カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

ペリカンカフェ。

2018-10-31 16:34:47 | Weblog

休日の夕方は、ペリカンカフェでハムカツサンドとオムレツサンドをそれぞれ一つずつ持ち帰り用に頼んで、店の窓際に座り、暮れ泥む街の光をしずかに眺めるのだ。


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モデラート・カンタービレ。

2018-10-31 11:28:11 | Weblog

休日。今朝は、目が覚めると、チェロとオーケストラの奏でる美しいメロディがどこからか降りて来た。モデラート・カンタービレ。取り敢えずメモした。
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推敲。

2018-10-31 09:48:08 | Weblog
昨晩メモした短歌。あらためて下句が変だったので、今朝推敲。

森奥の青きポストのある辺りひらかれすすむブラームスの傘
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季語〈武満徹〉。

2018-10-30 07:24:40 | Weblog

今朝の短歌メモ。〈ブラームス〉は歳時記の上で秋の季語らしいですが、武満さんにも秋という季節が似合う気がします。


クラリネットA管を森の流れに架け茸狩りする武満徹

 

森奥の青きポストのある辺りブラームスの傘ひらかれすすむ

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釣瓶落とし。

2018-10-29 21:59:58 | Weblog
夕方の帰り道。しばらく前だったらまだ明るかった空がもうこんなに暗い。そういや釣瓶落としということばがあったな、なぞと思いつつ、ペダルこぐ。
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短歌メモ。

2018-10-27 21:03:06 | Weblog
十数年前の短歌メモを推敲してみたので、今宵ここにメモ。


念力で春宵つむじ風は巻く砂山に地蔵形の童子墓あり

生まれ変はる呪文を唱へて眠りたまへ 私の朝は窓からローマだ


焼きもろこしの粒降る夕べ UFOから街見下ろしてゐる藤原定家

先祖霊もみんな集まれカレーの日 彼岸の香草ぐつぐつ大鍋に

図書館の書庫の暗がりに念写して漱石と肩組む文学少年

夕闇の廃線駅前豆腐屋に小鳥なくしたる占星術師

アトランティスの夕暮れは聖歌流したり生者も死者も胸に手あはせ

鼻すすり啜り仰ぎたる牧野信一全集前に主人をりぬ阿修羅のごとく

前世は木だつたひともゐるはずのこの春の宵 ドストエフスキー読め

埋蔵金持参の奥さんと結婚した山田さん今日も坑道へメットかぶりて

死に神と契約を交はしたる公爵はいのちの蝋燭30センチ削りぬ

黄昏の守護霊団をつれてトモくんはメロンパン三個いなげやに買ひぬ

城門くぐりて朝のカモメに会ふ海市・ムー大陸・我がふるさとの家

前世は平賀源内 エジソンは竹林の風を夜毎に思ひ出す

犬公方綱吉がアイスを食べる憐れさよ ローマの休日 階段前広場に

太陽神の名前わすれて立ち尽くし太陽みつめて神官死にたり

ミイラに布を巻くひとだつたらしい 私の前世語る退行催眠術師

この辛いカレー食べる破目になりぬ カレー屋《輪廻転生ハウス》

金田一耕介のフケを払ひつつ鬼首村の陰膳七夜

4歳園児の《キリンさん》の絵も巨大スキャナーで取り込む ナスカの地上絵

点呼する作業監督の声荒くなりぬ 守り神はいつも微笑む現場に

夕闇の道玄坂のラーメン屋 ミイラ男は布まきてをり

地蔵菩薩は彼岸口の番人にパスポートの入国経を読み聞かせゐたり

唐突に駅のホームで片鼻をおさへ《ふんっ》と水晶玉をとり出す少女

文殊菩薩一体彫るため細木数子は出現させたり六本木の古樟

真夏に雪を降らせる人造人間の住む古城ありぬ 百年むかしに

湖と青猫と仏像の浮かぶ夜 おでんのにほひ漂ふ既視感

永田町の首相官邸にモアイ像百体ならべて《星の牧場》忌

金八先生が《人》といふ字を語る夕 アパート二階のシチューは焦げたり

《わたくしは仏陀である》と目が覚めぬ 羊皮紙は春にして《輪廻》と書くひと

かのひとの腋臭(わきが)を愛するあのひとにヴィオラのかたちの香水を捧げぬ

春色のバスに乗せられゾンビゆく《きみに会ふ前の僕に会ふため》
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井辻さんの一首。

2018-10-26 16:19:32 | Weblog

駅の屋根うたれて光る雨の中 骨かへる夜汽車どこまでも長し  井辻朱美

長連結の夜汽車のなかに、故郷へ向かう真新しい風呂敷に包まれた骨壺が並んでいるのか。本来、雨の駅舎屋根の様子〈うたれて光る〉だが、戦場や空襲などの銃弾に〈うたれて〉を想起させるような不穏な響きも。ふしぎな一首。

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無理やり。

2018-10-26 00:27:13 | Weblog
明朝は早くから出掛ける(しごとへ)予定なのだが、どうにも寝付けず。先日指揮者コンクールで優勝された沖澤さんが本選で振られたリヒャルト・シュトラウス交響詩ドン・ファンの演奏はあらためてどんな風だったのだろうとその動画を見たら、その素晴らしい音楽に触れた頭と心は余計に冴えてしまった。

若き日のリヒャルト・シュトラウスといえば、若き日のドヴォルジャーク同様に、ブラームスから早くにその才能を評価され、さまざまに助言をもらっていたという。そんなことを思いつつ、無理やりとにかく目を瞑る。眠る。
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ボサノヴァ。

2018-10-25 05:06:32 | Weblog



今朝。早い朝、ふと目が覚めて、遠くからボサノヴァが聴こえたような気がした。取り敢えずメモ。

しごと休みの昨日は、いつもお世話になっている書店ご担当のTさんの許へ美味と評判の根岸たいやきささやかに携え出掛けてこの一年の売り上げ精算伝票を受け取り、近くのネットカフェに行ってMicrosoftOffice環境の入っているPCを借りて、粛々と請求書起こしや連絡などの短歌会のしごとをこなした。

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三拍子の舞曲。

2018-10-24 07:41:07 | Weblog


今朝は、目が覚めると唐突にオーケストラの奏でる三拍子の舞曲が降りて来たので、取り敢えずメモ。最初これはメヌエットかなと思うもいやいやクーラントかもしれぬの思い湧いて、しばらくネットでいろいろ調べてみた。そして、結局メヌエットにした。

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