49 陳冠宇 投手 29歳 年俸2160万円
【2019年成績】 44試合 1勝1敗0S 防御率3.63 57回 54被安打 2被本塁打 27与四球 3与死球 45奪三振 被打率.255
ロッテで過小評価をされている一人だと考える陳冠宇です。
通訳なしで秋季練習や秋季キャンプにも参加をするなどしてほとんど日本人と同じ扱いながらも外国人選手としての不安定な立ち位置、しかし待遇はそれに見合わないものですからよく我慢をしているなと、年俸が安いので再契約などと報じられることもありますがそうでなくても必要不可欠な存在だと思います。
台湾代表の常連ですから母国では英雄に近い存在ではないかと、球団、そしてベンチにはもっと大切にしても罰は当たらないでしょう。
レアード、マーティンの残留にジャクソン、ハーマンの加入でまた二軍スタートとなってしまうのが濃厚ですが、心折らずに頑張ってもらいたいです。
主審からボールを受け取るときには必ず帽子を脱いで会釈をする、そんな礼儀正しさは日本人を遙かに超えています。
140キロ台前半から半ばのストレートを軸にカットボール、シュート、フォークと変化球も多彩ですし、珍しくカーブを多投するタイプでオールラウンドなピッチングを見せます。
先発、中継ぎのどちらでもいける、と言いますか先発になるとセーブをしがちな投手が多い中で力一杯に投げ込むことが長いイニングに耐えられない傾向があるのがもうひとつ殻を破れない理由だと考えていますが個人的にはむしろその全力投球に心惹かれていて、先発陣が枯渇をしたときにチャンスをもらえずに今季はゼロで終えたのが残念でなりません。
ただ意外にスタミナがあることでチーム事情も鑑みた前向きな起用だったと思えば悪くはないシーズンだったのではないかと、ここにきて土肥、小島、中村稔と若手の左腕が台頭の兆しを見せていますのでさらなる軽視が進む不安もありますが実績からすれば陳冠宇が頭ひとつ抜けていますので、松永を脅かすぐらいの活躍を期待したいです。
ピッチングとすればキレ勝負で強気ながらも外中心のリードが合っていないのか無駄な四球が多い印象が強く、このあたりはバッテリーとしての課題でしょう。
個人的にはどうしても先発推しを捨てきれませんが不遇をかこっているだけに今は確固たる足場を築くことを優先に、チェンチェン大丈夫な来季であってくれることを期待しています。
2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿
【オリオン村査定】 2160万円 → 3600万円 (△67%)