではありますが来年の対象にも含める予定です。
また当然ですがロッテでも二軍のみではありますがプレーをしましたので、そちらの通信簿にも掲載をしますので多少の被りはご容赦ください。


■藤岡貴裕(北海道日本ハム)
4試合 0勝2敗0S 防御率6.52 9回2/3 12被安打 0被本塁打 8与四球 0与死球 6奪三振 被打率.353

ドラフトの目玉として3球団の抽選からの当たりくじ、うれし涙の会見とロッテファンの期待を一身に背負った藤岡貴でしたが、残念ながらロッテで花開くことはありませんでした。
先発として6勝の壁を破れずに絵を描いたような右肩下がりで今季は一軍での登板はゼロ、それでもトレードで放出をされるとは本人も思っていなかったでしょう。
ただかつてのストレートの球威を失い、中継ぎでの生き残りこそが残された道だったはずの先発志望でミスマッチだったのが現実ではあり、まさかシーズン中の同一リーグとは思いませんでしたが決まってみればロッテで腐らせるよりは本人のためにはよかったのかなと、そう考えるようにしています。
その移籍から半月ちょっとでロッテを相手の一軍初登板初先発、とは日本ハムらしいえぐさに危うくやられかけましたが、やはりという感じで四球から始まった連打で撃沈、その後も中継ぎとして投げましたが毎試合のように失点をして、栗山監督の期待に応えることはできませんでした。
それでも二軍での数字はロッテのときよりも大きく改善をしていますし、やはり終わりかけていた杉浦を一年かけて再生をした日本ハムですから藤岡貴も勝負はこれから、来季に手応えを掴めるようであればロッテを踏み台にして本来の輝きを見せることもあるかもしれません。


■ジミー・パラデス(斗山→ランカスター)
21試合 65打数 7得点 9安打 打率.138 2二塁打 1三塁打 1本塁打 4打点 1盗塁 4四死球 17三振 得点圏打率.059 (斗山)
21試合 80打数 15得点 29安打 打率.363 3二塁打 0三塁打 3本塁打 15打点 1盗塁 5四死球 20三振 (ランカスター)

斗山での評価は中間報告をご参照いただくとして、ロッテのときとさして変わらない待遇で入団をしながらも不振であっさりと解雇となったパラデスは帰国、アトランティックリーグはアメリカの独立リーグですが、そのランカスターで数字だけを見れば素晴らしいものがあるものの、しかし2ヶ月弱のそれと考えれば微妙なところではあります。
まだ30歳ですのでメジャーの下部組織にもぐり込めればメジャー復帰の道も開けるでしょうが来季はどこに所属をするのか、できるのか、そのあたりが鍵になりそうです。


■フランシスコ・ペゲーロ(モンクローバ)
52試合 212打数 42得点 78安打 打率.368 14二塁打 2三塁打 13本塁打 60打点 0盗塁 14四死球 51三振

二軍ではドミンゲスに勝る数字を残しながらも一軍に呼ばれない境遇に嫌気がさしたのか自ら退団の道を選んだペゲーロは、メキシカンリーグでその鬱憤を晴らすかのような猛打をふるってチームの優勝に貢献、またロッテでやってくれよと声をかけたくなるぐらいの活躍です。
このメキシカンリーグの仕組みが今ひとつ分からないのですが二期制なのか、60試合のうちの52試合の出場ですので堂々たるレギュラーとして遇されたようです。
もっともKBOに勝るとも劣らない超打高投低なのか首位打者は.441で4割打者が5人、この数字でペゲーロはリーグ14位ですから額面どおり受け取るのは危険かもしれません。
それでもメキシカンリーグは3Aと同等の扱いのようですからメジャー復帰への道も開けるかもしれず、何よりも本人が楽しんでプレーができているのが一番でしょう。

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緩い感じがする

2018-10-20 00:06:01 | 千葉ロッテ

今月22日から29日までの秋季練習、メンバーが発表されました。
投手は佐々木、石川、唐川、大嶺、南、有吉、田中、原、阿部、捕手は田村、内野手は中村、高濱、三木、井上、細谷、外野手は荻野、加藤、伊志嶺です。
29日まではフェニックスがあり投手は関谷、東條、酒居、山本、西野、土肥、渡邉、 島、岩下、田中、陳冠宇、高野、永野、二木、森、捕手は吉田、宗接、江村、柿沼、内野手は藤岡、平沢、高濱、香月、李杜軒、大木、外野手は菅野、伊志嶺、岡、三家、和田ですので、いずれにも名前が無いのは大谷、涌井、内、松永、フェニックスで初戦に投げてから名前がリストから消えた成田、益田、U23侍ジャパン代表の種市、鈴木、福浦、清田、角中です。
この時期の練習などはリハビリを兼ねているのでしょうし、だからこそ南や原、荻野らの名前があるのだと思いますが、そうなれば不参加の選手たちの理由が分かりません。
鈴木などは昨日の公式TwitterにZOZOマリンで練習をする姿がアップをされていましたので単なる記載漏れかもしれませんが、清田と角中を除けば石垣島で別メニューを許されていた涌井らベテランの構図がそのままで、活躍をしてのそれであればまだしもほとんどがピリッとしないメンツだけに緩さを感じてしまいます。
秋季キャンプには参加をするのでしょうし、そう願っていますが、これはもう気持ちの問題でしかありませんが秋季練習にも全員参加で来季へのやる気を見せて欲しかったです。



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