ひょうきちの疑問

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ルター、カルヴァン、ロック、アダム=スミス 民主主義と資本主義をつくった人々①

2012-03-24 06:05:32 | 資本主義をつくった人々

これだけで数冊の本ができそうだが、さわりだけ。

ここに共通しているのはいずれも熱心なキリスト教徒とであるということ。
結論から言えば、民主主義も資本主義もキリスト教から生まれた。
このことがわからないから、日本には民主主義も資本主義も根付かない。
アメリカもこのことを忘れようとしているから民主主義と資本主義が崩れようとしている。


ルター

1517年、ドイツのルターは、聖書に戻れといった。
聖書中心主義である。聖書に書いてあることだけを信じればいい。つまりローマ教会の言うことはウソだと言うこと。

神の国を唱えたキリスト教は4世紀にコンスタンティヌス帝がキリスト教を公認したときから変質し、ローマ皇帝を祝福しその権威を高めるものになった。皇帝権はキリスト教の恩寵によってますますその権威を高めた。神寵帝理念という。

ルターのころにはローマ教皇は神聖ローマ皇帝(ドイツ)を祝福し、その権威を高める存在だった。
ルターがローマ教会を否定したということは同時に神聖ローマ帝国の権威をも否定することだった。

神聖ローマ帝国の権威に反発していた封建諸侯やフランスやイギリスなどの国はこれを喜んだ。
ローマ教会が王権を祝福するのは神聖ローマ皇帝に限られたものではなく、各国の王や地方の領邦国家の王であってもローマ教会の祝福を受ける権利があると考えられるようになった。
ローマ教会は当然そんなことを認めない。
ならばローマ教会を通さずに神から直接王権を祝福してもらえばいいと考えたのが王権神授説である。
イギリスやフランスの王はさかんに王権神授説を唱えて神聖ローマ帝国(ドイツ)に対抗した。

あと、カルヴァン、ロック、アダム=スミスとつづく。


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