02月26日 17時56分 京都NHKNEWSWEB
京都市役所に初登庁し、職員らに拍手で迎えられる松井孝治市長(右)=26日午前、市役所
16年ぶりに新人どうしの争いとなった京都市長選挙で、初めての当選を果たした松井孝治 市長が26日、市役所に初登庁し、就任の会見でホテルや旅館などの宿泊客から徴収する「宿泊税」について、引き上げに向けて議論を進めたいと抱負を述べました。
今月(2月)4日に投票が行われ、16年ぶりに新人どうしの争いとなった京都市長選挙で、初めての当選を果たした松井市長は、26日午前9時半ごろ、市役所に初登庁しました。
就任の記者会見では「京都のまちをしっかりと次の世代につないでいくことが私の役割だ。市民がこのまちを改めて大好きに、将来にわくわくしてもらえるまちづくりに取り組みたい。『京都はおもしろいことを考えているな』と世界の人々に注目してもらい、より多くの人が訪れて定住するまちをつくりたい」と述べました。
そして、今後の市政運営について、現在、宿泊客から1泊あたり200円から1000円を徴収している「宿泊税」の引き上げに向け、税額や使途などについて具体的に議論を進めていく考えを示しました。
このほか、若い世代の流出や、観光客が集中することでさまざまな弊害が起きる「オーバーツーリズム」への対策、財政再建などに重点的に取り組む考えを示しました。