メモです。。。
《以下、引用させていただきます》
2008.9.26(その2)
森田実氏の言わねばならぬ【694】
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
平和・自立・調和の日本をつくるために[689]
「小沢一郎氏批判を慎んでほしい」との小沢一郎支持者の知人からの電話に対する私の答え
「沈黙を学べ。ああ、わが友よ」(ベートーベン)
小沢ファンの古い友人のA君から電話があり、「小沢批判を慎んでほしい。民主党から手を引いてくれ」と言われた。穏やかな口調だったが、かなり硬い態度だった。
私はA君に、要旨以下のように私の考えを説明した。
《政治において最も大切なことは平和を守ることであり、私はこの立場に立って言論活動をつづけてきた。したがって戦争をする危険のある政治家を徹底的に批判してきた。いま、日本が戦争に巻き込まれる最大の危険は、アメリカのアフガニスタン戦争に加わることにある。アフガニスタン戦争が最大の危険要素になっている。 アフガニスタンでは国際治安支援部隊(ISAF)が戦闘を展開している。米国政府は日本の自衛隊がISAFに参加することを求めているが、日本国憲法第9条は、日本の領土・領海外での自衛隊の軍事力行使を禁止している。
ところが小沢一郎民主党代表は、国連決議があれば日本の自衛隊はどこへでも出動し、軍事力を行使できると主張している。国連決議があれば憲法が禁止している集団的自衛権の行使は可能だとの考えに立っているようだ。小沢一郎氏は『世界』(2007年11月号)で、政権をとり安保・外交政策を決定できる立場に立ったら自らの持論を実行する、と言っている。私は小沢一郎内閣ができたとき、小沢氏はアフガニスタンに自衛隊を派兵すると見ている。民主党議員のほとんどは小沢氏に従うと見ている。私は自衛隊のアフガニスタンISAF絶対に反対だ。政権交代は必要だが、戦争を始めるおそれのある政権の登場には反対せざるを得ない。》
A君は問うた――「政権交代と平和のどちらが重要か?」。私は即答した。「平和だ」。
A君は言った――「それでは小沢民主党政権に反対なのか?」。私は答えた――「小沢代表がアフガニスタンのISAF参加発言を取り消したら、政権交代を実現するため民主党を支持する。しかし、戦争に加わることをはっきり否定しないなら、支持することはできない」と。(完)