カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

秋の音

2008-09-30 23:47:59 | Weblog
 西脇順三郎氏の詩集《Ambarvalia》に、「カプリの牧人」という一編があります。


《カプリの牧人》西脇順三郎

春の朝でも
我がシシリヤのパイプは秋の音がする
幾千年の思いをたどり


 秋の音。
 この時季になると思い出す一編です。
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デジャヴ

2008-09-30 08:42:14 | Weblog
 朝のラジオを聞いていて、フンフンと容易に鼻歌で辿れる馴染み深い、懐かしい音楽に出会う。しかし、そのレコードを持っているわけではないし、いったい前にどこで耳にしたものやらまったく判らない。曲名はグリエール作曲「ハープ協奏曲変ホ長調」。ふしぎにおもってしばらく思い巡らして、もしかすると小学校3年頃にみた非常にリアルな音楽会の夢のなかで聞いたハープ協奏曲がそうだったのかもしれないとふと思い当たった。

 デジャヴの一種なのかもしれません。
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アルベルト・アインシュタインと日本

2008-09-29 11:39:41 | Weblog
 メモさせて頂きます。。。

「萬晩報」サイトより
http://www.yorozubp.com/

 *****

「アルベルト・アインシュタインと日本」(2005年02月28日(月))By中澤英雄氏(東京大学教授・ドイツ文学)
http://www.yorozubp.com/0502/050228.htm
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森田実氏の言わねばならぬ【694】

2008-09-27 15:34:11 | Weblog
 メモです。。。

《以下、引用させていただきます》

2008.9.26(その2)
森田実氏の言わねばならぬ【694】
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/

平和・自立・調和の日本をつくるために[689]
「小沢一郎氏批判を慎んでほしい」との小沢一郎支持者の知人からの電話に対する私の答え
「沈黙を学べ。ああ、わが友よ」(ベートーベン)

 小沢ファンの古い友人のA君から電話があり、「小沢批判を慎んでほしい。民主党から手を引いてくれ」と言われた。穏やかな口調だったが、かなり硬い態度だった。
 私はA君に、要旨以下のように私の考えを説明した。
《政治において最も大切なことは平和を守ることであり、私はこの立場に立って言論活動をつづけてきた。したがって戦争をする危険のある政治家を徹底的に批判してきた。いま、日本が戦争に巻き込まれる最大の危険は、アメリカのアフガニスタン戦争に加わることにある。アフガニスタン戦争が最大の危険要素になっている。 アフガニスタンでは国際治安支援部隊(ISAF)が戦闘を展開している。米国政府は日本の自衛隊がISAFに参加することを求めているが、日本国憲法第9条は、日本の領土・領海外での自衛隊の軍事力行使を禁止している。
 ところが小沢一郎民主党代表は、国連決議があれば日本の自衛隊はどこへでも出動し、軍事力を行使できると主張している。国連決議があれば憲法が禁止している集団的自衛権の行使は可能だとの考えに立っているようだ。小沢一郎氏は『世界』(2007年11月号)で、政権をとり安保・外交政策を決定できる立場に立ったら自らの持論を実行する、と言っている。私は小沢一郎内閣ができたとき、小沢氏はアフガニスタンに自衛隊を派兵すると見ている。民主党議員のほとんどは小沢氏に従うと見ている。私は自衛隊のアフガニスタンISAF絶対に反対だ。政権交代は必要だが、戦争を始めるおそれのある政権の登場には反対せざるを得ない。》

 A君は問うた――「政権交代と平和のどちらが重要か?」。私は即答した。「平和だ」。
 A君は言った――「それでは小沢民主党政権に反対なのか?」。私は答えた――「小沢代表がアフガニスタンのISAF参加発言を取り消したら、政権交代を実現するため民主党を支持する。しかし、戦争に加わることをはっきり否定しないなら、支持することはできない」と。(完)
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正義は弱者にあり。

2008-09-27 13:03:09 | Weblog
 昼休みに聞いたラジオ番組での永六輔さんの話から、メモです。。。

「この間広島のある小さな病院に行ったら、そこの壁に、亡くなったマルセ太郎の書いた『正義は弱者にあり』という色紙が掛かっていた。これは随分珍しいものだと思って、そこのお医者さんにこの色紙どうされたんですかと訊いたら、実は私がマルセさんの最期を看取ったんですよ、という話になってびっくり、そんなことがあるんだなあって思いました。たしかにマルセ太郎は広島で亡くなってるんですよね。」

 ***

 正義は弱者にあり。

 深くていいことばだと思います。。。
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タン・ドゥン(その2)

2008-09-26 10:54:39 | Weblog
 昨日も前日同様仕事の後サントリーホールに駆けつけ、窓口で当日券(業務用に確保してあった席のチケットらしいです)を入手してピアノ小菅優、譚盾(タン・ドゥン)指揮のN響定期Bプログラム二日目を聞きました。
 プログラムは前日と同じく、バルトーク作曲「舞踏組曲」、タン・ドゥン作曲「マルコポーロの4つのシークレットロード―オーケストラと12のチェロのための」および「ピアノ協奏曲“The Fire”」(Pf:小菅優)の3曲。最初のバルトーク。率直に言って一日目の演奏が断然よかったかもしれません。一日目のバルトークが素晴らしすぎたせいで二日目にやや疲れが出てしまったのか演奏に多少ばらつきがあったように感じられました。後半のタン・ドゥン自作自演の2曲。一日目同様、二日目も素晴らしかったです。とくに小菅さんがソロを弾いた「ピアノ協奏曲“The Fire”」。近年私が耳にすることのできたいくつかのピアノ協奏曲の新作のうちで、吉松隆さんの「左手のためのピアノ協奏曲」と並んで出色の作品と思いました。二回聞いたわけですが、二回とも心が震えました。小菅さんの演奏がとにかく素晴らしかったのは言うまでもありませんが、今後何遍でも聴いてみたいと思いました。
 タン・ドゥンの音楽を正面からきちんと聞いたのは今回が初めてでした。タン・ドゥンの音楽と小菅さんのピアノにすっかり魅了された幸せな二日間でした。

 *** 

Tan Dun: Tea (Tokyo 2002) prelude
http://jp.youtube.com/watch?v=E9Y_81oNO_Y

Tan Dun: Tea (Tokyo'02) Death of Lan
http://jp.youtube.com/watch?v=gvmRykQuHvI

Yu Kosuge BEETHOVEN Op. 58 Piano Concerto No. 4(1/4)
http://jp.youtube.com/watch?v=O-Buji6qKYM

Yu Kosuge BEETHOVEN Op. 58 Piano Concerto No. 4(2/4)
http://jp.youtube.com/watch?v=svKLrtWXYy0

Yu Kosuge BEETHOVEN Op. 58 Piano Concerto No. 4(3/4)
http://jp.youtube.com/watch?v=T4i0jrWIo4M

Yu Kosuge BEETHOVEN Op. 58 Piano Concerto No. 4(4/4)
http://jp.youtube.com/watch?v=5kRDiGO5Tg8
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タン・ドゥンその1

2008-09-25 13:01:31 | Weblog
 昨日は 仕事の後、サントリーホールにコンサートチケットを求めに行く。途中、久しぶりにJR四谷駅近くの新道通りにある洋食屋の名店「エリーゼ」に寄って夕食。大好きな店ながらだいぶ行っていなかったので、メニューの改定具合にびっくり。といいますか、絶品サルサソースがやわらかくてジューシーなチキンカツにたっぷりかかっている私の定番のチキンサルサカツ定食がメニューから消えていたのに軽くショックを受ける。メニュー表を睨んでしばし熟考の末美味しそうなチキンデミカツ定食をたのみました。お店の人たちは私とはみな顔馴染み。食べ終わって、デミカツどうでしたか? と心配そうに聞かれる。すごくおいしかったです。ごちそうさまでした、と言うと、お店の人たちはほっとしたように一斉ににっこりする。またいらしてくださいの明るい声に送られてエリーゼを出、一路サントリーホールへ。

 その2に続きます。
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メモ

2008-09-24 10:20:33 | Weblog
 メモです。。。

株式日記と経済展望より
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu176.htm
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今日

2008-09-23 20:28:13 | Weblog
 昨日は昼間の仕事をしたあと、急遽夕方からお寺に飛んでいってお通夜のお手伝いを夜まで。今日は、お彼岸の中日。朝からお寺に出かけ、お手伝いをさせて頂く。朝、お寺のご住職奥様との雑談のときに、歌人横山未来子さんの話になり横山さんの第三歌集をおすすめしておく。お昼頃、副住職と昨日の方のご葬儀に出る。緊張と未熟からいろいろ失敗しはげしく反省。夕方過ぎに今日の仕事が終わり、片付けをしてお寺を辞す。

 メモ。永田和宏先生の歌集『後(のち)の日々』から。

君(くん)づけでみずからを呼ぶ二歳児がその父親を呼び捨てに呼ぶ  永田和宏

映画『崖の上のポニョ』の宗介を思わず想起してしまいました。。
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今日

2008-09-21 23:29:30 | Weblog
 夕方過ぎ、大雨の中お寺より帰ってきて夜、ラジオから左手のピアニスト舘野泉さんの弾くアヴェマリア(カッチーニ作曲/吉松隆編曲)が流れてきました。そもそも名曲中の名曲であるカッチーニのこのアヴェマリア、吉松さんのアレンジはさらに素晴らしく、舘野さんの名演と相まって、涙が零れそうになりました。耳から胸に音楽がすうっと流れこんできて心が濯われました。無性に吉松さんのピアノアレンジ譜面を見たくなって、池袋ヤマハに自転車ペダルを漕いでいくと、時刻は8時半、残念ながらヤマハの店は午後8時で閉店していました。折角池袋に来たのでそのまま帰るのはもったいなく、足はしぜんと、夜10時まで開いているジュンク堂書店三階の短歌コーナーへ。。
 このところいろんなことがあって、以前のような烈しい短歌熱が冷め気味で、いつの間にか短歌初心を忘れかけていましたが、そんな私を叱咤するような、今日ジュンク堂で最初に手に取った大辻隆弘さんの短歌時評集。なにげなく開いたページには、河野裕子先生が乳ガンにかかられたことを自ら雑誌『歌壇』連載中の短歌作品の上に告白されたときのことを書かれている記事があって、そういえばあのとき私も書店で『歌壇』を見てものすごくショックを受けて涙がこぼれそうになったんだった、と思い出しました。先生は私にとって短歌の上での母です。その何ヵ月か前に憧れの先生から思いがけなく、『塔』に入りませんか、とご丁寧な手紙を頂いたものの、入会してやっていかれる勇気がなくていったんお断りの返事を出していたのでしたが、先生のご病気を知るに及んで、大きなショックを受け、先生がお元気でいらっしゃるうちに『塔』に入らせて頂こうと思い直し、。。そんなことをありありと思い出した今日。

 今日の購入本。
永田和宏歌集『後(のち)の日々』(角川書店)
横山未来子歌集『花の線画』(青磁社)
NHK未来への提言『レンゾ・ピアノ×安藤忠雄 建築家の果たす役割』
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