Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

スティーブ・クレモンス氏に期待

2010年07月12日 | 人物

2ヶ月に一度くらいの割合で、私は意見交換の仲間達の何人かと会います。

メンバーのほとんどが元上司、元同僚で、彼らは現在、環境、資源開発関係の会社や、シンクタンク、個人で外交アナリストとなった人など様々。

(私達が顔を合わすといっても皆忙しいので、メンバーはその時によって違います。)

さて、今回の会の出席者のM氏は、留学・勤務合わせて4回米国に住んだことがあります。この総滞在期間の長さもあって、彼は私が最近贔屓にしているブログThe Washington Noteを書いているスティーブ・クレモンス(Steve Clemons)氏と友人です。

このクレモンス氏はブログのみならず、日米関係のアドヴァイザーとして活躍し、先月日本の大学で開催された日米同盟50周年記念シンポジウムにも参加していました。

実は私が彼を知ったのは、このシンポジウムの記録を読んでからなのですが、彼のそこでの発言、その関連記事を読むにつれて、「このように現場に足を運ぶことに労を問わず、意見は第三者的、的確な意見を述べる外国人(ジャーナリスト)もそういないのではないか」と感銘を受けました。

たとえば、彼のブログ『ワシントン・ノート』の614日の記事、“Will Okinawa’s Voice Be Heard in Wahington? (沖縄の声はワシントンに届くのか?)”などは、日本のメディアの記事以上に現実に即したものであると思います。

http://www.thewashingtonnote.com/archives/2010/06/will_okinawas_v/

ここで彼は、米国と日本での日米同盟(日米安保・基地問題)に対する意識のギャップ、沖縄の人と本土の人達の基地問題の感情・理解のギャップ、そして沖縄の人達の諦めからくる無関心について取り上げます。(そういえば、昨日の参議員選挙の投票率も、沖縄が全国最下位でしたね。)

米軍基地問題では、最近、「(それでなくても理不尽な)グアム移転費の日本負担分を増額しなさい」という、あまりの米政府の鉄火面振りにあきれ返っていましたが、クレモンス氏には、この辺についても鋭く切り込んで欲しいものです。

また、蛇足ながら、米軍基地を大量に受入れさせられることになるグアムについて一言。

グアムの住民たちには自分達の大統領を選ぶ権利も与えられていない、ということを、米国本土の人は知っているのでしょうか。(日本人のほとんどが知らなくても不思議はありませんが・・。)

こちらについても、沖縄同様、彼に期待したいと思います。

グアムの住民は、沖縄の住民以上に屈辱的思いをしているでしょう。

コメント
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