Cheezeと暮らす

我が家の番犬Cheezeは、今年８月２５日で９歳(人間の年齢で言うと５２歳 )です。

最近はすっかりおじさんおじさんして、以前のような愛らしさは薄らいできましたが、
それでも生まれ持った素直さと従順さ、そして番犬としての責任感は変わりません。

さて我が家がある郊外の田園地帯でも、近年人間へ危害を与えるといった理由から、
以前のように犬の放し飼いは出来なくなり、Cheezeもたまに敷地内へ放たれる他は、
年がら年中鎖に繋がれ自由なき生活なので、恋も出来ず決して快適でないはずです。

犬だって本当は地上を思いっきり駆け回り、恋をしたり自由に生きる権利があるはず、
犬だって、勿論他のどんな生物生命体であっても自由に暮らす権利があるはずです。

弱肉強食は命を繋ぐ自然の摂理として、また進化の過程上当然だと理解できますが、
利権を行使して過剰に乱獲したり、趣味としての殺戮捕獲は、人間だけの行為です。
いつから人間は他のエリアを侵したり、無益な殺戮等をするようになったのでしょうか。

Cheezeは近所の酒屋から貰ってきて、その殆どを通路の狭い空間に繋がれたまま、
彼方此方へと２０メートル間を往復するだけで、番犬としてその生涯を終えるはずです。

Cheezeの本来の生き方は繋がれたたままでなく、もっと別のところにあったはずです。
でも彼はこの世に生を受けてからずっと此処が全てだったので、他の何も知りません。