アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

安倍と井下 似た者同士

2014年11月24日 21時11分24秒 | 職場人権レポートVol.3
  

 またまた「職場人権レポート」カテゴリーの記事を書きます。今回も例の問題児社員・井下(仮名)の件です。
 先週の18日火曜日に契約社員の遠野さん(仮名)と井下の間でちょっとした言い争いが起こりました。遠野さんが、自分の担当していた6番ラインの商品仕分け作業が終わって他の部署に応援に入ろうとした時に、井下から偉そうに「俺の指示した1番ラインになぜ応援に入らない!」と言われ、言い争いになってしまったのです。
 遠野さんは、もっと先に応援すべき作業があると思ってそちらに入ったのでしょう。そこでなぜ社員の井下に「こちらに入って良いか?」確認しなかったのか、という疑問は残りますが、井下も井下です。遠野さんの話によると、その時の口調が余りにも偉そうだったので、「そんなに言うならお前が入れ」(遠野)、「俺は社員なので、作業には入らずに全体の状況を見なければならない」(井下)、「お前に全体の状況なんか見れるのか」(遠野)、「見れなくて悪かったな、どうせ俺は頭悪いから」(井下)云々と、お互い「売り言葉に買い言葉」になってしまったそうです。この時は副所長まで出てくる騒ぎになりました。

 その話を聞いて、私は「またか」と思いました。井下の偉そうな物言いは別に今に始まった事でもなければ、遠野さんだけに限った話でもありません。昔からバイトの誰もが同じ様な目に遭ってきたし、私も数年前に同じ様な経験をさせられました。
 当時は改修前で作業場のレイアウトも今とは大分違っていました。今、ラインのある所は当時は商品の保管場所で、仕分けした商品をカゴ車に積んで送り先の店舗別に収納していたのですが、そこの床が地盤沈下で傾いていて、場所によっては、なかなか奥までカゴ車を入れる事が出来ませんでした。仕方がないので、やむなく中途半端な位置にカゴ車を一時仮置きしていたら、井下が偉そうに「奥まで入れろ」と言って来たので、「先に床の傾きを直せ」(私)、「床が傾いているのは排水の為だ」(井下)と、その時も「売り言葉に買い言葉」の応酬になってしまったのです。

 この井下の「排水の為」との言い訳が「口から出まかせ」の「見え透いた嘘」にしか過ぎない事は、当時のブログ記事でも取り上げた通りです。なるほど、床のくぼみには確かにマンホールがありますが、その蓋はとても一人の人間が簡単に開けられるような重さではありません。それに、蓋をこじ開けるフック棒も水を流す為の排水溝も周囲にはなく、醤油や牛乳をこぼしても誰も拭こうともしませんでした。そんな中で、仮に百歩譲ってそれが本当に排水の為だったとしても、現実に作業に支障をきたしている以上は、それを何とか改善しようとするのが、管理者としての社員の仕事でしょう。直ぐに改善できるかどうかは別としても。しかるに井下は、自分の無能を棚に上げて、こんな居直りに終始していたのです。(上記右二枚の写真が当時の様子)

 この井下の一連の態度を見て、私は安倍晋三にそっくりだと思いました。安倍晋三も、一国の首相でありながら、前述の井下の様に、都合が悪くなると直ぐに逆ギレしたり、居直りに終始する所がありますから。
 安倍は、11月4日の参院予算委員会でも、自分の相続税脱税疑惑を追及した社民党・吉田党首の質問に逆ギレし、名誉棄損と切り捨てました。確かに1週刊紙の記事だけをネタに裏取りもせずに質問した吉田も問題ですが、その質問にまともに応えず「週刊紙ネタ」と切り捨てるだけの安倍も、見苦しい事この上もありませんでした。火のない所に煙は立ちません。その記事があくまでも事実無根だと言い張るのなら、別に逆ギレなぞしなくても、具体的に反証すればそれで良い話です。(参考記事
 しかも、このように野党の質問者を名誉棄損呼ばわりしている安倍自身は一体どうなのか?10月30日の衆院予算委員会では、民主党の枝野幹事長に対して「極左過激派・革マル派の息のかかった労働組合から政治献金もらっている」と罵り、当該労組のJR総連から名誉棄損で訴えられているではないですか。同じ枝野に対する「撃ち方止め(お互い過去の古傷をあばくのは止めよう)」発言の報道についても、産経など他紙もこのニュースを報じたにも関わらず、「朝日新聞による捏造記事」だと、後で調べれば直ぐにばれる様な嘘までついておきながら、今も朝日に謝罪すらしていないではないですか。そんな卑劣漢に他人を非難する資格が一体あるでしょうか。(参考記事



 また、安倍は、11月18日に放送されたTBS「ニュース23」のインタビュー番組に出演した際に、「アベノミクスなんて株価が上がって大企業が儲かっているだけ」との街の声が紹介された途端に、態度を豹変させ、番組の女性キャスターを指さしながら「番組は自分たちに都合の良い声だけを取り上げている」と興奮気味にまくしたてました。(動画参照)
 しかし、実際は「アベノミクスなんて私らとは無縁」というのが、庶民の率直な気持ちではないですか。確かに株価や名目賃金は上昇していますが、その恩恵にあやかれるのは大企業の経営者や正社員だけです。中小企業は逆に原材料費の上昇で四苦八苦しています。その僅か2%かそこらの賃上げも3%の消費税値上げ(5→8%)で実質賃金は逆に下がり続けています。求人倍率が好転したと言っても、その大半が短時間・低賃金のパートやバイトではお話になりません。これではブラック企業を肥え太らせているだけではないですか。
 くだんの番組はその事実を指摘したにしか過ぎません。それに対して「自分たちに都合の良い声だけを取り上げている」とは、一体自分は何様だと思っているのでしょうか。むしろ安倍の方こそ「自分たちに都合の良い数字だけしか取り上げない」ではないですか。

 もっと言えば、今回の衆院解散自体が党利党略に基づくものです。「増税見送りについて国民に信を問う」為とか、解散の口実にもっともらしい理屈をつけていますが、そもそも消費税増税自体に反対の野党が、増税見送りに反対するはずがないでしょう。だったら別に解散なぞせず黙って見送れば良いだけの話です。「増税を取り決めた三党合意にも反するから」という理屈についても、じゃあなぜ、選挙公約にも掲げず国民が合意した覚えのない秘密保護法や集団的自衛権行使については、国民に信を問わなかったのでしょうか?言っている事に首尾一貫性が全然ないじゃないですか。
 本当はアベノミクスも含め、全ての公約が「その場しのぎ」の「口から出まかせ」にしか過ぎず、後になればなるほどボロが出るので、まだボロが出ないうちに前倒しで解散してしまい、次の総裁選で少しでも優位に立とうとしているだけなのでしょう。自分の事しか考えていない。

 (1)まるで子どもみたいに直ぐ逆ギレする。(2)他人の意見を聞かず自分の我ばかり押し通す。(3)自分には甘く他人には厳しい。(4)見てくれの数字や体面ばかり取り繕い、国民や従業員の気持ちに寄り添う事が出来ない。(5)「行き当たりばったり」「その場しのぎ」「言う事がコロコロ変わる」無責任。(6)他人と意思疎通ができない。対話にならない・・・。そのどれを取っても、安倍と井下の性格は瓜二つではないですか。これ以上、こんな無責任な奴らに、職場や日本を好き勝手にされたら堪ったものではありません。次の選挙、次の年度で、安倍も井下もともに葬り去ってしまいましょう!
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 拡散:『トリクルダウン』と... | トップ | 余りにも無責任で人をバカに... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もうブログだけではとても追いつかない (プレカリアート)
2014-11-25 20:08:38
 井下の件ですが、遠野さんとの言い争い事件の後も、次から次へとトラブルの種をまいてくれています。もうブログに書き切れないぐらい。職場新聞限定で号外を出そうかと、半ば本気で考え始めています。

 今、井下の件で問題になっているのが午後の一斉清掃の件。
 ウチの職場では、いつも昼休みが終わり午後の作業準備も整った13時半から15分間、バイト全員で各自の持ち場を中心に一斉清掃を行っています。でも実際は、午前の作業終了次第で、清掃にかかれる時間が早くなったり遅くなったりします。
 ところが井下と来たら、午前中の作業が早く終わった日も、逆に作業がずれ込んで13時半になっても清掃にかかれない日も、機械的に「13時半から15分間清掃にかかって下さい」とマイクで放送し、自分だけバキュームカーに乗ってさっさと清掃にかかるのです。
 
 だから昨日は、13時15分にはほぼ全員清掃にかかれる状態になっていたのに、清掃開始時間前倒しのマイク放送もせず、みんなしびれを切らして、自己判断で清掃を始めたり、午後の仕分け作業にとりかかったりと、銘々勝手に動き始めていました。そして約束の13時半になっても清掃開始のマイク放送も入れずに、バイトから「一体どうなっているんだ!」と声が上がる体たらく。
 かと思えば、今日は今日で、午前中の作業と昼休みが後にずれ込み、午後の作業準備も13時20分からでないと取りかかれない状況でも、自分だけさっさと「清掃開始」のマイク放送を入れて勝手にバキュームカーに乗って構内を走り回る始末。酷い時は、まだみんなが昼休みから帰って来ないのに、誰もバイトがいない中で自分一人だけ清掃開始の放送を入れてバキュームカーを乗り回していた。

 しかも、今日はそれに加え、午前中の作業配置もムチャクチャでした。何と、私の名前が掲示板の配置表にありませんでした!私の休みは明日で、今日は出勤日だったにも関わらず。代わりに、今日休みのバイトの名前が、配置表に載っていました。
 「そんな事をするなら、今日はもう帰ってやろうかな!」と言いたいのをこらえながら、私の判断で配置表の名札を入れ替え、後で井下に配置ミスを指摘してやりましたが。井下の奴、他のバイトからも「名前が入れ替わっている」と、朝礼で猛抗議されていましたw。

 「井下にとっては、バイトなんて生身の人間ではなく、いくらでも取り換えの利く配置表の名札の一つにしか過ぎないのだ」という事を、今日も改めて思い知らされました。どうせ安倍晋三も、この井下と同じ様に、国民の事を、ブラック企業の奴隷や戦争の消耗品ぐらいにしか思っていないのでしょうね。
返信する
井下だけの問題ではない (プレカリアート)
2014-11-26 19:10:06
 この間、副所長と話した事は、井下の件だけに止まりません。井下以外にも、社員のレベルが同業他社と比べても相対的に低い事や、そのせいで、バイトも仕事が出来る人間ほど、この職場に愛想を尽かせて次々辞めていく事も、率直に話をしてきました。
 井下は余りにも極端な例ですが、他にも、ろくにバイトの作業配置や勤務シフトも組めない、休憩や清掃の指示も臨機応変に出来ない社員が少なくありません。

 それは何故か。一言で言えば、奴隷根性・下請け根性が会社にも社員・バイトにも染みついているからです。だから何も工夫改善しようとしない。何でも上が決めた事をそのままオウム返しに下に卸すだけ。自分の頭で物を考えない。はっきり言って、猿と同じ。
 「自分はこうしたい」「自分ならこう改善する」という意見や提案も全然上げようとはしない。形だけアンケートを取る事だけは何度もあったが、それはあくまで形だけ。進捗状況の報告もなく、それを誰も問題にしない。
 これは何も社員だけに限った問題ではありません。我々バイトにも「長い物に巻かれろ」という体質が染みついているではないですか。

 だから元請けにも舐められる。舐められるから余計に無理難題を押し付けられる。それをまた我々バイトにばかりしわ寄せしてくる。悪循環です。それが証拠に、同じ下請の納品業者や委託業者からも、「ここまで上の言いなりになっている会社は珍しい」と言う声を、私も実際何度か耳にしましたから。

 副所長とはそういう話をしてきました。副所長も大筋においては、この私の意見と同じ認識でいます。でも、所長が頑として井下の配置転換を受け入れないんだと。

 配置転換と言えば酷に聞こえますが、私は逆にその方がむしろ井下本人の為にもなると思います。20年間も同じ職場に飼い殺しにして、周囲の先入観に押しつぶされて更に性格をいじけさせる方が、よっぽど残酷ではないですか。所長も「井下を鍛えなければならない」と言う以上は、ほったらかしにせずに最後まで自分が面倒を見て欲しいと思います。

 そういう意味では、ウチの職場は正に日本社会の縮図です。未だに安倍政権を支持する奴が4割もいる。何されても、選挙では自民党に投票するか棄権しかしない。棄権も「自民党政治を容認している」という意味では前者と同罪です。何も考えず、自分の意見も持たず。ウチの会社と一体どこが違うのか。
 だから、与党も余計にカサにかかって国民を虐めにかかる。国民は、自民党やそれと似たり寄ったりの保守系政治家に、完全に舐められているのですよ。
返信する
もはや血の通った人間とは思えない (プレカリアート)
2014-11-29 22:19:23
 この井下という社員は、もはや血の通った人間とは思えなくなってきました。

―午後からの職場内一斉清掃の件で、清掃の準備が整っていようがいまいが、とにかくアリバイ的に「13時半から一斉清掃開始」の構内放送だけ入れる様な真似はもう止めよう。
―バイトに清掃を指示する以上は、午後の作業準備が整い全員が一斉に清掃にかかれるようにしよう。
―その為には、早めに午後の作業に取り掛かれる時は早めに、作業がずれ込んだ時はその分遅めに、清掃開始の放送を入れる様にしよう。とりあえず30分あれば午後の作業準備も完了するので、作業開始から30分後に清掃開始の放送を入れる様にしよう。

 この様に、私はこの間、副所長と話を進めて来ました。その甲斐あって、今日の昼休みに入る前に、全員作業場に集まって、副所長に臨時に昼礼を開催していただいて、そこで年末繁忙期に向けての意思統一と併せて、清掃開始も今日から前述の段取りで行う事を全員に周知してもらいました。その臨時昼礼には井下も参加していました。

 今日は忙しかったにも関わらず、全員の頑張りで11時45分ぐらいには作業を終えて、臨時昼礼も50分には終わり、そこからバイトは全員1時間の昼休みに入りました。
 そして昼休みを終えて12時50分から午後の作業準備にかかりました。午後からの商品仕分けで使うカゴ車やキャリーの移動・セッティング作業です。その作業も30分後の13時20分には予定通り終わる事が出来て、銘々持ち場の清掃にかかり始めました。清掃開始のマイク放送がないのをいぶかしく思いながら。

 その時、井下は午後から仕分けする野菜のパレットをフォークリフトで作業場に運んでいました。そして13時半になってからようやく、「各自13時半から15分間、一斉清掃に入って下さい」と言う、今まで散々アリバイ的に流していた構内放送をまた流したのです。
 それを聞いて皆呆れました。「一体何の為に、わざわざ臨時昼礼まで開いて、前述の事を決めたのか。そもそも、何故この様な改善が為されるようになったのか、あいつ(井下)は全然分かっていないではないか。それでよくバイトの指導・管理が出来るな」と。

 これ、「野菜を運んでいたから放送するのを忘れた」とか、そういう問題ではないでしょう。
 12時45分には昼休みが終わり13時15分には掃除にかかれるのに何も社員の指示がない。先に商品の仕分けにかかれば良いのか、それとも先に清掃にかかれば良いのか。その指示が一切ないので、今まで皆各自の判断でバラバラに動いていました。非効率な事この上もありません。酷い時には約束の13時半になっても清掃開始の放送がない時もありました。
 かと思えば、午前中の作業が後にずれ込み、13時15分ぐらいにようやく昼休みが終わり、13時半ではまだ午後の準備作業が全然終わっていない状態でも、アリバイ的に「13時半から清掃開始」の放送が入ったりしていました。酷い時にはバイトがまだ昼休みから帰っていない時でも、この井下と言う男は、誰もバイトがいない作業場で勝手に清掃開始の放送を入れ、自分一人で清掃車を乗り回していた事もありました。まだ掃き掃除も終わっていない路上を清掃車で掃き清めても、紙屑が逆に床にこびりついて、後で余計に掃除しにくくなるだけなのに。

 これは一体何を意味するか。
 もしバイトが脳震盪を起こして倒れていたとしても、井下の事だから「上から言われた通り、13時半から清掃開始の放送を入れて、自分だけ清掃車を乗り回していたら良い」とでも思っているのでしょう。たとえ周囲の状況がどうであっても。津波が来ても、隣でバイト同士の喧嘩が起こっても。自分は上から言われた事をちゃんとやっている。後はどうなろうと俺の知ったこっちゃない。
 そうとしか考えられないじゃないですか。これ以外にはもう、好い歳した大人なのに、「今から30分後には何時何分になっている」という、小学生でも出来る時間の計算が出来ないとしか、考えられる理由はないじゃないですか。

 この井下という社員は、「バイトが倒れてようが隣で殴り合いの殺傷沙汰が起っていようが関係ない、ただ上から言われた通りにバイトに指示するのが俺の仕事だ」と思っているのか?そこまで無責任なのか?
 それとも小学生でも出来る時間の計算が出来ないのか?
 読者の皆さんは、一体どちらだと思いますか?
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

職場人権レポートVol.3」カテゴリの最新記事