オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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狐と狸の化かし合い

2011-01-31 00:46:57 | 千葉ロッテ

ここにきてロッテと阪神の駆け引きが活発になってきました。
小林宏との正式契約が28日ですので、人的補償の名簿提出の期限は2週間後の2月10日となります。
実際問題として結局のところは全額金銭となるとの考えを捨ててはいませんが、この狐と狸の化かし合いはちょっと楽しみだったりします。

小林宏の人的補償に球児? (1/30 スポーツ報知)

ロッテが、FAで阪神に移籍した小林宏投手(32)の人的補償を求める方針を示した。
球団幹部は29日、「最大限に利用させてもらいますよ。そのためのFAの人的補償なんだから」と考えを明かした。
阪神と小林宏の選手契約締結が28日に公示され、来月10日までには人的補償対象外となる28選手のプロテクト名簿がロッテ側に届く。
阪神は新戦力の藤井や新井良らも人的補償の対象となるため、慎重にリストを作成中。
ロッテの主な補強ポイントは左の中継ぎ投手だが「ピッチャーに限らず、いい選手がいれば獲りにいく」と制度をフル活用する方向だ。
過去にはFAの人的補償として、07年1月に横浜が巨人から工藤公康を獲得するなど、大物選手が対象となった例もある。
同幹部は「藤川球児が外れていたら、それは(選ぶかも)分からないよ」とけん制。
現実的に藤川はプロテクトが確実で、“当落線上”と見られる左腕の江草や筒井らが狙い目になりそうだ。

身元不明な球団幹部だけではなく石川球団運営本部長も人的補償の可能性を口にしたようですし、表面的に見ればその可能性は充分にありそうです。
江草はともかくとして筒井は年俸的にも手頃ですし、藤原や小嶋とともにプロテクトから外れてくれれば取らない手はありません。
ただ予想どおりに「痛い、痛い」と見せかけのポーズで引き延ばし作戦に出ている阪神に手抜かりがあるとは思えず、ロッテの足元を見た名簿作成に余念はないでしょう。
違った意味でこんな選手が、と驚きの展開になると思われ、そしてロッテもそれを望んでいるようにも思えます。
当初の方針から転換をしたような態度こそが、ロッテの見せかけのポーズだと考えます。

ただ世の中は何が起こるかは分からないのが常ですから、とにかく阪神が選手のプライドに重きを置いた名簿を作ってくれることを願っています。
あるいはロッテに人がいれば石川球団運営本部長に入れ知恵をして、その口の軽さを喧伝するのもよいでしょう。
万が一にでも藤川や城島、新井貴や金本あたりがプロテクトから外されたことが本人の耳に入ったら面倒なことになる、そう阪神の編成部に思わせるだけでも効果絶大です。
そんな手練手管をロッテの編成部が持ち合わせていれば苦労は無いのですが、暫くは続くであろう両球団の丁々発止を眺めていきたいと思います。

 

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まだまだ続くポニーキャニオン

2011-01-30 00:56:38 | 千葉ロッテ

  
千葉ロッテマリーンズ 20年史


ポニーキャニオン

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まだまだポニーキャニオンの暴走は続きます。
来季は千葉マリンを本拠地にして20周年を迎えますが、その20年史を題材としたDVDが発売となります。
そろそろブルーレイにしてくれと言いたくもなりますが、ロッテのDVDを立て続けに3種類も作ってくれるのですから贅沢を言ってもいられません。
かなり球団からのマージンなりが発生をしているような気がしないでもありませんが、細かなことは横に置いて素直に喜びたいと思います。

予告によれば本編は120分とこれまでに比べればかなり短いので、あまり大きな期待はできないかもしれません。
まだ見ていませんが下克上物語の編成もイマイチだったようですし、球団から提供をされたものをただつなぎ合わせただけと思った方がよいような気もします。
それでも初芝あたりがピンクユニを身にまとっている姿は家宝ものになりそうですから、ここはロッテファンとして逃す手はないでしょう。
開幕前の発売のようですから、連覇に向けて気勢が上がるような出来になることを願っています。

 

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ありがとう元ロッテ戦士たち

2011-01-30 00:21:11 | 千葉ロッテ

昨季限りでロッテを離れた選手たちの現況を伝えるシリーズの最終回です。
ちょっと今頃といった感はありますが、最終成績を伝えずに終わるには締まりが悪いのでおつき合いください。
ほとんどの選手が来季もプレーを続けることになるようですので、元ロッテ戦士として頑張ってもらいたいものです。

■清水直行(横浜)
26試合 10勝11敗0S 防御率5.40 155回 203被安打 26被本塁打 39与四球 8与死球 105奪三振 被打率.322

終わってみればやはり借金を抱えてしまい、ロッテなエースのままに横浜での1年目を終えました。
通算100勝に2桁勝利ですから最低限の仕事をしたと言えなくもありませんが、リーグ最低の防御率とダントツの26被本塁打ですから誉められたものではありません。
被本塁打について言えば両リーグを通しても成瀬に次ぐ多さですし、その次が久保だったりもしますので笑うに笑えなかったりもします。
昨季に続いて被打率が3割を越えたことからも衰えが感じられますので、来季に36歳となることを考えれば正念場と言ってよいでしょう。
これで年俸が2億8000万ですから、球団の判断は正しかったと言えます。

■ブライアン・シコースキー(西武)
58試合 2勝5敗33S 防御率2.57 63回 50被安打 7被本塁打 19与四球 1与死球 48奪三振 被打率.215

故障のグラマンの代わりに守護神を務めて、見事に33セーブでタイトルを獲りました。
その点では逃した魚は大きかったと言えますが、来季の年俸が9000万ですからロッテとは縁がなかったと思うしかないでしょう。
後半戦はやや失速気味で打たれることが目立ち始め、西武がリーグ優勝を逃した戦犯の一人だとの指摘もあるようです。
ロッテとの試合でもやらかしてくれましたし、奪三振率の低下がそのまま力の衰えを表しているようにも思えます。
とは言えタフネスぶりはチームにとって大きな戦力となるでしょうから、来季も西武の守護神として立ちはだかるであろうシコースキーです。

■川崎雄介(阪神)
22試合 0勝1敗0S 防御率6.75 13回1/3 23被安打 1被本塁打 4与四球 0与死球 14奪三振 被打率.390

川崎も球団の判断が正しかったと思わざるをえない、そんな悲惨な成績でシーズンを終えました。
4割近い被打率ながらも22試合も登板機会があったことが驚きで、さらには年俸ダウンも6%ですから阪神のお財布状態が理解できません。
ロッテ戦での登板は1試合だけでしたがスピード、キレともに往年の輝きはなく、まだまだ勤続疲労から抜けきれてはいないようです。
来季に29歳ですから復活の芽はいくらでもあるでしょうが、結果が伴わなければ横浜か楽天あたりへの移籍があるかもしれません。

■小林憲幸(長崎)
35試合 1勝3敗6S 防御率3.60 80回 48与四球 1与死球 69奪三振

前回からセーブの上乗せが無く、しかし投球回数が異様に伸びていますので先発に転向をしたものと思われます。
しかし結果が出たとは言い難いですし、チームが解散をしてしまいましたので来季の現役続行は厳しいかと思っていたのですが、どうやら愛媛に移籍をすることが決まったようです。
まだ野球を続けることができる喜びを胸に、頑張ってもらいたいと思います。

■田中崇博(富山)
6試合 1勝2敗0S 防御率4.13 32回2/3 31被安打 1被本塁打 8与四球 2与死球 20奪三振

富山の選手紹介に名前が無かったので調べてみたのですが、8月に退団をしたとのことでした。
病気治療のために本人の希望によるもののようで、プロ初勝利をマークした直後だけにさぞや無念でしょう。
どういった病気なのかは分かりませんが、快癒をした後にまた挑戦をしてくれればと思います。

■橋本将(横浜)
43試合 134打数 13得点 33安打 打率.246 3二塁打 1三塁打 2本塁打 13打点 0盗塁 14四死球 30三振 得点圏打率.212

骨折をして戦線離脱をしていた時期があったことも理由ではありますが、ここ5年では最低の出場数となってしまいました。
弱肩でフリーパスに対する非難には何を今さらと思いますし、そんなことを言っているから横浜は弱いのだと言いたくもなりますが、野口に続いてのFA獲得の失敗は痛すぎます。
それでも懲りずに細川の獲得に動いたことで橋本の不信感が爆発をしたのか、言いたい放題の状況です。
まあ橋本も隣の芝生が青かったことを後悔しているかもしれませんので、お互い様と言ったところでしょう。
このままですと2年契約ですから来季で放り出される可能性もあり、何としてでも細山田や武山らを蹴散らすしかありません。
総じてロッテから横浜に移籍をした選手は低調ですので、そう考えると思っているよりは選手を上手く使いこなしているロッテなのでしょう。

■白川大輔(徳島)
67試合 219打数 29得点 55安打 打率.251 2本塁打 21打点 1盗塁 31四死球 31三振

ほぼレギュラーとしてシーズンを終えました。
しかし成績は今ひとつで、足もありませんから小柄な白川の特徴が見えません。
同じ徳島に所属をしていた弟は戦力外通告をされて退団をしましたので、白川もうかうかとはしていられないでしょう。
せめて打率を2割7分台には乗せたいですし、核弾頭として存在感を見せてもらいたいものです。

■早川大輔(横浜)
31試合 79打数 14得点 15安打 打率.190 1二塁打 0三塁打 1本塁打 6打点 6盗塁 15四死球 14三振 得点圏打率.214

結局は1軍に戻ってくることなく、そのままシーズンを終えた早川です。
そうなれば年齢的にも戦力外通告が濃厚でしたが、4000万から1200万への大幅ダウンでの残留ですから球団も万が一の場合を想定しているのでしょう。
ライバルである金城も同様に大幅ダウンでの残留ですから、ダウン組同士で切磋琢磨してもらうしかありません。
何となく来季で引退をしてロッテにコーチとして復帰をするのではないかとも思っているのですが、まずは選手として燃え尽きることが先決です。
2軍落ちのきっかけとなった守備でのミスを再びやらかさないよう、頑張ってもらいたいものです。

■佐藤賢治(日本ハム)
9試合 18打数 0得点 2安打 打率.111 0二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 0四死球 6三振 得点圏打率.250

まあ驚きの佐藤と言ってよいでしょう。
ロッテに残っていれば戦力外通告をされてもおかしくはなかっただけに、佐藤にとってはラッキーな移籍でした。
ロッテ戦では1打席1三振といいところは見せられませんでしたが、数年後にはやっかいな選手に育っているかもしれません。
ただそれもこれも練習に対する姿勢が改まることが前提で、移籍による緊張感がいつまで持続をするかでしょう。
3割を越えたイースタンでの打率が来季にどこまで維持ができるか、そのあたりが目安になると思います。

■大谷龍次(徳島)
70試合 249打数 35得点 62安打 打率.249 6本塁打 32打点 10盗塁 27四死球 64三振

終盤戦に数字を上乗せすることができず、かなり成績を落とした大谷です。
リーグトップの15死球と序盤戦の好調によりかなり厳しい攻めをされたことが理由かもしれず、これも大谷にとっては越えなければならない試練でしょう。
成績が持続できていればNPBの復帰もありえるのではないかと思っていましたが、その夢は来季にお預けです。
まだ来季で23歳ですから、タイトルを手土産にロッテに戻ってきてくれることを願っています。

元ロッテ戦士の動向は気にはなりますが、移籍から1年も経てば思いも薄れていきます。
選手としても新しいチームでの自分を見て欲しいでしょうし、ロッテを見返すぐらいのつもりで頑張ってくれていると思います。
よって選手たちにはこれまでありがとうとの言葉を贈るとともに、今季の追跡レポートはこれで終了とさせていただきます。
来季は小林宏、根本、斉藤、西岡と頭数は少ないのですが、それなりに濃厚な情報を提供できるかと思いますので、懲りずにおつき合いいただければ幸いです。

 

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当たり前のありがたさ

2011-01-29 23:46:31 | 独り言

 

昨日は少しでも早く家に着きたかったので5時に起きて7時40分発の北京行きに乗る予定だったのですが、積雪のために離陸が2時間も遅れてしまいました。
結果的に無意味な早起きだったものの結果論ですし、午後発で羽田着であれば北京での乗り継ぎが危うかったかもしれず、成田を選んだのはナイスチョイスだったりもします。
北京で乗るはずの飛行機も向かい風で到着が遅れたためにこちらも30分ぐらいの離陸遅延となったものの、当然のことながら日本に向かうのには追い風となり、ちょっと悔しいながらも機内で見ていた映画が終わる前に定刻での到着となりました。

それにしても2ヶ月以上もの中国出張でお湿りがあったのは12月の1日だけだったものが、この最終日に雪が降るとはついていません。
両日とも寒かったので雨ではなく雪になるのは当然のことではあるのですが、前回よりも積雪量が多かったのが痛手でした。
この程度で飛ばないのかとは思ったものの、雪かきをするまでは両翼ともにかなりの雪が積もっていましたから、安全のためには仕方がなかったのでしょう。
北京で潰すはずの時間を済南で潰しただけ、で終わったことをラッキーと思うことにします。

さて、久方ぶりの日本です。
どちらがいい悪いではなく、やはり慣れたところが一番です。
水道水で顔を洗えること、空気が埃っぽくないこと、空が澄み渡っていること、トイレットペーパーを流せること、ウォシュレットを使えること、温かいごはんが美味しいこと、インターネットが速いこと、検閲が無いこと、電子マネーが使えること、などなど普段から当たり前だと思っていたことのありがたさを身に染みて感じています。
ちょっとコンビニに行っただけで100元以上を使ってしまう当たり前も思い出してしまいましたが、この普通を幸せに思うことにします。
いつまで続くかは分かりませんが、こういった思いを抱くためにも適度な海外渡航もよいかもしれません。
TEAM26で溜めまくったANAマイルが17万ほどもありますので、これを期に国内国外を問わず飛行機で移動をする新生活を目指すことにします。

 

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2010年通信簿 133 吉田真史

2011-01-28 00:39:13 | 千葉ロッテ

133 吉田真史 内野手 20歳 年俸240万円

【2010年成績】 E 25試合 31打数 6得点 4安打 打率.129 0二塁打 2三塁打 0本塁打 2打点 3盗塁 0四死球 8三振

出足こそ角や生山に遅れを取った吉田ですが、外野手に故障者が相次いだ6月にようやく打席のチャンスをもらうとマルチヒットで存在感を示し、最終的にはライバルの角らに遜色のない出場機会で2年目のシーズンを終えました。
その最初の数打席で稼いだ4安打以降は音無だったにも関わらず出番をもらえたことからも、それなりの期待をされているのでしょう。
タイプ的には広角に打ち分ける核弾頭でしょうから、その俊足を活かして岡田に追いつけ追い越せで頑張ってもらいたいです。

内野手として入団をして今季も登録は内野手のままである吉田ですが、昨季から転向をした外野手としてのプレーが今季もほとんどでした。
内野を守ったのは僅か1試合ですし、内外野で便利使いをされている他の選手に比べれば恵まれていると言ってよいでしょう。
脚力があることからセンターでスタメン出場をすることもありましたし、外野を守り続けることで持ち味が出てくるのではないかと思います。

それでも吉田の主戦場はシリウスでしたし、プロのスピードに慣れるにはまだ時間がかかりそうです。
生山と同様に四球の少なさは課題の一つですし、ボールの力に押されてしまっているとの指摘も多くあります。
とにもかくにも来季は登録から外野手としてスタートを切って欲しいですし、支配下選手登録への昇格は厳しいながらも4年目のチャンスを掴めるようなプレーに期待をします。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 240万円 → 250万円 (△4%)

 

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さらば中国

2011-01-27 19:18:38 | 独り言

 

2度に渡る66日間の中国出張も今日で終わり、明日に帰国をします。
身から出た錆ではあるもののさすがに疲れは隠せず、自宅のまくらが恋しく早く元の生活に戻りたいのが正直なところです。
もっとも帰国後の仕事を考えると憂鬱ですし、今年はスギ花粉が猛威を振るうとの予測もありますので気が重く、また生活リズムも食生活も社会人になってからは一番にまともだった2ヶ月間でしたので、これが狂うことを考えればいいことばかりではありません。
それでも埃っぽさや衛生面、人的サービスや個人主義に閉口をしてきたこともありますので、やはり生まれ育った場所が水が合うところなのでしょう。

仕事とは言いながらも見るもの聞くものが珍しい観光気分でもありましたので、常にデジカメを持ち歩いて写真を撮りまくっていました。
出張前に軍事施設で写真を撮った日本人が拘束をされたという事件があったために最初は注意をしていたのですが、日が経つに連れてだんだんと大胆になり、特にスーパーなどの売り場での撮影は基本的には厳禁だとは後で聞いた話で、そして先週末に最後の最後で守衛さんに怒られてしまいました。
かなり怒り目でしたので、ちょっと怖かったです。
そんな思いもしましたし再び来ることもないでしょうから、これまで撮って紹介をしきれなかったものをいくつかピックアップして最後を飾りたいと思います。

中国に来て一番に感じたのは、やはり物価レベルの違いです。
普通に現地の人が食べているところで食事をしたこともありますが、とにかく外食の安さには驚くばかりです。
少なめに見ても二三人前はあろうかと思う料理の多くが20元から30元ぐらいですので、一人一品を頼んで七八人で食事をするといろいろな料理を楽しみながらも200元を越えるか越えないかの程度で、1元は約13円ですから日本円で400円もかかりません。
ラーメンなどは9元で食べられますし、ちょっとした定食ですと15元程度です。
日用雑貨なども同様で、蓋付きの鍋が39元に洗濯ばさみが20個で6元、小ぶりながらも180枚のティッシュが3個で9元など、とにかく安いです。
日本の給料をもらいながら中国で生活をすれば、かなりお金が貯まるでしょう。
ただ嗜好品はそれなりに高く、お菓子やお酒などになると日本の半値から物によっては日本より高かったりもします。
特に舶来品は日本製品も含めて日本で買う方が間違いなく安く、トップの写真の源氏パイなどは500円以上もしますので普通には手が出せる代物ではありません。

また国土が広いこともあるのでしょうが、とにかくスケールが大きいです。
建物も規模が大きいものが目立ちますし、ど派手なイルミネーションとともに強く印象づけられました。
ただ一本裏道に入れば昔ながらの古い長屋のような住居も多いですから、このあたりは成長著しい国で生じた貧富の差が出ているのでしょう。
気になったのは複数の建物を繋いでいるものに何の意味があるかです。
大規模な建物ですと円を描くように建てられているものが多いのですが、それらの複数の建物をアーチのように繋いでいるものの意義がよく分かりません。
渡り廊下というわけでもありませんし、耐震構造的な意味で支え合う必要があるのか、あるいは建ぺい率などの問題で一つの大きな建物にはできないが法律的に一つの建物に見せかけなければならないのか、何にせよ貧乏性ですのでコンクリートなどが無駄に思えてしまいます。

そんな近代的な建物が建ち並ぶ一方で、こういった原始的な秤も共存をしています。
これは職場の廊下に置かれていたもので、何らかの作業で使ったのでしょう。
日本ではなかなかお目にかかることは難しいと言いますか、自分は見たことが生まれて初めてで、しかしどこかほっとした気がします。

こちらはお世話になった薬たちです。
やはり中国の薬は不安だったので日本からかなり持って行ったのですが、心配をしていた胃腸のためのサクロンや正露丸の出番はなく、異様なぐらいに乾燥をしていたことで喉をやられたためにパブロンが底をついてしまい、仕方なく薬局に走りました。
左上からのど飴、喉薬、風邪予防薬、総合感冒薬です。
風邪予防薬は職場で配られたものなので本当にそういったものかは分かりませんが、とりあえず藁をもすがる思いで飲みました。
薬が効いたのかホテルに頼んで設置をしてもらった加湿器がよかったのかは分かりませんが、半月ほども苦しめられた咳も数日で治まったことだけが確かな事実です。
ちなみに右の写真はのど飴の成分にも含まれている胖大海というもので、小さな粒をお湯に入れるとジュディ・オングが腕を広げるように大きくなっていきます。
喉にいいお茶、ということで漢方の匂いがぷんぷんとしていましたが、味はどうってことはありませんでした。
見た目は海に浮かぶ藻のような感じで、時間が経つと寒天状に固まってしまいます。

中国と言えば歴史や領土問題で対日感情が悪いとの前知識だったのですが、以前にも書いたとおり済南に限って言えば日本人であることで困ったことは特にありませんでした。
先日に紹介をしたプレートのような件はあったものの、トヨタや日産の自動車が普通に走っていますし、スーパーなどでは日本製品のコーナーがあるぐらいです。
もちろん日本に対して面白くない思いを抱いている人も少なくはないのでしょうが、仕事ではあるもののホテルの従業員には日本語で挨拶をしてくれる人もいますし、日本製品は高価だが高品質で安全とのイメージがあるとのことで、そこは大人になって割り切っているのでしょう。
またホテルに併設をされているデパートの売り場には山田優や菅野美穂が微笑んでおり、松嶋菜々子や栗原千明などもいました。
モデルになっているのは日本のメーカーですから当たり前と言えば当たり前なのですが、前知識からするとちょと違和感があったのが正直なところです。
ちなみに中国のモデルの方も日本で充分にやっていけそうな美しさで、逆に言えばモデルの方は男女ともに日本人との顔立ちの差はさほどありません。
こんなことを言ってしまうと中国の方には失礼かもしれませんが、一般的には日本人と中国人の顔立ちには見て分かる差がありますので、日本人的な顔立ちが美しいと見られているのではないかとも思いますし、日本のアイドルがアジアで人気があるのも頷けたりもします。

そして最後はやはり食です。
週初に日本からの出張者と最後の晩餐よろしく会食をしたのですが、ついに鳩が登場をしました。
やはり私は食べる気にはならずに眺めるだけだったのですが、食した人たちからは美味しいとの感想の連発です。
同じ美味しいなら鶏でいいだろうとは個人的な嗜好ではあるのですが、せっかくのチャンスにもったいないと哀れまれたのに凹みつつも、それでも自分には無理でした。 

国内線と国際線の乗り継ぎの悪さから、明日は7時40分の便に乗らなければなりません。
羽田であれば午後発でもいいのですが、21時に羽田に着いてから船橋まで帰ることを考えて20時に成田に着く便を選んだことによります。
そのため北京で7時間ほどを潰さなければならないのですが、行きも北京で6時間近くの待ち時間がありましたから慣れたものです。
中国元を余らせないよう土産物を物色したり、ロビーのコンセントを拝借して三國志をやったりしながら、最後の刻を楽しみたいと思います。

 

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前向きに考えよう

2011-01-26 22:52:12 | 千葉ロッテ

正月を前に故障者の情報が相次いでいますが、ここは前向きに考えたいと思います。
もちろん故障などは無いに越したことはありませんが、シーズンに入ってからやられるよりはマシでしょう。
焦らずにじっくりと治すのに2軍スタートは悪くはありませんし、そういった判断ができる環境であることを嬉しく思います。

今江、左ふくらはぎ肉離れで2軍スタート (1/26 スポーツ報知)

ロッテは26日、今江敏晃内野手が「左ふくらはぎの軽度の肉離れ」と診断されたと発表した。
25日の練習中に負傷し全治まで約2週間。
キャンプは2軍スタートに変更となった。
千葉マリンスタジアムを訪れた今江は「大したことがなくて、ほっとしている。早く治して、1軍キャンプに行ければいい」と話した。
昨季後に右手中指の疲労骨折が判明した小野晋吾投手も、12年ぶりの2軍キャンプが決まっている。
痛みは既になくなり、投球の幅を広げようとサイドスローにも挑戦している35歳は「若手からいい刺激を受けると思う」と前向きに話した。
今江の全治2週間が大したことがないかどうかは微妙ですし、回復が70%でも荻野貴を石垣島に連れて行く西村監督がよく許したとも思うのですが、これまでの実績から調整は本人に任せて大丈夫だと見たのであればその判断を尊重するしかありません。
小野の骨折は寝耳に水ですし場所が場所だけに心配ではありますが、それよりもネタだと思っていたサイドスロー挑戦が現実のものになる方が不安だったりもします。
とにもかくにも今江の自信が過信ではないことを、小野が3年契約で安全策に走りすぎてはいないことを、ただそれだけを願うばかりです。
また内は右足首痛とのことですから出遅れは必至で前向きに考えるには無理がありますが、これで守護神争いに消極的とも見えた伊藤がその気になってくれるのであれば災い転じて福となす、と無理矢理に思えないこともありません。

ロッテ移籍右腕 1軍スタート「自分にとってチャンス」 (1/26 スポーツニッポン)

オリックスからトレードでロッテに移籍した光原が26日、千葉マリンスタジアム内で入団会見し「競争を勝ち抜くことが第一。開幕1軍がまず目標」と話した。
プロ1年目の2005年に7勝を挙げたが、その後は故障もあって登板数が激減。
昨季は1試合の登板に終わった。
キャンプは1軍スタートが決まり「自分にとってチャンス。与えられたところで頑張る」と意気込んだ。

光原の加入には懐疑的なところがあるのですが、この意気込みがチームの活性化に繋がってくれればと思います。
さすがに先発としてはどうかと思いますが、内が出遅れたことで中継ぎとして1軍に居場所を確保するためにがむしゃらにやってくれれば周りにもいい影響を与えることになるでしょうし、そのことで光原が覚醒をしてくれれば言うことはありません。
投手は捕手のリードによって大きく変わることもありますし、里崎の強気と的場の周到さのどちらが合うかを確認する春季キャンプとしてもらいたいです。
光原がいてくれてよかった、と思うシーズンになるのがよいかどうかは難しいところですが、とにかくラストチャンスですから悔いなく頑張ってくれることを願います。

 

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2010年通信簿 131 西野勇士

2011-01-26 09:12:00 | 千葉ロッテ

131 西野勇士 投手 19歳 年俸240万円

【2010年成績】 E 9試合 0勝2敗0S 防御率2.83 35回 34被安打 4被本塁打 12与四球 2与死球 20奪三振

2年目にしてベールを脱いだ西野は春先には好投が続いてロッテファンを狂喜の渦に巻き込んでくれましたが、残念ながら支配下選手登録、そして1軍登板の夢は成りませんでした。
これだけの成績を残しながらもなぜにイースタンから主戦場をシリウスやフューチャーズに移したのかはよく分かりませんが、そのシリウスなどにしても8試合の登板に過ぎませんでしたので情報不足ながらも体調的な問題があったのかもしれません。
それでもフェニックスリーグで先発を任されるなど期待をされていることに違いはありませんので、来季は「チームYU」に入るための足がかりのシーズンとしたいところです。

ナマで見たことはない西野ですが、ビデオなどでのピッチングを見る限りではややフォームに癖があるように思えます。
体つきはしっかりとしているようで木本などに比べれば天と地の差がありますし、だからこそのイースタンでの抜擢だったのでしょう。
気がかりなのは利き手を引いたときに猫背のようになっていることで、前屈みな感じでボールに力が乗りづらいような気がします。
一時期にチームで流行ったトム・ハウスのフォームのような感じのままに最初から最後まで投げるといった感じです。
試合を通して見たことがないのでたまたまだったのかもしれませんが、このあたりは来季こそナマで確認をしたいところです。

見た目はティーンエイジャーとは思えない西野だけに、目指すは大人のピッチングでしょう。
ストレートは140キロ台半ばを投げることもあるようですが大半は140キロ前後のようですし、しかしそのストレートの伸びには定評がある西野です。
そう考えれば唐川を目指すのがよいとも思われ、そのためにはコントロールを磨く方向性がよいでしょう。
ただ今は細かなことを気にせずにミットをめがけて投げ込むことが先決でしょうし、実際に見た多くの方が岡田を賞賛して支配下選手登録をされたように、同様に評価の高い西野が躍進できる来季であることを願っています。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 240万円 → 250万円 (△4%) 

 

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正月はすぐそこに

2011-01-25 02:00:28 | 千葉ロッテ

中国で正月と言えば旧正月がメインで、2月に長期の休暇に入ります。
その直前に帰国をするので自分には全く関係が無い話ではあるのですが、ロッテの正月が2月1日であることを考えると例年に比べると親近感が高まります。
そして今日に春季キャンプのメンバー割りが発表となり、斉藤のトレードや小林宏の人的補償についても動きが出始めたことで、ようやくの春の兆しに胸の高鳴りが抑えられません。

2011年春季キャンプ参加選手について (1/24 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)

2011年2月1日にスタートする春季キャンプの参加選手が決定しましたので、お知らせします。

■石垣キャンプ (2月1日~2月24日)
投手:大嶺、吉見、大谷、上野、マクローリー、成瀬、唐川、服部、古谷、山本一、伊藤、渡辺俊、小林、ペン、松本、川越、秋親、薮田、山本徹、山室、マーフィー
捕手:里崎、小池、金澤、的場
内野手:今岡、荻野貴、井口、今江、福浦、塀内、根元、高口、金泰均、細谷
外野手:清田、サブロー、伊志嶺、大松、竹原、神戸、南竜介、岡田

■薩摩川内キャンプ (2月1日~2月24日)
投手:荻野忠、橋本健、内、小野、南昌輝、木村、坪井、林、中郷、香月、那須野、植松、藤谷、阿部、黒沢、林彦峰、山口、石田、木本、鈴江、西野
捕手:田中雅、江村、青松、宮本
内野手:渡辺正、翔太、青野、早坂、定岡、蔡森夫、角、生山、吉田
外野手:角中

1軍に抜擢をされたと言えるのは山本徹と小池で、山本徹は伸びやかなストレートを大きく育てて欲しいですし、小池は斉藤のトレードで底上げをされたのだと思います。
逆に小野はともかくとして新守護神が期待をされる内が1軍から外れたのが気がかりで、また南昌も故障が癒えていないのかと心配になります。
その他では田中の2軍スタートで干されっぷりに変わりがないこと、2軍の外野手が角中だけではあるものの実質的には宮本と生山で3人になるのだろうということ、荻野貴の内野手登録と相も変わらず同じく内野手登録の早坂と吉田に溜息が出ること、ざっとそんなところです。
これまでの流れですと入れ替えはあまり期待ができませんので、このスタートラインで気落ちをしている選手が多いような気がしてなりません。
まだ服部や松本や川越や竹原に期待をするのかと、それであれば木村や坪井や翔太や角中の成長を見守るべきではないかとも思うのですが、とにかく選手たちには自らのため、そしてチームのために頑張って練習をしてもらいたいです。

オリックスとロッテが1対1のトレード発表 (1/24 スポーツニッポン)

オリックスの光原逸裕投手(30)とロッテの斉藤俊雄捕手(27)の交換トレードが合意に達し、24日に両球団から発表された。
光原の背番号は43で、斉藤は未定。
光原はJR東海から2005年にドラフト2巡目でオリックスに入団し、1年目に7勝を挙げた。
ただ、その後は故障などで登板が減り、通算8勝9敗。
斉藤は05年に三菱自動車岡崎からドラフト10巡目で横浜に入団。
09年オフにトレードでロッテに移籍した。
通算66試合に出場し、打率1割8分9厘。

斉藤のトレードも正式に決まりました。
いろいろと思うところはあるものの、決まったからには光原には頑張ってもらいたいです。
そして斉藤にもロッテファンを悔しがらせるようなプレーを、もちろんロッテ戦以外で見せてくれることを願っています。

藤井彰らもプロテクト名簿の対象 (1/24 スポーツ報知)

阪神の沼沢正二球団本部長は24日、ロッテから海外FA権を行使して入団を表明した小林宏投手の人的補償のプロテクト名簿(外国人選手を除く28人)について、昨年11月17日のFA宣言選手公示以降に獲得した戦力も対象になることを明らかにした。
名簿提出を待つロッテはリストから外れた選手を1人獲得できる。
日本野球機構(NPB)の見解によると、楽天からFAで加入した藤井彰人捕手や、昨年末に中日からトレードで入団した新井良太内野手らも該当することが分かった。
沼沢球団本部長は「対象となるか問い合わせていた。対象が増えたのは痛い。あと数人のところで調整がついていない」と話した。
こちらはちょっと意外なニュースです。
トレードやテストなどで獲得をした選手が対象となることは分かっていましたが、同年にFAで移籍をした選手は対象外だと思っていました。
ですから先日に小林宏の人的補償を考えた際には藤井はどちらにも載せていません。
ただ実質的には藤井をプロテクトから外したとしてもロッテが獲るとは思えませんので、さしたる影響は無いでしょう。
阪神が愚直にベンチ入りメンバーをプロテクトするのであれば話は別ですが、支配下選手登録の枠を考えれば人的補償の可能性は極めて低いと見ています。
夢も希望もない話にはなりますが、ここは現実路線で正月を迎えたいと思います。

 

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2010年通信簿 130 生山裕人

2011-01-25 01:07:07 | 千葉ロッテ

130 生山裕人 内野手 25歳 年俸240万円

【2010年成績】 E 37試合 40打数 15得点 9安打 打率.225 1二塁打 0三塁打 0本塁打 2打点 4盗塁 3四死球 14三振

開幕直後はセカンドのレギュラーとして出番をもらった生山でしたが、4月に入ってからは青野に取って代わられてしまいました。
このあたりは育成枠選手の悲哀と言ってもよく、高橋監督の抜擢を喜んでいただけに失望も大きかったです。
どうしても似たようなポジションの角に比べれば弱い立場にあるようにも思えますし、来季に26歳という年齢からして待ったなしのラストイヤーになりそうです。

NPBの公式ホームページの記載を信ずればスイッチヒッターを目指している生山ですので、左腕を極端に苦手にしているのかもしれません。
足を活かすには本来の左打者の方がよいに決まっていますし、年齢的にもチャレンジをするには遅いような気がします。
異様に高い三振率が左腕に対してのものなのか、あるいは試行錯誤中の右打席によるものなのかは資料を漁るのをさぼっているために分かりませんが、タイプ的に出塁率を上げなければならない生山ですから目を覆いたくなるような成績だと言ってよいでしょう。
その名の通りに育成中ですからこれも勉強だと考えたいところではあるものの、24歳で入団をした生山に残された時間はあまり多くはありません。

肝心の盗塁は4盗塁と出場機会を考えれば頑張ったとも言えますが、しかし失敗も3ですから成功率は低くアピール不足です。
チームとして猫も杓子も走らせた感がありますので無理なケースでの盗塁もあったのでしょうが、そこで結果を残してこそ昇格の目が出てきます。
昨季から何度か見かけた生山は岡田ほどのあくの強さが感じられなかっただけに、このまま埋没をしていきそうで心配でなりません。
俊足と言われながらも香川でも目立つほどの盗塁を多く決めたというわけではない生山だけに、人が変わったような姿を見せてくれる来季に期待をします。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 240万円 → 250万円 (△4%) 

 

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2010年通信簿 129 角晃多

2011-01-24 00:22:20 | 千葉ロッテ

129 角晃多 内野手 19歳 年俸250万円

【2010年成績】 E 20試合 53打数 4得点 11安打 打率.208 2二塁打 0三塁打 1本塁打 2打点 1盗塁 1四死球 8三振

春先には石川球団運営本部長が支配下選手登録の一番手として名前を挙げるなどして期待を一身に集めた感のあった角ですが、結局は育成枠選手のままで今季を終えました。
その出自からして実力以上に注目をされてしまっているところはあるものの、しかし次世代の内野手として翔太とともにやってもらわなければ困ることに変わりはありません。
来季こそは支配下選手登録をされてまずは2軍でレギュラーを獲り、そして終盤戦にでも1軍を経験できるよう頑張ってもらいたいです。

昨季に比べればイースタンでの出場機会は増えましたし、いい経験をしたシーズンであったと思います。
開幕直後にはセカンドのポジションを生山と争い、そしてそこそこの成績を残していました。
しかしそのセカンドに根元や青野が入ることでまずは角が追われ、そして生山も代走などの立場となってしまいましたので、育成枠選手の立場の厳しさを痛感したことと思います。
その後は散発的な起用で徐々に成績を落として2割そこそこの打率ですから反省材料や学ばなければならないところも多いであろう角ですが、それもこれも上のレベルを体で感じなければ次のステップには進めませんので、これを糧に来季に向けて研鑽をしてくれれば意味が出てきます。
できれば昨季にそのステップを踏んで欲しかったところではあるのですが、とにかく前を向いて進んでいってもらいたいものです。

シリウスやフューチャーズではパンチ力のあるところを見せつけている角が、どういった方向性でいこうと考えているのかがポイントではあります。
今季はイースタンでもプロ初アーチを放ちましたし、東海大相模でも大田を差し置いて4番を任されて通算36本塁打と長打を誇っていましたので、小柄な角がその延長線上でのプレーを志向していても不思議ではありません。
しかしやはりプロで長打を狙うには無理があるように思えますので、目指すは南渕といきたいところです。
さほど足が速いとも聞きませんので似たような感じかと勝手に思っているのですが、まずは四球を増やして出塁率を上げることを目標にやっていってもらいたいと思います。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 250万円 → 250万円 (±0%) 

 

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また投手ですか

2011-01-23 19:17:00 | 千葉ロッテ

サンスポのスクープに他紙が続報で応じていますので、斉藤をオリックスに放出をすることが決定的となりました。
金銭ではなく光原との交換トレードがもっぱらの報道内容ですが、また投手かとガッカリしています。
投手過多からの脱却どころか昨オフ、そして今オフとむしろ投手が増えていますので、今後も出番を与えられないままに浦和に立ち並ぶ墓標が増えるであろうことに胸が痛みます。

ロッテ斉藤←→オリックス光原 トレード合意 (1/23 スポーツニッポン)

ロッテの斉藤俊雄捕手(27)とオリックスの光原逸裕投手(30)の1対1交換トレードが両球団で合意に達したことが22日、分かった。
先発右腕が欲しいロッテと、捕手補強を目指すオリックスの思惑が一致。
近日中に両球団から正式発表される。
ロッテの昨季チーム防御率はリーグ5位の4.10。
シーズン序盤から川越、小野、唐川ら負傷離脱が相次ぎ、先発陣の駒不足は深刻だった。
昨季の先発左腕は成瀬、マーフィー、吉見の3人で計31勝を挙げたが、先発右腕に限れば8人で計26勝。
大リーグ移籍を目指しFAした小林宏は、阪神入りを表明したばかり。
安定した右の先発候補は最大の懸案だった。
光原は「松坂世代」の右腕。
新人だった05年に先発で7勝を挙げている。
プロ6年間で通算8勝だが、報徳学園時代には甲子園で松坂と投げ合うなど実績十分。
ロッテは環境を変えることで再生が可能と判断した。
捕手不足を解消したいオリックスを相手に、斉藤を交換要員として水面下で交渉。
この日、石川球団運営本部長は「オリックスが斉藤を欲しいと言ってきたのは事実。こちらの要望も伝えた」と認めた。
同一リーグでは異例のキャンプ直前でのトレードは、両者のニーズが適合した結果。
日本一・ロッテが大きく動いた。

小林宏の人的補償や育成枠選手の昇格のために枠を空けるのであればまだしも、交換相手が光原というところに何とも言えない微妙さがあります。
ドラフトのときにはロッテの指名も噂をされた光原ですし、ルーキーイヤーの活躍も見事ではありましたが、その後の低迷を考えれば先発が期待できる立場にあるとは思えません。
むしろ京産大で見せた無尽蔵なスタミナを活かした中継ぎの方が適任だとも思うのですが、しかし激戦の中継ぎ陣を考えればどうしても欲しい選手ではないでしょう。
年齢的にも放っておけば秋口には戦力外通告をされてもおかしくはない光原ですので、やはり斉藤を出すことがありきのトレードのようにも思えます。
ウエスタンでは一定の成績を残しているだけに編成部の眼力を信じたいところではあるのですが、10年以上も前の松坂との投げ合いを引き合いに出さざるを得ない報道を見るにつけ、使える捕手を同一リーグに出すリスクの方が大きすぎると考えます。
頭数は揃っているものの里崎と金澤は故障がちで、田中は捕手としては干され気味であり、宮本と青松は野手に重きを置きつつある中で、まさか小池や江村を来季の勘定に入れるわけにもいかず、貴重な存在である斉藤の放出には懸念を隠せません。
捕手の故障者が相次いだ2008年や、田村のFA移籍と定詰を後先考えずに出して1軍経験のある捕手が吉鶴だけとなった1997年のようなことにはならないことを願うばかりです。
またこうなると支配下選手登録の枠の問題から小林宏の人的補償も見送りになるような気もしますが、阪神が「あいたたた、となるかもしれない」とも言っているようですから、意外な選手がプロテクトから外れることに期待を繋ぎたいと思います。

「荻野1軍」西村監督が明言 (1/23 日刊スポーツ)
右膝半月板損傷からの復活を目指すロッテ荻野貴司外野手(25)のキャンプ1軍スタートが決まった。
22日、千葉マリンでスタッフ会議が行われ、西村徳文監督(51)が「石垣で大丈夫でしょう」と1軍帯同を明言した。
ツインズ入りした西岡の穴を埋める遊撃手候補として、外野からのコンバートが内定している。
昨年5月に手術した右膝は「7割ぐらい」(荻野)と、まだ完璧ではない。
西村監督は20日に荻野と話し、回復状況を確認した。
2軍スタートの選択もあったが、すべてを承知の上で決断した。
「80%ぐらいだが、打つこと、守ること、走ることは(練習メニューに)入れると報告を受けている。(100%まで)あと少しのところ」。
西岡の後を受け継ぐ「1番遊撃」の最有力候補の仕上がりは、やはり自らチェックしたい。
1軍帯同は、慎重になっている荻野の背中を後押しする狙いもある。
医師のOKが出ていながらも、自主トレではまだ全力でのダッシュも行っていない。
「残りの20%は、やりながら追い込んでいくしかないね」と西村監督。
時には愛のムチも使い、石垣で連覇のキーマンを鍛え上げる。

こちらも激しく気になるニュースです。
治療のためには暖かい気候の石垣島で調整をする方がよいとの考え方も分かりますが、例年はそれなりに雨も多いために湿気は故障をした右膝にはよくないようにも思えますし、暖かいことで状態を誤認して帰京後に同じペースで動いて悪化をさせる心配もあります。
「大丈夫でしょう」ではなく「大丈夫だ」でなければ困るとは荻野貴の稀少な才能を思ってのことですし、どうしても1軍に合流をすれば無理をしてしまいそうな気がします。
「慎重なっている荻野の背中を後押しする」が一般的な見方だと思われ、そこに「追い込んでいくしかない」との西村監督のコメントを見れば「多少の無理は厭わない」との方針が見え隠れしているように思えてなりません。
言葉尻を捉えてあれこれ思い悩むのも不健康だとの自覚はあるものの、やっぱりダメだったねでは済まされない荻野貴です。
木登り名人の言葉ではないですが、最後の数パーセントが重要な怪我からの復帰であることを本人も周りもしっかりと認識をしてくれていることを願うばかりです。

 

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2010年通信簿 128 鈴江彬

2011-01-23 01:03:03 | 千葉ロッテ

128 鈴江彬 投手 24歳 年俸250万円

【2010年成績】 E 11試合 3勝2敗0S 防御率3.49 38回2/3 34被安打 3被本塁打 14与四球 3与死球 28奪三振

今年も鈴江に巡り会わずにシーズンが終わりましたが、私の嗜好とは関係なしに鈴江は階段を昇りつつあるようです。
勢いがあるわけではありませんが、しかし確実で着実な歩みです。
登板数こそ昨季とさほど変わりはないものの、長いイニングを任されていることがその証左でしょう。
木本や西野などの若い投手に目が行きがちですが、意外にも支配下選手登録をされるのは鈴江が先かもしれません。

BCリーグでのピッチングをビデオで見たことがあるだけですので、今の鈴江がどういったスタイルかを知りません。
もし変わっていないのであればMAX151キロの喧伝とは裏腹に、打たせて取るタイプでここまでやってきたのだと思います。
今季はやや四死球が多かったもののコントロールを乱して崩れるようなことはなく、しかし低めを丹念に突くような細心さを持ち合わせているわけでもないようです。
適当にまとまりのあるロッテな投手と言ってしまえばそれまでですが、このあたりがNPBでどう変わっているのかに興味が尽きません。

何となく根拠もなくピッカリ佐野の雰囲気を重ねているのですが、どこが鈴江にとってのホームポジションかが悩ましいところです。
ファーム日本選手権で胴上げ投手になるなどリリーフのイメージが強いのですが、しかしフェニックスリーグでは先発を任されたりもしています。
1軍を目指すのであれば中継ぎとして実績を積む方が近道だとは思いつつも、しかしまずは支配下選手登録をされなければ何も始まりません。
来季が一区切りの3年目で、また25歳と微妙なお年頃だけに、鈴江がどういった道を歩むシーズンとなるかに注目です。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 250万円 → 250万円 (±0%)

 

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スカイラウンジ

2011-01-23 00:06:26 | 独り言

 

この週末が中国出張での最後になりますので、今日はちょっぴりと贅沢をしてみました。
ホテルの最上階にあるスカイラウンジでの、夜景を見ながらの夕食です。
意外なことに円形のラウンジがゆっくりと回っているという予想外の動きを見せたのですが、ぐるっと一望ができるはずの夜景も埃っぽい空気のせいで汚れた窓で霞んでしまったために、ただの食事となってしまったのが残念ではありました。

贅沢とは言っても188元のバイキングですから、中国の物価を考えれば高価ではあるのですが、日本円にしてみればさほど豪勢なものではありません。
胡麻饅頭や餃子などの中国料理、ステーキやパスタなどの西洋料理、そして寿司やキムチまでありましたので和韓中洋ごっちゃまぜです。
これで焼肉やカレーでもあれば、日本では珍しくもない焼肉バイキングといった感じです。
寿司などの日本料理のコーナーにはトップの写真の人形が置いてあり、どう見ても顔つきが日本人ではないのですが、それでもこれが海外から見た日本のイメージなのでしょう。

そんな中でも蟹や北京ダックがあるところなどが、中国料理のイメージを与えてくれます。
食べるのが面倒なものには手を出さない傾向があるために蟹はパスをしましたが、北京ダックはそれなりに美味でした。
外国人が多いホテルのラウンジだからもしれませんが、味付けも外で食べるよりはオーソドックスなものが多かったような気がします。

とは言え中国らしいのは食材で、普通にこういったものが並んでいます。
「chicken leg」とあったので鶏のももかと思って蓋を開けてみたのですが、これがぞろっと並んでいるのには文字通りに鳥肌が立ちました。
味付けには寛容でも食材には厳しい自分ですので、当然のことながら手を出してはいません。

こちらは完全にネタです。
さすがに売れ行きは今ひとつだったようですが、なぜに頭だけを集めるのかと問い質したくもなります。
世界の多くから鯨を食べる日本人が批判をされていますので文化の違いでしかないのでしょうが、個人的にはやはり生理的に受け付けません。
牛蛙もダメでしたし、このまま食の狭いままに一生を終えることになりそうです。

諸般の事情で北京行きが中止となったため、万里の長城の代わりにここのところはこんなものばかりです。
ただ国内旅行でも史跡とグルメのオンパレードですので、まあ似たようなものだったりもします。
既に出張前から5キロ弱ほど体重が増えてしまっていますし、自転車通勤もなければ満員電車もありませんから足腰の衰えが自覚できるほどです。
膝の裏の肉がぷよぷよとしてしまっているのが不愉快で、少しは体を痛めつけないと日本の生活についていけないかもしれません。
花粉症も今年は大変らしいですし、留守にしている自宅が心配ながらもいろいろな意味で帰国がちょっと憂鬱でもある今日この頃です。

 

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またもや迷走の兆し

2011-01-22 21:27:13 | 千葉ロッテ

今日にも春季キャンプの1、2軍の振り分けがあるかと見ていたのですが、どうやらスタッフ会議で方向性が出されただけだったようです。
プロ野球の正月まで10日を切っているのにそれでいいのかとも思うのですが、いろいろと事情があるのでしょう。
このメンバー割りでベンチがどういった構想を描いているかがある程度は掴めますので、正式な発表が待ち遠しくもあり、また不安でもあります。

荻野貴は「8割ぐらい回復」 ルーキー伊志嶺も1軍スタート (1/22 スポーツニッポン)

ロッテは22日、千葉マリンスタジアム内でスタッフ会議を開いた。
昨年5月に右膝を手術した荻野貴について、西村監督は「八割ぐらいは回復している。大丈夫と思う」と、沖縄県石垣市での1軍キャンプに参加させる見通しを語った。
西村監督が詰めの作業を行い、近日中に1、2軍の振り分けを決める。
伊志嶺(東海大)や南(立正大)ら、即戦力として期待される新人は1軍スタートとなる。

春季キャンプには内野手として参加をする決意を口にしたらしい荻野貴は、どうやら1軍スタートとなるようです。
何を根拠に8割の回復と言っているのかが分かりませんし、そもそも8割でしかないのに1軍に振り分ける考えが理解もできないのですが、自分の体は自分で守るという強い意志を荻野貴が持ってくれていることを願うばかりです。
これまでも幾多の選手がチームの都合で完治を待たずに復帰をして、そしてその才能を潰してきました。
繰り返しになりますが、どうしてもこのタイミングでのコンバート、そしてリハビリを後回しにした1軍キャンプには賛成ができません。
後悔先に立たず、そんなことにはならないよう祈る思いで動向を見守ることにします。

伊志嶺や南昌、そして小林の1軍スタートもほぼ決まりでしょう。
即戦力として期待がされている選手ですので、ここで出遅れると厳しいことになることは本人も分かっていると思います。
荻野貴を内野に回すからには伊志嶺はレギュラーをも視野に入れての抜擢でしょうし、高齢化をしつつある投手陣へのカンフル剤としての南昌、小林の頑張りも楽しみです。
あとは荻野忠、植松、金澤、翔太、早坂あたりがどうなるのか、メンバー割りはいろいろな意味で現状を確認するための材料を提供してくれることでしょう。

ロッテ・斉藤、オリックスへトレード (1/22 サンケイスポーツ)

ロッテ・斉藤俊雄捕手(27)のオリックスへのトレード移籍が両球団で合意に達したことが21日、分かった。
金銭トレードが濃厚で、近日中に発表される。
オリックスは現有する捕手が6人だけ。
さらに岡田監督が期待を寄せる4年目の伊藤が、一昨年に受けた椎間板ヘルニアの除去手術の影響を残しており、捕手の補強が急務だった。
斉藤は昨季、正捕手の里崎が背部痛で長期離脱した際に穴を埋め、クライマックスシリーズ出場に貢献した。
一昨年オフ、横浜からロッテに交換トレードで移籍し、これで3球団目。
新天地での飛躍が期待される。

そして面白くないニュースも飛び込んできました。
まだサンスポの単独スクープで他紙が追随をしていませんので飛ばしの可能性も否定はできませんが、記事の内容からしてほぼ決まりだと思われます。
現時点での支配下選手登録は68人と枠の空きが少ないことからも金銭での放出には説得力があり、そして頭が痛くなります。
なぜにここで斉藤なのか、小池と江村の入団で捕手は9人となったものの、青松と宮本は捕手と呼ぶにはあまりに頼りないですし、2番手捕手をも期待をされていた斉藤を出す余裕が今のロッテにあるとはとても思えません。
石川球団運営本部長のコメントから小林宏の人的補償に捕手を狙っているのではないかとも思ったのですが、的場の頑張りで斉藤を余剰と考えただけのような気もします。
あの捕手に故障者が相次いだ2008年の危機を忘れてしまったのであれば、喉の記憶喪失ぶりを嘆くしかありません。
枠を空けることが目的であれば、誰とは言いませんが他に優先をすべき選手はいくらでもいるはずです。

もちろんトレードは相手があることですから、こちらの都合だけでは成立がしないことは言うまでもありません。
しかし記事を信ずれば佐藤の無償トレードに通じるところがあり、同一リーグのお助けに勤しんでいる姿が滑稽でもあります。
敵に塩を送るのもよいですが、このままではこちらが干からびてしまいそうです。
里崎と橋本が故障で戦線を離脱したとき、荻野貴と早坂が立て続けに大怪我をしたときに、どこのチームも救いの手を差し伸べてはくれませんでした。
ロッテの都合もあるのでしょうが、この金銭トレードが成立をした場合には再び迷走期に突入をしたと見てよいでしょう。
もっとも斉藤と釣り合いそうな選手は森山ぐらいしか思いつきませんので、相手がオリックスの時点で金銭は避けられなかったのかもしれません。

いずれにせよ決まってしまえば支配下選手登録の残り3枠を小林宏の人的補償で埋めるのか、あるいは育成枠選手の昇格でいくのかが注目となります。
ここで西野と角の同時昇格をやってくれれば土下座をして謝る覚悟はありますが、その可能性は極めて低いと思われます。
人的補償については阪神から名簿が出されるのは小林宏との契約が締結をされてから2週間以内とのことですので、阪神の編成部の立場で考えればキャンプの直前まで契約を先延ばしにして、そして2週間ぎりぎりで名簿を提出するのが最善のテクニックでしょう。
そうなれば石川球団運営本部長に「キャンプも半分以上が過ぎてチームの構想も固まったので」との言い訳を与えることにもなりますし、逆にとんとん拍子に名簿の提出がされるのであれば阪神が「5100万>選手」と考えたのだと理解をします。
とにもかくにも来週からの半月ほどで方向性は見えてくると思いますので、五里霧中といった状況にはならないことを願うばかりです。

 

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