日刊ゲンダイ 2010/04/27 掲載 より
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2010/05/03(月) 10:27:09
■[政治(民主党政権)] 「みんなの党」を支持する日本国民はマゾか
「たちあがれ日本」「日本創新党」に続いて、舛添要一が率いる「新党改革」が結成された。新党ブームといっていい。最大の特徴は、どの新党にも、「政党」としての理念や哲学がまったく見えないことだ。
「平沼新党」「舛添新党」などと議員の個人名で呼ばれているように、メディアで名前が売れている政治家が、沈み始めたタイタニック「自民党号」から逃げ出し、
当選が厳しい議員が、その知名度を頼って集まっているだけのことだ。
「政党」の体をなしていない。
たとえば「たちあがれ日本」は、平均年齢69歳の老人だけが集まって、一体何をしようというのか。
自民党の河野太郎が「私が総裁になったら、いずれ出ていってもらう人たちだった」と語ったのは、極めて説得力があった。
若者に希望を与えるような政策は出せそうもない。
「日本創新党」は、結党会見で「日本は壊れかけている」「だから構造改革をしなければいけない」と訴えているが、壊れかけているのは、あなたたちです。
この国をさらに壊す気か。
自治体の首長経験者の集まりだが、いまどき、構造改革やりましょうだなんて、庶民の暮らしも分からずに、よく首長が務まったものだ。
最後は「舛添新党」だ。
なぜ、この人が「総理にふさわしい」ナンバーワンなの、さっぱり分からない。
なんの業績もないではないか。
厚労大臣時代は、年金記録問題で追いつめられ、ひたすら「やります、やります」と連呼していただけだ。
新型インフルエンザ騒動の時は、ドタバタしてパニックに陥っていただけ。
なにより、小泉政権時代の「医療崩壊」政策に賛成してきた人だ。
経済政策といえば、「日銀の量的緩和によるデフレ克服」と「法人税の減税」を口にするだけ。
これでは日本経済は沈没するだろう。
そもそも「新党ブーム」のきっかけになった「みんなの党」が、なぜもてはやされるのかも不思議だ。
目玉政策は公務員叩きしかなく、小泉改革の後遺症に国民が苦しめられているのに、
「みんなの党」が選挙で議席を伸ばすとしたら、日本国民はマゾというしかない。
【慶大教授・金子勝の天下の逆襲】より
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【私のコメント】
なぜ舛添要一が総理候補として人気トップなのか、
なぜ『みんなの党』が人気を集めているのか、
その疑問に同感。
何の実績も上げていないし、
何も新しいことを打ち出していない。
小泉時代を懐かしんでいるだけ。
日本人はマゾというよりも、
小泉改革で甘い汁を吸った人たちがいるんだな。
その人たちが甘い汁の味を忘れられないんだろう。
何の実績も上げていないし、
何も新しいことを打ち出していない。
小泉時代を懐かしんでいるだけ。
日本人はマゾというよりも、
小泉改革で甘い汁を吸った人たちがいるんだな。
その人たちが甘い汁の味を忘れられないんだろう。
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