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ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい

大災害時の国債の日銀引き受けはバブルにはならない(続き)

2011-06-08 10:13:35 | 国際金融

国債の日銀引き受けを行うべしということを書いたが、それを阻んでいるのはアメリカである。

アメリカはドルをジャブジャブと刷り散らして通貨量を増大させている。
基軸通貨であるドルが世界中にばらまかれれば実体経済と離れた投機に向かい、世界各地でバブルが発生する恐れがある。
それにもかかわらずアメリカがドルの増刷を続けるのは、アメリカが『ドル安』政策を取って、輸出拡大をめざしているためだ。
つまり日本から見れば『ドル安、円高』政策によって、日本にアメリカ製品を大量購入してもらおうということだ。

ここでもし日本が国債の日銀引き受けにより通貨量を増大させれば、相対的に円の価値は下がり、『円安』に向かうことになる。
それはアメリカの狙いとは逆の『ドル高、円安』に向かうということになる。
これではアメリカの輸出拡大策は頓挫する。

アメリカは日本の復興に最大限の努力をすると言っているが、それは社交辞令であり、アメリカはあくまで国益優先である。
『ドル安』によるアメリカの輸出を減らしてまで日本を助ける気はない。

アメポチの菅直人政権では、国債の日銀引き受け案は具体化しなかった。
アメリカが怖かったからである。
菅直人のように親米路線をとると日本の復興は遅れる。

このことは一般にはあまり意識されていないようだが、
アメリカが日本に望んでいることはアメリカの財布代わりになることである。
逆に日本がアメリカ経済の妨げになるようなことは絶対に許さない。
だから日本の復興は進まないのだ。

菅が退陣を表明した今、アメリカとの距離を取れる政権が望まれるのは、そういう意味からである。
3.11大震災からの復興と、菅直人のようなアメポチ政権からの脱却は、復興資金の面で分かちがたく結びついている。
次期首相はそういう点から選ぶべきである。

日本の資金がアメリカに吸い取られるのはもうこの辺でやめてもらいたい。
このことのために失脚したり、命を落としたりした政治家が日本には何人もいるが、そのことを恐れない勇気ある政治家が必要である。

政治家は口先では都合の良いことをいうが、その発言の裏にどういう覚悟があるかをよくよく考えるべき時である。
アメリカに擦り寄る政治家には、保身と出世を第一に考える政治家が多いことに、まずは注意すべきである。


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Unknown (yusjoso)
2011-06-10 20:01:11
アメリカは、日本が為替介入をしてくることは、とても嫌がり、反対してきます。
しかし、アメリカは、日本もアメリカのようにドルをジャブジャブと刷り散らして通貨量を増大させてほしいと考えているのです。
また、何度かそのような書簡を行っているのです。
よくアメリカから日本は、内需拡大に努める経済政策を行うように求められたとかニュースでも聞いたりしていますがそれは、
今のアメリカのようにデフレの状態は、インフレターゲット策もとるべきと提唱しているのです。
では誰が一番この政策を否定しているかといいますと日銀なのです。
日銀が常にこれを否定してきたのです。
さらに日銀法を改正して独立性を強化して、外圧にまったく影響しない組織をつくりました。
その中で日銀総裁白川は、特にひどい人物です。
かなりやばい人だとおもいます。
ここまで日本の経済が、世界の経済が深刻化しているのに
自分の信条をだけを曲げずにひたすらほかの国と逆行する金融政策を採るのですから、
しかし、このような白川政策を喜ぶ国があります。
中国、韓国といった新興国です。
アメリカのドルをジャブジャブと刷り政策でインフレ危機に至っている国なのですが、日本がそれらの影響をすべて受け持っているので
市場開放、金利引き上げ、通貨安政策解除しなくても
インフレをある程度抑えているのです。
すなわち白川の売国奴金融政策で中国と韓国の経済を助け、その代わりに異常な円高による日本の産業基盤を破壊させているのです。
彼らの思想、発言、動向等をよく見てください
日本にとってマジでやばいです。
アメリカが問題じゃありません。
彼ら(日銀白川)早急に排除して、金融政策の方向性を変えていかないとマジで日本の経済がやばいです。
また閣僚や官僚にも白川のような思想を持った人がいます。
特に与謝野とかはそうです。
彼らが早く排除できるようにい願うばかりです。

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