オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

遠征組に優しい

2019-05-31 03:10:18 | 千葉ロッテ

平日の札幌に遠征をされて明日に仕事の方もいらっしゃるでしょう、帰りの飛行機の時間を気にして焦ることなく席を立てる試合展開はあまりに優しすぎます。
前回に金星を手にした有原との対戦は種市の自滅、と言いますかここまでボールが暴れ狂うのは久しぶりに見たような、腹立たしい清宮にメモリアルアーチを浴びるなど4回11安打8失点は追い込みながらも攻めきれずにスリーボールまでになって甘く入ったところを打たれるの繰り返しでした。
ストレートには力はありましたしフォークの落差もいつもどおり、ただボールゾーンからボールゾーンが目立ってこのあたりはストライクゾーンからボールゾーンにキレていった東條のスライダーとの差が際立っていて、内外を上手く使っていた吉田のリードに応えられなかった種市です。
あるいは間隔が空きすぎたことで肩が軽すぎたのか、と思えるような抜けるボールもありましたし、黒木以来の前年に開幕4連敗での翌年に開幕4連勝という無茶苦茶に無理矢理な記録を逃したのをむしろ前向きに、黒木はその年に開幕9連勝も肩を壊して実質的な投手生命を終えてしまいましたので一時停止は悪くありません。
8奪三振とそこだけを見れば有原を上回って一つ一つのボールに威力あるところは見せつけられましたから、1勝1敗となった次の対戦でまた違った姿を見せてもらいたいです。
打線はその有原にクルクル回って手も足も出ず、ワイルドピッチもしてくれず、完全に上から目線で翻弄をされてしまいました。
レアードが顕著でしたが「あのボールを振るか」というぐらのボールを空振っていましたので相当なキレがあったのでしょう、中盤ぐらいからようやくちょこちょことヒットは出ましたが既に祭りは終わっていて、ベンチも負け試合モードでレアード、井上、荻野らを引っ込めて三木、菅野、加藤、柿沼、香月の起用はいいことです。
それでも中村奨はそのままには笑ってしまいますが、投手にそういった展開を担う存在がいないのがもったいないので成田あたりを上げましょう。
勝てるときに勝ちきれない守りのミス、がもたらした屈辱の3タテをベンチ、選手がどう受け止めて地元に帰ってくるのか、その答えを出せなければ他人事ではないヤクルトです。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 2

日本ハム

2 0 3 3 0 0 0 0

X

8 11 0

◆5月30日(木) 日本ハム−千葉ロッテ11回戦(日本ハム8勝3敗、18時、札幌ドーム、17,183人)
▽勝 有原 9試合6勝2敗
▽敗 種市 13試合3勝1敗
▽本塁打 中田11号(種市)、清宮1号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、東條、田中、唐川—吉田、柿沼
日本ハム 有原—石川亮

コメント (14)

札幌で勝てないぞ

2019-05-30 01:14:11 | 千葉ロッテ

連日連夜の逆転負け、どのみち札幌ドームは大嫌いなので新スタジアムになるまで行くつもりはないのですが、こんな負け方が続くとそれすらイヤになりそうです。
ともに先制をして有利に試合を進めながらの終盤の逆転負けは拙い守りが足を引っ張ってのものですから歯がゆさも最高潮、娯楽でストレスを溜めてどうするといったところでしょう。
それにしても平沢のスローイングの不安定さはさすがに酷く、セカンドへのそれだけではなくファーストへの送球に井上が伸び上がっての捕球が何度かありましたし、しかしオープン戦ぐらいまではさほどでもなかったことからして精神的に追い詰められてのイップスになりかけているのではないかとの不安があります。
先日もそうでしたが併殺プレーでのそれはセカンドとの呼吸が合っていないところもあり、だからこそ井口監督も鳥越ヘッドも昨日については「二遊間」と中村奨の動きにも言及をしていて、その中村奨は今日も何でもない正面のゴロを取り損なって先頭打者を出してしまったのが失点に繋がってしまいました。
ようやく不調を見切っての二軍落ちかと思いきや角中は左太もも肉離れとのこと、田村はアクシデントに近くはありましたが激しい接触のようなものがあったわけでもありませんし、藤岡も春季キャンプから足の故障がズルズルと続いて、内外野の連携の悪さもそうですし、基本的な鍛錬が足りていないとの懸念がここにきて露呈をし始めた感が強いです。
石川やボルシンガーが五回前後でガス欠を起こすのも似たようなものでしょう、そういう意味ではチャンスに吉田をそのまま打たせたので岩下は七回も投げると思っていましたし、投げて欲しかったのですが、しかし種市とともにリフレッシュ休暇を与えたようにまだ実質一年目ということもあって無理をさせない方針なのか、もし勝ち越したからと過負荷気味の勝利の方程式にこだわっての交代だったのであれば勝利を失い、疲労が増えただけの両者ともに不幸な結末となってしまいました。
西野、酒居ともに打たれるときもあるでしょうから仕方がありませんが逃げ切りに入って2イニングで5失点はきつい、酒居は唐川とともに打たれ出したら止まりませんしそもそも被弾が多くはありますが攻めてのそれではなく清宮を歩かせた挙げ句の失投のど真ん中でしたので悔いが残るでしょう、また最後に益田を準備していたベンチの胆力にも恐れ入ります。
打線もアーチが飛び交っているので打てているようでなかなか繋がらず、ここまで打線を引っ張ってきた荻野、レアードの勢いに衰えが見え始めたのがしんどく、荻野にポップフライが増え始めたのがいつもの下半身の疲労によるものであればこちらにこそ適度な休養が必要ですし、レアードは古巣に研究し尽くされているところもあるのでしょう。
このあたりはお互い様ですがデータの少ない交流戦で何とか持ち直し、と言いますか打線の立て直しのいいタイミングになりますので、ナバーロがそうだったようにデータが少ないからこそ打てるかもしれないバルガスの処遇をどうするか、今日は打球が飛んでこなかったレフト鈴木を今後もチャレンジするのか、ベンチにはいろいろ悩んでください。
最後になりますが岩下にはこれがロッテ、防御率2点台半ばながらもまだ1勝しかできていなくとも種市とともにローテーションの中心になりつつあることはファンは認めていますので、力強いストレートで押すところは押す、落差のあるフォークで落とすところは落とす、そのスタイルを焦りで崩さないよう自分を貫いてくれればと思います。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

1 0 0 0 0 0 2 1 0 4 9 2

日本ハム

0 0 0 0 1 0 2 3

X

6 10 0

◆5月29日(水) 日本ハム−千葉ロッテ10回戦(日本ハム7勝3敗、18時、札幌ドーム、17,183人)
▽勝 石川直 15試合1勝
▽S 秋吉 20試合1敗10S
▽敗 酒居 24試合2勝2敗
▽本塁打 鈴木5号(吉田侑)、吉田2号(堀)、田中賢1号(酒居)

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、西野、酒居、陳冠宇—吉田
日本ハム 吉田侑、玉井、堀、石川直、秋吉—清水、石川亮

コメント (22)

素敵な代打たち

2019-05-29 01:34:00 | 千葉ロッテ

明日が吉田侑、そして明後日が生田目とも報じられましたので今日に勝っていれば一気に、なんて皮算用があっさりと崩されてむしろ栗山監督の術中にはまりそうなイヤな予感もあり、接戦のようで接戦でない、何となくスルッと負けてしまうのはいつもの日本ハムとの負け方ですのでダメージが大きかったりもします。
そうなればあれこれとトランキライザーを探してみれば左腕に対しての菅野、吉田に香月と、これまででは考えられなかった素敵な代打たちの頑張りに心癒やされました。
菅野は三振ではありましたがレジェンドを相手に粘りましたし、香月は詰まりながらも最後に夢を見させてくれる今季初ヒットは本人はもちろんのこと浦和で頑張っている選手たちの心の支えになる一本ではないかと、残念ながら角中は角中、中村奨は中村奨でしかなくマウエ↑なベクトルを感じられなかっただけにもう一歩踏み込むベンチであってもらいたいです。
早いイニングで金子を攻略しながらも攻めきれずに結局は6安打でしかなく、レアード、荻野にもチャンスにあと一本が出ないとなればこれはもう諦めるしかないのでしょう。
涌井は平沢の守りに足を引っ張られたような感じもありましたがいずれもどのみちセーフのタイミングでしたし、とは言えこれだけ続いてしまうとイップスになりそうで怖い、いずれにしてもそういった展開にしてしまった時点で相手の土俵に乗ってしまったとは言いながらもさほどに悪かったわけではない、のが日本ハムを相手にしたときのたちの悪さです。
次への配球を考えて外角高めの要求は江村としては間違っていませんし、涌井も投げ損なったわけではありませんが、あのボールを叩いた清宮の規格外なところを嘆くしかなく、それを目の前でやられれば安田をこのまま浦和に埋もれさせたままでいいのか、多少の犠牲を伴ってでも一軍で使うべきではないのか、そう考えさせられてしまいます。
とにもかくにも日本ハムにこれ以上の借金を背負わされるのは不愉快ですので岩下、種市の若さで勝ちをもぎ取って欲しい、もちろん打撃陣も給料分の働きを見せてください。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 1 2 0 0 0 0 0 3 6 0

日本ハム

0 0 0 0 3 1 0 0

X

4 11 0

◆5月28日(火) 日本ハム−千葉ロッテ9回戦(日本ハム6勝3敗、18時1分、札幌ドーム、17,557人)
▽勝 金子 12試合2勝3敗
▽S 秋吉 19試合1敗9S
▽敗 涌井 9試合3勝2敗
▽本塁打 井上8号(金子)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、田中、陳冠宇—江村、吉田
日本ハム 金子、公文、宮西、石川直、秋吉—清水

コメント (22)

やめた方がいい

2019-05-28 03:19:06 | 千葉ロッテ

井口監督が益田と西野のWストッパー構想について言及をしたようです。
益田が二試合続けての大炎上で試合を落としましたが依然とその信頼は厚く、一方で西野が力のあるストレートでねじ伏せるピッチングを見せたことによるものなのでしょうが、しかしこれはやめた方がいい、調子を見ての選択などができるのであれば益田の撃沈も避けられたわけで、投げてみなければ分からなかったりもするのが投手です。
あれから投げていませんが益田がもう大丈夫と見るのであれば守護神に戻して西野を八回に、まだ不安が少しでもあるのでしたら西野を守護神に益田は七回あたりで調子を整えさせる、どちらかとはどっちつかずと同義でここまでリリーフ陣が上手く回っているのは「ここは自分」と役割が明確になっているからこそでしょう。
コールをされて「え?」と思うようなケースはほとんどないのが今季で、実のところ負荷分散よりも登板に向けてテンションを上げやすい環境作りの効果が大きいと考えています。
江夏と森のWストッパーが上手くいかなかったのは江夏の衰えが大きかったにせよ、森が「次にいくのが自分なのか江夏さんなのかが分からずにやりづらかった」とは後日の感想で、これは益田と西野にも同じことが起こりうるでしょう、何を以てどちらを起用するのか、を明確にできないのであればバタバタしてしまうだけのように思います。
さすがに調整登板もなく益田で締めにいくのは失敗をしたときの影響が甚大ですので当面は守護神に西野、西野が落ち着くようであれば益田は八回の重要性を分かっているはずなので最終的にはそこを任せる、でよいような、河本と成本のWストッパーなどは右と左だからこその稀有な事例で、球史を紐解いても成功例はほとんどありません。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (17)

快晴のち曇り、てるてる坊主、晴れ

2019-05-27 00:02:54 | 千葉ロッテ

 

石川がようやくの今季二勝目、は序盤は復活を期待させるピッチングも中盤にかけていつものガス欠でリリーフ陣に助けられてのものと、上げ下げの大きい試合でした。
いきなり148キロで始まったストレートは数値はさておきコントロールも抜群で、それでいてそのストレートに頼り切るのではなくむしろカーブを上手く使った緩急で球数少なくのリードは江村のお手柄だったのではないかと、ホームベースも横幅広く使えていましたし、やはり捕手は実戦経験が一番の成長への近道で、あれだけ不安視をされていた肩もそこそこやれていて、このあたりは吉田もそう、井口監督だけに油断はできませんが田村も復帰即レギュラーとは思わない方がよいように思います。
バットがどうにもなりませんがそこは田村も似たり寄ったりですし、これで今オフに社会人や大学生の捕手を獲る必要性はかなり下がったはず、是非とも高校生でいきましょう。
そんな江村のリードに応えた石川は不作気味だったシンカーもいいコースに決まっていましたので完封、がいけずとも完投に近いところまではとの期待も中盤からボールがばらけ始めたのはやはりスタミナ切れなのか、生命に危険を及ぼさないすっぽ抜けだったので危険球退場とはなりませんでしたが実質的にはあそこでもう終わりでした。
7回途中での2失点は堂々たるものでしたがその出足からすれば残念、井口監督も本人もまずまず満足げなのにも残念、石川はこんなものではないはずです。
その石川のピンチを1球で切り抜けた松永、東條、田中と勝利の方程式を温存しての逃げ切りは打線の奮起があってこそ、そして今日も清田が大活躍でした。
初回の無死一塁も強攻でゲッツー、のイヤな流れを吹き飛ばすヒットに貴重な追加点を叩き出したスリーベース、そして井上のだめ押しアーチへの露払いも含めた3安打猛打賞はいずれも場の空気を変える影響力があり、下り坂へのサインとなるやや強引なスイングもありましたがまだコースに逆らわないバッティングができています。
自打球で大事をとった荻野、ここのところはDHではなくファーストが多い鈴木は守りで判断ミスをやらかしましたが、落ちそうで落ちない井上、三木が帰ってくるまでは握らずにラッキーヒットで打点を稼ぐレアードと、この五番までを繋ぐ中央点となる三番で清田が存在感を出しているのが得点力アップの要因でしょう。
そうなればさらなる加点に向けては六番以降、スタメン落ちの角中の代わりに菅野が一発を放ち、こちらは落ちない中村奨はややポイントを前にしてやはりコースに逆らわないスイングが復活かと思ってみれば最終打席の引っ掛けからして道のりは遠そうな気もしますがきっかけにして欲しい、そうでなければいろいろなものが浮かばれません。
最後は柿沼と香月にも出番、は自分で勝手なジャッジをして塁から離れた岡の五打席目よりは彼らに打席を与えて欲しかったですが、岡にはこの借りを古巣札幌で返してください。
とにもかくにも今季初の日曜日の白星で気持ちよく一週間をスタートできるのが喜ばしく、交流戦までの残り6試合を五分以上でこなしてボーナスステージに乗り込みましょう。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 0 0 1 0 0 1 0 0 2 7 2

千葉ロッテ

1 1 2 0 1 3 0 0

X

8 11 0

◆5月26日(日) 千葉ロッテ−ソフトバンク12回戦(ロッテ9勝3敗、14時、ZOZOマリン、27,307人)
▽勝 石川 8試合2勝2敗
▽敗 ミランダ 8試合2勝2敗
▽本塁打 中村奨8号(ミランダ)、菅野1号(椎野)、井上7号(川原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、東條、田中—江村、柿沼
ソフトバンク ミランダ、椎野、川原、高橋純—甲斐、九鬼

コメント (23)

メシア清田

2019-05-26 00:35:40 | 千葉ロッテ

 

せっかく先制をするもその後のチャンスをことごとく潰し、そうこうしているうちにエラー絡みで追いつかれてスクイズで勝ち越されるのですから完全な負けパターンだったところでの清田の逆転アーチはまさにメシアの活躍で、もしあのまま負けていれば鷹キラーから一転して幕張銀行化になりかねなかっただけにスタンディングオベーションものです。
高めの失投気味のボールでしたがそれを巻き込むようなスイングで打った瞬間にそれと分かる豪快な一発、は4試合連続アーチとなれば明日に騒がしくなりそうですが「自分はライト前ヒット」との現状認識が心強く、高橋礼に直接に土を付けられませんでしたがまたしてもの「おーるふぉーちば」で今日は勝ち、ホッとしました。
清田はここ三年の低迷と30代半ばの年齢からして今季にダメならお引き取りを願うことになるオフになったでしょうから、同期同い年で仲良しの荻野、は終盤の交代がちょっと気になりますがともにベテランの頑張り、井口閥としてではなく実力でもぎ取ったレギュラー、三番のポジションを一日でも長く維持できるよう頑張ってもらいたいです。
一方で井口監督が固執をし続ける角中はバースデーと1000試合出場を飾れず、中村奨は腰の入らない腕だけのスイングにお約束の深追いで外野手の邪魔をしてしまい、控え層はあっさりと見切るのにいつまで現状から目を背けるのか、角中のコメントと中村奨の虚ろな表情からしてむしろイジメにもなっているような気がしてなりません。
また平沢はようやくの今季初安打がアーチとなって一歩目を踏み出しましたが守りでは強引なスローイングをまたやらかしてしまい、さらにはタイミングからしてまずは止めなければいけない送球を逸らすなどミスも目立ちますがまずまず動きはいいので、将来的にはやはり外野転向がよいと考えますが今はショートを楽しんでくれればと思います。
その平沢のミスに足を引っ張られた形でまたしても白星を逃したボルシンガーはゴロシンガーぶりを発揮して勝利に値するピッチングでしたが球数が多いのがきつい、珍しくも93球で六回に臨んだのはさすがに五回ではとのベンチの意向でしょうが、慎重になりすぎた結果が裏目に出ているところもあるのでしょう。
前日の反省からかグラシアルにきっちりと内を攻めたリードの吉田、との相性も悪くはなさそうで、なかなか勝てないのは自らに帰するところもありますが不憫さが勝っていますので一つ勝てれば昨季ほどではなくとも軸になるほどに戻ってくれるのではないかとの期待感が、降板の際のスタンドからの拍手がそれを物語っています。
そして松永がピンチを凌ぎ、念願のプロ初勝利を手にした東條、酒居、西野の奪三振ショーは猛暑と地震に見舞われたスタジアムに心地よさをもたらしてくれました。
昨日の今日で益田が1点リードの場面で投げるとは思っていませんでしたがかと言ってベンチは西野を新守護神と決めて送り出したわけでもないでしょう、酒居も似たようなものですが益田は連日の炎上だけではなくここ4日で3試合64球を投げていますしだから無駄なところで投げさせるなと重ねての指摘をしているのですが、それもあっての西野はフォークの制球は今ひとつもストレートの威力がえげつなかったので暫くはこの方程式でいきそうな、それでいいと思いますし、その間に益田の立ち直りを待ちましょう。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 0 1 0 0 2 0 0 0 3 6 1

千葉ロッテ

1 1 0 0 0 0 2 0

X

4 8 2

◆5月25日(土) 千葉ロッテ−ソフトバンク11回戦(ロッテ8勝3敗、14時、ZOZOマリン、28,610人)
▽勝 東條 14試合1勝
▽S 西野 20試合2S
▽敗 松田遼 15試合1敗
▽本塁打 清田5号(松田遼)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、松永、東條、酒居、西野—吉田、江村
ソフトバンク 高橋礼、松田遼、武田—甲斐、高谷

コメント (20)

キューバ、ダイキライ

2019-05-25 01:46:33 | 千葉ロッテ

 

完全試合でもやられそうな勢いだった千賀をマウンドから引きず降ろして守護神の森から身震いをするような清田の一発で追いつき、自分も含めた周りが思わず立ち上がった角中の飛球と気持ちがマウエ↑になっていただけに落差の大きい負け試合は、こんなことなら追いつかない程度の反撃でよかったとすら思ってしまうぐらいにダメージが大きすぎました。
心情的には一番に腹が立つデスパイネに二発を食らったのもそうですしグラシアルには4安打を浴びて、最後にモイネロで締めくくられればキューバなんてダイキライ、です。
二木はそんなデスパイネに一発は浴びましたがむしろ初回に追い込みながらも歩かせた方が痛かったような、それでもコントロールに苦しんだ立ち上がりから中盤に立ち直っての7回3失点はもう一段の上を目指すには満足をしてもらってはあれですが、下位に1割打者が並ぶ打線が相手だったにしてもしっかりと仕事をしてくれたと思います。
田中、そして先日のダメージが心配をされた唐川もまずまずで、それにより益田の連日の炎上が際立ってしまったのはピッチングがどうこうよりもメンタルが心配なのは頭から表情がこわばっていたからで、こういったものは連鎖をしますしかつて楽天戦での苦い経験があるだけにその繰り返しになりやしないかと不安でなりません。
それだけに一義的には前回の反省からか歩かせるのを嫌がって置きにいった感のあった益田にあるにせよ、大事な先頭打者のグラシアルに外中心のリードをした吉田に苦言を呈したく、同じようなリードで連打を浴びたことで内を使って三振に切って取った七回を見ていなかったのかと、どうにも歯がゆかったです。
しかしこうなると益田をどうするかが悩ましいところで、内のリハビリが長引きレイビンが使いものになりそうにもなく、酒居にはまだ荷が重そう、となれば益田に賭けるのも当然にありですが、もしまた次もやらかすようであれば今季終了になるリスクもありますから楽な場面での調整登板が欲しかったりもして、先日のような勝っているケースでセーブの付かないシチュエーションがあればその無意味だった先日とは違った意義のある登板、とするためにもボルシンガー、打線に奮闘をしてもらいたい明日です。
とは言え打線もどういった閃きか中村奨と角中をスタメンに復帰させているようでは心許なく、スタメン落ちをした二試合でヒットを打った角中はまだしもさらに打率を落としただけの中村奨はストレート、変化球ともにタイミングが合わずに目も虚ろ、とは二軍落ちをする直前の井上に被りますのでそろそろ思案のしどころでしょう。
たまにヒットが出たとしても問題の先送りでむしろ事態を悪化させそうな、可愛がるのもいいですが猫可愛がりになってしまえば本人のためにもなりません。
この状態のままに交流戦に入ればDHの絡みで面倒さが増すだけですので、岡に続いてバルガスのファーストと春季キャンプをバカにしたかのような起用もその交流戦を視野に入れたものなのでしょうからセカンドは鈴木、あるいは今日に一番に思い切り振っていた香月に任せて、万全な姿を取り戻すための決断を井口監督にはお願いをしたいです。
そしてバットの揺らし方や右肩の壁の作り方などが福浦かよ、の平沢も交流戦までが勝負ですし、試合前のベンチで右手親指あたりに白いものを巻いていたようにも見えた清田が好調のバロメータであるセンターから逆方向へのヒットが維持できるよう菅野や加藤らと併用をしつつ、全員野球で今を乗り切っていくしかありません。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

ソフトバンク

1 0 2 0 0 0 0 0 0 3 6 13 0

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 5 0

◆5月24日(金) 千葉ロッテ−ソフトバンク10回戦(ロッテ7勝3敗、18時15分、ZOZOマリン、19,907人)
▽勝 森 22試合2勝3敗11S
▽S モイネロ 21試合1敗1S
▽敗 益田 21試合2勝3敗10S
▽本塁打 デスパイネ12号(二木)、13号(益田)、清田4号(森)、松田宣10号(益田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、田中、唐川、益田、陳冠宇—江村、吉田
ソフトバンク 千賀、森、モイネロ—甲斐

コメント (19)

誰かしら

2019-05-24 03:12:16 | 千葉ロッテ

三木がホームインの際に返球があごに当たっての脳震盪により、登録を抹消されることとなりました。
中継ではかなり腫れているようにも見えましたが骨がどうのとはなっていないようなのが不幸中の幸い、ただやはり脳への影響が心配です。
これだからヘッドスライディングは怖い、タッチプレーは低めを狙っての送球になりますので足からのそれに比べればどうしてもこういった可能性が高くなります。
手指への影響もありますし気持ちとしては分からないでもなく鼓舞という側面もありますが、賛否はあるにせよこうなればチームとして禁止をするぐらいのことはあってもよいでしょう。
その三木は10日を待たずしての再登録が許される特別ルールでの抹消ですが、藤岡に続いての離脱は先日に細谷、高濱、松田と二遊間を守れる選手を一気に抹消をしたツケがこういった形で出てしまうのはきつい、当面は今までの布陣に最後の中村奨で凌ぐのでしょうが、ここでまた負傷者が出たら目も当てられません。
どのみち期限までには支配下選手登録をするのでしょうがこのタイミングで茶谷というのも違うように思いますし、どうせ頭から使う対象にはならないので春先に調子の上がっていた外野も守れる三家が有力かと思いきやここのところは行方不明なので故障でもしたのか、そうでなくても安田を上げたいものの求められる像とは違います。
細谷の第三捕手と同じく使わない前提であればやはり内外野を守れる大木という選択肢もありますが今季は低調でオフが心配なぐらいですし、井口閥なのでありそうな気もしますがかつてであればまだしも今となっては二遊間は厳しい李杜軒も考えづらく、そうなれば残るは外野挑戦などはしていますがいつの間にやらセカンドがメインの香月ぐらいです。
香月は一時期ほどの勢いはありませんが浦和でクリーンアップを任されていますので、もし昇格となれば万が一の地蔵とはせずに一打席でも与えて欲しい、そう願ってやみません。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (11)

きっつい負け方

2019-05-23 00:29:22 | 千葉ロッテ

連日のミスや自滅をやらかしてくれたアシストで2点リードまでになりながらも守護神が3点を奪われてのサヨナラ負けとなれば、もうどうにもなりません。
今回はきっちりと恩を受けた相手に対して即刻の恩返しとはどこまで律儀なのか、追い込みながらも攻めきれずの4四死球では守っている野手もかなり苛ついたでしょう。
そんな益田を必要のないところで前日に投げさせたのが理由と言うつもりもありませんが酒居も連投になりましたし、松永のワンポイントにリードをしている場面での東條とこれまでとは違った継投が上手くはまったのも過負荷への一里塚にしか思えなかったりもして、実のところかなりヘビーなこの2試合でした。
打たれるときはこんなもの、一日の休養日があるのが切り替えにはいい機会になりますし、岩下にしっかりと美味しい晩ご飯でもご馳走をして千葉に帰ってきてくれればと思います。
そして藤岡の負傷離脱で昇格即スタメンだった平沢のところにやたら打球が飛んだのはなかなかに面白くはあり、初回にやらかしはしましたがその後に併殺を仕留め損なったのは実況は握り直しと言っていましたが映像では強烈な打球で鈴木のセカンドベースカバーが間に合わずに投げられなかったようにも見えました。
ただそれよりも総合的に判断をして三木を一軍に、平沢を二軍としたのであればまず三木のスタメンが妥当だったのではないかと、そちらの方が気になります。
注目をしていた榊原に対するバルガスはタイミングを外されたようなスイングもありましたが降格前に比べればしっかりと振れているようですのでもう少しは様子見かなと、ここが機能すればレアードの存在感がさらに増しますのでこの週末まではDHスタメンでよいのではないかと、そんなこんなで持ち味を発揮した清田の右方向への一発にそのレアードの逆転ツーランとプロ初被弾の榊原に少しはイヤな思いをさせられたであろうことを前向きに、こんな日は酒でもかっ食らって寝るのが一番です。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 3 0 1 0 4 3 2

オリックス

1 0 1 0 0 0 0 0 3X 5 6 0

◆5月22日(水) オリックス−千葉ロッテ9回戦(オリックス5勝4敗、18時、京セラドーム大阪、18,924人)
▽勝 山崎福 13試合2勝1敗
▽敗 益田 20試合2勝2敗10S
▽本塁打 清田3号(榊原)、レアード17号(榊原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、松永、東條、西野、酒居、益田—吉田
オリックス 榊原、海田、比嘉、山田、山崎福—若月、伏見

コメント (27)

ぎりぎりで踏み止まる

2019-05-22 02:21:06 | 千葉ロッテ

この状況で5割を意識してもさして意味はないのですが、しかしベンチや選手たちとしては一つの拠り所でしょうからぎりぎりで踏み止まった逆転勝ちです。
とは言いながらも増井の自滅にまたしても大城のエラーと敵失に助けられた勝利ではあり、それでもこれまでやられっぱなしだった増井に土を付けたのは大きいですし、ロッテ戦ではやたらと張り切る大城がイヤな思いを持ってくれるだけでもよかったかなと、対戦成績も五分に戻して気分的にはいい感じでしょう。
ここまで3戦3敗の松葉に中盤まで押し込まれましたが下位がチャンスメイクをして上位がポイントゲッターとなる理想的な打線の粘りが勝因で、結局のところどこを痛めての欠場だったのかが不明ながらも三番に復帰をした清田が逆転スリーランと石川に申し訳のない活躍ぶりは最後にラッキーボーイにもなりましたので喜ばしい限りです。
そしてさすがに決断をせざるを得なかった中村奨と角中のスタメン落ちは同点でしかないのに井上を引っ込めて中村奨を守りから使うという井口監督らしさを残しつつ、角中の一打はマレーロが捕れていてもホーム返球には間に合わなかったでしょうからライナー性の打球を放てたことを前向きに考えたいです。
一方でDHでスタメンのバルガスは右打席はもともとあれでしたので松葉、そして変則タイプの比嘉との対戦となれば判断は難しく、それでもその後はヒットこそ出ませんでしたが相手バッテリーがかなり神経を使っていましたのでそれなりに雰囲気は出せていたのか、そういう意味では分かりやすい明日の榊原が試金石となるでしょう。
このあたりまでは予想どおりと言いますか必然に近いところで菅野を使わずに右を並べたのが気に入りませんが、これだから使うんだろうなの岡がいい仕事をしましたし、細川はともかくとして捕手三人制だからこその代打攻勢と上げた選手をすぐに起用したのはよいことです。
そうなれば明日のオーダーは足首だかを痛めたようで途中交代となった藤岡は流動的でしょうがその他は同じ顔ぶれでいくのか、あるいは例によって岡あたりをいじるのか、まさかの中村奨や角中のスタメン復帰があるのか、ここは井口監督の信念を押し曲げてでもこの流れを断ち切らないような布陣でお願いをしたいです。
投げては「平成の名投手」涌井が6回4失点はピッチングとしてさほどに悪かったわけでもなく、いつもの涌井らしい適当に荒れながらも要所を締める内容も点の取られ方がイマイチだったのは中5日が影響をしていたのか、立ち上がりに二死からの失点に100球に差しかかるところで追いつかれるなど、カード頭へのこだわりにしてもちょっと無理筋でした。
もう20試合にもなる酒居を先日と同じく同点のところで投げさせたりセーブが付かない場面での益田もそうですが、2連戦での余裕を加味しても吉井コーチ、あるいは吉井コーチと井口監督との関係性への揺らぎがありやしないかと気にはなり、唐川の炎上と松永らの代替候補の急ブレーキによるものであれば、こちらも歯を食いしばってもらいたいです。
そんなこんなで絵的には角中、実質的には清田とヒーローはいながらも何となく勝った、のはむしろいい状況ではあり、これを大きく活かせるよう今度こそ榊原を打ち落としましょう。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 4 0 0 0 4 8 10 0

オリックス

1 0 1 0 0 2 0 0 0 4 8 1

◆5月21日(火) オリックス−千葉ロッテ8回戦(4勝4敗、18時1分、京セラドーム大阪、18,776人)
▽勝 酒居 21試合2勝1敗
▽敗 増井 19試合1敗13S
▽本塁打 吉田正10号(涌井)、清田2号(松葉)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、西野、酒居、益田—江村、細川、吉田
オリックス 松葉、比嘉、近藤、澤田、増井、小林—若月、伏見

コメント (20)

交流戦への準備であればよし

2019-05-21 03:10:37 | 千葉ロッテ

高濱、松田、細谷が抹消されました。
一軍の野手陣が好調で出番があまり無かったのであれば仕方がないですが、なぜスタメン?と思ってしまうような複数の選手がいてのこれにはもう笑うしかありません。
見て学ぶところはあるにせよ松田などはベンチを温める地蔵にするぐらいであれば浦和で、と前向きに考えるしかなく、茶谷を蹴散らすのをまず目標に頑張ってください。
そして昇格は細川、バルガス、菅野とのこと、たまに当たりはしますが宝くじでしかありませんから吉田、江村の捕手二人体制は代打が出しづらいので誰かしらを上げるのは必然でもあり、細谷を捕手でなんてアホらしい構想もあっさりと旗を降ろしての細川は個人的な嗜好に目をつぶればそんなところでしょう。
ただそれも間違ってもスタメンで使おうなんてことは考えないのが大前提で、試合途中でも然り、あくまで二人を使い切ったケースでの万が一に備えてもらう立場に於いてです。
昔取った杵柄、なんてリードに期待をしても裏切られるだけ、かつ肩の衰えでフリーパス、それ以前に汚い野球をロッテでやられては他球団の選手に申し訳が立ちません。
またバルガスをどう使うのか、半月後に迫った交流戦の備えとして鈴木を二遊間、もしくはレフトで起用してのスタメンDHであればよいですが、代打の一打席では賛成をしかねます。
二軍ではかなり打ちまくって5割近い打率を引っさげての昇格は井上と同じパターンですのでスタメンで使ってなんぼ、そうでなければ浦和で実戦を積ませた方がよいでしょう。
それは菅野も同じで、清田の欠場が何らかのアクシデントによるものであることからの指名、となれば加藤あたりが哀しくもなりますが、せっかく数字を残しての一軍なのですから前回と同じく頭から使ってこその活性化となり、もし地蔵予備軍にするだけであれば後ろ髪を引かれる思いで去って行った細谷らと何も変わらず、貴重な時間の無駄遣いです。
これは前政権までとは違っていいことなのですが左腕の松葉に対して左打者をぶつけるぐらいであってもらいたく、あっと驚くような前向きなオーダーを期待したいです。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (19)

ひゃふぁふぁっ

2019-05-20 00:59:31 | 千葉ロッテ

 

前日と同じように初回に先制をして有利に試合を進められるはずが、これまた同じように連弾を浴びての大事な一戦を落とせばもう異様な笑い声しか出てきません。
初戦に難敵の美馬を攻略してボルシンガーvs石橋、石川vs福井となればロッテファンが3タテを夢想するのは当然なところでのこの始末、そして今週の負け越しとなりました。
正直なところチームが勝つに越したことはありませんがそれよりも常勝への土台作りが優先と考えているために貯金や順位へのこだわりがさしてない今季ではあるものの、しかし下位との対戦でこんな試合をやっていると負け癖のようなものが付いてしまわないかとそれが心配にもなります。
毎度の申し訳ない、とはそれしか言いようのないザビエル石川なのでしょうが味方が点を取ってくれた直後の失点と取られ方が悪すぎで、ただやはり気になるのはボルシンガーもそうですが球数が100球に近づいてくる中盤あたりからボールに力が無くなることで、やや立ち直ったかにも見えたところからの急失速にはスタミナ不足を疑いたくもなります。
中6日で100球を目処、の甘々は置いておくにしても120球までいける余力を残しての100球といっぱいいっぱいの100球では天地の差があるのは分かりきったことへの準備ができているのか、これは実のところリリーフ陣も同じで吉井コーチの手腕により一点集中の過負荷は避けられていますが夏場あたりでのガス欠への心構えが必要かもしれません。
それにしても流れとは怖いもので松永、陳冠宇、田中と唐川の配置転換に欠かせない面々が飲み込まれてしまったのがあまりに痛すぎて、また悩ましくもあります。

そして攻め口の拙さも相変わらずです。
井口監督も岡ラブを通り越しての苦言を呈していますが福井が制球を乱しての二死満塁のフルカウント、投球と同時にスタートを切るために心が前のめりになっているのも分かりますが自らの脚力を考えればあのタイミングであそこまで動く必要があったのか、周りへの注意が散漫となったボーンヘッドとしか言いようがありません。
脳内お花畑になったのか、と目を疑った三番中村に岡のスタメン起用は試合前の守備練習を見ていないので情報不足ですがベンチ前でやや足を引きずるような素振りも見られた清田ですので致し方のない状況であったのかもしれないにしても、まだイニングが浅かったとは言え苦々しく思うのであればその場で代えるぐらいの厳しさも必要でしょう。
試合中のイベントにも登場をして謎の魚に走り勝った友人が三塁側内野席あたりで観戦をしていたのか豪快な二発ともにそちらに向けての一番ポーズが頼もしかったレアードも勝てないチームに愛想を尽かしてしまうのではないかと、日本ハムとの交渉に強気で出たための決裂、そして大幅減俸で多少の躊躇はあるかもしれませんが、昨秋に売り込みをかけたとも噂される巨人はビヤヌエバが二軍落ちで田中俊がサードを守っていることからして、そんなオフが不安になったりもしてしまいます。
中村奨や藤岡も酷いですが角中の不振も目を覆いたくなるほどで荻野、鈴木、レアード、ときどき井上、ではとにかく薄い、これだけ打てない下位打線であればベンチの地蔵たちや浦和組を抜擢しても大差ないでしょう、凡打にも経験と割り切れますし、あるいはキャンプをほぼ全休の藤岡などはやはりスタミナ不足も影響をしているのかもしれません。
次の週末にチームはどういう状態にあるのか、今日もそうですが前売りが好調なためにライトスタンドを中心に目に見えるほどの客足の鈍りを肌で感じられるようなことにはならないかもしれませんが、しかし週末にこんな試合をやっていればコアなファンは耐えられてもリピーター予備軍のファミリー層は遠のくばかり、山室さん、ピンチです。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

0 4 0 0 0 1 2 0 3 10 12 0

千葉ロッテ

2 0 2 0 1 0 0 0 0 5 5 3

◆5月19日(日) 千葉ロッテ−楽天9回戦(ロッテ5勝4敗、14時、ZOZOマリン、26,648人)
▽勝 青山 21試合2勝1敗
▽敗 松永 16試合1勝2敗
▽本塁打 鈴木4号(福井)、レアード15号(福井)、16号(森原)、浅村11号(松永)、ウィーラー10号(松永)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、西野、陳冠宇、田中—吉田
楽天 福井、森原、青山、ブセニッツ、宋家豪、高梨—堀内、嶋

コメント (22)

受けた恩は返す、相手は違えど

2019-05-19 00:48:35 | 千葉ロッテ

 

先日に小島らから受けた恩をこれだけ短期間で返すとは、どこまで律儀なんだとただただ嘆くばかりです。
何となくイメージで勘違いをしている向きもあるようですが、藤岡にせよ中村奨にせよ打てないのにそれを理由に起用するほどの守りに秀でているわけではありません。
投手にとって一番に大事なイニングの先頭打者をあっさりとエラーで出してしまえばペースが乱れるのは避けられず、今日は完全に守り負けでしょう。
もちろん直接的には打ってくださいとばかりに甘いボールを立て続けた唐川に尽きますし、珍しくも井口監督がそこを自らの責任と試合後に語っていたようですが、ボルシンガーを92球で交代をさせるいつもの過保護も藤岡がお手球をしていなければ球数からして七回をいけたかもしれず、中村奨の焦っての悪送球は何をか言わんやです。
唐川は先日もありましたが打たれ出したら止まらないところがありますのでベンチとしても代えるタイミングが難しいと思われ、今日も同点アーチで走者がいなくなったために続投は勝利の方程式だけに仕方なし、となれば今の唐川に八回を任せるのがもう厳しいのではないかと、さすがに衝撃的すぎてこれで何の手も打たなければまた繰り返しそうです。
酒居も似たような傾向がありますが唐川よりも一回りは小さいので八回に異動をさせて、七回は松永であれば名前があるため唐川への痛みも小さいでしょう、松永の代わりとしての左の中継ぎは陳冠宇に頑張ってもらい、唐川にはその陳冠宇が担っていた少し長めのイニングで調整は昨季と同じパターンですから違和感もありません。
そして派手な被弾に目を奪われがちですが本質は追加点が取れなかったことで、無死二三塁で1点も取れないなどチャンスメイクはできてもポイントゲッターにはなれない下位打線となれば五番までで何とかしなければこういったことになるわけで、ふらふらだった石橋を五回まで投げさせてしまった時点でフラグが立っていたのでしょう。
課題だった立ち上がりを何とか凌いだボルシンガーは左足をちょびっと止める二段フォームにあれっと思いましたがQSでこれではあまりに気の毒、もその一端は自らに帰しますので次は交代を打診されてもイヤイヤするぐらいになってもらいたく、吉田のリードにほとんど首を振ることなくの今日が新たなステージへの一歩目であってくれればと願います。
そもそも一発で決めろよ、の吉田にスリーバントを指示したベンチには拍手でしたし、上から下までまんべんなくヒットが出ましたので相手が相手にしても悪い流れではないはず、それでいてあと1点でも取れていればこんなことにはならなかったであろう対策をどうするのか、明日はかなり大事な試合となります。

ちなみにこのぼさぼさ頭は片桐仁、ではなく涌井は恒例となった「美しすぎる野球選手」の始球式前のキャッチボールに出張ってのVIPなお出迎えとなりました。
またその加藤優が井上と手を握っているように見えるのは角度の問題で誤解なきよう、井上は石垣島での縁によっての妻帯者です。
そんな今日はレディースデーで同じチケット代なのに女性のみグッズをもらえるのはどうなのか、かつてはサラリーマンデーがありましたが今や成人男性のみが虐げられているような、2万5千近い観衆が発表をされていますが二階席のがらがらからすればかなりな眉唾で、グッズはチケット代に一律でオンされていますのでそれを敬遠された結果にも思えます。
そうそう忘れるところでした、今日の主審の横に広すぎてかつ不安定なジャッジは分かっていて、吉田などはそれを利用してブラッシュを翻弄したのですから、角中が驚きの表情を見せた内のボールをそれ以降はカットしたように清田も八回のあそこは手を出さなければダメでしょう、あれには脱力でした。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

0 0 0 0 0 1 0 4 1 6 9 0

千葉ロッテ

1 2 1 0 0 0 0 0 0 4 11 3

◆5月18日(土) 千葉ロッテ−楽天8回戦(ロッテ5勝3敗、14時、ZOZOマリン、24,533人)
▽勝 今野 2試合1勝
▽S 松井 22試合1勝1敗10S
▽敗 唐川 16試合2勝3敗
▽本塁打 荻野2号(石橋)、井上6号(石橋)、ウィーラー9号(ボルシンガー)、浅村10号(唐川)、島内4号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、酒居、唐川、松永、陳冠宇—吉田
楽天 石橋、今野、宋家豪、松井—嶋

コメント (20)

江村くじ、当たる

2019-05-18 00:53:38 | 千葉ロッテ

 

そこまで打てる気配が微塵も感じられなかった江村がファールで粘っただけでも拍手ものだったのですが、当たりくじを引いたかのような今季初ヒットが美馬、嶋のバッテリーにしまったと思わせての満塁を呼び、そしてそれが鈴木のグランドスラムに繋がったと高く評価をしたく、お立ち台に呼ばないスタッフにはイエローカードです。
それに応えるだけの二木のストレートに力があったにせよ、そのストレートを前面に押し出しつつフォーク、あるいはカーブで緩急を付けるなどしたリードは内を積極的に突く「特徴」もアピールできましたし、吉田との田村不在争いでの一つの解を見出せたのではないかと、ちょっと面白くなってきました。
もちろんなかなか当たらないのがくじなわけで、また投手がイマイチのときにどうまとめていくかといった修正力も今後に求められますが、焦らずに着実に一歩ずつです。
そんなリードに引っ張られる形で7回零封の二木はとにかく今日はストレートが二重丸で江村のキャッチングがよかったのか響きもよく、それを意識すれば変化球にタイミングが合わず、タイミングを合わせようとすればストレートに差し込まれ、またブラッシュの見逃し三振が象徴的でしたが内を攻めたことで外を遠く感じさせる組み立てもナイスでした。
あとは顎に留めて頬まで髭を伸ばさないこと、その伸びと反比例をするかのようにイニング数が伸びないのは高給取りの髭兄弟が実践済みですので要注意です。
真ん中高めの甘いボールでしたがドンピシャでラグーンに叩き込んだ鈴木も見事、昨季まででもあれだけの痛烈なライナーですのでフェンス直撃のダメ押し打になっていたのは間違いなく、本人は体を動かさないと気持ちが悪いと試合前の練習でもきっちりと守っているようですが半月後に控えた交流戦でどう起用するのか、ベンチはかなりな悩みどころでしょう。
藤岡はややグリップの位置が下がってかつ腕が伸びたときには強い打球を放てるようになってきましたし引っ張りもちらほらと、しかしドアスイングチックなところは変わりませんし、そのドアスイングが復活をしつつある中村奨はまた2割を切って、さすがにこの状況が続けば東京ドームで二遊間を守る鈴木が見られるかもしれません。
また二木は相当に助けられた超ファインプレーでしたが怪我の心配をまずしてしまう荻野にハラハラと、オコエのあのスイングは江村が何度か逃げかけましたがいつか誰かが犠牲になりそうで平石監督には早めの手当てをお願いしたく、そして三振で笑みを見せる清田には頼むから封印をしてくれよと、このあたりはおまけの感想です。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 7 1

千葉ロッテ

1 1 0 0 0 0 4 0 X 6 7 0

◆5月17日(金) 千葉ロッテ−楽天7回戦(ロッテ5勝2敗、18時、ZOZOマリン、15,420人)
▽勝 二木 7試合4勝2敗
▽敗 美馬 8試合2勝3敗
▽本塁打 レアード14号(美馬)、鈴木3号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、西野、東條—江村、吉田
楽天 美馬、西宮—嶋

コメント (15)

次は投げ勝とう

2019-05-17 03:11:18 | 千葉ロッテ

野球、あるいはプロ野球ではなくロッテ第一主義ですので感心はしても相手の好プレーに拍手をすることなどはありませんし、ミスには素直に喜んでしまいます。
それにしても今日の六回の山本はあまりに気の毒で、インフィールドフライでの落球も含めれば実質的に1イニングで4つもエラーが出れば可哀想すぎます。
これではまた宮内オーナーが激怒をしそうで、先日にその怒りを買った近藤、山崎福がこの試合でも投げたのは巡り合わせですが、小島らは生きた心地がしていないでしょう。
その山本は立ち上がりから150キロ前後のストレートに変化球も低めに決まって「角中のあれが記録がヒットだったら」「花束を用意しなくていいのか」と思ってしまうぐらいに手も足も出ないピッチングは勝ち星に恵まれていないだけでリーグ屈指の豪腕らしいもので、今回は敵失で勝ちを拾いましたが今後も苦しめられそうです。
あれらがなければまた終盤まで抑えられて、といつものパターンを覚悟するだけのものがあった快投は、しかしあれだけ足を引っ張られても耐えろなんてことは西村監督らも言わないにしても井上に一発を浴びたあたりからボールが高めにいきはじめたのも確かなところで、飛ばしすぎだったのか、何かズレでも生じたのか、チーム戦略部のお仕事です。
そんな山本よりは半回りぐらいスケールが小さめだった種市はそれでも白星に値するQSは見事なもので、吉田のしょうもないパスボールに悪送球で先制点を許し、その後もピンチが続きましたがそこから最少失点で切り抜けたのはいい経験なったでしょう、まだ抜けるボールも少なくはありませんがそれも伸びしろ、気にすることはありません。
とは言え間隔が空いていたこともあり91球での降板がもったいないと言いますか残念と言いますか、勝ち越した後の七回をきっちりと抑えてこそ山本に投げ勝ったと胸を張れたでしょうから吉井コーチにはそこを考えて欲しかったと、酒居らにしてもやはり間隔が空いていたことも理由でしょうがこと種市の成長という側面では同意できかねます。
それでも昨季までであればセーブケースではない4点リードでも「惜しみなく」勝利の方程式を突っ込んだでしょうから、流れを完全に引き寄せるための酒居、以降の松永、田中の継投は今季のここまでを支えるリリーフ陣らしい起用ですので、この種市や岩下らの若手投手には焦らずじっくりと、そんなプランがあるのかもしれません。
一方で打線のMVPは井上を推したく、あの一発は白旗ムードの空気を変えるだけの大きな意味を持ったものと高く評価をしてよいのではないかと、らしい右方向へのアーチでした。
やはりセンターから右方向へ打球が飛んでいるうちは大丈夫、と見ている清田の三番も当たり、ライトは日替わりチックのため明日からの楽天戦のオーダーが注目をされます。
その清田に押し出されて角中が六番、中村奨が七番といつまで優遇をするつもりかは分かりませんが、吉田と藤岡と合わせて下位打線で6安打と貢献をしたのは久しぶりです。
根本的なスイングが変わっていませんのでこれでちょっぴりは上向くかと思った先日の楽天戦での期待を重ねることはできませんが、また2割を切るようであれば枠の外まで押し出されるでしょうから最後のチャンスと腹を括ってもらいたく、当たり前のように出番をもらえるはずの選手たちを食っての一打席、一打席を大切にしなければ嘘でしょう。
実は一番にオリックスからすればきつかったようにも思える吉田のタイムリーも肝心な守りでやらかしてしまえばマイナスを埋めきれず、しっかりと緒を締めてください。
そんなこんなで相手のミスにつけ込んだ、と言うよりは勝手に相手が自爆をしただけの試合ではありましたが、粘り強いピッチングに流れを引き寄せる効果的な一打、そして個々の選手たちが自分たちの仕事をこなしての勝利ですのでこの貴重なプレゼント、を生かすも殺すも週末次第、高給取りには給料なりの仕事をお願いします。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

オリックス

0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 7 4

千葉ロッテ

0 0 0 1 1 4 0 3 X 9 10 1

◆5月16日(木) 千葉ロッテ−オリックス7回戦(オリックス4勝3敗、18時15分、ZOZOマリン、12,528人)
▽勝 種市 11試合3勝
▽敗 山本 7試合2勝2敗
▽本塁打 井上5号(山本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、酒居、松永、田中—吉田
オリックス 山本、近藤、山崎福、張奕—若月、伏見

コメント (14)