オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

ラスボスはVの使者

2016-04-30 02:00:14 | 千葉ロッテ

 

ラスボスが登場をすると海が荒れ、風が吹きすさぶ、これはお約束です。
なぜにラスボスかはその道に疎いのでよく分かりませんが、ややくすんだ感じなのはご愛敬、Vの字の羽根を背負って小林幸子が登場をしました。
紅白歌合戦と同じぐらいの衣装を、といった前振りがあったのですが同じぐらいではなく同じ、と思えるぐらいにイメージどおりの立ち姿ではあります。

そしてボールを投げない始球式、もとい999キロのボールは目にもとまらず里崎を吹っ飛ばしました。
その威力にビビったか3匹いたはずの鯉のぼりは気がつけば2匹が逃走、センターポールもガタガタ震えてうるさかったです。
あまり風の影響を受けないバックネット裏はさほどではありませんでしたが、上空は10メートルを超える強風にビニール袋がグラウンドに何度も舞って試合が止まる興ざめな状況の中で、その風が両チームに与えた影響も小さくはなく、風は友達!とは早川の名言でしたが、その風が後押しをしてくれた3連勝です。

中5日の涌井は初回にいきなり失点をするなど苦しい立ち上がりで、コーナーをなかなかストライクをとってもらえずに5回で95球、毎回のように走者を背負いながらも粘りのピッチングで7回132球に9安打を浴びながらも2失点にまとめての開幕6戦5連勝です。
ここまで球数が少ない試合が多かったのですが今日は苦心惨憺、そしてこれで次の中5日はないでしょうから結果オーライかもしれません。
なかなか打線の援護がもらえず、それどころかまたしても田村と中村が声の連携にミスってのお見合いで落球、また前進守備に強烈な打球ではありましたが足が全く動かずにグラブだけを出してかすりもしなかった中村と、守備で足を引っ張られた中での粘投ですからこれこそがエースです。
三回の無死二三塁で上位打線を抑えた気迫、七回に中島にファールで粘られながらも渾身の148キロで切って取った気合い、あれこそが涌井の真骨頂でしょう。
負けないピッチング、涌井の口からそんな言葉を聞けば本当にやってくれるのではないかと、激しいぐらいに期待が高まります。

八回からは内、西野で鉄壁リレーかと思いきや、またしても西野が不安定でした。
簡単に追い込むもののそこからが四苦八苦、3安打を浴びての1失点、今の状態であれば3点リードでもなかなか落ち着いて見ていられない感じがあります。
最後の打球も角中の追い方もありましたがヒヤヒヤ、ボール自体は悪くないのでメンタル、どこか逃げの気持ちでもあるのか、まだ時間がかかりそうです。
内が凄みこそややありませんが安定をしているだけに、大谷が戻ってくるまでに西野が自分を取り戻せればいいのですが、ダメなら内との職場交換の議論にもなるでしょう。

初回から得点圏に走者を進めて押し気味ながらもあと一本が出ず、負けフラグが立ちかけたところで飛び出したのが清田の値千金な同点アーチでした。
守備の乱れで追加点を取られた直後でしたので効果的どころの騒ぎではなく、栗山監督からすれば憎んでも憎み足りない清田でしょう。
風向きから左方向のスタンドインは無いと思っていたのですが意外に伸びたのはパワーなのか、打球の角度によっては横殴りでも風に乗ることがあるQVCマリンの特性なのか、どちらにしても率が足りずとも三番に置き続けた伊東監督の期待に応える一発には拍手しかありません。

相手も必死ですから簡単な話ではないものの、それでももう少し楽に勝てなかったのか、とは本音ではあります。
おそらくは風の影響でいつも以上にコントロールが定まらなかったメンドーサは6四球、しかし初回一死一二塁、二回二死二三塁、四回一死二塁のチャンスをことごとく潰しました。
それでも送るべきところできっちりと送って得点圏に走者を送り、バッテリーにプレッシャーを与え続けたからこその五回の逆転劇です。
清田の同点アーチに終わらずに、ここまでチームとしてなかなか打てなかった犠牲フライをあっさりと打ったナバーロによる勝ち越し点が涌井を勇気づけたでしょうし、貴重な追加点は強風に正面の打球で判断が難しかったのでしょうが谷口の動きもそのナバーロの打球が伸びたからこそミスに繋がったのではないかと思います。
派手さはありませんがデビューから5試合連続ヒット、あとは田村の2割超えと、ファーストのレギュラー争いの決着でしょう。
明日は不憫大王レースを独走中のスタンリッジを中5日で持ってくるのは大谷との対戦を避ける親心なのか、はたまた調子の上がらない大嶺祐をサンデーで昨年再びの試みなのか、いずれにせよ2勝ラッシュのためには打線の援護が必須、今度こそよろしくお願いします。


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日本ハム

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千葉ロッテ

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◆4月29日(金) 千葉ロッテ-日本ハム7回戦(ロッテ4勝3敗、13時1分、QVCマリン、21,052人)
▽勝 涌井 6試合5勝
▽S 西野 11試合2勝8S
▽敗 メンドーサ 6試合1勝3敗
▽本塁打 清田3号(メンドーサ)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、内、西野―田村
日本ハム メンドーサ、加藤、高梨―大野

 

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千葉移転25周年、商売は順調?

2016-04-30 01:48:10 | 千葉ロッテ

千葉ロッテマリーンズ25年目の挑戦

ベースボールマガジン社

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サッポロビールには見放されてしまったような感じではありますが、一方で千葉移転25周年プロジェクト、まずまず商売は順調のようです。
先日にDVDファンブック総力特集が発売となりましたが、今度は本丸、ベースボールマガジン社のムックです。
ファンブックサイズで今日にマリーンズストアに置いてあったので知った次第、この手の情報は数日遅れで公式サイトに掲載をされますからGWの中日あたりになるのかもしれません。
どれも似たような企画なのが何と言いますか、球団でコントロールができなかったのかとも思いますが、それでもファンにとっては嬉しい企画です。
あとはオフのポニーキャニオンが続くかどうか、きっとチーム成績がよければ大丈夫だと思いますので、明日も勝って首位を奪還しましょう。


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そっか、涌井か

2016-04-29 00:20:53 | 千葉ロッテ

野上、菊池の惨状を見ても明日は中5日で涌井、昨年に続いてまたしても甘えすぎの起用になります。
大事なカードの頭を任せたいとの考えも分かりますが、まだ5月にもならない時点であることからして賛成はできません。
それだけ大嶺祐への信頼が薄れているのでしょうが昨年もこれで涌井が調子を落としましたし、まさかとは思いますが大谷との対戦を避けてスタンリッジも前倒しをするのか、6人目を引っ張り上げるつもりがなかったりしないよね、などなど、GWを前にブルーになりつつあります。
そして恒例の荻野の離脱、どのみちバットが湿っていましたので近いうちに誰かと入れ替えになるのではと思っていましたが、伊東監督のコメントがかなりシビアです。
まるでタブロイド紙に報じられた今江へのそれと似たようなものにも見えますから、ファンの反発を考えれば無いとは思いますが、今オフ、動きがあるかもしれません。


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ふちなしのかがみ

2016-04-29 00:00:12 | 読書録

ふちなしのかがみ

角川書店

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1986年から記録をつけ始めた読書録、記念すべき1500冊目は辻村深月です。
5篇の短編からなるホラーストーリーとでも呼べばいいのか、これまでとはかなり趣向の違った作品に仕上がっていて、しかし残念なことに個人的には受け入れられず、あのハッピーエンドにこだわった深月はどこに行ってしまったのか、とにかく後味の悪さが際立っています。
おそらく最初に出会ったのがこれであれば冷たい校舎にも、スローハイツにも、そして名前探しの放課後にも出会うことはなかったでしょう。

後味の悪さだけで言えばこれまで全くなかったわけではありませんが、ここまでの不可解さはなく、ある意味で理不尽とも言えます。
1篇目はまだよかったのですが2篇目の中盤からおかしくなってきて、3篇目は何を言っているのか、何がしたかったのかが全く分かりませんでした。
タイトルとなっている4篇目で深月らしさ、仕込みの上手さにやられはしましたがダークすぎますし、持ち直した5篇目がなければ★1つですら付けなかったかもしれません。
ゆうちゃん、ありがとう、ゆうちゃんのおかげで深月を読み続けることができます。


2016年4月28日 読破 ★★☆☆☆(2点)


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GW前に反面教師

2016-04-28 00:31:06 | 千葉ロッテ

中村を死球の影響で欠く西武打線には迫力が足りず、敵地できっちりと連勝です。
ただ西武ベンチの失策に助けられたところが大きいのではないかと、中4日で岸が故障、中5日の野上と菊池が序盤に好調ながらも中盤以降に突如の炎上ですから過負荷の影響は無視できず、今季は大型連戦にはなりませんがそれでも6番手が不安定なだけに中5日に走りたくもなる伊東監督、落合コーチには、これを反面教師としてもらいたいものです。

なかなか涌井以外に2勝目を手にする投手が出てこなかったのですが、皮肉にも西野の2勝目を皮切りに石川、そして二木と堰を切っての怒濤のラッシュです。
二木は6回6安打と相変わらずに被打率は高いながらも要所を締めてタイムリーを許さずの1失点、データが少ないことのアドバンテージを生かせているところももちろんあるのでしょうが、不憫大王レースで独走中のスタンリッジに待ったをかけかねない展開だっただけに、嬉しい両手に花の2勝目です。
あまり数字は出ていませんでしたが伸びやかなストレートに落ちるボールで打者を翻弄、長い腕をしなやかに振っているからこその切れのあるボールなのでしょう。
できればもう1イニングを投げて欲しかったですが開幕から一ヶ月、そろそろ疲労も溜まってくるころですしGW前に日程が緩いことで中継ぎ陣にも余裕がありましたからよいかなと、結果的にまたしても通過儀礼の益田の失点がチームの黒星に繋がらなかったのも結果オーライでした。

打線は左腕対策でナバーロを五番に上げて、代わりに六番に下がった角中が久しぶりのタイムリーでダメを押しました。
先制ツーベースのデスパイネは上手い外野手であれば捕られたかもしれませんがあのスイングにしてあの飛距離、やはりただ者ではありません。
今日は狙ったみたいなコメントもありましたが、長打の多くがセンターから右方向、そうなれば相手バッテリーの攻めも変わって切望の引っ張りアーチもそろそろでしょう。
どうしても気になるのは細谷、ここまでの出ずっぱりは初体験でしょうからやはり疲れがあるのかもしれませんが、ストレートに振り遅れ、中途半端な腕だけのスイングと調子が落ちた、で片付けるにはやばい状況になりつつあり、だからこそ一打席を大事に、ここで雑なプレーを見せてしまえば元も子もありません。
調子のよかったときにはもう少し手元に引きつけてからのスイングだったはず、だからこその振り遅れなのでしょうが、ここが正念場です。


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西武

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◆4月27日(水) 西武-千葉ロッテ5回戦(ロッテ3勝2敗、18時、西武プリンス、12,940人)
▽勝 二木 5試合2勝2敗
▽敗 菊池 6試合1勝4敗
▽本塁打 浅村3号(二木)

バッテリー
千葉ロッテ
 二木、益田、南、香月良―田村
西武 菊池、牧田、C.C.リー、小石、南川
―炭谷、岡田
 

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頼れる外国人コンビ

2016-04-27 00:53:07 | 千葉ロッテ

時事通信が頼れる外国人コンビ、と報じるぐらいに、デスパイネとナバーロが4得点に絡んだ試合でした。
そろそろ左方向に、と勘弁をして欲しいコメントのデスパイネですが5本目のアーチもセンターから右方向、ヤフオクドームのそれとは違って狙ったと言うよりはそちらに飛んだ打球がパワーでスタンドインをしただけという気がしないでもないですが、いい傾向ではあります。
ただ頭が突っ込み気味なのが相変わらずなので油断大敵、交流戦のヤクルト戦、成瀬との対戦が待ち遠しいです。
一方のナバーロのタイムリーは前の打席でのスライダー攻めにそのスライダーを狙ったとのこと、また隙を突いての好走塁というタイミングでもありませんでしたがショートの深いところへの打球で生還の走塁は全力プレーがもたらしたものですから拍手、拍手しかありません。
両選手ともに爆発はしませんがチェンバレンやカスティーヨみたいな一過性ではなく、緩やかな上昇曲線の方がトータルでは結果を残せそうな気がします。
いじってくるかと思った打線は岡田の代わりに荻野、そして昇格即スタメンの根元だけでした。
言うほどに野上との相性がよいわけではない荻野の起用には首を傾げましたが結果的に貴重な追加点をもたらしましたし、根元も実質的にはマルチヒット、大正解です。
根元は上背から高い送球には体が伸びきって不安がありますが前後左右の動きとグラブ捌きは昨年までの実績がものを言う守備、そしてラインドライブの打球を打てているうちは使われるのではないかと、明日は左腕ですが細谷のスイングに思い切りの良さが影を潜めているだけに、であれば井口でしょうが、ひょっとするとひょっとします。

石川は7回1失点、本人いわく調子が悪かったとのことですが、立ち上がりにボールが浮き気味だったのを除けば危なげないピッチングでした。
今季の目標である力押し、ではなく低めを丁寧に、緩いボールを上手く使ったピッチングが功を奏したような、そのあたりが本人のコメントの理由なのかもしれません。
そして今季初失点の内と併殺打の細谷のアシストでセーブの場面をもらった西野はヒットを許しながらも無失点セーブ、変化球が心許ないのかストレート中心の組み立てで、そのストレートがもう一つ制御できていなかったことで不安は残りましたが、とりあえずは一息ついたといったところでしょう。
ここのところ多いスライダーよりも伝家の宝刀、またコースは緩いもののストレートは走っているだけにカーブをもっと使えばいいのにな、とは個人的な思いです。


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◆4月26日(火) 西武-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、18時、西武プリンス、12,843人)
▽勝 石川 3試合2勝1敗
▽S 西野 10試合2勝7S
▽敗 野上 5試合2勝3敗
▽本塁打 デスパイネ5号(野上)

バッテリー
千葉ロッテ
 石川、内、西野―田村
西武 野上、南川、佐藤
―炭谷
 

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元祖イケメン、根元の反攻

2016-04-26 00:39:54 | 千葉ロッテ

すっかりとオヤヂは相手にされていないロッテの企画、先日のキッズに続いて今度は女性、ボルテス5、もとい、イケメン5が発表となりました。
マリン女子が選んだのは荻野で昨年に続いての連覇、以下吉田、成田、平沢、伊志嶺と好みなどは人それぞれですから是非は置いておくとして、ルーキーはさておき主力になり得ていない面々というのが微妙と言えば微妙でもあり、天は二物を与えないのか、なんて思ったりもしています。
結果を残せれば選手としての人気も出て球団も喜ぶでしょうから、青どころか黄から赤に変わりそうな荻野、吉田、伊志嶺には頑張ってくれとしか言いようがありません。
その道の先輩であるロッテの要潤こと根元なんかも雑誌のモデルだかに抜擢をされたことがあったような、それが今や風前の灯火、井上の代わりに昇格なんて話もあるようですがそうなればラストチャンス、決定力不足の打線にカツを入れる存在となってくれることを期待します。
不憫な時代を乗り越えて一桁の背番号を勝ち取った粘りを思い出して、まだ33歳、老け込むには早すぎます。


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スタンリッジ、独走中

2016-04-25 01:40:54 | 千葉ロッテ

 

山本元監督の逝去を悼んで半旗、喪章、黙祷で始まった試合はイベントデーの恒例どおりに黒星スタート、痛い星を落としました。
勝てそうで勝てない、押せそうで押せない、歯がゆい試合に空の上から山本元監督も気を揉んでいるのではないかと思います。
武白志の支配下選手登録、一軍での活躍が一番の願いでしょうが、きっとロッテの躍進にも心を置いてくれていたはず、安んじてもらうためにもとにかく勝つのみです。

不憫大王レース、二木の参戦を寄せ付けることなく、スタンリッジが独走態勢に入りました。
1000イニング登板のメモリアルデーも打線の援護なく3敗目、このパターンは獲得が発表となったときに不安材料として挙げはしましたが、ここまでの好投が続き、そしてここまでの見殺しが続くとはさすがに想定外、まずまずの出足ながらもチームが波に乗れない一番の理由ではないかと思います。
立ち上がりにコントロールがばらけたもののテンポが悪いわけでもなく、巡り合わせとは言いながらもここまでともなると呪われているような気すらしてきます。
井上の邪魔エラーで無死二三塁のピンチを乗り切ったところでのガッツポーズ、その裏に相手のミスでの先制点、これで乗っていけるかとも思ったのですが糸井のアーチからガタガタと崩れてしまい、結果的にあまりに痛すぎたワイルドピッチは苛つきがあったからこそなのでしょう。
言い訳にはなりませんがマウンド上で落ち着きがなくなっていたのが見て取れましたし、しかしここまでのピッチングからして交代の判断もなかなかに難しく、とにかく気持ちを切らさずに頑張ってもらいたいですし、今度こそ、今度こそ序盤から打線の援護があることを心から願い、そして祈ります。

藤岡、益田、松永の零封リレーで同点、逆転への素地は整えたものの、あと1点が遠すぎました。
走者を背負いながらも藤岡の飛び跳ねるようなピッチングはやはり今季は中継ぎかなと、益田、松永も昨年終盤からのストレートの走りが維持できているうちは安心をして見ていられそうで、これで大谷が戻ってくれば負荷も分散できてさらに勢いが増しそうです。
当然に調子の上げ下げはあるでしょうがここまでの顔ぶれであれば、お互いにカバーし合っていけるでしょう。

打線は何度か決定的なチャンスがありましたが、率は残しながらもここぞで凡退の角中に一本が出ませんでした。
チャンスメイクはしてくれますので打順の入れ替え、三番が合っているのではないかと思います。
激走で先制点をもたらしたナバーロは前日に続いておいしい場面に空振り三振、ホームベース付近でデスパイネと何を語り合っていたのか、気になります。
六回の連続四球で無死一二塁、ここで鈴木にバントは当然でしたが田村にそのまま打たせたのは自分からすれば考えられず、前の打席でヒットは打ちましたが2割に届かない田村に次があるとは考えられず、ここはベンチの判断にひれ伏すしかありません。
井口が初球を打ち上げてのブーイングでしたので自分の采配であればここで2点は入らず、惨敗だったでしょう。
そして守備に打撃に足を引っ張った井上の二軍落ちが決まったらしく、いよいよ俺たちの福浦なのか、所沢での発表が楽しみです。

ちなみに今日の始球式は稲村亜美、CMでの神スイングが話題となって今やあちらこちらから引っ張りだこ、始球式で全球場をジャックする勢いです。
二刀流の始球打は見逃しましたが素人とは思えないダイナミックなピッチングは103キロ、自己最高記録だそうです。
自己流ではなくそれなりの指導者から教わっているのでしょう、きれいなフォームには驚き、そして感心をさせられました。
プロ野球ニュースのキャスターにも抜擢をされたらしく、芸は身を助く、を地でいくシンデレラストーリーです。


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◆4月24日(日) 千葉ロッテ-オリックス5回戦(ロッテ3勝2敗、13時1分、QVCマリン、28,121人)
▽勝 西 5試合2勝3敗
▽S 平野 11試合1勝1敗4S
▽敗 スタンリッジ 5試合1勝3敗
▽本塁打 糸井4号(スタンリッジ)

バッテリー
千葉ロッテ
 スタンリッジ、藤岡、益田、松永―田村、吉田
オリックス 西、岸田、塚原、平野
―山崎勝
 

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いきなりナバーロ

2016-04-24 02:56:39 | 千葉ロッテ

 

終盤にもつれた試合は最後はバッテリーミスであっけない幕切れ、何はともあれ連敗が止まりました。
西野がピシャリと抑えて涌井が5戦5勝、初見参のナバーロが決勝タイムリーともなれば盆と正月が一緒に来たような騒ぎでしたが、まあ勝ちは勝ち、平野を引っ張り出しての勝利ですから相手に与えたダメージはむしろ大きかったかもしれません。
一時期の好調は単にめぼしい中継ぎ陣を酷使したことによるもの、との警鐘を鳴らしてきましたが、哀れなぐらいに崩壊したオリックス投手陣を反面教師にしましょう。

銃弾騒動による出場自粛が明けて初見参のナバーロが、いきなりやってくれました。
三振、四球、三振からの4打席目、外寄りのボールをスライスするようなスイングで右中間に運んでの2点タイムリー、ここぞの1本にスタンドは大喜びです。
待ちに待った大砲にオーダー発表のコールから大歓声、さっそくにその期待に応えるところなどはさすがとしか言いようがありません。
そのパワーに加えてコースに逆らわないバッティング、ボール球に手を出さない選球眼がナバーロの三種の神器、三振の打席も粘り、またしっかりとボールを見てのそれですから初日から持ち味を発揮で他球団のスコアラーが頭を抱えているのではないかと、あとは油断をせずにプレーを続けてくれればと思います。
初めてのことで見よう見まねだったからでしょうが試合前のウォーミングアップは手抜きモード、守備練習もやや不真面目にも見える動きもありましたが、その練習中から日本人選手とは違って正面で捕ることにこだわらない守備は二回の併殺プレーで見せたグラブ捌き、体捌きがあれば破綻もないでしょう。
なぜ中村をサードに回してまで、と思ったのですが、左打者の原にあそこまで一二塁間を空けてセカンドベース寄りに守っていたのかが疑問ではありましたが、それでもクルーズほどではなくともサードよりも二遊間で魅せるだけの力量を感じさせてくれました。
その打撃スタイルとともにバットを放り投げる適当さが、キャッチボールの相手であるデスパイネにいい影響を与えてくれることにも期待をしたいです。

それにしてもナバーロとデスパイネ、こう並べてみれば不思議な感じがします。
かつてのエースナンバー、成瀬の17と黒木の54を背負っているパワーヒッターはたまたまなのでしょうが、ちょっと寂しい気がしないでもありません。
願わくば17と言えばナバーロ、54と言えばデスパイネとのイメージがされるぐらいに、相手バッテリーを恐怖に震えさせる猛打を見せてください。

涌井は惜しくも5戦5勝を逃してしまいましたが、8回1失点とエースのピッチングでした。
快投といった感じではありませんでしたが走者を背負っても泰然自若、要所を締めるメリハリは素敵です。
カーブが甘く入ってボグセビックに一発を浴びたのが誤算だったでしょうが、やはり間隔を空けて起用をすれば安心して見ていられます。
昨年から球数が減って今日も5回53球、6回60球と省エネモード、まだ92球でしたので完投をさせるかとも思いましたが鉄板の継投ですからこれも巡り合わせでしかなく、このスタイルを守り続ければ二年連続の最多勝も充分に狙える涌井だと思います。

二試合続けての西野の救援失敗はショックではありますが、前の打席と同じく一死から小田に送られていれば逆転をされたかもしれず、またそのいずれも試合には勝ちましたのでまだ運があるのでしょう、真剣にやっているからこその悔し泣き、その悔しさを次回に晴らしてくれればと思います。
前回に続いてコントロールに苦しんでのそれが引っ掛かりはしますが、気持ちを前面に、攻めの姿勢を忘れなければさして心配をする必要はないでしょう。
気になったのは危ないボールだったからなのでしょうが田村の挙動、あれは相手に利するだけですので、もうすこしどっしりと構えてもらいたいです。

それにしても、下手くそな審判が多すぎます。
人間のやることですのでミスもありますから細かなことは言いたくありませんが、このプレーをミスるようでは一軍でジャッジをさせてはダメでしょう。
やたらとパフォーマンスをする審判に限って技術が伴っていないイメージがあり、そんなことよりももっと目を養ってくれと、試合を壊しかねない自覚を持ってください。
相変わらずに下は開いているものの左肩を残せるようになった中村の今季最高のヒット、角中のフェンスをものともしないファインプレー、そして復調の兆しの岡田がもたらしたサヨナラ勝ちと見どころの多かった試合だけに、しっかりしてくれと、あえて苦言を呈させてもらいます。


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◆4月23日(土) 千葉ロッテ-オリックス4回戦(ロッテ3勝1敗、14時1分、QVCマリン、16,919人)
▽勝 西野 9試合2勝6S
▽敗 平野 10試合1勝1敗3S
▽本塁打 ボグセビック1号(涌井)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、西野―田村
オリックス 金子、岸田、平野
―山崎勝、若月
 

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コンピュータの熱い罠

2016-04-24 00:52:15 | 読書録

コンピュータの熱い罠

講談社

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読みやすさ抜群の岡嶋二人です。
人さらいの岡嶋、と誘拐ものを得意とする岡島二人ですが、一方でコンピュータものも得意なようで、これはコンビを組んでいた両人の趣味嗜好によるものとのことです。
あたし、で始まるデータセンターに勤務する女性オペレータが不審なデータを見つけるところから始まる殺人事件、テンポよくやはり二時間ドラマにぴったりなストーリーですが、しかしなかなかに映像化は難しいような、そのトリックは最後まで気がつけませんでした。

今の時代の個人情報管理については当然のように厳格さが求められていますが、この作品が刊行をされたのは1986年、さすがとしか言いようがありません。
その道に生きている身からすればチープ感はありますが時代が違いますし、大学生のときに最初に触れたのがフォートラン、会社で最初に学んだのがアセンブラ、そのときにはそんなことを考えもしなかったことからして、当時とすれば斬新な視点だったのではないかと思います。
怪しい人物をあちらこちらに配置するところなどはこの作者にして珍しい手法でもあり、海外でのそれのご都合主義は否めませんが、そこは刺身のつま、問題なしです。
終わり方があまりに唐突で何を悟ったのかが理解できなかったのが引っ掛かりはしますが、安定感万歳、岡嶋ストーリーはもう折り返し地点です。


2016年4月23日 読破 ★★★☆☆(3点)


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山本功児が逝く

2016-04-23 20:09:47 | 千葉ロッテ

球場から帰ってきて試合内容をチェックしようとニュースサイトを見ていたら、山本元監督が肝臓がんで亡くなったとの報道に驚きました。
昨年に長男の武白志が甲子園で活躍をしたときのインタビューでも体調が悪そうには見えませんでしたし、まだ64歳、あまりに若すぎます。
ロッテに移籍をして3割、2年連続で二桁アーチを放ち、引退後は5年の監督生活を含めて15年間も指導者としてチームに貢献をしてくれました。
二軍監督時代にいきなり天野を四番に抜擢をしたことを昨日のことにように覚えていますし、打者転向を推してくれた福浦もびっくりしているのではないかと思います。
武白志は育成枠でDeNAに入団をしてまだ二軍でも結果を残せずに苦しんでいますが素質は抜群、支配下選手登録をされて一軍でプレーをすることが一番の親孝行でしょう。
ご冥福をお祈りするとともに、武白志の活躍に空の上から微笑む日が一日でも早く来ることを願っています。


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いよいよナバーロ

2016-04-23 00:26:38 | 千葉ロッテ

待ちに待ったナバーロです。
ここのところの打線の低調に救世主としての期待が高まっていますが、しかし浦和での成績は12打数2安打ノーアーチでしかありません。
それでも沖縄での鮮烈なデビューにロッテファンは恋い焦がれている、いや、球団や伊東監督こそが切実な思いで待ち人のデビューといったところでしょう。
さっそくにグッズの発売、そして五番、もしくは六番でのスタメン起用も公言がされています。
注目の守備位置はどうやらセカンドのようで、本人はショートが一番に守りやすいとのことですがKBOではセカンドでしたので妥当と言えば妥当、しかし春季キャンプではサードを守っていましたし二遊間は併殺プレーがありますから鈴木との急造コンビが機能をするかどうか、また下降気味の細谷ではなく中村を残すのであればナバーロはシンプルにサードでよかったのではないかと、誰がサードなのか、ナバーロは本当にセカンドなのか、とにかく明日のスタメン発表が待ち遠しいです。
あまり期待をしすぎるとコケたときの絶望感が半端ないので心の予防線を張りつつ、機関紙が一面に持ってくるような活躍を願い、そして祈りましょう。


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見放された?

2016-04-22 01:06:12 | 千葉ロッテ

 

午前中の雨雲予想ではあるいは試合開始のときにはまだ降り出さず、中途半端なところでの降雨ノーゲーム、あるいは降雨コールドになるかもしれないと不安だったのですが、昼過ぎから期待どおりに雨神様がやってきて試合を流してくれました。
気持ち的に逃げてしまえばダメだと分かってはいるものの、それなりな風もあり、チーム状態も悪く、1万人割れが必至だったことからして妥当な中止でしょう。
そうなれば涌井から始まるGW前哨戦は日程が緩く、よって中継ぎ陣の早めの投入も可ですから、ナバーロ待ちの打線が鍵を握ることになりそうです。

そんなこんなで帰りにセブンイレブンで、ポッカサッポロのマリーンズ缶を買ってきました。
昨年のそれと同じデザインに千葉25周年のロゴが入っただけの手抜き感が漂う逸品ですが、こういったものを発売してくれるだけでもありがたいです。
ただ残念なことに今年は同じくサッポロビールのマリーンズ缶の発売予定がないとのことで、毎年に手に入れるのに苦労をするため発売予定の問い合わせをした際の衝撃的な回答、かれこれ15年以上も続いてきたシリーズだけにコレクターとしても痛手です。
その発売と足並みを揃えて開催をされていたマッチデースポンサーの座も降りるのかもしれず、見放されたような気がしないでもありません。
この流れがオフのポニーキャニオンに影響を与えなければいいのですが、サッポロビールには夏にでも翻意がされることを願うばかりです。


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幻の城

2016-04-22 00:23:04 | 読書録

幻の城

祥伝社

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すっかりと大河ドラマのおかげで真田信繁の名前が定着をしつつありますが、当然に昔の作品では幸村が幅を利かせています。
そんな幸村の大坂の陣での活躍、ともなれば講談ならずとも真田十勇士が縦横無尽になんてことになりがち、しかしこの作品は全くそれとは別世界でした。
そもそも幸村が主人公だと思ったことが間違い、真の主人公はその幸村が数だけは多いものの烏合の衆でしかない大坂方の総大将として担ぎ出そうとしたある人物であり、あるいはその手引きをする根津甚八であり、よって大半は大坂ではなくはるか離れた土地での物語となっています。

着眼点は素敵ですし、なるほどと思わせるものがあります。
言われてみればこの人物が大坂の陣で埒外だったのが不思議と言えば不思議、もちろん福島正則がそうであったように徳川方の厳重な監視下にあったことで身動きがとれなかったのが実情なのでしょうが、もし実現をしていたら面白いことになっただろうなと夢が広がる設定です。
またのっけから猿飛佐助が死に、三好清海、伊佐が死に、由利鎌之助が病に倒れるなど真田ファンが悲鳴を上げそうな展開も新鮮と言えば新鮮でした。
ただそれだけかなと、設定はよいのですが奥深さがなく、淡々と話は進んでいきます。
ifなストーリーながらも史実から大きく踏み外さない、のがむしろ逆目に出たような、もう少し狂ってもよかったように思います。


2016年4月21日 読破 ★★★☆☆(3点)


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二木がエントリー

2016-04-21 01:30:06 | 千葉ロッテ

スタンリッジが独走をするかと思われていた不憫レース、二木がエントリーです。
5回パーフェクト、8回5安打3失点も打線の援護がなく2敗目、100球の熱投が報われませんでした。
それでも2試合連続の好投で伊東監督は先発としての目処が立ったと高評価、今後もローテーションで起用をされるでしょうからチャンスはいくらでもあります。
打者が呆然と見送ったり詰まらされたりと伸びやかなストレートにはキレがあり、今日はコントロールもまとまって一歩ずつでも階段を昇っている手応えが二木にはあったのではないかと、柳田の記録も止めましたし、スタンドで見ていた自分にはビシバシとその手応えが伝わってきました。
こんなことにめげているようではロッテで投手などは務まりませんので、通過儀礼な洗礼、一つの扉を開けたとでも思えばよいでしょう。

それにしてもここにきて打線が低調です。
今日も打順をいじりましたが機能をせず、またしても和田にしてやられてしまいました。
2試合続けてノーヒットでスタメン落ちの細谷、井口にレギュラーを奪われた井上が代打で登場もあっさりと打ち上げてしまうなど覇気が感じられないのは負けたからなのか、ここぞというところで高濱は故障離脱、細谷に代わってのスタメンだった三木も結果を残せず、内野のレギュラー争いはいきなり冬に逆戻りです。
週末にナバーロが一軍合流をしますので蹴散らされて終わり、ではあまりに寂しく、明日に最後のアピールをしておきたい、とは思いつつも雨予報で無理に試合をやる必要もないのではないかと、申し訳ないのですが雨中で涌井が奮投をしても打線の援護があるような気がしません。
伊東監督は打線のやりくりに頭を悩ませているせいか継投でもピリッとせず、3点ビハインドの最終回に東條を使わずしてどこで使うのか、せっかく前回にソフトバンクに対してイメージアップをした南が躓いたのがもったいなく、ここは冷静になるための二日間、ネガティブではありますが雨乞いでもすることにします。


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◆4月20日(水) 千葉ロッテ-ソフトバンク5回戦(2勝2敗1分、18時15分、QVCマリン、11,891人)
▽勝 和田 4試合2勝1敗
▽敗 二木 4試合1勝2敗

バッテリー
千葉ロッテ
 二木、南―田村、吉田
ソフトバンク 和田
―斐紹
 

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