変な話をする。近頃、街なかを通行していると、こちらはそもそも気付かないし見えていないのだが、通りすがりに突然シュウシュウと毒蛇のことばで存在をアピールして威嚇してきたり、赤信号で停車した車のなかから口中すべてサメの歯をして狂狼のような雄叫びを唐突に上げて威嚇してきたり、とわけの分からぬ異形の人らのような魑魅魍魎と遭遇することが増えてきたような気がする。奴らは恐怖心で相手を支配しようとするので、こちらが毅然としていれば別段どうということはないのだが、それだけ本来なら闇の世界に紛れて潜んでいる存在が一気に表に大手を振って出て来て跋扈する世の中になってしまっているのかもしれぬ。厄介で嘆かわしく悲しいことだ。それを良い方向に変えていくためには、単純に、一人ひとりが人の振り見て我が振り直せ精神でひとに寄り添える優しさ温かさを自分のうちにしっかりと持って賢く生きていくことを選択することが大事なのだが、世の中の上から腐ってしまっている現状では本当に厳しいと感じる。いろいろ考えさせられてしまうこの頃である。
夕方に胸奥で流れたオーケストラ2曲を、取り敢えずメモしてみた。
2曲目。ヴァイオリンコンチェルト風。