79 レオネス・マーティン 外野手 31歳 年俸3240万円
【2019年成績】 52試合 194打数 32得点 45安打 打率.232 9二塁打 0三塁打 14本塁打 39打点 3盗塁 33四死球 57三振 得点圏打率.188
メジャーでは30代半ばにもなると大型契約が望めなくなる傾向が強くなっているようで、来季からオリックスに加入をするジョーンズは34歳ながらもレギュラーとして.260、16本塁打でも日本にやってくるのですから今後もその流れが続くのでしょう、そして30代そこそこでも力の衰えが見え始めている選手にもその範囲が広がりつつあります。
パラデス、ドミンゲスもレギュラーで二桁アーチの実績はありましたがそれは来日の数年前のもので、しかしマーティンは移籍の直前までレギュラーだった選手です。
絵に描いたような右肩下がりの中での途中下車ではありますがパラデスらとは違った活躍を見せてくれましたので、それでもメジャー復帰とはならないのが現実ですから夢は捨てずとも割り切ってくれればと、さすがに日本人選手扱いまでは無理にしても同じく30代前半のレアードとともに数年はチームを支える存在であってくれよと願わずにはいられません。
そのプレーのイメージは思っていたものとはやや違いました。
どちらかと言えば俊足で広角に打つタイプではないかと勝手に想像をしていたのですが、蓋を開けてみれば分母が違うので一概には比較できませんが本塁打率はレアードを上回るパワーヒッターぶりで、またそのレアードに勝るとも劣らないプルヒッターでそれが長いリーチと相まって内角を苦手にしていたように思えます。
低めはそれでも上手く拾っていましたが高めは窮屈なスイングとなり、そこを狙われてデビューから半月ほどは3割をキープしていましたが終わってみれば2割3分台です。
しかし今さらそれがどうこうなるとも思えませんので、ボール球を振ってのそれではなく選球眼はそこそこで出塁率は高いですから、大砲らしくぶりぶり振り回すでよいでしょう。
またメジャーで2連続30盗塁の脚力も近年は衰えを見せてはいましたが3盗塁はさすがに寂しく、これはチームとして走らなかったこともありますので走るらしい来季に期待をします。
守りでは俊足を誇る選手も次の塁を窺うのを控えるほどの強肩はロッテの歴代でも屈指ではないかと、肩で魅せられる選手はなかなかいませんので絵になります。
一方でポケットキャッチで落球をするなど打球に追いつきはしてもグラブ捌きが拙いと言いますか雑と言いますか、球際の弱さが目立ちました。
とにもかくにも勝負の二年目、失速感はあったのでそれを糧にできるか大幅昇給で緩んでしまうのか、浮沈の鍵を握る一人ですのでオフが騒がしくなるような活躍を願っています。
【オリオン村査定】 3240万円 → 1億6200万円 (△400%)
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