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コロナあおりでホテル破綻、元従業員に支援の手 同業団体が求人募集「収束後は即戦力に」

2020年05月25日 | 滋賀県

組合員や協賛企業から集まった求人票



 運営会社が自己破産した大津市萱野浦の「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」の元従業員たちの再就職を支援しようと、滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合は、組合員などを通じて求人を募集している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休業している旅館やホテルも多いが、収束後は即戦力になるとして雇用を呼びかけている。

 同ホテルは、1990年5月に開業。開業当初から同組合に加入し、組合活動にも熱心だったという。ホテルには約250人が働いていたが、4月28日に全員解雇された。

 求人の募集は、ホテルの元従業員から「若い従業員も多く、ぜひ再就職先を探してもらえないか」と頼まれ、5月8日に組合員に求人の協力を依頼する文書を出した。

 これまでに組合員のホテルや旅館、協賛企業約60社から求人が集まっており、接客や清掃だけでなく介護や営業などの仕事もあるという。5月末まで募り、その後、ホテル運営会社の破産管財人などを通じて元従業員に紹介する。

 同組合の前川為夫理事長は「新型コロナウイルスの感染拡大前は、宿泊業界は人手不足だった。収束後は再び人材確保が難しくなるかもしれない。今回は急な解雇で人数も多いが、少しでも同業社として役に立てれば」としている。

京都新聞社







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