火曜日
日本一の『忖度』男、萩生田光一内閣官房副長官は、官僚ではなく、政治家。自民党の衆議院議員。選挙区は東京八王子。
こういう忖度男がいる限り、日本は良くならない。
今の日本は忖度だらけ。上から下まで。
戦わない、忖度するだけ、そして上を目指すだけ。
むかし、『言われてしないのは下の下。言われてするのは当たり前。言われる前にしなさい』。
そんなことが社員教育として言われた。
この一般的な言い方が、いつの間にか日本を滅ぼすまでになっている。
私も若い頃から何度もこの言葉を聞いてきた。
そうすると誰も何も言わなくなっていくのだ。
上に都合のいい言葉だ。
では反対意見はどこで言えばいいのか。
ずるい奴はこれを公の場で言って、組織をまとめようとする。
そして下の者の上昇志向をかき立てる。
忖度し、忖度し、日本全体が悪くなっていくなかで、自分だけが上昇する。
今の日本では、上の判断が正しいという前提がそもそも成り立たない。
だから下から違った意見が出たら困るのだ。
どうやって国民の口封じをするか、それが政治的課題なのだ。
そのための忖度である。
これは美風でも何でもない。
小泉某が正しかったか、
竹中が正しかったか、
集団的自衛権が正しかったか、
共謀罪が正しかったか、
今の日本がどこに向かおうとしているのか。
そんなことを日本人が考え出したら困るのだ。
黙って忖度しなさい。
そうすればあなたは安泰です。
安泰どころか、もっと上に行けますよ。
どうですか、忖度しませんか。
こんなイエスマンだらけの日本のどこがおもしろいのか。
上の判断が正しいという前提は、とうの昔に崩れている。
そんななかで日本は忖度大国になった。
いいものはいい、悪いものは悪い、そんなことさえ言えない社会とは、いったい何なのか。
こんなことを言う私は、『空気が読めないテンネン』とでもされるのだろうか。
私が若い頃は『ゴマすり男』は最もいやらしい軽蔑の対象であったのだが。
この『ゴマすり男』が『忖度男』になった。その世渡りのスタンスはほとんど変わらない。
この『忖度』という重たい存在、その陰に隠れてものすごい妖怪が動き出しているのを感じる。
『上にゴマをするな』
『ちゃんと自分の頭で考えろ』
そんな自由を許容する雰囲気はどこに行ったのだろう。
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