カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

三月終はる。

2019-03-31 23:37:58 | Weblog

善哉啜りながら新元号宣ふ輩に気をつけよ 足裏みせて三月は逃げて行く

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極楽鳥郵便局。

2019-03-31 22:41:58 | Weblog

極楽鳥郵便局の私書箱棚から溢れてゆく王党派〈メロン〉宛大型封筒

夕暮れの運河へ下りる石壁に王党派〈メロン〉のパセリ型発信器

夕暮れの煙の色は変はりゆく 蜘蛛型パトカーの赤色灯緩(ゆる)し

首相官邸より黄色い煙のぼるを見てゴリラ胸たたく芋くはへつつ

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戯れ言。

2019-03-31 07:57:26 | Weblog

一部で。元号狂躁曲、とまで揶揄されている。。元号が中国の古典を出典としてきたのは、漢字の持つ言霊への信仰からと思われる。。この国を本当に愛し愛されている方が〈この国を善くするためのおまじないの言葉〉として選ばれ使われることに大きな意味があるはず。時の愚かな為政者がそれを私利私欲で選定し使うことはあってはならないこと。最近の政治を見ていると、平家物語のことを思い出す。。

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『歌仙はすごい』(中公新書)。

2019-03-30 06:31:31 | Weblog

38歳で亡くなった祖父の76回忌命日だった昨日、いちにち休みを頂いたので、辻原登・永田和宏・長谷川櫂共著『歌仙はすごい』(中公新書)を携えて外をぶらぶらしていたら、寒さにやられてすっかりからだ凍えてしまったため、目白駅前の寛永堂本店茶寮に避寒。店内で『歌仙はすごい』を開いた。そのp32。

(前略)
永田:歌仙をやってみて、ショックを受けたのは、歌とはまったく違うということでした。歌は自分の中で完結していて、言いたいことをどこまで言うかで勝負している。でも、歌仙は次につながなければならないから、言い切っちゃダメなんです。もう一つ、歌はすべて自分のことを歌うのが前提ですが、歌仙は違う。
長谷川:歌仙は自分が経験していないことを別人になりかわって詠みますからね。
永田:そこがなかなか難しくて、歌人としてはそんな無責任なこと言えるか、とつい思ってしまう。それで小さくまとまってしまいがちなのをどう克服していったか。
(後略)

 

詞書:75年前の祖父に。

月光(つきかげ)は濠の水を射抜いてをり花のしたにて遇ふ夭(わか)き死者

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知らなかった。

2019-03-29 13:40:40 | Weblog
目白駅前で7、8年前からやっている由。休みゆえに外をぶらぶら出歩くも、あまりに寒くてからだ凍えてしまい、目白寛永堂本店茶寮にて善哉を所望。
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ジュンク堂書店。

2019-03-28 08:00:25 | Weblog

今日は夜勤あり昼出勤。

昨日は、ささやかな季節和菓子の包み持って久しぶりに池袋のジュンク堂書店へ出掛け、いつも短歌結社の歌誌営業でお世話になっているご担当のTさんにご挨拶。そのあと、店内をじっくり巡り、吟味し、久々に本をいくつか。

辻原登・永田和宏・長谷川櫂共著『歌仙はすごい』(中公新書)

片山杜秀著『鬼子の歌 偏愛音楽的日本近現代史』(講談社)

吉川宏志著『石蓮花』(書肆侃侃房、第8歌集)

黒井千次著『春の道標』『黄金の樹』(どちらも小学館 P+D BOOKS)

吉川さんの一首に付曲。
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シベリウス交響曲第7番。

2019-03-27 11:46:14 | Weblog

どういうわけだかとにかくブラームスとシベリウスの音楽が大好きである。いちにちしごと休みを頂いた今朝は、1988年にバーンスタインがウィーン・フィルを指揮したシベリウス交響曲第7番を、シベリウスの頭の中では最初にきっと音楽がこう聴こえてきたから実際の譜面ではこんな風にしたのだろうなと想像しながら、しみじみ聴いた。

あとで、ジュンク堂書店に立ち読みに出掛けるかもしれぬ。今日は最近その文業が頻りに気になる、平野啓一郎氏や黒井千次氏の辺りを。

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父の携帯。

2019-03-26 07:15:49 | Weblog
今朝、母からメールがあった。

今日は亡き父の戸籍上の誕生日。健在ならば85歳。実家の父の見守り携帯は、父が亡くなってから8ケ月以上充電していなかったのだが、5年前の3/22夜中に突然(連絡して下さい)と母の携帯宛にメールがあり、更に3/26に(充電して下さい)と母の携帯にメール。母は勿論直ぐに充電。携帯のお店の方に伺うと、8ケ月も充電してないのに機械として有り得ない事だそうだが、その後ずっと4日毎に(充電して下さい)と母にメールがあり、母は充電を繰り返してきた。実はこの度、父の携帯機種の契約継続が出来なくなった旨会社から母に連絡があり、母は、父の誕生日であり5年前に充電を始めた3/26の今日解約しようと決心したとのこと。とは申せ、父の携帯の機械は母の手元にあり続けるので、母はこれからも父の携帯を今迄通り4日毎に充電しながら、御守りとして持ち続けたいと思っている由。私も、契約が切れても契約とは関係なく父が母に連絡して来てくれるような気がしている。
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鶯。

2019-03-23 06:37:26 | Weblog

思いがけなく、伊東静雄氏の詩「鴬」の冒頭、〈「私の魂」といふことは言へない /その証拠を私は君に語らう〉に触れて、心がじんじんじんじんした今朝。

 

ところで。今朝、何気なくラヂオをつけて、木梨さんの聲、話し方が渥美清さんの聲や話し方そつくりに聴こえた。〈え、渥美さん?〉と思つて、しばらく固まつて耳を傾けた。

 

今日もこれからしごと。

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背のびして。

2019-03-22 07:20:39 | Weblog

今朝は、永田愛さんの一首〈背のびしてドアノブに手を伸ばす児の触れて行くもの知ってゆくもの〉にふうわりと優しいメロディが聴こえて、メモ。

今日もこれからしごと。

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