06月30日 13時21分 NHK
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210630/2010011075.html
国の名勝に指定されている京都市の円山公園が、施設の老朽化に伴って再整備され、30日、完成を祝う式典が開かれました。
京都市東山区にある円山公園は、明治19年に開設され、しだれ桜など庭園の美しい景観が多くの人に親しまれ、国の名勝にも指定されています。
30日は、施設の老朽化に伴って、5年前から進めてきた再整備が完了したことを受けて記念の式典が開かれ、京都市の門川市長など関係者およそ20人が出席しました。
式典では、門川市長が「コロナ禍や財政危機でまちづくりはさまざまな困難に直面していますが、未来につないでいきたい」とあいさつしたあと、植樹などをして完成を祝っていました。
今回の再整備では、およそ6億円かけて庭園の護岸を修復し、水の流れを復活させたほか、全域で樹木のせんていや伐採などを行って景観を向上させました。
また、トイレも建て替えて和式をすべて洋式にし、多機能トイレを追加しました。
京都市建設局の渡邉剛 公園管理課長は、「開園から130年余りが経過し、老朽化が進んでいたが、今回の修復で名勝にふさわしい姿に戻すことができた。新しくなった公園を見に、ぜひ足を運んでいただきたい」と話していました。