土曜日
昨日のNY株式市場は下落したが、それ以上にCME日経平均先物市場が下落した。約300円の下落となった。
NY市場の下落幅よりも、日経平均の下落幅の方が大きい。
日本の株を買っている外人投資家は、日本の株式市場を信用していない。売り時を待ちかまえている。
何かのきっかけで、日本の株式市場は暴落する危険がある。
世界から信用されていないのだから。
日本人以上に、外人投資家はアベノミクスがまやかしであることを見抜いている。
もう一つは、NY株式市場の下落の理由が原油価格の下落にあるとされていることだ。
需要サイドにとっては原油価格の下落はプラス要因であるが、
供給サイドにとっては原油価格の下落はマイナス要因である。
アメリカの好調な消費の伸び(つまり需要サイド)によって株価は堅調だとさんざん言いながら、
手のひらを返すように今度は供給サイドにたった理由付けをする。
原油の下落が需要サイドにとってプラスであることはどこかに吹っ飛んでいる。
本来ならば、原油価格の下落は株式相場の上昇要因となるはずなのだ。
この2つをつなぎ合わせると、原油価格の下落が日本の株式市場の下落要因となる。
原油を輸入に頼っている日本が、原油が下落したことによって、株式が下落することになる。
これおかしくないか。
論理的に合わない。どう考えても理屈に合わない。
失敗が誰の目にも明らかなアベノミクスを成功だと強弁すると、こんな変な理屈を作るしかなくなる。
マスコミの報道とは別に、よくよく自分で考えないと、本当のことはわからない。
まずアベノミクスが外人投資家から信用を失っていること。
そして日本の株式市場から資金を引き揚げたがっていること。
そのことがもっと客観的に報道されていい。
土曜日
朝日新聞 より
http://www.asahi.com/articles/ASJ695RH1J69UTFK00N.html
生活、参院選統一名簿断念 谷亮子氏は他党で立候補模索
2016年6月9日21時42分
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表は9日、
野党各党の参院選比例区候補が同じ政治団体に結集する「統一名簿」を断念すると表明した。
今回の参院選比例区は単独で戦うが、今後の国政選挙では野党各党が統一名簿をつくる「オリーブの木」構想を引き続き模索するという。
国会内で記者団に語った。
小沢氏は、断念の理由について
「民進党が最終的に決断しなかった。野党第1党が決断しなければオリーブにならない」
と述べた。
一方、生活の谷亮子副代表はこの日、参院選に同党から立候補しないことを表明。
他党からの立候補を模索する考えで、すでに小沢氏に意向を伝えた。
谷氏は野党の統一名簿が実現した場合は、参院比例区での立候補を希望していたが、
「生活の党単独となると現状としてなかなか難しい」と説明。
ただ、他党から擁立の打診があった場合は「柔軟に対応したい」と述べ、出馬に含みを持たせた。
今回は立候補を見送った場合も、将来的な政界復帰については「選択肢の一つ」と語った。
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【私のコメント】
自民不人気でも、自民が勝つ。
他に受け皿がないから。
実質上、国民には選択肢がない。
野党自ら、その選択肢を絞っている。
自ら安倍自民党に大政奉還した野田佳彦内閣と同じ体質が、まだ民進党の中には残っている。
これでは戦えない。
いや民進党はわざと「統一名簿」に協力しなかった。
自民党に勝たせるため。
民進党の体質は民主党の時と変わっていない。
菅が寝返って、野田が受け継いだ民主党、
こんな政党当てにはならない。
なかなか光が見えない。
日本はこのままアメリカとともに没落していくのか。