2月は逃げる3月は去ると申しますが、寒く厳しかった2月も今日で以て早終わりです。
当初昨年末で終わる予定であった現在の工事ですが、年末年始休暇を大幅に減らし、
職員及び協力業者のモチベーションを保ちつつ、次々と発生する難問をクリアしたものの、
その直後、当初設計の泥水式砂質地盤対応型掘進機では想定外となる土質に遭遇した。
それに対して当社及び専門業者が持ち得る手段を講じたが、1/18掘進機停止となった。
即日、予測と対策のため40点余り自主調査ボーリングを行い、その資料に基づき、
発注者に対して、比較検討書及び技術提案を以て設計変更を含めたの協議を行った。
その後、変更事項承諾の上、中間立坑を3連築造、土砂置換と掘進機切羽の礫除去後、
2/17より推進管No.31より再掘進可能となった。φ2400mm管は3/5前後に到達予定。
工事完成まで後28日、到達残距離約50/197mについてまだまだ油断できませんが、
土質に適合しない掘進機で、あらゆる工法を検討したり、試行したり、実施工したり...。
今回のような難工事は、見えない地下の土質と対話し、機械の出来不出来を確認し、
全員の持ち得るスキルを最大限に発揮し、ともすれば潰れそうになる気持ちを奮起させ、
最後に終わらない工事はないと、我々に出来ない工事はないと言い切れる仕事にしたい。