Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

自民党を褒めて嗜めて育てる

2012年12月17日 | 国際・政治

ため息混じりに書いたメールを:

D

選挙結果、ここまで酷い結果になるとは思いませんでした。

選挙区制を見直さないといけませんが、その前に投票率の低さにはため息がでます。311や領土問題後に政治に関心を持った人が増えたものの、「結局批判するだけの人が増えただけ」ということが実証されたようなものです。

(今回の選挙、消去法なので積極的な気持ちからではないとはいえ、私は「新党日本」か「大地」に一票投じたかったのですが、この二つは比例は駄目だし、小選挙区の候補も自民と共産党の候補者だけ。このように「公約」で選ぶすべもないのですから、少数政党が日の目を見ることはないですね。)

この選挙、全体でみれば「『子ども王国のような民主党』と『危険思想の大人がたくさんいる自民党』どちらがマシか」というところでしたが、それに『維新』が加わってしまって・・・・。私は創価学会が母体の公明党を色眼鏡で見ていますが、「今回ばかりは自民が連立を組むのが、(維新ではなく、)公明でよかった」と思えています。

また、自民党ですが、ハト派の人に望みを託す希望はあるかと思っていましたが、加藤鉱一氏の落選などは痛いです。

WSJの記事『自民党幹部、米国主導のTPPに消極的』以下のものがありました。(米国にも自己主張でき、ぶれないでいられると良いですが・・・無理でしょうね。)

「・・・・ 衆院選に勝利した自民党は選挙戦の最中、敗北した民主党が参加を望む環太平洋連携協定(TPP)を批判してきた。

 米政府は協定締結国に例外のない関税撤廃を要求しており、自民党は同国がこれを撤廃するまではTPPは受け入れられないとしている。

 安倍総裁は先月の会見で「大事なことは、こうした要求を突っぱねる交渉力だ」とし、民主党にはこうした力はないと述べた。

 自民党の細田博之総務会長は、TPPは日本がいかなる代償を払ってでも参加すべき協定というわけではない、と述べた。細田氏は米国やオーストラリアの農業との競争にさらされる日本の農家が駆逐される可能性があるとの懸念を表明している。

 細田氏は「やはり平地の多いアメリカと、ヨーロッパも割と平地が多い。農業国家でもある。そういう国と、山間地が多くて平地の少ない日本とはだいぶ違う。そういうことを外国の人にも理解して欲しい」と話した。

 自民党幹部らは、同党を支持する医療グループがTPPへの加盟によって打撃を受ける可能性があるとしている。TPPにより日本の国民皆保険制度が危機にさらされるうえ、米企業が国内で有利に訴訟を進められる可能性が生じるという。日本の保険制度は、日本市場への参入を狙う米保険会社にとって「非競争的」であるとのレッテルを貼られる可能性があるという。

 自民党参議院議員総会長を務める中曽根弘文氏は「心配されるのは、医療というのは日本には国民皆保険というすばらしい制度があり、崩壊したら困る」ということだと話した。・・・・」

ゆかり

友人Hが、昔尊敬する上司に聞いたと言う言葉に、以下のニュアンスのものがありました。、

「意に沿わぬ結果に終わっても、それで諦めたり、ふて腐れたりしないで、そのなかでベストを考え、尽くす」

一般市民がベストを尽くそうもないですが、『いくら圧勝したとはいえ、今後問題が山済みに日本において、いつ国民からそっぽを向かれるかわからない自民党』を「ここは偉いね。頑張ってね」と一方でおだて、危険な方向に向かおうとする人たちにノーをつきつけるという、子育てさながらのことをしていくこと-これはしていくべきだと思います。

コメント (2)
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