DUKE Train

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「シロクニ」運転再開へ 京都鉄博で1年半ぶり

2018年10月31日 | 鉄 道



京都鉄道博物館(京都市下京区)のスター、蒸気機関車(SL)C62形2号機が11月初旬から、1年半ぶりに煙を上げて走り出す。2013年以来の大規模修理を終えた。

愛称は「シロクニ」。全長21・5メートルと国内最大の旅客用SLで、かつて東海道線の特急「つばめ」や函館線の急行「ニセコ」を牽引(けんいん)。アニメ「銀河鉄道999」のモデルにもなった。戦後、49両の同型機が造られたが、現存は5両。うち3両が同館に保存されている。

 2号機は製造から70年が経過した。同型機で唯一、今も自走できる車両だ。黒光りした車体に、銀色のツバメマークが輝く。特急「つばめ」の牽引機の証しであり、現存の5両のなかでも2号機だけの装飾だ。

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京都発ラーメン列車、出発進行!車窓楽しみ、揺れる車内で麺作り

2018年10月26日 | 鉄 道
 
電車内で手作りしたラーメンを食べる外国人観光客たち
(京都市右京区・嵐電嵐山駅)



電車に乗って京都観光しながら、揺れる車内で麺を作り、終着駅でラーメンを楽しむ。ちょっと聞いただけでは「何それ!?」という感じの新しすぎる体験プログラムを、京都でラーメン作りの体験施設を運営する企業がこの秋から始めた。その名も「Ramen Express(ラーメン・エクスプレス)」。10月のとある昼下がり、日本を旅行中の外国人ゲストを乗せて出発すると聞き、記者もカメラ担いで「ラーメン列車」に飛び乗った。

■出発進行!レッツ・メイク・ラーメン!

 嵐電の四条大宮駅(京都市下京区)。集まったのはニュージーランドやアメリカ、イタリアから来た観光客ら11人。ラーメンのイラストが描かれた前掛けを身に着け、頭には日本手ぬぐいをキリリと巻いている。気合十分。ラーメンにかける情熱がびんびん伝わってくる。案内に従い、貸し切り列車の中へと進む。目指すは京都有数の人気観光地の嵐山。車内に並ぶ机の上には、小麦粉が入ったボウルがずらり。発車を告げるメロディーが流れると、ラーメンを愛する11人は拳を高々と突き上げた。「レッツ・メイク・ラーメン!」ラーメン列車がついに出発した。

 ガタンゴトンと電車は行く。揺れる車内で麺作りが始まった。ボウルに入った小麦粉をこねて、麺棒で丁寧に生地をのばしていく。「エクスプレス(急行列車)」とはいうものの、嵐電は各駅停車。貸し切りのため扉こそ開かないが、窓からは車内が丸見えだ。ワイワイガヤガヤ、麺作りに奮闘する11人を、ホームの乗客が興味深げに見つめる。そりゃ気になりますよね、電車でラーメン作ってるんだから。揺れる車内でバランスを保ちつつ、麺を仕上げるのは結構難しそうだが、みんな一生懸命な表情。最後に麺を細く切り分けるため、手回しの機械に生地を入れてハンドルをぐるぐる回せば、オンリーワンの手作り麺が出来上がる。

■次は~ゆでる~食べる~

 出発から約25分。麺作りを終えたころに電車は終点の嵐電嵐山駅に到着。ホームに停まった車内では、電熱調理器にかけられた鍋で湯が煮立っている。さあ、ゆでますよ!スタッフの指示に従い、3人ずつ仲良く並んで、鍋に麺を放り込む。ジャスト1分で、タイマーが鳴った。鍋からザルを上げ、麺をしっかり湯切りする。ザルを振る手つき、結構さまになってるなぁ。

 ゆで上がった麺をラーメン鉢に入れ、みそかしょうゆか、お好みのスープを注ぐ。盛り付ける具材は、チャーシュー風の鶏肉、フライドオニオン、青ネギ、煮卵。ムスリムの方にも対応できるよう、材料はすべてハラル認証を受けたものを使っている。お好みで香油をかけ、ラーメンのできあがり。シートに座り、じっくり味わっていただきます。お味はいかが?と聞くと、「ベリー・グッド・フレイバー」「プリティー・グッド」と満足気な様子。「3時間前にもラーメンを食べたんだ。ラーメン大好きだから!」という強者もいて、湯気立ちこめる車内は大盛り上がりだった。

■ちょっとお高いような気も…海外から熱視線 

 「Ramen Express(ラーメン・エクスプレス)」は、四条大宮―嵐電嵐山駅間を20万円で貸し切り運行し、25人まで乗車できる。ちょっとお高いような気もするが、先行して一部のインターネット旅行案内サイトで募集を始めたところ、すでに海外から複数の問い合わせがあるという。運営するジャパンフードエンターテイメント(左京区)の宮澤心代表取締役は「体験を楽しむ『コト消費』のニーズを満たすプログラムを目指した。京都を訪れる海外観光客だけでなく、日本人観光客の方々にも楽しんでもらえれば」と話している。問い合わせはジャパンフードエンターテイメントのメールアドレスfactory@fireramen.comまで。

(京都新聞)

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JR西、新快速に有料座席導入へ 19年春から東海道線で

2018年10月25日 | 鉄 道

JR西日本が新快速電車に導入する有料座席サービスの車内イメージ



JR西日本は24日、京阪神などの東海道線を走行する新快速電車で、2019年春に有料座席サービスを導入すると発表した。利用料は一律500円。混み合う時間帯でも着席できるようにし、乗客の快適性を高める。

 運転区間は、東海道線の琵琶湖線(長浜-京都)、京都線(京都-大阪)、神戸線(大阪-姫路)の一部。ダイヤは朝夕のラッシュ時を想定し、1日上下4本から始める。通勤・通学客のほか高齢者や訪日観光客などのニーズを見込む。

 12両編成のうち9号車1両を改造し、「Aシート」と名付ける。座席は46人分で、リクライニング機能とテーブル付き。給電用のコンセントや無料のWi|Fi(ワイファイ)環境も整える。座席は自由に選べ、料金は車内に配置する乗務員に現金や交通系ICカードで支払う仕組み。

 大阪市内で会見したJR西の来島達夫社長は「近畿の鉄道ネットワークの軸を成す新快速に、新たな価値を加える」と説明。利用状況や乗客の反応を見ながら、導入車両の拡大を検討するという。

 座席の有料化は、京阪電気鉄道が昨年8月、関西の大手私鉄で先駆けて座席指定の特急車両「プレミアムカー」の運行を始めた。訪日客が増加する中、京阪神の主要鉄道で快適性を競うサービス競争も激しくなりそうだ。

(京都新聞)

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トロッコ列車で行く闇夜に浮かぶ渓谷 京都でライトアップ

2018年10月14日 | 鉄 道



紅葉シーズンを前に13日、ライトアップされた幻想的な保津川渓谷の中を走る嵯峨野トロッコ列車の臨時列車の運行が始まった。京都市右京区のトロッコ嵯峨駅から亀岡市のトロッコ亀岡駅間の線路沿いに並ぶ約千本のモミジが闇夜に浮かび上がった。

 約800個のライトを使い、毎年紅葉の見頃の時期に実施している。車窓からの美しい風景に乗客たちは歓声を上げ、スマートフォンなどで動画や写真を撮影していた。

 友人と旅行中という名古屋市の女性(59)は「この時間に乗ることができてうれしい。紅葉が色づけばもっとすてきでしょうね」と笑顔だった。

 ライトアップは12月7日まで。午後4時半~7時半。臨時列車は通常の営業時間外にトロッコ嵯峨駅午後5時9分発、トロッコ亀岡駅午後5時40分発で運行する。運行日は10月13~16日、18~23日、25~30日、11月1日~最終日。11月17~19日、23~27日、29~12月2日はさらに増やす。

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