アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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映画「クロシッング」普及の訴え

2010年05月16日 19時37分15秒 | 映画・文化批評
 映画「クロッシング」の上映に尽力されたアジア映画社の朴社長からのメールが、私の所にも転送されてきました。「転送、紹介してほしい」とのことですので、こちらにも、そのメールを転載させて貰います。但し、原文のメールは頻繁に改行が施されていましたので、スペースの関係もあり、私の方で適宜圧縮させて貰いました。本文については一切編集していません。以上、念のため。

---------------------------<転載開始>---------------------------
 東京渋谷ユーロスペースも銀座シネパトスも大阪心斎橋シネマートも大盛況です。劇場記録更新状況等にご関心のある方は配給担当の太秦の小林なり岩淵ににお問い合わせ頂ければ有難く思います。
 先にお伝え致しました通り、皆様がたのご協力のおかげでクロシッングはミニシアターとしては近年数少ない記録的ヒットとなりつつありますが…私が心から尊敬する大阪の方はミニシアターの大ヒットでは無く、通常興行の大ヒット「百万人を動員しましょう!」と一ヶ月半位?前におっしゃって下さいました。
 私は最初、このオッサン(失礼)本気か?と半分呆れて、冗談か「檄」!か?と受け止めてましたが…5月15日、現在、大阪心斎橋シネマートが劇場動員記録を更新し続けるにつけ、皆様はお笑いになるかもしれませんが、今、私は百万人動員を真剣に考えてます。
 今日、現在、まだ、二万人弱(少なく感じて以外に思う方もいらっしゃるでしょうが、4月17日、渋谷ユーロスペース、ミニシアター1館公開から開始して5月1日、東京、名古屋、大阪、四館公開・以後、他地域拡大中・となり、現在、約二万人と言うのは凄い数字なのです。
 因みにシネマスコーレが最小席数で50席、最多席数の銀座シネパトスが170?席数のはず)ですから目標からはほど遠く、かなり距離があるように思えます。しかし、私は実現可能だと思ってます。

 檄

 皆様方へ!

 北朝鮮に生きる人々は今、人類最後(?)の真の革命が北の地に起こる事を切実に願い求めています。
 北、同民族大量虐殺政権の存在は今を生きる人類と地球に住む全ての生き物の恥であり、なんとかして、我々が目の黒いうちに、解決しなければなりません!
 かって、様々な矛盾、不条理に戦ったはずの内外のいわゆる「左翼進歩派」の人々は、クロシッングを見て、それぞれが北に住む人々に対し、同じ人間としての思いを心に寄せ、六二年!にわたる金一族支配下の奴隷状況から「解放してくれ!」「助けてくれ!」「水をくれ!」と救いを求める彼らの声を真摯に受け止めていいただけないでしょうか?
 幸い「左翼進歩派」の中からもクロシッングを見て心に灯がつき、北政権に対し憤りを感じ、声をあげ始めた尊敬すべき方々が少なからずいらっしゃいます。
 そして、かって、一時的とは言え革命、変革を目指し、それぞれの持ち場で身体を張って戦った新(真?)左翼だった人々は…かっての戦いのなかで自分たちが唄った歌を思い出していただきたい。

 「起て餓たる者よ、今ぞ日は近し。
 醒めよ我が同胞、暁はきぬ。
 暴虐の鎖断つ日、旗は血に燃えて。
 海を隔てつ、我らかいな結びゆく。
 いざ戦わん、いざ、奮い立て、いざ、………」

 革命幻想に燃え「暴虐」と戦った事のある世界中の人々よ!
 「豊かさ」の中で飽食を貪ってきた今を生きる(私を含めた)人々よ!
 今、北の同胞は中世封建や帝国主義時代の植民地支配よりも酷い飢餓と蛮行、権力による暴虐に日常的に晒されている。
 北に暮らす人々は過去、中世の封建時代の歴史教科書にの中に存在するのではなく、今のこの瞬間にも我々と共に生きる同胞であり、兄弟、姉妹である事実を直視しすべきではないでしょうか。
 人類史上稀に見る同民族虐殺政権から人々の命を救い解放するため、まず、自分自身が、一人ひとりが劇場に足を運び、そして映画から受けた思い、実感をそばに居る方に伝えて頂けないでしょうか。
 ゼロから今までクロシッングを見た約二万人の人々と、これから見られる方々それぞれが、そば居る方に声をかけて下されば百万人達成は決して不可能な事ではありません!
 
 クロシッングを見た百万人の人々が
 人間に対する尊厳の重要さに気ずき、
 人の命に対する思いが高まり、
 人々の憤り、怒り、憤怒が
 北政権・朝鮮総連に向かう時、確実に
 キムジヨンイル一族の
 人々に対する暴虐の鎖は断ち切れ
 多くの人々が奴隷状況から解放される日が必ずらず来る!と
 私は確信してます
 映画を見に劇場に行く事で人類史上、最悪の暴虐政権から人々を解放出来る道に繋がるとは…
 クロシッングのチケットは単なる一枚の紙のチケットでなく、多くの人を救い、人々に平穏な暮らしをもたらす貴重な…命に繋がるの神(紙)のチケットと言えるのではないでしょうか。
 クロシッングに関わった関係者は命がけで全力を尽くしてます。
 皆様がたの貴重な時間とお力を賜りますよう改めてお願いします。
 
 5月15日
 「クロシッングパートナーズ」
 代表
 パクビョンヤン
---------------------------<転載終了>---------------------------

 という事で、私の元にも、映画チケットの団体割引券(1200円)が1枚送られてきています。当日券は1枚1800円なので、非常にお得です。ただ、唯一当てにしていた近所の知人も、「映画見に行く暇が無い」という返事だったので、チケットがそのまま売れ残っています。

 職場のバイト仲間にも一応声を掛けてみますが、こちらも残念ながら望み薄です。交代制の勤務シフトでみんな休みがバラバラだし、所詮は「飯の種」の職場なので、プライベートでも一緒に行動する事は殆どありません。あっても、せいぜい競馬の馬券を一緒に買いに行くか、たまに飲みに行く位が関の山です。しかも「政治的な事には関わりたくない」という雰囲気も非常に強い。

 そういう事なので、チケットが売れ残っています。欲しい方は、住所・氏名を明記の上で、このブログからでも私宛にメールを送っていただければ、チケットを郵送させて貰います。代金については、チケットの1200円分のみを、同封の私名義の銀行口座宛に送金いただければ結構です。以上、宜しくお願い申し上げます。

(参考)
・拙稿記事「クロッシングの絶望と希望」
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/3592751ce14fdec3381ba1ffdcdb305d
・映画「クロッシング」公式サイト
 http://www.crossing-movie.jp/
・「アジア・プレス」公式サイト
 「北朝鮮難民」(講談社現代新書)著者の石丸次郎さんが主宰されているフリー・ジャーナリストの集まり。当映画の上映運動にもご尽力戴いています。
 http://www.asiapress.org/
・インターナショナル(YouTube)

 上記が、その「起て餓たる者よ、今ぞ日は近し」で始まるインター・ナショナルの曲。ソウル・フラワー・ユニオンが、2001年に、神戸の震災復興住宅の前で開いたミニ・コンサートで歌ったものらしい。

 但し、自分で紹介しておきながら、こんな事を言うのも何ですが、上記メール文中の、下記の箇所については、「私は同意しかねる」という事も、敢えて書いておきます。

>革命幻想に燃え「暴虐」と戦った事のある世界中の人々よ!
>「豊かさ」の中で飽食を貪ってきた今を生きる(私を含めた)人々よ!

 確かに、今の日本や米国の貧困・格差問題も、北朝鮮国内の人権侵害と比べれば、「量的」にはまだマシかも知れません。しかし、その人権侵害という「本質」においては、両者とも何ら変わらないと、私は思います。
 それを「革命幻想」とか「飽食を貪ってきた」の一語で切って捨てるのは、如何なものか。それで実際に家を失い、ネットカフェ難民やホームレスになる人も大勢いるというのに。これでは、北朝鮮問題を切り捨ててきた「左翼人権派」の、単なる裏返しでしかないではないか。
 「何を瑣末な事を」と思う方もおられるかも知れませんが、私は、これは決して「どうでも良い事」だとは思いません。派遣村の惨状を憂えるからこそ、北朝鮮の人権侵害にも心を痛められるのが(勿論その逆も然りですが)、イデオロギー云々以前に、人間としての本来在るべき姿ではないでしょうか。

 その上で、「北朝鮮における人権侵害は絶対に許されない」という点では、私も全く同じ思いですので、このメールを紹介させて貰いました。
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