2017.7.11
日本テレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170711-00000014-nnn-int
モスル制圧を正式宣言 今後の焦点は?
7/11(火) 6:15配信
過激派組織「イスラム国」のイラク最大の拠点・モスルの奪還作戦で、イラクのアバディ首相は10日、「『イスラム国』の崩壊を宣言する」と述べて、モスル全域を制圧したと正式に宣言した。
モスルの制圧は「イスラム国」にとって大きな打撃となることは間違いなく、モスルで演説したアバディ首相は世界に向けて高らかに制圧を宣言した。
アバディ首相「モスルから全世界に対し『イスラム国』という神話の国、テロの国の終えん、失敗・崩壊を宣言する」
モスルはイラク第2の都市で、2014年6月から「イスラム国」が支配し、指導者のバグダディ容疑者がこの地で、国家の樹立を一方的に宣言するなど、「イスラム国」の支配の象徴とも言える場所だった。モスルの陥落によって、「イスラム国」はイラクでの足場を失うことになる。
今後は、「イスラム国」が首都と位置づけるシリア北部・ラッカの攻防が焦点となる。モスルを失った「イスラム国」はラッカを死守するため、激しく抵抗するとみられる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【私のコメント】
昨日のNHK報道などは、
イラク VS アメリカの構図が、
いつの間にか、イラク内のスンニ派 VS シーア派の構図にすり替わっている。
これはもともと国際対立(イラク対アメリカ)であったはず。
それがいつの間にか国内対立(スンニ派対シーア派)として報道されつつある。
アメリカ隠しである。
2003年のイラク戦争とは何だったのか。
イラクが大量破壊兵器を隠し持っているという偽情報に基づき、アメリカがイラクを空爆した。その後その大量破壊兵器は存在しないことが明らかになった。
しかしフセイン政権(スンニ派 少数派 バース党)は倒され、サダム・フセインは絞首刑になった。
その後、アメリカの後押しでシーア派政権樹立。
それに反発したスンニ派が樹立したのがイスラム国だといわれる。
やはりアメリカ対イラクの戦いなのだ。
そのことは報道されない。
このことは敵を分断して、敵同士を戦わせて、その地を支配するというヨーロッパの従来からの手法だ。
イスラム国の成立にもアメリカが関与しているといわれる。
もともとスンニ派とシーア派は、国内に共存しており、今のような血で血を洗う戦いを繰り広げることはなかった。
イラク国内のスンニ派とシーア派という敵同士を戦わせるために、
アメリカによってつくられたのがイスラム国であった。