どこまで行けるか80歳

崖から突き落とし。這い上がれるのか

〇歌舞伎体験

2024年01月26日 | 90を目指すには

若い友人をさそってナイト歌舞伎にいく。

外人向けのレクチャー歌舞伎である。

役者が日本語でいう。通訳の英語が入る。

外国人にむけて、日本人の初歌舞伎者にむけてのイベントらしい。

シーンによっては写真トり放題。

2時間半。楽しいショーにできていて、感心。

美しい、楽しい。気分よく時間を過ごせるようにできている歌舞伎はエライ。

お値段がかかるのもしかたない。

今年はちょっとこっちにもカブクか。

 


〇新年だが勢いなし

2024年01月21日 | 90を目指すには

ここしばらく曇りの日がつづく。

人の気分というのは天候に支配されるらしい。

どうも気分は暗くなりがち。

そういう時に「老人よ表にでよう。外に出てやりたいことをやれ」「金は残すな、使い切って死ね」

うんぬんと高齢者に勇ましく発破を掛ける宣伝や書物はおおい。

すぐ乗るタイプの私だが、こんな雨がちな曇り日には元気がない。

威勢のいい言葉はかえって疲れ、落ちこみぎみである。

物忘れも一段と早くなり、1秒前のことさえ忘れる。

いよいよ来たのかと思えば限りなく不安である。

まあ、いっぺん外に出てみれば、気分はまた変わるけど。

お、天気になってきたらしい。 


〇気が付けば85

2024年01月16日 | 90を目指すには

年明けのどさくさで気付きが遅れたが、私は昔の数え方では85歳となる。

85ったって、ぴんと来ない。

来ないが、なんとなくうっすらとぬぐいようのない不安と、身の回りの軽さは感じる。

ぬぐいようのない不安とは、思い出を共有する友がいなくなってしまったことだろう。

ひとりで昔のことを思い出してもむなしい。

声をかけてもどこからも返事はかえらない。

身の回りの軽さとは、もう大切なものが何もなくなったことかもしれない。

85歳とは、こんなものなのだ。

最近は100歳時代とか言って威勢よく老人の尻を叩く本がいっぱい出ているが、それはまあ、絵に描いた餅みたいなものだ。

あと2,30年もすればいきいき、どんどんの100歳がうようよするのだろうけど。

今の老年には、残念だが元気の土台がない。

今の40代よ、じっくりと心身の土台をつくっておきなさい。

そのあたりからはじまるのだろう元気な100歳時代が。

 


今までの避難具、これからの避難具

2024年01月10日 | 90を目指すには

これまでの避難リュックから出した物

 乾電池、2ℓのボトル 食料品 衣服 シートや補助用具、ナイフなど

 一般的な避難用具に上がっていたものをすべて出す。

 必要なのはわかるが、自分で持てないからである。

 

あたらしく避難具を見なおすにあたって、条件を3つに絞った。

  • 一人で持てる
  • 2階から投げ下ろせる

  ・  被暑、寒の対策は各1品のみ

 私が持てるのはほんの少しである。

 2階から投げると大抵のものはこわれるだろう。

 電気のない状態では暑さ寒さを防げるほど物はもちだせない。

 まだ揺れる能登のニュースを見ながらの避難具想定は心が決まらないものである。

 が、ケガをしないが前提であれば、無理はできない。

 全ては最低限度、身一つで脱出できた場合の、さらに最低限度の必要なモノをかんがえてみた。

〇リュックに入れて常に用意する中身

 充電機 銀色の防寒シート(冬)うちわ(夏)

 500ml水ボトル

 補給(眼鏡 スマホ)

 

作ってみたが、私にはまだ押し車をどうするかがある。

これも階段から投げてみようと思う。壊れなければよし。壊れれば杖。

124時間を経過して90歳の女性が生還している。

どうか、このあと更なる災害が重なりませんように。


荒っぽい年明けに

2024年01月04日 | 90を目指すには

能登の地震に、過去の地震体験がつながり、ショックであったらしい。

わけもなくうろうろして、落ち着かなかった。

こんな時に、自分でクリアしないといけないことも分かった。

スマホからアラームとともに{地震波が○○秒で届きます。震度は3度}という実体験も初めてである。

そのあと、これまでに作ってきた災害時の避難対策を見直してみた。

二人で居た時の対策と、自分だけの対策ではだいぶ違ってきた。

一つには、もう私が守らないといけない物はいない。

が、自分一人でできることは、ほぼない。

何も持てない。押し車なしでは歩けない。

何も持てず、2階から降りるだけの避難など、どれだけの安全が保たれよう。

災害時にどこにも避難しない老人の気持ちがわかってきた。

テレビの画面をみていても、押し車や杖、車いすの人は見かけなかった。

多分あの時点で、逃げられなかったのだろう。

助けることが出来なかった残った人は、どんなに辛かろう。

 

2日の航空事故といいずいぶん荒っぽい年明け出会った。