ひょう吉の疑問

新聞・テレビ報道は何かおかしい

野蛮な軍事行動と、それを遂行するためのお金のトリック

2017-06-19 09:23:22 | 歴史

月曜日

1.平和に暮らす人々は、武力に関心を持たない。軍事に興味を示さない。そして文化を高めていく。
2.それに対し、食うや食わずの生活をしている人は、人の物を分捕っても生きていこうとする。ギリギリの生活のなかで武力に頼ろうとする。文化に興味を示さない。

前者と後者が対立したとき、武力の勝負となる。
文化の高い地域が、文化の低い地域に負けることになる。後者が前者を支配する。

このとき二つのことが起こる。
① 一つは、勝者で低い文化の人たちが、敗者で高い文化の人たちの文化を取り入れようとする場合である。北方遊牧民と中国漢民族の関係がそれである。
② もう一つは、勝者で低い文化の人たちが、敗者で高い文化の人たちの文化を根こそぎ破壊しようとする場合である。西ヨーロッパのキリスト教社会と、中東のイスラム教社会との関係がそれである。
ローマ帝国崩壊後の西ヨーロッパは辺境である。

中世において世界の中心は、西ヨーロッパにあるのではなく、中国とイスラム世界にあった。
そのイスラム世界に野蛮な西ヨーロッパが襲いかかったのが、十字軍の蛮行である。
十字軍そのものは失敗に終わるが、西ヨーロッパ社会はこのあと次々と同じことを繰り返していく。
ヨーロッパ近代というのはその歴史である。

その背景にはヨーロッパの一神教文化がある。キリスト教文化である。
同じ一神教文化でもイスラーム世界は他の宗教に対して寛容であった。税金さえ払えば、どんな宗教を信仰しようと気にしなかった。
ところがキリスト教は頼まれもしないのに、キリスト教を教えることがあたかも正しいことだと言わんばかりに布教に乗り出し、それが激しい異教排斥につながった。
何のことはない。お布施が欲しかっただけである。
同じ一神教でもイスラーム教にはキリスト教のような牧師はいない。
このお布施の獲得に一番熱心だった宗教組織がローマ教会である。

国家は税金で成り立ち、教会はお布施で成り立つ。
ヨーロッパの王権は徴税権を議会に奪われた。
また、ヨーロッパの教会はその強引なお布施徴収に対して抗議の声が上がった。これがプロテスタントの発生である。その始まりがルターの抗議である。それはローマ教会が売り出した『贖宥状』に対する抗議であった。
つまりこの二つによってヨーロッパは国家も教会も、自由にお金を集めることができなくなった。

そこで勝手にお金をつくることにした。
それが銀行の発生である。その背後にはユダヤ人の活動がある。
この民間銀行はやがて国家と結びつき、中央銀行になる。
その中央銀行はイギリスを中心に発展し、ヨーロッパが戦争に明け暮れるなかでその戦費を供給する。
その戦費の供給力が戦争の勝敗を分けた。戦争を決するのは、武力とその武力を供給するための資金力である。
中央銀行はいわば湯水のごとく戦争資金を供給することができた。紙幣を刷ればいいのだから。
そして国家は一枚の紙切れでその紙幣を買った。これが国債の発生である。
国債の発生と中央銀行の発生はほぼ同時である。(2年違い)
このことに最も早く気づいたのがイギリスである。
これがイギリスがヨーロッパと新大陸での戦争に勝利できた原因である。

イギリスはいち早くお金の作り方のトリックに気づいたのである。
トリックはその仕掛けが分からないからトリックである。
資本主義はこのトリックの上に成立する。

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